みなさん、腕時計持っていますか?
まあ、持ってますよね。
しかし、腕時計をずっと使っているとなんだか針の動きが遅くなってしまいませんか?
時を刻む秒針、時間がゆっくり進むのはありがたいですが集合時間に遅れてしまっては困ります。
遅刻の理由に「ごめん!時計が狂ってて…」というのが使えるのも1回限りです。
このままでは友達が1人もいなくなってしまうでしょう。
ということで、今回は腕時計の電池の交換方法を見ていきましょう!
みなさんが持っている腕時計の他にも、何種類かの時計があります。
まずは、時計の種類を見ていきましょう!
時計の種類は主に3種類です。
機械式:ゼンマイや手巻きで動いていて値段が高い。
電池式:クォーツやソーラー、電波時計など電池で駆動する時計で値段が安い。
ソーラー発電:太陽の光を充電池に貯え動力源にしていているので、電池交換が不要。
時計の種類の次は、他の見方で「機械式」か「電池式」の見極め方を簡単に説明していきます!
機械式:「チチチチ」という音がします。
電池式:1秒毎に「カッチ、カッチ」という音がします。
竜頭をひかずにそのまま回してみると…
機械式:「ジジジ」という動かしている手応感があります。
電池式:抵抗感がなく簡単に回すことができます。
時計によっても表記もちがってきます。
そこで、時計の裏蓋に書かれている文字盤の表記をまとめてみました。
「機械式」「ソーラー発電」の時計は、見た目がとても似ています。
交換をする際に、間違えて「ソーラー発電」の裏ぶたを開けないように気をつけてください。
ソーラー発電の裏蓋を開けてしまうと、構造が複雑なので自分では元に戻せなくなってしまいます…。
腕時計を動かす電池にも種類があるんです!
さっそく、種類別に電池のメリットやデメリットを知っていきましょう!
腕時計用の電池の種類には、大きく分けて3つの種類があります。
特徴はこんな感じ。
【 酸化銀電池(SR)】
おすすめ 商品
【リチウム電池(CR)】
おすすめ 商品
【アルカリボタン電池(LR)】
おすすめ 商品
メリット・デメリットの次は、電池の表示の仕方を簡単に説明していきます!
電池表示の読み方は2通り。
SW:アナログ用
W:デジタル用
腕時計にも種類によって、電池の持つ寿命がそれぞれに違いがあります。
どれくらい違いがあるのか、表で見てみましょう!
この表を見てみると、全ての電池が2年は持つことが分かりますが自分で時計の電池を交換していいものなのか迷いますよね…。
次は、時計の電池を自分で交換「できる時計」と「できない時計」かを確認していきましょう!
自分でできる電池交換は、3つあります。
それは…
1.クォーツ時計
2.10気圧防水以下の時計
3.時計のケースが標準的なデザイン
です。
みなさんの日常的に使っている時計がほとんどではないでしょうか。
防水時計でも種類が大きく分かれているので一概には決めれませんが、5気圧防水までは自分で電池交換しても大丈夫でしょう。
大きく分けて説明すると…
と大きく4タイプにできます。
個人での電池交換は、生活防水までにしましょう。
個人で交換できるものがあれば、できないものもあります。
交換できないものを知っておくと、腕時計を壊さずに大切に使えるので、この機会に知っておきましょう!
それは…
1.電波・ソーラータイプ
2.番外地防水性能が落ちると困るもの
3.パーペチュアル機能など特殊機能が付いたもの
の3つです。
ここでは腕時計を交換するときの、メリットとデメリットを見て行きましょう!
初めての電池交換は、不安かもしれません。
しかし、実際にやってみると意外と自分で簡単に交換できちゃうんです。
是非、自分で交換してみましょう!
ここからは、電池交換に必要な道具と方法を紹介していきます!
スクリュー式以外の時計電池交換方法は書いてありますが、写真は全てスクリュー式の電池交換の仕方です。
間違えないように気を付けてくださいね!
用意するもの
1.高級ハンドピン外し
2.時計固定器(保持器)
3.調節可能なケースオープナー(側開器)
4.ピンベンチ
5.調節可能なケースオープナーピン
6.綿棒
今回は、スクリュー式の電池交換の仕方を紹介します!
手順
1. 裏蓋の種類を確認する
電池交換をする前に、自分の時計の裏蓋を見て自分の時計がどの種類なのか確認して下さい。
ネジ式:ネジが付いてるもの
スクリュー式:裏蓋に均等のくぼみ
こじ開け式:ネジもくぼみも無く隙間があるタイプ
種類によって、使う工具が異なります。
2. ベルトを開ける
まずは、1つの輪っかになってる腕時計のベルトを外さないと、電池の交換ができないので高級ハンドピン外しを使ってベルトを外しましょう!
ベルトを外した際に、ネジの穴から細い針が出てきます。
その針を失くしてしまうと元に戻せなくなってしまうので、必ずなくさないで下さい。
3. フタを開ける
ベルトが外せたら、時計固定器に固定します。
腕時計を固定器に設置したら、腕時計の裏蓋を開ける為に調節可能なケースオープナーと調節可能なケースオープナーピンを組み合わせていきます。
調節可能なケースオープナーピンを組み合わせ裏蓋の凹みに、調節可能なケースオープナーを使っての爪をしっかり引っ掛けてあけて下さい。
実際に使ってみると固く、開けるのに苦労しましたが裏蓋を開けることができました。
実際に、裏蓋を開けたらこんな感じです。
【ネジ式の時】
ネジ式の時は、精密ドライバーでネジを外しましょう。
【コジアケ式の時】
コジアケ式の時は、こじ開ける際の出っ張りや隙間を見つけましょう。
出っ張りや隙間を見つけたら、コジアケを入れてふたを開けます。
4. 電池を外す
電池の隙間にピンベンチを入れて取り外します。
5. 電池を入れる
端子を綿棒で軽くふいた後に、電池を押し込んで下さい。
実際に押し込む時にも少し力がいりました。
こんなに強く押し込んで大丈夫なのかと不安になるかもしれませんが、安心して押し込みましょう!
6. パッキンのメンテナンスをする
手でパッキンを取り外します。
綿棒で、優しく髪を撫でるように拭きましょう!
7. フタを閉める
【ネジ式】
ネジ式は、精密ドライバーで締める
【コジアケ式】
コジアケ式は裏蓋をセットし、手で押して閉めましょう。
8. ベルトをしめる
電池交換は終了しましたね。
ベルトをしめる時は、針を抜いた所に針を戻します。
この時に、手で針で指を怪我しないように気を付けてください!
9. リューズを引っ張って時刻を合わせる
電池交換をしたら必ず時刻を合わせることをします。
リューズを手前に引っ張てから時刻を合わせていきましょう!
10. 電池交換終了
これで完成です!
ここまで電池交換についてご説明してきましたが、いかがでした?
自分でできたらかっこいいものの、少し面倒なのも確かです。
そこで、次は電池の減りについてお話しましょう。
・何が原因で減りが早いのか
・まだ使える場合はどうするべきか
この辺りについても触れていくので、参考にしてみてください。
実は、取扱説明書にも電池に関ついて書かれた項目があります。
例を挙げると以下のような内容ですね。
・電池の入れ方
・液漏れを防ぐ方法
・保管方法との関係性
・モニター電池について など
モニター電池については後でご説明するので、ここでは割愛しますね。
いずれにせよ、各メーカーがその時計に対して正しい扱い方を教えてくれています。
普段は読まない取扱説明書も、少し読んでみると知らない情報が載っているもの。
例えば、使っていない期間は電池を外してくださいというもの。
普段使うものであればそのままでも結構ですが、特別なものもありますよね?
そうした時計は電池を外しておくことで、液漏れや故障の危険も未然に防ぎます。
扱い方を守るだけで、電池だけでなく時計の寿命を延ばすことにも繋がりますよ!
もし無くしてしまった、捨ててしまったという方もご安心を。
時計メーカーのHPに載っている場合があるので、一度チェックしてみましょう。
こちらについては、大きく2つに分けられます。
・時計自体の初期不良
・モニター電池の寿命
どちらも返品、交換に応じてもらえるケースは多いです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
時計も人の手で作られたものですから、当然初期不良はあります。
売り手もそのことを想定して、保証期間を設けていますよね。
でもその期間に気が付かなければ、いくら初期不良だったとしても交換できません。
大切なのは、購入後に慣らしも踏まえて使ってみることです。
観賞用としてなら良いのですが、不良に気付くには使ってみるしかありませんよ!
買った時から動いているように、時計にはモニター電池というものが入っています。
これは、メーカーが動作確認を行う際に入れたものになります。
なので出荷されてから時間の経った時計は、電池も古いことになりますね。
メーカーの保証にはなくとも、販売店が交換に応じてくれる場合があります。
いつ買ったのかを明確にして、一度問い合わせてみましょう♪
いかがでしたか?
腕時計の電池交換は一見難しそうに見えて、やってみると簡単に電池を交換することができました。
腕時計を交換する際に工具が必要ですが、工具を購入すれば何回でも自分で電池を交換することができお得になってきます。
是非、思い入れのある腕時計を自分で直しましょう!