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更新日 :2020年04月16日

ぬいぐるみの綿交換・植毛修理を解説!洗濯手順やお手入れ方法も紹介

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誰もが小さい時に手にしたであろうぬいぐるみ。

破れてしまい、あえなく手放したこともあるでしょう。
もしくは、ボロボロのまま手放せなかったことも。

そんなとき、この言葉が浮かんだと思います「どうすればこの子は元気になるの?」と。
その方法、大人になった今だからこそ、子供達に伝えたくはありませんか?

そこで今回、ぬいぐるみが壊れた時に自分で出来る修理方法・お手入れ方法を紹介します!

ケース別・修理方法

ぬいぐるみの修理と言っても様々なケースがあります。
ハゲちゃったり、綿の交換だったり。
今回は、ケース別の修理方法を2種類紹介します!

綿の交換

「お母さん、体がかゆいよー」
突然、子供がアレルギー症状を訴えた。

腕にはぬいぐるみ。
病院に行くと、ダニによるアレルギー症状と。

こうなったらぬいぐるみを捨ててしまう人も多いのではないでしょうか。
黄ばんだり、ハゲたり、朽ちてしまったり。

お子さんが悲しまないためにも、捨てずに、綿の交換をしましょう。

用意するもの
・リッパー
・新しい綿
手順
1
縫い糸をほぐす

まずは、綿を取り出すために、ぬいぐるみの側面に埋もれている縫い糸を探していきます。

探せたら、布がちぎれないように、糸をリッパーでほぐしていきます。

この時、途中までではなく糸が続いているところを全部ほぐしていかないと、綿が綺麗に取り出せないので注意しましょう。

リッパーとは
リッパーとは、縫い目をほどくための道具のこと

「割く」という意味の英単語「rip」がその由来。

先端がUの字になっていて、くぼみの部分で糸を切ってくれる効果があります!

2
綿を取り出す

縫い糸がほぐせたら、ダニにやられた綿を取り出していきましょう。

無理矢理だそうとすると、思わぬところで布に引っ掛けるかもしれないので、ゆっくりと取り出します。

3
新しい綿を入れる

古い綿が取り出せたら新しい綿を入れていきます。

適当に詰めるのではなく、凹凸にならないように布を引っ張りながら詰めていくのがポイント。

引っ張ってやらないと、布が寄れて均等に綿が入らないことも…。

ムラなく均等に手で調整しながら詰めていきましょう。

4
縫っていく

新しい綿を入れることができたら、最後の仕上げです。

布に歪みが生じないよう丁寧に縫っていきます。
縫い方は「まつり縫い」だとやりやすいでしょう。

これで、綿の交換の仕方は分かりましたよね。
しかし、綿の交換だけではダニは防げません。

洗濯機でぬいぐるみを洗ったことはありますか?

洗ったことがないぬいぐるみはダニが発生しているかも。
でも、どうやって洗っていいか分からない人多いと思います。

この記事では、ぬいぐるみを洗濯機で洗う正しい方法を紹介しています!
気になる人はぜひ参考にしてみてください。

植毛

あれ、なんか触り心地悪いぞ?
これはまさか…ハゲてきた!?

そう感じたらすぐに植毛を。
毛の少なくなった部分に新たな毛を。

ハゲているぬいぐるみは魅力がなくなってしまいます。
植毛の仕方を学び、命を吹き返しましょう。

用意するもの
・素材に合った毛糸
・針
手順
1
ハゲている箇所に糸を縫い込む

まずは、ハゲてしまった箇所に新しい糸を縫い込んでいきます。

縫い方としては、縦横無尽に、一見まばらに見える感じで縫っていくといいでしょう。
これは、糸が互いに抑え合うようにすることで、後で糸が抜けるのを防ぐためです。

2
ハサミで切りそろえる

新しい糸が縫い込めたら、ハサミで切って調整します。
周りの糸となじませるために、切りそろえていきます。

この時、少し長めに糸を残すことをおすすめします。

周りの毛と同じ長さにしてしまうと、すぐに植毛した毛がさらに短くなってしまうからです。

お手入れ方法

ここまで、ぬいぐるみの修理方法について紹介してきました。
しかし、修理は壊れなければしなくていいんです。
それなら、どうすれば壊れにくくなるか。
ぬいぐるみのお手入れ方法を2つ紹介します!

正しい洗濯方法

ぬいぐるみは放っておくと、カビが生えたり、ダニが発生したりします。

そうならないためにも、定期的に洗うことが大切となってきます。
そこで、ぬいぐるみを丸洗いする方法を紹介していきます。

ぬいぐるみには2種類あります。「洗えるもの」と「洗えないもの」。
タグを確認し、押したときに弾力があれば、それは「洗えるもの」です。

洗えるかどうかの確認ができたら、早速洗っていきます。

用意するもの
・洗濯用中性洗剤
・ぬるま湯
・スポンジ
手順
1
ぬるま湯につける

最初に、洗濯用中性洗剤を溶かしたぬるま湯につけていきます。

ぬるま湯につけながら、手のひらで優しく押して洗っていきます。
この時、色落ちしそうなリボンなどの付属品は外してから洗うようにしてください。

2
特に汚れているところを洗う

ある程度洗うことができたら、次は特に汚れているところを洗っていきます。

ここで登場するのが、スポンジ!

スポンジに洗剤をつけ、汚れをこすっていきます。

特に気になる汚れがなければ、ここは飛ばしちゃって大丈夫です!

3
水ですすぐ

汚れが大体落ちたら、洗剤を落とす作業に入ります。

洗剤が残ってしまうと、カビやダニ発生の原因となるためとても大事なところです。
水を何回か入れ替えながら、丁寧にすすいでいきます。

4
日陰で乾かす

水ですすぎ終わったら、最後の仕上げです。
タオルで包んで水気を取った後、ブラシなどで毛並みを整え、風通しのいい日陰で乾かしていきます。

この時、天日干しでもいいですが、場合によっては変色してしまうかもしれません。
カビ、ダニの発生を防ぐためにも、完全に乾くまでしっかりと乾かしましょう。

これで手洗いをする方法は分かったと思います。

でも、いまいち文章だけじゃイメージがつかない…
洗った後、天日干しって言うけど具体的にどう干すかわからない…

そんな人のために手洗いの画像付き手順と干し方を紹介しているので、気になる人はぜひチェックしてみてください!

洗えないぬいぐるみのお手入れ方法

洗えないタイプのぬいぐるみは日頃のお手入れが大切になってきます。
ずっと放置していてはすぐにダニが発生したり、傷んだりしてしまいます。
そうならないためにも、しっかりと日頃からケアをする必要があります。
では、早速その方法を見ていきましょう。

用意するもの
・ブラシ
・スポンジ
・洗濯用中性洗剤
・布
手順
1
ブラッシングする

水洗いができないぬいぐるみは、まずブラシで埃を落としていきます。

ここでしっかりと埃を落とさないと、永遠に汚れたままになってしまいます。
布を傷つけないように毛並みに沿ってブラッシングしていきましょう。

2
スポンジで軽くたたく

ブラッシングして埃が取れたら、スポンジで拭いていきましょう。

中性洗剤をスポンジに染み込ませてたたくように拭いていきます。

この時、たたくように拭かないと、洗剤が染み込みすぎるので丁寧にたたいてあげてください。

3
水を含んだ布で拭く

スポンジでぬいぐるみを丁寧にたたくことが出来たら、洗剤を拭き取っていきます。

水分を多く含ませた布を固く絞り、拭き取っていきましょう。

一回で拭き取ろうとすると、洗剤が落ちきっていない時があります。
2回に分けて拭き取るようにしましょう。

4
から拭きをして乾かす

洗剤を拭き取ることが出来たら、から拭きしていきます。
水気を完全に飛ばさないとぬいぐるみは傷んでしまいます。

から拭きした後、陰干しをしてしっかり乾かすようにしましょう。

宅配クリーニングという選択肢も!

どうしても綺麗にしたいぬいぐるみって、ありますよね。

昔使っていたもので、大人になっても中々捨てられずとってあるもの。
現在、自分の子供が気に入って使っているもの。

壊れてしまったり、汚れが落ちなかったり…。

そのぬいぐるみ、プロにお願いして直してもらいませんか?

宅配クリーニングとは?

宅配クリーニングとは、宅配便を使ってぬいぐるみのクリーニングができるサービスのこと。

クリーニングが済んだら宅配便で送り返してもらえるので、家にいながらぬいぐるみが綺麗にできちゃうんです!

小さいお子さんがいる、ぬいぐるみが多数ある場合に便利なサービスですね。

宅配クリーニングの簡単な流れや料金相場

まずは、クリーニングするぬいぐるみの素材や大きさをしっかりチェックし、見積もりに出します。
なんと、あとはひたすら待つだけ。

だいたい2~3週間で、クリーニングされ送り返されてきます!

料金は30センチサイズのぬいぐるみ1体で、1,500円~2,000円ぐらいが目安。

大きなサイズや特殊加工されたものだと、思ったより料金がかかる可能性もあります。

また、ほころびの修理や中綿の交換、生地や植毛の修理だと、期間も料金ももっとかかります。

まずは見積もりに出してみるのが吉ですよ!

ぬいぐるみクリーニングについてもっと詳しく!

ぬいぐるみは、きっと誰しもが触れたことのある、思い出の品だと思います。

少々お金をかけても、大事に使い続けてあげてください。

まとめ

今回、ぬいぐるみの修理方法・お手入れ方法について紹介しました。
綿にダニが発生しても、ハゲても、破れても。

大体の破損は簡単に直すことが出来ます。
捨ててしまう前にトライしてみてください。

子供の泣き顔を見なくていいように。
大人になっても使えるように。