酸性洗剤は水垢・黄ばみに!トイレとお風呂で大活躍する商品を紹介
「またこんなところに水垢が…」お風呂の水垢や、トイレの黄ばみ。いつの間にかこびりついて取れなくなっている汚れに、みなさんもため息をついたことがあるのでは?それを解決してくれるのが、酸性の洗剤です。
「洗剤なら何でもいいのでは?」と思っていたら、それは間違い!洗剤に「トイレ用」「お風呂用」と書いてあったとしても、「その洗剤が酸性かアルカリ性かどうか?」で落とせる汚れが違うんです。今回は、酸性の洗剤について徹底解説。
・洗剤の使い分け
・酸性洗剤を使ってお掃除する場所
・オススメの酸性洗剤
・酸性洗剤を使う時の注意点
を解説していきます!
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まずは洗剤の使い分け方を知る
酸性だのアルカリ性だの、洗剤は種類が多くて大変です。
「何をどこに使えばいいのか?」
酸性洗剤をクローズアップする前に、まずはそれを確認してみましょう。
洗剤を汚れに合わせて使い分けよう
洗剤に酸性やアルカリ性といった性質があるように、汚れにもそれぞれの性質があります。たとえば、油汚れは酸性、水垢はアルカリ性など。つまり、汚れの性質に合わせた洗剤を使うことが、効率的なお掃除の秘訣なんです!
そこで、汚れの種類と、使うべき洗剤をまとめてみました。
酸性の洗剤はアルカリ性の汚れ、アルカリ性の洗剤は酸性の汚れを落とせます。酸性とアルカリ性を混ぜると中和されて水になる…小中学校の理科の授業で習いましたね。あの法則です。
酸性・アルカリ性の洗剤の特徴を知っておこう
酸性とアルカリ性の洗剤は、洗浄力が強く、汚れ落としには最適ですが、素材を傷めてしまう可能性があります。肌につくと、皮膚のかぶれ・ただれを引き起こすので、扱いには注意が必要です。
一方、中性の洗剤は洗浄力は劣りますが、肌や素材への刺激は抑えめで、日頃の掃除に使いやすいです。ふだんこまめに掃除をする人は中性洗剤を、溜まった汚れを一気に落としたいという人は、汚れに合わせて酸性かアルカリ性の洗剤を使いましょう!
洗剤1つだけじゃダメ?試してみた
「洗剤1つでどんな汚れも落としたい!」
洗剤をいくつもそろえるのが面倒だと、そう思うこともありますよね。汚れの性質に合った洗剤でないと、本当に汚れは落とせないのでしょうか?そこで、こびりついた油汚れも落とせるアルカリ性の洗剤「マジックリン」を、実際にお風呂場の水垢に使ってみました!
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これがお掃除する前の状態。お風呂場の持ち手です。これにマジックリンをシュッと吹き、5分ほど放置してから水で流しました。水気を取ると…。
大きな水垢は取れましたが、細かい水垢が残り、まだくもっていますね。
そこで、酸性洗剤を緊急出動!水垢取りに相性バツグンの酸性洗剤で残った水垢を落としてみます。洗剤をたらし、歯ブラシで軽く水垢をこすります。結果をさきほどのアルカリ性洗剤を使った時と比べてみると…。
残っていた水垢がキレイに取れ、ピカピカになりました!油汚れ(酸性)を落とせるアルカリ性洗剤でも、水垢(アルカリ性)を落とすのには不向きということです。汚れに合った洗剤を使うことが大切だということが分かりますね。
酸性洗剤でお掃除できる場所
酸性洗剤は、水垢や尿石による黄ばみなどのアルカリ性の汚れに効果的だと分かりました。それでは、お家の中のどこのお掃除に使うのがいいのでしょう?
トイレ
水垢も尿石の黄ばみも、どちらも発生しやすい場所がトイレ。トイレの内側の表面全体に洗剤をかけ、ブラシでこすれば楽にキレイにすることができます!
汚れがこびりついている時は、洗剤をかけてから2~3分待ってからブラシでこすると効果的。しかし、酸性洗剤がトイレの素材を傷めてしまうので、極力すぐに流すようにしましょう。
お風呂場
お風呂場は、どうしても頑固な水垢と湯垢がこびりついてしまう場所です。そのため、酸性洗剤が大活躍してくれます!
しかしお風呂場は、黒ずみや皮脂汚れなど、いろいろな種類の汚れがつきやすい場所。一度に汚れを落とそうとして、アルカリ性洗剤と酸性洗剤を一緒に使うと、洗剤同士が中和されて洗浄効果が弱まってしまいます。
また、塩素系漂白剤と酸性洗剤は絶対に一緒に使わないでください。
酸性洗剤のオススメ商品はこれ!
酸性の洗剤が水垢や黄ばみに効果的なのは分かったけど、どういう商品を使えばいいの?
そんなみなさんに、酸性洗剤のオススメの商品を紹介!…といっても、酸性洗剤の商品って少ないんです。よく使われている、主な商品は3つ。
サンポール
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「酸性の洗剤といえば!」という定番の商品がこちら、サンポール。強い酸性で、こびりついた水垢や黄ばみをすっかり落としてくれる、お掃除の強力な味方です。さきほど、お風呂場の水垢を落とす検証に使ったのもサンポールですよ。
ルック
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こちらも酸性洗剤の定番商品。トイレの水垢や尿石を落とす洗剤として人気があります。
クエン酸ならやさしく気軽に
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洗浄効果は強いが、肌や素材を傷つけてしまう、酸性洗剤。「ちょっと使うのが怖い…」という人にオススメするのが、クエン酸です。自然由来の成分で肌や素材にもやさしく、粉末を水で溶いてスプレーボトルに入れれば、気軽に使うことができます。弱酸性なので根を張る前の水垢などの軽い汚れならスッキリと落としてくれます。
【必読】塩素系漂白剤と酸性洗剤は混ぜるな!
ところでみなさん、こんな言葉を聞いたことがありませんか?
「混ぜるな危険!」
そう、〈酸性洗剤〉と〈塩素系漂白剤〉を混ぜてはいけません!という内容の注意書きです。酸性の成分と塩素が混ざると、塩素ガスという人体に有害なガスが発生します。塩素ガスは、不快な刺激臭を発し、濃度の高いものを吸い込むと最悪の場合死に至る、とても危険で恐ろしいガスです。
絶対に、酸性洗剤と塩素系漂白剤は混ぜないでください!
両方使いたい時は
塩素系漂白剤は、アルカリ性洗剤の一種です。アルカリ性の洗剤に塩素を足して、洗浄力と漂白力をパワーアップさせたものが「塩素系漂白剤」なんです。つまり、アルカリ性である塩素系漂白剤は、黒ずみや皮脂汚れを落とす力があります。
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たとえばお風呂って、水垢も黒ずみも、どちらもできてしまいますよね。酸性の洗剤も塩素系漂白剤も、両方使いたくなってしまいます。そんな時は、コツを押さえてお掃除しましょう。
使用する間隔を1日以上空ける
塩素系漂白剤と酸性洗剤のうち、どちらか片方を使って掃除をした後、1日以上時間を空けてからもう片方で掃除しましょう。掃除をする時は換気をし、掃除の後は洗剤をしっかりと水で流すようにしてくださいね。
同じ日に使う場合は十分洗い流す
同じ日に塩素系漂白剤と酸性洗剤をどちらも使うのは、混ざりやすく危険なので極力避けてください。それでも、どうしても同じ日に両方使いたい時は、まず最初に塩素系漂白剤から使いましょう。常に換気をし、塩素系漂白剤での掃除が終わったら、十分に水で洗い流します。
水は、大量に・長時間流す
排水口の中で塩素系漂白剤と酸性洗剤が混ざってしまうことがあるので、水は大量に・長時間流しましょう。
漂白剤を流す際は5分以上、大量の水をかけ続けてください。お風呂場など、広い面積に塩素系漂白剤を使った場合は10分以上、念入りに水で流しましょう。しっかりと水分を拭き取ったら、最低1時間以上は換気したまま放置します。それから、酸性洗剤を使って掃除をしてください。
アルカリ性洗剤も使っていこう!
水垢や湯垢、黄ばみなど、アルカリ性の汚れに強い酸性洗剤。ですが、酸性洗剤で掃除しても、まだ汚れが残っている場合がありますよね。この汚れは、同じく酸性の油汚れや皮脂汚れの可能性があります。酸性汚れも残すことなく、アルカリ性洗剤で撃退しちゃいましょう!
アルカリ性洗剤の商品を紹介
一家に一つは持っておきたいアルカリ性洗剤。今すぐに使いたくなる、便利な商品3選をご紹介いたします!
セスキの激落ちくん 密着泡スプレー
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セスキの激落ちくん密着泡スプレーは、アルカリ性のセスキ炭酸ソーダ+アルカリ電解水でしっかり酸性汚れを落としてくれる商品。泡タイプなので、狙った部分にしっかり密着してくれるのが嬉しいですね。キッチンの油汚れや壁についた手垢汚れなど、気になっていた部分をきれいに掃除してみましょう。
ドメスト
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トイレ用の洗剤と言えば、思い浮かびませんか?ドメストはアルカリ性の洗剤なんです。トイレの黄ばみは落ちたけど、黒ずみが落ちない……そんな落ちない汚れがある場合は、自宅のトイレ洗剤の成分を今すぐチェックしてください。アルカリ性洗剤と酸性洗剤を用意して、交互に掃除してあげると汚れがつきにくくなります。
技・職人魂 油職人 業務用超強力油用洗剤
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油汚れを落としたいなら、プロ仕様のアルカリ性洗剤を選んでみましょう。ギトギトになってしまった油汚れがすっきり掃除できます。何年も放置していたレンジフードや五徳の油汚れなど、試して見たいですね。成分が強いため、使用する場合はゴム手袋やゴーグルを使用しましょう。
酸性なのかアルカリ性なのか確認しておこう
持っている洗剤が酸性洗剤なのか、アルカリ性洗剤なのか、それとも中性洗剤なのか。パッケージを見ただけでは分からない……という場合は、手元で確認してみましょう。こんな場合は、昔懐かしいリトマス試験紙が役に立ちます。
手ごろな価格で販売されていますので、家中の洗剤をチェックしてみると、実験気分で楽しいですよ。
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赤いリトマス試験紙が、青色に変わった場合は「アルカリ性」
どちらも変化がない場合は「中性」です。
まとめ
水回りにはどうしてもできてしまう、水垢。トイレのお掃除では、アルカリ性洗剤ではなかなか落ちない黄ばみも悩みのタネですよね。そんな時は、汚れに合わせて酸性洗剤を使って、スッキリ汚れを落としてみてください!ただ、塩素系漂白剤と酸性洗剤を混ぜることだけは絶対にしないよう、注意しましょうね。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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