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更新日 :2020年12月08日

エアコンの捨て方完全ガイド!正しい処分方法で地球の環境を守ろう!

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夏だしエアコンを買い換えようかな!
なんて思っているみなさん…エアコンの捨て方って知っていますか?

あれ、エアコンってどうやって捨てるんだ。
そもそもエアコンって自分で外せるの?

なんて方もいるかもしれません。

こんな方のために、エアコンの捨て方の全てをここに詰め込みます。

故障しているか確かめる方法

エアコンを捨てる前に、ぜひ試してもらいたいのが故障の確認です。

エアコンは、買い替えるとしても数万円はする高額家電。
できることなら、勘違いで捨てることだけは避けたいですよね!

具体的な捨て方、リサイクル方法へ触れる前に、故障かどうかのチェック方法をどうぞ。
もしかしたらそのエアコン、まだ使えるかも知れませんよ??

室外機をチェック!

エアコンをチェックしようと言われて、多くの方は部屋の中を意識するはず。
しかし本当に確認したい場所は、室外機なんです。

室外機の働きは、室内の熱を外に逃がすというもの。
暖房を使う場合は、この働きが逆回転しています。

そんな室外機の近くに物が置かれてると、熱がうまく排出されません
なので部屋が冷えない=故障と勘違いしてしまうんですね。

故障かな?と思ったら、一度この室外機周りをチェックしてみましょう!

霜取り運転

同じく勘違いしやすいポイント。

皆さんは霜取り運転をご存知ですか?
これは、運転中にできてしまう室外機の霜を溶かすために行われる動作。
冷たい空気を出している側は霜ができやすいので、十分に空気が取り込めないのです。

そして、この霜取り運転をしている間は室内機の動きが停止します。
これを故障と勘違いしてしまう訳ですね。

この場合は特にチェックの必要もありません。
そういう機能もあったんだと、知って頂ければ十分ですからね♪

ブレーカーの確認

電源が入らない!なんてケースも考えられる問題の一つ。
実はエアコンの電気配線は、独立したブレーカーで管理されています。

分かりやすく言うと、エアコン用のブレーカーがあるということ。
部屋の電気はつくのにエアコンだけ動かない!などの原因はまさにコレ。

停電などが発生した際には、この部分もチェックしてみましょうね!

リモコンの電池の問題かも

壊れているのは、エアコンではないのかも知れません。
一番シンプルな原因は、エアコンのリモコン
故障も考えられますが、まずは電池切れを疑いましょう!

簡単なチェック方法

一般的なリモコンは、赤外線を使って信号を送っています。
この赤外線が出ているかどうかで、故障or電池切れを判断する訳です。

チェック方法は簡単で、スマホのカメラ機能を使ってリモコンを覗きこむだけ。
赤外線が出ている場所を写しながら、適当にリモコンのボタンを押してみましょう!

この時に光って見えれば、リモコンは正常に動いています。
逆に何も反応が無ければ、リモコンの故障or電池切れ。
新しい電池に変えても反応が無ければ、リモコンの故障だと分かります!

リモコンは買い替えられる

リモコンが壊れていた場合は、代わりのリモコンを用意するだけで問題解決♪
家電量販店でも汎用リモコンなどが売られているので、要チェックです。

エアコンは家電リサイクル品!

エアコンの処分方法については、家電リサイクル法によって定められています。

エアコンは捨てるのではなく再商品化、つまりリサイクルをしなければならないものなんです!

家電リサイクル法
有用な資源が多く含まれるエアコンなどの家電を廃棄ではなく再利用しようと作られた法律。
消費者はリサイクル料金を払う義務があると定められている。

…って難しいですよね。

簡単に言うと、家電リサイクル法は地球の環境を守る法律で、エアコンを処分するのにはリサイクル料がかかるということです。

処分方法にもよりますが、このリサイクル料の支払いには家電リサイクル券というものが必要となります。

詳しくは、後ほど丁寧に説明していきますね♪

エアコンを捨てるのにかかるお金は?

エアコンの処分には、先ほど触れたリサイクル料の他に、運搬収集費取り外し料がかかる可能性があります。

つまり、エアコンの処分にかかりうる費用は、

・リサイクル料
・運搬収集費
・取り外し料

の3つです。

・リサイクル料…972円〜
製品によって異なるので詳しくは、再商品化等料金一覧表を確認してみてください。

・運搬収集費…1,000円〜3,000円程度
業者さんや回収する店舗さんによって異なるので、事前に調べておきましょう!

・取り外し料…4,000円〜6,000円
こちらも業者さんによって費用が異なります。
自分でこの作業を行えばこの費用はかかりません。

注意
自分でエアコンを取り外す作業は、危険です。

内部の破裂やフロンというガスのようなものが漏れる可能性があります。

専門的な知識や経験のない方は、プロに依頼するのが良いでしょう。

エアコンの処分方法は4つ

そんなエアコンの処分の具体的な方法として、

・エアコンの購入店に依頼する
・自治体に回収してもらう
・指定取引場所に持ち込む
・買取サービスを利用する

の4つの方法が挙げられます。

と言っても、何がなんだか分からないと思うので…

簡単に4つの方法を比較したものがこちら。

この後、実際にかかる費用とどのように処分するのかを説明していきますね♪

エアコンの購入店に依頼する

エアコンを買い換えるなら、家電量販店や小売店などの購入店に引き取りを依頼しましょう!

エアコンの取り外しから運搬まで行ってくれ、お金をその場で払うだけでリサイクル券の手続きなども店側が行ってくれます。

リサイクル料運搬収集費+(設置料)

かかりうる費用はこちら。

新しいエアコンの設置料と合わせて新品のエアコンの購入代金もかかるので、それなりに費用がかかるのがデメリットです。

お店によっても異なるので事前に調べてみましょう!

買い替えではなく処分だけの場合は、処分するエアコンを購入したお店に引き取ってもらうことも可能です。

お店に直接問い合わせてみましょう。

自治体のサービスを利用する

各自治体がエアコンの回収を行なっている場合があります。

エアコンを自宅まで取りに来てくれ、各自治体がリサイクル券を独自に発行するので面倒な手続きもないのがメリットです。

しかし、取り外しの作業を行っていないため、業者に頼むか自分で取り外す必要があります。

リサイクル料運搬収集費取り外し料(業者さんに依頼する場合)

自分でエアコンを取り外すのは内部の破裂・フロン等のガス漏れなどが起こる可能性があり危険です。

専門的な知識や経験がない方は業者さんに頼むのがおすすめです!

指定取引場所に持ち込む

自治体から許可を得た指定取引場所に直接エアコンを持ち込む方法もあります。

この方法のメリットは、自分で運搬するため運搬収集費がかからないこと。

自分でエアコンの取り外しまで行えば、かかる費用はリサイクル料金のみです。

リサイクル料金取り外し料(業者さんに頼む場合)

この処分方法が他と違うのは、リサイクル券の手続きを自分で行う必要があるところ。

他の方法と比べると少し面倒ですが、費用を安く抑えられるのは嬉しいですよね。

詳しいやり方はこちらです。

1.処分先を決定する
家電リサイクルセンターのHPで収集を行っている場所を公開しています。
処分先を決めましょう。

2.処分する日時の予約
処分先に連絡し、エアコンの「メーカー・型番・製造年」を伝えて日時を予約しましょう。料金を伝えられるのでメモのご用意を。

3.郵便局で書類を記入、お金を振込む
郵便局で振替払込書と家電リサイクル券の記入を行います。
記入が終わったら、窓口かATMでリサイクル料金を振り込みましょう。

4.エアコンにリサイクル券をつける
エアコンを取り外し、指定された場所にリサイクル券を貼り付けましょう。

5.引き渡し
処分先にエアコンを運び、引き渡して完了です。
家電リサイクル券の控えを受け取るので大切に保管しておきましょう。

買取サービスを利用する

買取サービスは、エアコンの価値が高ければ収入になるのが最大のメリットでしょう。

・製造から5年以内
・掃除がしっかりしてある
・付属品がちゃんとついている

などの条件が揃っていると高く買い取ってもらえるようです。

業者によって買取の値段が大きく異なることがあるので、事前にしっかり調べましょう!

出張買取がある業者さんにぜひ査定してもらうのも良いですね。

不用品回収業者に注意!

注意

環境省は、エアコン・冷蔵庫・洗濯機・テレビの処分は不用品回収業者に依頼せず、家電リサイクル券を適正に利用しリサイクルすることを勧めています。

その理由として、

・適正にリサイクルされているか分からない
・高額な料金を請求されるなど、トラブルの原因になる可能性がある

などのことが起こりうるからです。

環境や自分自身のためにも、家電リサイクル券を適正に利用し、エアコンをリサイクルするようにしましょう!

まとめ

いかがでしたか?

エアコンは捨てるのでなく、リサイクルしなければなりません。

エアコンの捨て方は家電リサイクル法により、リサイクル料がかかります。

処分の方法によっては、運搬収集費取り外し料もかかるので注意しましょう。

リサイクル券を適正に利用して処分するのが大切です。