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更新日 :2023年09月30日

ダンゴムシを駆除するには?薬剤なしで、アノ飲み物を使う方法も!?

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指でつつくとコロっと丸くなるダンゴムシ。人に危害を加えることはないですが、ガーデニングなどをしていて、プランターの下や土の中から大量のダンゴムシが出てきてギョッとしたという経験をしたことがある方もいるかもしれません。ダンゴムシは大量発生をすると大切に育てている花や野菜になどに被害を及ぼすこともあります。今回はダンゴムシの生態や大量発生した時の駆除方法について解説します。

ダンゴムシは虫じゃない?

丸い団子のような形からダンゴムシと呼ばれていますが、日本に生息するダンゴムシは「オカダンゴムシ」「コシビロダンゴムシ」「ハマダンゴムシ」の3種。中でもよく目にするのは「オカダンゴムシ」です。

名前に「ムシ」とついていますが、生物分類学上ではエビやカニと同じ、節足動物の中の甲殻類に分類されています。

生息場所

ダンゴムシは暗くて湿った場所を好み、落ち葉や枯れ葉の下、石の下や木の根元、プランターや植木鉢の下などに生息しています。ダンゴムシは雑食で、枯れ葉や野菜、花などをエサとします。

ダンゴムシは夜行性で、昼間は鳥やカエル、ムカデなどの天敵に捕食されないように身を隠して過ごし、夜に活発に活動をします。

活動時期

1年を通して見かけるダンゴムシですが、主な活動時期は2~11月頃。寒い時期には地中に潜ったり、木の下などで冬眠をします。4月~9月に繁殖期を迎え、一度の繁殖で10~100の卵を産みます。ダンゴムシは脱皮を繰り返しながら成長し、寿命は2~4年ほどといわれています。

ダンゴムシによる被害

ダンゴムシは枯れ葉などを食べ、糞を土の中に返すことで土の中の有機物を分解しやすい状態にしてくれる益虫ではありますが、大量発生することで害虫ともなります

植物の葉や根を食べる

雑食のダンゴムシは、大切に育てた植物の根や葉までも食べてしまいます。特にやわらかい葉や茎を好み、新芽や花芽、イチゴやナスといったやわらかい野菜類、多肉植物や苔類なども好んで食べ、ガーデニングや家庭菜園などに被害を及ぼします。

見た目が不快

ダンゴムシは一度に10~100個の卵を産むため、大量発生しやすい生物です。直接人に害を与えることはありませんが、多足類であり大量発生をした場合には不快感を感じる人もいます。

ダンゴムシの駆除方法

数匹のダンゴムシは益虫として土を豊かにしてくれる生物ですが、大量発生した場合には植物に被害を及ぼすので駆除が必要になります。

薬剤を使った駆除方法

薬剤を使った駆除は手早くダンゴムシを駆除することができます。ダンゴムシの駆除用薬剤はさまざまなタイプが販売されているので、状況にあった薬剤を使いましょう。

スプレータイプの殺虫剤

スプレータイプの殺虫剤は直接ダンゴムシに噴きかけるため確実に駆除することができます。

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粉末タイプの殺虫剤

粉末タイプの殺虫剤はバリアのようになり長期的にダンゴムシの侵入を防ぎます。ダンゴムシが大量発生している場所にまくと一気に撃退することも可能。家の周囲にまいておけば、家の中への侵入も防げるでしょう。

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誘引タイプの殺虫剤

毒エサを食べさせてダンゴムシを駆除します。粒状やペレット状のものなどがあり、ダンゴムシが出そうな場所に薬剤を置くだけです。即効性はありませんが、直接ダンゴムシを駆除することもなく、簡単です。

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薬剤を使わない駆除方法

家庭菜園をしていたり、小さなお子さんやペットのいるご家庭などでは薬剤を使わずに駆除する方法もおすすめです。

空き缶の落とし穴を仕掛ける

空き缶にエサとなる野菜を入れて、ダンゴムシのいる場所に埋めて落とし穴にしてダンゴムシを捕獲します。落とし穴に落ちたダンゴムシはツルツルした空き缶を登ることはできません。捕獲したダンゴムシは自然に放したり、腐葉土作りに役立てることもできます。

※ダンゴムシはコーヒーの臭いを嫌うためコーヒーの空き缶は利用できません。

木酢液を散布する

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木酢液は木炭を作るときに出る水蒸気を冷やし、液化させて作られたものです。木酢液の煙のような独特の臭いをダンゴムシは嫌うため、忌避剤として使えます。

木酢液は種類にもよりますが、300~1000倍に水で薄めて使用します。木酢液には、植物の代謝を上げ生育を促進する効果や土壌内の微生物を活性化させる効果も期待できますよ!

薄めた酢やコーヒーを散布する

薄めた酢やコーヒーを散布することも臭いを嫌うダンゴムシの忌避剤としての効果が期待できます。酢は臭いが強いので、薄めてスプレーボトルに入れて散布します。コーヒーは色が付くので汚れに注意して散布してください。

ダンゴムシの予防・対策

ダンゴムシを寄せ付けないためには、普段からの予防が大切です。ダンゴムシにとって住みにくい環境を作ることが、ダンゴムシの予防につながります。

落ち葉や枯れ葉を取り除く

ダンゴムシのエサとなる落ち葉や枯れ葉がをためないように定期的に掃除をしましょう。落ち葉や枯れ葉を取り除くことにより風通しの良い環境にもなります。

ジメジメした場所をなくす

ダンゴムシは湿った環境を好みます。置きっぱなしにしているプランターや植木鉢の下は日があたらず、湿っています。こまめに移動をさせたり、台の上に乗せて風通しを良くしておきましょう。

土を掘り起こして、表面を乾燥させる

晴れた日が続くと土の表面は乾燥しますが、土の中は湿っています。庭の土は定期的に掘り起こして乾燥させておきましょう。土を掘り起こしながら、雑草も抜いておくとより効果的です。

まとめ

ダンゴムシは土壌を豊かにしてくれる益虫でもあります。日ごろから、ダンゴムシが大量発生しない環境を整えて、上手に付き合っていくことも大切です。大量発生してしまった時には駆除し対処しましょう。

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
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