毎日人が出入りする玄関は砂や土がたまりやすく、汚れやすい場所です。気づいたら床のタイルが黒ずんでいることもありますね。今回は玄関のタイルが汚れる原因とタイルの掃除の仕方について解説します!
玄関タイルの汚れの原因は、主に3つあります。
玄関の汚れで一番多いものは砂や土の汚れです。外から帰ってきた靴には砂や土の汚れが付いています。特に凸凹したスニーカーの裏は砂や土が入り込んでいます。雨の日には泥汚れも付きやすく、乾いて乾燥すると汚れがこびりついて黒ずみの原因ともなります。
車の排気ガスも玄関から入り込んでいます。外出時に靴や洋服に付着して玄関まで運ばれている場合もあります。
排気ガスは放っておくと色素を吸収して落ちにくい汚れとなってしまうので早めに除去しておきたい汚れです。
花粉もドアの開け閉めの際や、髪の毛や洋服に付着して玄関に持ち込まれます。花粉は粒子が細かいため気が付きにくい汚れですが、放置するとざらざらした汚れとなります。
アレルギーの原因ともなるため早めの除去が必要です。ドアを開閉する際に外の花粉も玄関に入ってきます。玄関に入る前に汚れを落としておくことも玄関をキレイに保つポイントです。
出入りのたびに汚れは持ち込まれるため、掃き掃除は毎日行うのが理想です。毎日の掃除が難しい場合は、汚れが目についたら掃除をするという習慣をつけておくと良いでしょう。
水や洗剤を使った掃除は1~2か月に1度程度行うと汚れのこびりつきを防ぐことができます。
梅雨時などタイルが濡れてしまった場合には、こまめに水ぶきをしておくと日々の掃除が楽になりますよ。
掃除のタイミングは目安なので玄関の使用頻度や生活スタイルに合わせて掃除を行ってくださいね。
まずはドアを開け、通気をよくし、ほうきで玄関タイルの土や砂ほこりを取り除きましょう。ほうきで汚れが舞い上がるのが気になる場合は掃除機で吸い取ってもOKです。
汚れがたまりがちな玄関の隅やタイルの目地の汚れは歯ブラシなどでかきだします。固く絞った雑巾でしっかりと床拭きをしたあと、風通しを良くして乾かします。
タイルに汚れがこびりついている場合や、スッキリと仕上げたい場合は水洗いしましょう。水洗いの前に床のタイル素材が「天然石」か「人工石」かを必ず確認してください。
大理石や御影石などの「天然石」はデリケートなのでこすり洗いは避けましょう。人工石の場合、タイルの表面が「ザラザラしているタイル」、「ツルツルしているタイル」とで洗い方が異なります。
掃き掃除の後、ホースで軽く湿る程度に水をかけデッキブラシでこすり洗いをします。マンションなどで水が流せない場合は、水に浸してゆるくしぼった雑巾で全体を濡らしてください。
最後は硬く絞った雑巾で水気をしっかりと拭き取ります。ザラザラのタイルは雑巾が引っ掛かり繊維が残ってしまうことがあるので、無理に雑巾でこすらず、押し当てるように拭き上げましょう。
マンションなど水が流せない場合はザラザラのタイル同様に、湿らせた水に浸してゆるくしぼった雑巾を使ってくださいね。
ツルツルのタイルの場合、目立った汚れは「メラミンスポンジ」で落とすことができます。水を含ませたメラミンスポンジで軽くこすりましょう。
玄関のタイルに付着する黒ずみ汚れは酸性なので、アルカリ性の性質を持つ「重曹」や「セスキ炭酸ソーダ」が効果的です。
スプレーボトルに重曹水(またはセスキ炭酸ソーダ水)を作り、デッキブラシやモップでこすり洗いをする時にスプレーしましょう。
大理石や御影石などの天然石の表面には細かい穴があり、この穴に水や汚れが入るとシミの原因となります。
また、天然石の種類やブラシの硬さによっては表面に傷がついてしまうことがあるので注意が必要です。
天然石のタイルの場合は掃き掃除(または掃除機)で表面の砂や土を落とし、マイクロファイバータオルなどの優しい布で拭き上げましょう。
シミや目立った汚れが付着してしまった場合は、専門の業者に掃除を依頼することをおすすめします。
玄関は汚れが蓄積すると落としにくい汚れとなります。こまめに掃き掃除をして汚れを貯めないことが大切です。家の顔でもある玄関、新鮮な空気を取り込む入り口でもあります。常にキレイにしておきたいですね!