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更新日 :2024年05月28日

グローブを柔らかくする方法!購入時と使用後のオイルケアがポイント

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お持ちのグローブをお手入れできていますか?もしかしたらやり方を間違っているかもしれません。革だからといって丈夫なわけではありません。グローブのメンテナンスのポイントは、手入れのタイミングです。使ったあとの手入れだけではなく、使い始める前の手入れ、汚れがひどいときなんかの対処も知っておきしょう。

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普段からできるグローブを柔らかくする方法

最初は硬いグローブ。できれば早く、扱いやすい柔らかい状態にしたいですよね!でも、決して焦らないこと。普段からできる方法で、じっくりと型をつけていきましょう。

手入れの基本は「買ってすぐ」!

そう、まずは「買ってすぐ」のグローブのお手入れです。革がカチカチの状態から柔らかくするのに、ただ使い込むだけでは効率が悪すぎます。まずはオイルの力で柔らかくしやすい状態にして、効率的に柔らかくしていきましょう。

写真はローリングス社のグラブオイルです。グローブを長く使うことを考えると、決して高くありません。日本製で柔らかめの質感。大容量なので、こまめなお手入れに最適です。まずは、このクリームでグローブを柔らかくするところから始めましょう。

用意するもの

・柔らかい布
・グローブ用オイル
・ボール

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商品画像
ローリングス 野球用 グラブ グローブ メンテナンス (濃革) オールレザー トリートメントオイル EAOL10S06

手順
 
1
オイルを塗る

オイルはだいたい500円玉大の量を布に取って、全体に薄く伸ばしながら塗っていきます。

2
捕球を繰り返す

グローブで球を受け止める「捕球」は、型をつけるためのプロセスです。革にオイルをなじませるために、捕球は、オイルを塗って一晩おいてから始めましょう!オイルを吸収して少し柔らかくなった革が、何度もボールを受けることによって、理想的な捕球時の形に近づいていきます。

3
オイルを再度塗る

1週間ほど経って、オイルが乾いたなと感じたときに再度オイルを塗ります。買った時からケアしておくと早くグローブもなじんでくれるので、頑張ってケアしていきましょう!

毎日できる「揉む」作業

続いては「普段」のお手入れ。つまり、毎日やってほしい作業です。地味といえば地味ですが、こういう手入れこそが大事。革は、手をかければ必ず応えてくれるので、自分の納得いく型ができるまで欠かさずにやっていきましょう!

用意するもの

・グローブ用オイル

手順
 
1
手で揉む

まずは手で揉んだり曲げたりして、捕球する際の面(ポケット)や、柔らかくしたい小指の根元などを柔らかくしていきます。雑に一気に折り曲げてしまうと、変な型がついたり、革が一気に傷んでしまったりします。必ず細かく「揉む」ということを忘れずに作業しましょう。

このとき、自分の求めている捕球のイメージをしっかりと持って柔らかくすることが大事です。

2
オイルを塗ってから揉む

1の手順をやってみても柔らかくなりにくい…という場合は、オイルを塗ってから揉んでみてください。ただし、塗りすぎには注意。500円玉ぐらいのグラブオイルを布に取って、全体に薄く伸ばせば十分です。

また、グローブを使っているときにグローブが手になじむ、ということはよくあります。一気に型をつけようと思わずに、硬さを確認しながら、ゆっくりと型をつけていきましょう。

この作業はオイルを使っても使わずとも、「揉む」作業だけでOKです。でも、決して忘れないようにしましょう。革はケアした分だけ応えてくれます!

グローブを使った後のケア方法

普段から揉むことはとても重要な作業なのですが、それだけでは不十分。というのも、グローブは使うことによって強い衝撃を受け続けます。それを放置したままでは、ただただ傷んでしまい、寿命が一気に縮んでしまううえに型も崩れやすくなってしまいます。

そのため、使った後にきちんとケアすることが重要になってくるのです!具体的には、オイルを塗って革がちゃんと保湿された状態を保ちます。

しかし、これはあくまでも「使った後」のケア。毎日バリバリ使っている人は、毎日手入れをするべきですが、使っていないのであれば不要です。

なぜならば、使用していないグローブに毎日オイルを塗ってしまうと、無駄に重くなり、柔らかくなりすぎてしまいます。その結果、グローブの寿命をかえって縮めてしまうことに…。

あくまで「使った後」です!ではその手順を詳しく見ていきましょう!

用意するもの

・布 or ブラシ(汚れを落とす用)
・グローブ用オイル
・柔らかい布(オイルを塗る用)

手順
 
1
汚れを落とす

まずは泥などの汚れを落とす、これがいつでも基本です。柔らかい布やブラシで優しく拭き取ってあげましょう!

2
オイルを塗る

汚れが落ちたら、グローブ用オイルを柔らかい布に大体500円玉ぐらいの量を取って塗っていきます。

全体に薄く伸ばすように、革の状態を見ながら塗っていきましょう!

3
乾かす

型を崩さないように乾かしていきます。捕球面を下にし、グローブを立て風通しの良いところに置いて乾かしましょう。

詳しくは次で紹介する、型を崩さないための保管方法の説明を参考にしてください!

型を崩さないための正しい保管方法

グローブは、型が大切!せっかくつけた型が崩れないように、正しい保管方法を知っておきましょう。正しい保管方法を紹介します!

普段の保管

まず、保管するときに、あまり考えずにポンって置いてしまっていませんか?型を崩さないためには「捕球面を下に向けて立てる」という保管方法がベストです。

このように、

親指を入れる部分と小指を入れる部分を、地面に接着させる置き方
指先部分全体を、地面に接着させる置き方

のどちらかの置き方が正解です!

間違っても親指の甲の部分や、それ以外の甲の部分をべたっと地面につけてしまわないでください!グローブが重みで潰れてしまい、型が台無しです…。

移動時の保管

次に、移動でグローブを持ち歩く際の保管方法を紹介します。

ほとんどの方が袋などに入れて持ち運ぶと思うのですが、この際、捕球するポケットに理想の形でボールを入れておきましょう。こうすると型が崩れにくいです。

型つけ用のボールなどはスポーツショップで販売しています。重さやサイズも忠実に再現してあるので、活用しましょう。

レザーローションも汚れ落としにおすすめ!

グローブのお手入れは、グローブ用オイルだけでなく、レザーローションを使うという手段もあります。

「レザーローション、何それ?」と思った方は、ここでしっかり存在を確かめてくださいね。グローブだけでなく、靴やバッグなどの革製品のお手入れにも使えるため、1つ持っておくと便利ですよ。

レザーローションとは?

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サフィール ユニバーサル レザーローション 150ml

レザーローション、という言葉だけでは、「レザー用の化粧水?」「革製品に水を与えていいの?」…そんな疑問が湧きますよね。

レザーローションはその名の通り、水っぽいタイプの商品で、革へ浸透することで、グローブについた汚れを通したり、革へ栄養を与えたりする役割があります。

革に水分は厳禁、というイメージが強いのですが、レザーローションの成分はワックスやオイルなどでできているため、グローブへ使用してOK!適度に保湿してあげることで、ヒビ対策やつや出しにも力を発揮してくれます。

用意するもの

・グローブ用ブラシ
・レザーローション
・スポンジ
・いらない布

手順
 
1
ブラシで汚れを落とす

事前にグローブについた汚れをブラシで落としておきましょう。細かい汚れは、レザーローションで落とせるので、神経質になる必要はありません。

2
レザーローションを全体に伸ばし拭き取る

レザーローションを良く振ってから、スポンジでグローブ全体へのばします。その後、いらない布などで、全体を拭きあげて、お手入れ完了です。

雨・汗・臭い…どうすればいい?

使い始めたばかりのグローブは汚れや臭いが落ちやすいので、あまり気にならないと思います。しかし、使い込んだグローブ・夏場のグローブについた臭いなどは、なかなか取れません。それで、頭を抱えている人も多いかと思います。

そんな汚れや臭い対策を紹介します!

雨に濡れたグローブはまず乾かす!

雨に濡れるなど、グローブが水分を多く吸ってしまった場合、どのようにすれば良いか。それは、「乾かしてオイルを塗る」。これに尽きるのですが、より効率的な方法を紹介します!

用意するもの

・布 or ブラシ(汚れを落とす用)
・新聞紙
・タオル

手順
 
1
汚れを取る

普段のお手入れにも書きましたが、まず汚れを拭き取ってからお手入れするのが基本です!柔らかい布やブラシで優しく汚れを拭き取ってください。

2
新聞紙を詰める

まずは、グローブの指を入れる部分に入れる新聞紙を作ります。イメージは指!新聞紙をクルクル丸めて、長さ10cmほどの棒を5本作り、グローブに詰めます。手のひらの部分にはタオルが詰めやすいので、タオルを詰めるのがおすすめです。

3
日陰で乾かす

風通しの良い日陰で乾かしてあげましょう!扇風機を使うのもいいですよ。

注意
間違っても熱を加えるようなことは避けましょう!
・ドライヤー
・こたつに入れる
・乾燥機
グラブは革製品で、熱にはとても弱いです。上の3つのようなものを使うのは厳禁です。

汗臭いときの対処法はこの2つ!

「グローブが臭い…」と感じるのは、手の汗や皮脂がついてしまい、雑菌が繁殖しているから。そんな対処法を2つ紹介します。

守備用手袋をつける

そもそも「汗を(極力)つけない」という考え方です。

守備用手袋はもともと捕球時の衝撃を抑えるために作られた手袋です。ところが、最近は「グローブの臭い対策」といったキャッチコピーの商品も見かけるようになっています。手袋が汗を吸収してくれるので、グローブに汗がつきにくいという仕組みです。

手袋は要洗濯です!合成皮革のものであれば洗濯機で大丈夫ですが、天然革のものだと傷んでしまうので、手洗いで優しく洗っていきましょう。

石鹸で洗う

ここで「ゴシゴシ洗うの?」といった誤解が生じてしまうといけないので、しっかり手順を確認してくださいね。

用意するもの

・薄い綿の手袋
・石鹸
・新聞紙

手順
 
1
手袋をつけた状態で石鹸を泡立てる

薄い綿の手袋を片手のみつけて、そこで石鹸を泡立てます。

2
グローブの中を泡で洗う

泡のついた状態でグローブに手を入れて、できる限り内部に泡を浸透させます。

3
濡れた手袋で泡を拭き取る

泡で洗うために使っていない方の手袋を手にはめて、水で濡らします。濡れた手袋をしたままグローブをはめ、泡を拭き取ります。完全に泡が取れるまで、この作業を繰り返しましょう!

4
干す

濡れた時と同じように新聞紙を詰め、陰干しします。

グローブの寿命

グローブの寿命について少しだけ。

阪神・メジャーリーグ・日本ハムと、スーパースターとして活躍した新庄剛志選手は、初任給で買った7,500円ほどのグラブを引退するまで17年間使い続けたそうです。

これは新庄選手の父親の「商売道具を大事にしろ」という教えを受けてのものだそうです。

丁寧なケアと大がかりな補修で使い続けた7,500円のグローブは、引退試合でついに破れてしまい、新庄選手とともにその役目を終えました。7,500円のグローブでも、しっかりケアをすればプロの世界で長く使い続けられる、ということです。

せっかく素晴らしいチームプレーを感じることができる競技を始めたのなら、細かいところまで徹底的に追求してみませんか?

まとめ

みなさんはプロ野球選手のキャッチボールを見たことがあるでしょうか?テレビ中継のマイクでも拾えるほどに「パシーーーン!」と音が響きます。もちろんプロ野球選手ですから技術も高いのですが…何よりグローブの質が高いからこそ乾いた良い音が鳴るのです。

いい音を鳴らす」というのは、投げた相手に「いい球を投げられている」と感じさせます。投手も「今日はいい球を投げられているんだな」という自信を持ち、楽に投げることができるのです。

野球は集団戦、つまり「誰か」がいなければ成り立たない競技。向き合う「誰か」のコンディションも、あなたのグローブで変わり得るのです。

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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