夏の風物詩とも言えるバーベキュー。青空の元、美味しいお肉と野菜を食べるのは最高ですね!
ワクワク楽しいバーベキューですが、その後に待っているのは焼き網やコンロなどの後片付け…。
びっしりと汚れがこびりついた焼き網の掃除は厄介な作業ですよね。
しかし!
きちんとした手順とコツを掴めば、楽に汚れを落とすことができるんです!
そこで、簡単に焼き網の汚れを落とすために必要なものや手順を紹介します。
「網の掃除を始める前にすることは?」「網の掃除の正しい手順は?」「掃除の後の正しい保管方法は?」など、バーベキューの網の掃除に関する全ての疑問を解決しますよ!
目次
お掃除を始める前に、まずは汚れの種類について知っておきましょう!
焼き網につく汚れには、主に油汚れと焦げつきの2つがあります。
それぞれについて解説しますね。
魚や肉などを焼いたときに食材から出てくるのが、油ですよね。
焼き網は食材の余分な油を落としてくれますが、下に流れ落ちた油が、コンロにこびり付いてしまいます。
油汚れがついた直後なら、まだ落としやすいですが、時間が経つと、こびりついて落としにくいです。
そしてもう1つが、焦げつき。
食材の残りカスなどが焦げて、網にこびりついた状態のことです。
魚などはしっかり焦げがあるくらいの焼き加減が美味しいですよね。
でも、しっかり焼いていると、その分、焦げつきも多くなってしまいます。
楽しいバーベキューが終わった後、効率的に後片付けをするにはどうしたらいいのでしょう?
「アルミホイル」や「セスキ炭酸ソーダ」を使うと、面倒な網の掃除も楽チンにできるんです!
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セスキ炭酸ソーダは、重曹と炭酸ナトリウムで構成された「アルカリ剤」です。
重曹よりも水に溶けやすく油汚れに強いので、バーベキューの後片付けにピッタリです。洗浄力が高いのに手荒れはしにくく、安心して使えます。
・アルミホイルorバーナー
・セスキ炭酸ソーダ
・水
・金ブラシ(持っていれば)
金ブラシは、軽い力で焦げを落とせるので、持っていると便利です。
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洗い始める前にまずは網の汚れを減らすことが大切です。
まだ炭に火が着いている場合は、そのままアルミホイルを被せて、そのまま10~15分放置します。
すると、汚れが炭となってスルスル落ちていきます。
火が着いていない場合は、ガスバーナーで網に残った汚れを焼き切ることでも汚れを減らせるんです。
ただ、ガスバーナーを使う場合は、網の歪みの原因になるので、汚れが残っている所に必要な分だけバーナーを当て、焼き切ることがポイントです。
焼き切ってもあまり落ちない場合は、金ブラシで直接ゴシゴシすることで落とすと良いでしょう。
網の汚れはセスキ炭酸ソーダを吹きかけたり、浸け置きすることで、直に水洗いをするよりも格段に落としやすくすることができます。
今回は、500mlの水に、セスキ炭酸ソーダ5gを溶かして使いました。
ペットボトルにセスキ炭酸ソーダと水を入れ、振ってよく混ぜてから、ペットボトルにスプレーの先端を取り付けると、簡単にセスキ炭酸ソーダのスプレーを作ることができます。
浸け置きする場合は、クーラーボックスの中に水を入れ、セスキ炭酸ソーダを溶かして、網を浸けて置くという方法でも大丈夫です!
手順2で作ったセスキ炭酸ソーダのスプレーを網に吹きかけます。たっぷり吹きかけましょう。
セスキ炭酸ソーダを吹きかけた網を、10分程度置きます。
油汚れが浮いてくるので、手で触ると網目状に汚れが着くくらいが目安です。
ここまでの手順を踏むとほとんどの汚れは落ちますが、最後に金ブラシやアルミホイルを使って、ゴシゴシすることでよりキレイにすることができます。
金ブラシが無ければ、ホイル焼きで使ったアルミホイルを丸めて用いれば、無駄なく使えるのでおすすめです。
最後に水で綺麗に洗い流せば、網のお掃除は終了です!
油汚れや焦げが落ちました!これで次回も問題なく使えます。
焼き網の汚れがきれいになったら、次は焚き火台も掃除してあげましょう。
「洗わずにそのまま保管している」
という方もいますが、清潔な状態を保ちたいなら、掃除が欠かせません。
用意するものと手順を参考に、お気に入りの焚き火台をきれいに磨いてあげてくださいね。
焚き火台は、傷みにくい素材でできているため、たわしで洗うことができます。
「お気に入りの焚き火台だから、できるだけ傷をつけたくない」
という場合は、柔らかい素材のスポンジやふきんを使用しましょう。
長時間火をつけていたあとの焚き火台は、温度が非常に高くなっています。
いきなり掃除しようと手を出してしまうと、ヤケドの原因になるため、必ず触れる温度まで冷ましてから作業をはじめましょう。
この時、
「どうせ洗うんだから……」
と冷たい水を直接かけてしまうのはNGです。金属が歪んでしまったり、傷んでしまったりする可能性があるため、時間をかけてじっくりと冷まします。
少しでも早く片付け作業をしたい場合は、冷めやすい素材の焚き火台を選びましょう。
おすすめはステンレス、もしくはチタン製の焚き火台です。
焚き火台の汚れている部分に水をかけながら、たわしで擦り落としましょう。
頑固な油汚れがある場合は、焼き網掃除でも登場したセスキ炭酸ソーダを使うと、より簡単に掃除できます。
汚れが落ちたら、きれいな水でしっかりすすいであげましょう。
洗い終わった焚き火台は、タオルなどで水気を拭き取り、その場でしっかり乾燥させます。
濡れた状態で片付けてしまうと、サビや劣化の原因になるため、注意が必要です。
「その場で乾かす時間がない」
という場合は、帰宅後できるだけすぐに、通気性の良い場所へ置いてあげるようにしましょう。
ここまで、網の掃除の手順やコツを紹介してきましたが、そもそも網の焦げ付きが少ない方が良いですよね。
食材を焼く前にちょっとした工夫をすることで、簡単に焦げつきを軽減し、後片付けを楽にできるんです!
あらかじめキッチンペーパーなどに染み込ませた酢や油を、網に満遍なく塗ることによって、食材が網にこびりつくことを防ぐことができます。
網に食材を乗せる前に、食材にレモンを塗ることで、よりこびり付きにくくすることができます。
肉や魚などは、熱するとタンパク質によってこびりついてしまいます。
しかし、レモンに含まれるクエン酸が、熱を加えてもタンパク質が表面で固まるのを防いでくれるのです!
食材が酸っぱくなってしまわないの?と思うかもしれませんが、焼くことで酸味は飛ぶので問題はありません。
あらかじめコンロにアルミホイルを敷いておくことで、汚れや炭のこびり付きを防ぎ、終わったら丸めて捨てるだけでいいので後片付けが格段に楽チンになります。
家庭用のアルミホイルでは薄くて破れてしまうので、4倍程の厚みがあるバーベキュー用のアルミホイルを使いましょう。
バーベキューが終わって、せっかくキレイにした網を次回も気持ち良く使うためにはどうしたらいいでしょう?
正しい保管の手順をマスターして、網を長持ちさせましょう!
毎回使い捨てしてしまうのはもったいないですし、環境にも良くないのできちんと保管することをおすすめします。
・食用油
・新聞紙
・ビニール袋
網を保管する時も食用油を塗ることで、網を長持ちさせることができます!
キッチンペーパーに染み込ませた食用油を、乾いた焼き網の表面に塗ることで、保護膜ができ、錆びから守ってくれるのです。
特に鉄製の焼き網は錆びやすいので重要な行程なので、忘れないようにしましょう。
油を塗った網を新聞紙に包んで保管することで、不要な油を吸い取ってくれます。
空気中の水蒸気と反応して、錆びてしまうことを防ぐ、乾燥剤の役割も果たすのです。
最後に新聞紙ごとビニール袋に入れ、口をしっかり結んで終了です!
こうすることで、網に虫が寄り付くのを防ぐこともできます。
丁寧に使っていても網の寿命がきてしまうことも。
網をしっかり洗っても、しまっておいたことで錆びれてしまったり、メッキが剥がれる、網が曲がってしまったなんてこともありますよね。
そうなってしまった場合は網の買い替え時です。
その時は、きちんと家庭に持ち帰って、燃えないゴミに出しましょう。
「焼き網の種類が多くてどれがいいかわからない…。」
「結局どの網がいいの…?」
このような悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
正しく網を使用するためには必要に応じてきちんと選ぶことが大切です。
そこで、失敗しない網の選び方を紹介します!
網にはステンレス製と鉄製があります。
良い網選びのためには用途に合わせてきちんと特徴を理解しておく必要と役に立ちますよ!
ステンレス製の網の最大の魅力は、手入れが楽であることです。
鉄製と比較すると熱の伝わり方は劣りますが、錆びにくく耐久性があり長持ちします。
比較的頻繁に使用する方や初心者におすすめで、値段は少し高めです。
温まるのが早く冷めにくいのが鉄製の網の特徴です。
錆びたり、変色してしまうことがあるため手入れを丁寧にする必要があります。
値段が安いので使い捨ても多く、手軽に使用できます。あまり網を使用しないという方におすすめです。
メーカーによってたくさんのサイズがある焼き網。
大きすぎるとものが当たってずれやすく、小さすぎると温度調節がしにくくなる…など、不便なことがいろいろあります。
そのため、コンロのサイズに合った網を選ぶことも大切な網選びのポイントです!
焼き網についてわかったところで、実際におすすめの網を詳しく紹介します。
キャプテンスタッグはビギナーからベテランまで多くの人に愛されているキャンプ用品定番のメーカーです。
種類も豊富でコンロに合う網を見つけやすいのでおすすめです。
おすすめ 商品
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LOGOS(ロゴス)はアウトドア用品の総合ブランドです。
ステンレス製も鉄製も両方の取り扱いがあるので用途に合ったものを見つけることができるでしょう。
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近年では100均にも焼き網が売っています。
総合ブランド品と比較すると、とても安いためきちんと使用できるのか不安に思っている方もいるのではないでしょうか?
まずは100均の網の主な特徴は3つです。
100均の網は手軽に使用するには最適ですが、総合ブランドの商品に比べると耐久性に欠けるため、スキレットや鍋などの重たいものを乗せると凹んでしまいます。
食材を焼くだけの使用や、一回切りの使用ならコスパも良いので、
「網の掃除がどうしても面倒…」「使い捨てにしたい」という方におすすめです。
ダイソーのバーベキュー網は、角型は40×40cm、44x34cm、50x30cm、45×35cmの4種類のサイズ展開があります。
角型以外にも、カセットコンロで使用できるスタンド付き焼き網や、高さを調整することができる折りたたみスタンド付き焼き網などもあり、豊富な品揃えです。
セリアのバーベキュー網は、角型は0×30cm、45×35cm、33.5×33.5cm、27×27cm、27×21cm(足つきタイプ)の5種類のサイズがあります。
ダイソーと同様に、カセットコンロ用の焼き網も多数の種類があり、丸型の焼き網なども取り揃えているので、用途に合ったものを見つけやすいです。
楽しいバーベキューを気持ち良く終わるには、気持ち良い後片付けがポイントです。
今回はより簡単に網の汚れを落とすための手順やコツを紹介しました。
おさらいすると、
これらを覚えておくと面倒な網の掃除も楽チンになり、とても便利です。
セスキ炭酸ソーダを用いることで、不要な力を使わずスルスル落とせてしまいます。
後片付けを楽に終わらせて、バーベキューをどんどん楽しんじゃいましょう!