HOME

更新日 :2021年06月01日

ハウスクリーニングの資格まとめ!開業に資格は必要?資格の種類は?

この記事をシェアする FaceBook X LINE Pinterest

 

近年、共働きの家庭が増え、仕事が忙しく、家事に手が回らない家庭も少なくありません。

そんな中、注目されているのが、手間のかかる家事の1つである掃除を代行してくれる「ハウスクリーニング」です。

ハウスクリーニング業界の市場規模は年々増加しており、新規開業が比較的容易であることから、個人で開業する人も多くなってきています。

では、そんなハウスクリーニングを仕事として始めようとした場合、どのような資格が必要となるのでしょうか?

今回は、そんなハウスクリーニングの資格についてご紹介します。

ハウスクリーニング業を始めるには資格が必要?

そもそも、ハウスクリーニングを仕事にしようとする場合、何か必要な資格があるのでしょうか。

結論から言うと、ハウスクリーニングの仕事をしようとする場合、特に必要な資格はありませんし、資格がなくても開業届さえ行えば、個人で開業をすることも可能です。

しかし、いくつもあるハウスクリーニング業者から、自分の会社を選んでもらうためには、資格を持っていることが1つの武器になります。

ハウスクリーニングの仕事を始めるのであれば、お客さんの信頼を得るためにも、ぜひ資格の取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

今回は、ハウスクリーニング業を始めるのにおすすめの資格を3つご紹介します。

ハウスクリーニングに関する資格1 ハウスクリーニング技能士

まず最初にご紹介するのは、「ハウスクリーニング技能士」という資格です。

ハウスクリーニング技能士とは、平成24年から実施されているハウスクリーニング業界で唯一の国家資格で、合格率はおよそ30%程度となかなか難易度の高い資格となっています。

試験内容は、学科試験と実技試験に分かれており、学科試験では、汚れ別の洗剤の使用方法を始め、ハウスクリーニングで使用する資材や機材の使い方、住まいの部位別の作業方法など、多岐にわたる知識が必要とされます。

また、作業の内容だけでなく、お客様に対するマナーであったり、安全や衛生に関する知識であったりを問われるのも、この資格の特徴となっています。

実技試験では、以下の7つの作業を時間内に正しく行えるかどうかで合否が判断されます。

1 レンジフードの洗浄

2 ダイニングチェア(ウール素材)クリーニング

3 ステンレスの油汚れ落とし

4 五徳の汚れ落とし

5 ビニルクロスの汚れ落とし

6 磁器タイルの汚れ落とし

7 フローリング床のキズ補修

この資格を受験するためには、実務経験が3年以上あることが必要となりますが、かなり信頼度の高い資格でもありますので、実務経験が3年以上ある方は、挑戦してみるのもいいのではないでしょうか。

ハウスクリーニング業に関する資格2 ハウスクリーニングアドバイザー

「ハウスクリーニングアドバイザー」は、日本生活環境支援協会が年6回ほど行なっている資格試験です。

試験の内容は、ハウスクリーニングで使用する洗剤の種類についてや、一般家庭の掃除道具とプロの道具の違いやそれらの道具の選び方、また、プロならではの道具である高圧洗浄機、ジェットドライヤー、送風機、コードリール、ポリッシャー、スクラバー洗浄機、パウダーマシン、金属磨き剤、剥離剤、カーペット用洗剤などの使用方法などの知識が問われます。

こちらの資格は在宅で受験をすることができ、受験料も10,000円と手軽に受験をすることができるので、ハウスクリーニング始める上で、まず基礎となる知識をつけたいという方はもちろん、プロの掃除方法を家庭で実践したいという方にも人気の資格となっています。

ハウスクリーニング業に関する資格3 掃除能力検定試験

「掃除能力検定試験」は、日本掃除能力検定協会が行なっている資格試験のことで、資格試験が1~5級の5段階に分かれており、家庭・職場・学校での日常の掃除から、職業としての専門業務の習熟を目的とした掃除まで、幅広く級を設定していることが特徴の資格です。

各級の内容は、以下のように分けられており、自分の状況に合わせてレベルアップを行えるのも魅力の1つです。

各級で求められる内容

掃除能力検定士5級 パーソナルコース (初級)

戸建て住宅やマンション等の私的空間の管理が対象となり、掃除に関して初歩的な知識が問われる。

掃除能力検定士4級 オフィシャルコース(中級)

オフィス・飲食店・理美容院・医科・歯科医院等商業エリアの管理が対象となり、接客・施術等に必要とされる掃除に関する専門的な知識が問われる。

掃除能力検定士3級 メジャーコース(中級)

担当責任者としてオフィス・飲食店・理美容院・医科・歯科医院等商業エリアの管理が対象となり、接客・施術等に必要とされる掃除に関しての包括的な知識が問われる。

掃除能力検定士2級 ビジネスコース(上級)

掃除関連事業やハウスクリーニングで独立・起業されるオーナー・マネジャー向けの資格で、3級で学んだ知識よりさらに専門的な知識を問われる。

掃除能力検定士1級 アカデミーコース (上級)

5級から2級までで学んだ知識を活用し、実際に機械を使用した実技試験が行われる。

まとめ

ハウスクリーニング業を始める際に、おすすめの資格についてご紹介しました。

これからハウスクリーニング業を始めたい方や、さらにレベルアップをしたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!