ここ数年、ハッカから抽出した精油である「ハッカ油」が注目されています。
ハッカ油は、爽やかな香りだけでなく、消臭効果や抗菌効果などもあることから、日常生活のさまざまな場面で使用することができます。
今回は、そんなハッカ油を使ったハッカ油スプレーの作り方や、ハッカ油スプレーの使用方法などについてご紹介します。
ハッカ油とは、「ハッカ」を乾燥させて抽出した植物油のこと。
ハッカは、シソ科ハッカ属に分類するハーブの総称で、日本語では「ハッカ」、英語では「ミント」と呼ばれています。
ハッカ油の主要成分は、リフレッシュ効果や冷却作用があるメントールで、古くは古代ギリシャやローマ時代から人々に重宝されてきました。
また、近年ではその清涼感が注目され、マスク用のスプレーとしても人気を集めているアイテムでもあります。
ハッカ油の使用方法として最も簡単なのが、ハッカ油スプレーを作ることです。
ハッカ油スプレーは、ハッカ油をエタノールや水で薄めたもので、特別な材料は必要なく、家にあるもので簡単に作れます。
使う際はスプレーボトルをよく振ってから使うようにしましょう。
また、ハッカ油の成分は短期間でとびやすいため、ハッカ油スプレーは、1~10日程度で使い切るようにしてくださいね!
ハッカ油はスプレーにしておくと、日常のさまざまな場面で活用することができます。
ここでは、ハッカ油スプレーの主な使い方を4つご紹介します。
ハッカ油スプレーは、爽やかな香りでリラックス効果を感じることができるので、暑苦しい時などのマスクスプレーとしてもおすすめです。
マスクの内側にシュッと一吹きするだけで、手軽に爽快感を得ることができますよ!
ハッカ油スプレーは、消臭効果もあるため、消臭スプレーとしても役に立ちます。
生ゴミが入ったゴミ箱や、トイレの使用後など臭いが気になる場所にシュッとスプレーするだけなので、使い方も簡単!
お部屋のルームスプレーとしても使うことができるので、お部屋の嫌な臭いを軽減し、爽やかな香りを広げてくれます。
ハッカ油スプレーは、ダニよけの効果もあると言われており、布団や枕などのリネン用のスプレーとしても有効に使うことができます。
就寝前に布団や枕などにさっと吹きかけるだけでOKなので、手軽に使うことができますね!
また、ハッカ油スプレーのスーッとした爽快感のある香りは、鼻づまりの解消などにも効果があるので、鼻づまりなどで寝苦しい夜などにもおすすめです。
虫はハッカ油を嫌う傾向にあるので、虫が気になる夏の季節などに網戸にシュッとかけて、虫の侵入を減らしたり、お出かけの際に衣服にかけて虫がよって来るのを減らしたりすることができます。
また、ハッカ油の香りは、ゴキブリにも効果があるとされているので、ゴキブリが気になるキッチン周りにもおすすめです。
香りが弱まってしまうと、効果も軽減されてしまうので、定期的にハッカ油スプレーをかけるようにしましょう!
ハッカ油は天然の成分なので安心して使用することができそうですが、使用する上では、いくつか注意をしなくてはいけません。
ハッカ油は、明るい場所や温度の高い場所に置いたままにすると、品質が変わってしまう可能性があります。
光が届かない涼しい場所に保管するように注意しましょう。
また、引火しないようストーブなどの火のそばに置かないようにし、小さなお子さんがいるご家庭では、誤飲を防ぐために手の届かないところへ置くようにしましょう。
ハッカ油の清涼感に慣れてくると、ついつい多めに使いたくなってしまいますが、使いすぎると肌にトラブルが起きる可能性などもあるので、使いすぎには注意しましょう。
原液を肌にそのままつけることは避け、少量から始めることがおすすめです。
特に、小さな子どもはハッカ油の成分に触れると肌荒れをしてしまうこともあるので、十分に注意するようにしましょう。
猫や鳥などのペットを飼っている場合は、ハッカ油を使用すると健康被害が生じてしまうことがあります。
特に、猫はハッカの臭いを嫌がるだけでなく、ハッカ油に含まれる成分が体内に溜まることで、体調が悪くなってしまうと言われています。
動物を飼っている場合は、ハッカ油を使用しないほうがよいでしょう。
ハッカ油を使ったハッカ油スプレーの作り方や、ハッカ油スプレーの使用方法などについてご紹介しました。
使い方次第で何役もの使い方ができる「ハッカ油スプレー」。
注意事項をしっかりと守って、ぜひ便利に使ってみてくださいね♪