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更新日 :2020年04月17日

道具の良さを最大限引き出せ!本当は教えたくないプロの技をご紹介!【茂木和哉】

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みなさんは、お掃除にどんな道具や洗剤を使っていますか?

スポンジやブラシ、洗剤など、お掃除する場所ごとに専用のものを揃えているという方も多いと思います。
新発売のなんだか便利そうなグッズって、ついつい試してみたくなりますよね。

でも実は、ほとんどのお家に必ずあるものにちょこっと工夫をするだけで、専用の道具よりもお役立ちのアイテムに早変わりします!
さらに、洗剤には、洗浄力を最大限に引き出す秘訣が!

 

掃除は、洗剤選びが10割!」と豪語するのは、洗剤職人の茂木和哉(もてぎ かずや)さん。
ユアマイスタイルスペシャルライターでもある茂木さんは『茂木和哉 落ちない汚れをラクに落とす掃除術』という茂木流掃除の極意がぎゅぎゅっと詰まった本を執筆しています。

今回は特別に、本の内容をちょっぴりお届け!

茂木流掃除の極意
・茂木流掃除その1「道具・洗剤の巻」
・茂木流掃除その2「油汚れの巻
・茂木流掃除その3「水垢の巻

お掃除の道具と洗剤の効果を上げる裏ワザを紹介していきます。

大掃除に使える!道具と洗剤の効果を上げる裏ワザ

使い古しの歯ブラシをお掃除に使っているという方は多いと思います。
お掃除用のブラシでは届かない、狭いすき間や細かい部分のお掃除に、とっても重宝しますよね。

でも、ただの歯ブラシにちょこっと手を加えると、もっと使いやすくなるのです!

 

そんな、お掃除の道具や洗剤のパワーを引き出す茂木流の裏ワザを紹介した40秒の動画があります。

 

 

 

 

 

 

 

どうでしたか?

 

歯ブラシの毛先を切るだけで、すき間ブラシやミニたわしに早変わり!

 

洗剤は、容器ごと湯せんをして温めると、洗浄効果がアップします!

 

茂木流の裏ワザは他にも!

このあとくわしく紹介していきます。

 

歯ブラシにちょっとひと手間で華麗に変身

まずは動画にも登場した、歯ブラシ

使い古した歯ブラシは捨てずに、お掃除の道具に転職させましょう!

歯ブラシを使うと、細かい部分まで毛先が届くので、

・ホコリなどを「かき出す
・汚れ部分に洗浄液を「つける」「塗り広げる
・仕上げに「こすり落とす

など、さまざまな使い方ができます。

そのままでも十分お役立ちアイテム。
ですが、汚れや使う場所に応じてカスタマイズすると効率がよりアップします!

POINT
毛先が広がった歯ブラシは、熱湯→冷水の順につけて、復活!

歯ブラシの替え時は「毛先が広がってきたら」っていいますよね。

お掃除の道具に再利用する前に、復活させておくと、使いやすいですよ。

 

歯ブラシ3変化
・斜めに切って「すき間ブラシ」
・垂直に切って「ミニタワシ」
・火であぶって「L字ブラシ」

それでは、歯ブラシをカスタマイズする例を3つ紹介します。

 

すき間ブラシに変身

キッチンばさみを使って、歯ブラシの毛先を角度をつけて斜めにカット
細い溝にもピッタリ入り込んで、汚れをかき出すことができます。

 

ミニタワシに変身

キッチンばさみを使って、歯ブラシの毛先を垂直にカット
毛が元の半分くらいの長さになればOK。
根元のしっかりした部分を残すので、強度がアップします。

 

L字ブラシに変身

柄の真ん中を火であぶって、L字に折り曲げます。
換気は十分に、やけどに注意して行いましょう。
ブラシが底面にフィットして、より汚れに近くなります。

 

歯ブラシを火であぶるなんて、なかなか思いつかないアイディアですよね。
どれも、5分もあればできてしまうワザばかり。

簡単にできるので、ぜひ試してみてください!

 

フェイスタオルひとつで5つの使い方!

茂木流・汚れ落とし術で、最も登場する頻度が多いのがフェイスタオルです。
使える理由は、さまざまな形状に変えられるから!

地域の運動会の参加賞や商店街の福引の景品でもらえることも多い、フェイスタオル。
普段の生活で存分に使い倒したあとは、お掃除に活用しましょう!

フェイスタオル5活用
・折りたたむ
・人さし指に巻く
・丸める
・湿布する
・ひっかけてこする

5つの使い方を紹介します。

折りたたむ

端をつまんで3回折ると、手のひらサイズに小さくたたむことができます。
全16面をフルに使えば、すすぎの回数も減り、作業の効率も高まります。

 

人さし指に巻く

利き手の人さし指に覆いかぶせ、スティック状にして使います。
汚れの度合いや洗剤の量を、指でダイレクトに感じ取ることができ、お掃除がしやすくなります。

 

丸める

汚れを吸い込みやすくなります。
ホットタオルを作るときも、丸めると温度ムラが出にくいですよ。

 

湿布する

洗浄液をしみ込ませて汚れた箇所を覆います。
汚れと洗浄液が密着しやすくなるので、洗浄効果も高まります。

 

ひっかけてこする

腕の入りにくい場所などにひっかけて、両端を持って上下左右に動かします。

 

フェイスタオルは、新品である必要はありません!
むしろ、くたくたになっているほうが手になじみやすく、使いやすいですよ。

 

「温度」と「保管」で洗剤の潜在能力を上げる

お掃除には欠かせない、洗剤。
ちょっと工夫するだけで、もっと効果を発揮してくれるのです。

・洗剤の効果を高める使い方
・洗剤の効果を保つ保管の方法

を紹介します。

洗剤の効果を高める4つの使い方

まずは使うときにやりたいひと工夫。

洗剤の効果を高める裏ワザ
・容器ごと湯せん
・お湯で溶かす
・汚れと密着させる
・分量はしっかり守る

4つの裏ワザがあります。

スプレータイプの洗剤は容器ごと温める

原液で使う場合は、容器ごと湯せんして温めましょう。
50~60℃がベスト
キャップなどをしっかり閉めて、お湯が容器の中に入り込まないように気を付けましょう。

 

粉末タイプは40~50℃のお湯で溶かす

洗浄液を作るときに、酸素系漂白剤は、40~50℃のお湯で溶かしましょう。
冬場は温度が下がりやすいので、少し高めの温度のお湯で溶かしてもOK。
アルカリ性洗剤は、50~60℃でもOKです。

 

汚れと密着させる

汚れに触れる面積が大きいほど、汚れ落ちもよくなります。
洗剤はまんべんなくつけましょう。
キッチンペーパーやトイレットペーパー、タオルで湿布をするという技もありますよ!

 

分量はしっかり守る

目分量は禁物です。
決められた量を正確に計量してから使いましょう。
洗剤が少なすぎると効果がなく、多すぎると素材を傷めることもあります。

 

洗剤を湯せんしたあと、また温度が下がっても洗剤が劣化する心配はありません
成分や効果に影響はないので、安心して試してみてください!

 

洗剤の効果を保つコツ

洗剤も鮮度が命
汚れに合った洗剤を使っているのに、汚れが落ちないときは、鮮度に問題があるのかもしれません。

洗剤を保管するときに気を付けたいのは、保管している期間場所です。

洗剤の効果を保つ期間と場所
・未開封でも半年、開封後は2~3か月
・直射日光と高温多湿は避ける

2つのコツがあります。

未開封でも半年、開封後は2~3か月

どの洗剤も基本的には、未開封でも半年を目安に使い切りましょう。
開封後は、2~3か月をめどに、なるべく早く使い切ることが大切です。

特売日にまとめ買いはNG
使い切れる量だけを買いましょう。

 

直射日光と高温多湿は避ける

浴室の窓際など、直射日光が当たる棚に置くのはやめましょう。
屋外に設置している物置や洗面台の下の収納庫の中など、高温多湿になりやすい場所も要注意です。

 

洗剤は、時間が経つにつれて濃度が落ち、光や温度で分解されることがあります。
そうすると、洗浄成分がほぼ機能しなくなってしまうのです。

 

まとめ

今回は、お掃除の道具と洗剤の効果を上げる裏ワザを紹介しました。

 

茂木さんの著書『茂木和哉 落ちない汚れをラクに落とす掃除術』では、

・今までの掃除では落とせなかった汚れを落とす
・気づいたらこびりついていた汚れを落とす
・汚れや悪臭の原因菌や微生物を除菌、殺菌する

の3つを大きな柱に、「汚れ落としの極意を知ることができます。

 

戦うべき汚れを、「油汚れ」「水アカ汚れ」「生き物汚れ」の3つに分類。

 

洗剤は、場所ごとに専用のものではなく、汚れに合わせて使うのが正解だったのです!
「掃除じゃんけん」チャートで、それぞれの汚れに勝つ洗剤が一目でわかります。

使う道具も洗剤も、特殊なものは一切ありません。

読み終わると、汚れや洗剤、お掃除の基礎知識が、頭の中でシンプルに整理されていますよ。
お掃除の手順は、イラストや写真つきでわかりやすいので、実践しやすいです。

 

 

本の内容をこんなに書いちゃって大丈夫?と、感じた方。
残念ながら、ほんの一部しか書けていません……

もっとみなさんに「茂木流掃除」をお届けしたいのに、紹介しきれなかった内容が、本の中にはまだまだ盛りだくさん
手元に置いて、ふと気になったときに、その都度ページを開いて参考にしたい一冊ですよ。

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