洗剤選びが油落ちの分かれ道。本当は教えたくないプロの技をご紹介!【茂木和哉】

■油汚れにはアルカリ性!化学の力で油汚れをラクに落とすことができる
■取り外せない部品にはスプレー、取り外せる部品には粉末タイプの洗剤
■洗剤は50~60℃で湯せんすると洗浄効果がアップ!

YOURMYSTAR STYLE編集部

更新日:2020年04月17日

油汚れを落とすのは、お好きですか?

ギトギト、ベトベト。
油汚れなんて見るのも触るのも嫌!という方が多いと思います。

そんなみなさんに朗報です。
油汚れが落ちなかったのは、使う洗剤を間違えていたせいかもしれません。

 

掃除は、洗剤選びが10割!」と豪語するのは、洗剤職人の茂木和哉(もてぎ かずや)さん。
ユアマイスタイルスペシャルライターでもある茂木さんは『茂木和哉 落ちない汚れをラクに落とす掃除術』という茂木流掃除の極意がぎゅぎゅっと詰まった本を執筆しています。

今回は特別に、本の内容をちょっぴりお届け!

茂木流掃除の極意
・茂木流掃除その1「道具・洗剤の巻
・茂木流掃除その2「油汚れの巻」
・茂木流掃除その3「水垢の巻

油汚れをラクに落とす3つのコツを紹介していきます。

アルカリ性洗剤 vs 中性洗剤!油汚れに効くのはどっち?

油汚れといえば、キッチン!
みなさんは、キッチンのお掃除に「何性の洗剤を使っていますか?

その洗剤選びが、油落ちの分かれ道
いくら優れたスポンジを使っていても、洗剤が合っていなければ、油汚れは落ちません。

 

そこまで言われると、どれだけ違うのかちょっと気になりますよね。
洗剤の違いで油汚れの汚れ落ちがググッと変わることがよーくわかる40秒の動画があります。

 

主婦と生活社「茂木和哉 落ちない汚れをラクに落とす掃除術 3

 

 

 

 

 

 

どうでしたか?
かなり違いましたよね。

 

左がアルカリ性洗剤、右が中性洗剤。
2種類の洗剤で、油汚れの汚れ落ちを比べてみると、

 

たったの5分で、この違い!

一目瞭然ですね。

 

■油汚れをラクに落とすコツ1
洗剤は、アルカリ性洗剤を選ぼう

 

洗剤には、液性というものがあります。
パッケージの説明書きを見ると、書いてあるはずです。

洗剤選びで大切なのは、液性をチェックすること!
油汚れを落としたいときには、アルカリ性洗剤を使うと、ラクに落とせるのです。

ブランドや商品名、香りや機能(除菌・消臭など)は気にしていたけど、液性は気にしていなかった。
という方も多いかもしれません。
同じブランドの似たような名前の商品でも、実は液性が違う、なんてことがあります。

 

液性を意識して洗剤を見てみると、今まで気づかなかった違いが見えてきて、おもしろいですよ。
ぜひ、洗剤コーナーへ足を運んで、いろんな洗剤のパッケージを確かめてみてください!

 

化学の力で油汚れを落とす

アルカリ性洗剤で油汚れが落ちるヒミツは、化学の力!

油汚れは「酸性」の性質を持っています。
そこにアルカリ性洗剤が合わさると、「中和」が起こるのです。
この中和作用が、汚れが落ちるには重要。

酸性や中性の洗剤では、油汚れとの中和作用は起こりません。

カラクリがわかると、お掃除がちょっと楽しくなりますね。

 

スプレータイプと粉末タイプを使い分けよう

油汚れとなかよしのアルカリ性洗剤。
実は、2つのタイプがあります。

油汚れをラクに落とすコツ2
取り外せないパーツは、液体のスプレータイプ
取り外せるパーツには、粉末の酸素系漂白剤

 

え?漂白剤?と思ったみなさん。
そう、実は、酸素系漂白剤はアルカリ性洗剤なのです!

それぞれのタイプを使い分けていきましょう。

液体のスプレータイプのすゝめ

細かい泡が汚れに密着するのが特徴の「液体のスプレータイプ」。
スプレータイプのアルカリ性洗剤は、取り外せないものに使うのがおすすめです。

キッチンでは、

・レンジフード
・汚れた壁
・シンク
・調理台

のお掃除に向いています。

汚れのひどいものには、原液を直接スプレーして使いましょう。
ただし、身体にかかってしまっては危険。

 

そこで、

・目線より上の汚れは、タオルに洗剤をスプレー
・目線より下の汚れは、汚れに直接スプレー

とするのがポイントです!

 

キッチンの他にも、スプレータイプのアルカリ性洗剤は活躍します。
あまり汚れがひどくないときには、薄めて洗浄液にして使いましょう。

手垢、皮脂汚れ
500mlのお湯に5スプレー

ベタベタの網戸
500mlの水に10スプレー

 

 粉末の酸素系漂白剤のすゝめ

酸素とアルカリ両方のはたらきをもつ「粉末の酸素系漂白剤」。
油汚れの量が多く、頑固な汚れにWで効きます。
粉末の酸素系漂白剤は、取り外せるものに使うのがおすすめです。

キッチンでは、

・換気扇
・五徳
・魚焼きグリル

のお掃除に向いています。

5Lのお湯に40gの酸素系漂白剤を溶かして、つけおき液にして使いましょう。

 

パーツが大きすぎて、つけおきできる容器がない!というときも、大丈夫。
なんと、段ボールが使えます!
段ボールなら、スーパーやホームセンターで無料で手に入ります。
よく「ご自由にお持ちください」と書いてあるコーナーがありますよね。

段ボールの内側に大きなゴミ袋をセットすれば、手作りつけおき容器の完成!
移動させるのも簡単です。

 

皮脂汚れが気になる、お風呂のイスや洗面器。
お風呂で使う小物のつけおきには、浴槽が使えますよ。

お湯150Lに酸素系漂白剤400gを溶かしましょう。

ほったらかしにしておくだけで汚れを落としてくれるなんて!
仕事にプライベートに、なにかと忙しい現代人の強ーい味方ですね。

 

コーヒーはアイスでも、洗剤はホットで!

喫茶店で、コーヒーを頼むと、
「アイスですか?ホットですか?」
と聞かれますよね。

季節や気分によって、好みは変わります。

 

でも、洗剤ならホットがおすすめです!

油汚れをラクに落とすコツ3
洗剤は、50~60℃にして使おう

 

洗剤の洗浄成分は、温度によって威力が変わります。
アルカリ性洗剤が最も効果を発揮するのが、50~60℃。

液体のスプレータイプ
容器ごと湯せん

粉末の酸素系漂白剤
お湯で溶かす

 

温めた洗剤の温度が下がっても、劣化はしません。
成分や効果に影響はないので、安心してください!

 

おわりに

今回は、油汚れをラクに落とすコツを3つ紹介しました。

 

茂木さんの著書『茂木和哉 落ちない汚れをラクに落とす掃除術』では、

・今までの掃除では落とせなかった汚れを落とす
・気づいたらこびりついていた汚れを落とす
・汚れや悪臭の原因菌や微生物を除菌、殺菌する

の3つを大きな柱に、「汚れ落としの極意を知ることができます。

 

戦うべき汚れを、「油汚れ」「水アカ汚れ」「生き物汚れ」の3つに分類。

 

洗剤は、場所ごとに専用のものではなく、汚れに合わせて使うのが正解だったのです!
「掃除じゃんけん」チャートで、それぞれの汚れに勝つ洗剤が一目でわかります。

使う道具も洗剤も、特殊なものは一切ありません。

読み終わると、汚れや洗剤、お掃除の基礎知識が、頭の中でシンプルに整理されていますよ。
お掃除の手順は、イラストや写真つきでわかりやすいので、実践しやすいです。

 

 

本の内容をこんなに書いちゃって大丈夫?と、感じた方。
残念ながら、ほんの一部しか書けていません……

もっとみなさんに「茂木流掃除」をお届けしたいのに、紹介しきれなかった内容が、本の中にはまだまだ盛りだくさん
手元に置いて、ふと気になったときに、その都度ページを開いて参考にしたい一冊ですよ。

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