ドラム式洗濯機にオキシクリーンはNG?3つの訳と正しい方法を解説

YOURMYSTAR STYLE編集部

更新日:2020年08月21日

オキシクリーン。

皆さん1度はこの洗剤の名前を耳にしたことがあるのではないでしょうか?

浸けておくだけオキシ漬けと言います!)で、家中ピカピカにしてくれるらしいので何でも浸けたくなりますよね。

こちらは、縦型の洗濯機をオキシ漬けして出てきたカビたち。こんなに取れるならオキシクリーンで洗濯槽掃除したいなって思いますよね。

ですが実は、ドラム式の洗濯機の場合、オキシクリーンが使えないんですよ!

今回はその理由や正しいお掃除方法を徹底解説します!

なぜオキシクリーンが使えないの?

ドラム式洗濯機にオキシクリーンがNGな理由は主に3つあります!

・オキシクリーンが行き渡らない
・自動で排水してしまう
・カビをすくい取れない

それぞれ解説していきますね!

オキシクリーンが洗濯槽に浸透しない

縦型洗濯機の場合、水を貯めて洗剤を入れると洗濯槽全体に洗剤が行き渡ります。

この状態で、2〜3時間オキシ漬けすることで、カビが剥がれていくのです。

一方、ドラム式洗濯機は洗濯槽が斜めに傾いています。そのため、オキシ漬けをしても、下側に洗剤が溜まってしまい、カビ取りができないんですよ!

勝手に排水してしまう

オキシ漬けをする際、オキシクリーンが酸素を出しその泡が汚れを剥がしてくれています。

しかし、ドラム式は泡がでると自動的に排水してしまう特徴を持っているのです。

これでは泡が排水されてしまうので、汚れを落とすことができませんね…。

カビをすくい取れない

先ほど紹介した画像のように、オキシ漬けをすると、洗濯槽に汚れが浮いてきます。

縦型洗濯機であれば、フタを開けて網ですくって取りますが、ドラム式は途中でドアを開けることができません。

つまり、汚れを取り除けないんです…。

ドラム式洗濯機のお掃除はどうする?

万能神オキシクリーンがドラム式洗濯機には使えないなんて、とても残念ですね…。

ではドラム式はどうやってお掃除したら良いのでしょうか?

ズバリ、ドラム式洗濯機は塩素系の洗濯槽クリーナーを使うべきなんです!

・水を貯めても下側に溜まってしまう
・泡立つと水が勝手に排水される
・洗濯の途中でドアを開けられない

先ほどあげたドラム式洗濯機の特徴たちです。

これでは、オキシクリーンのようなカビをはがし取ってお掃除する酸素系クリーナーを使うことができません。

一方、塩素系クリーナーカビを根元から分解して取ってくれるので、漬け置きや汚れのすくい取りを行う必要がありません。

そのため、ドラム式洗濯機のお掃除にとっても相性が良いんです♪

ドラム式洗濯機のお掃除をやってみた

ドラム式洗濯機には塩素系の洗濯槽クリーナーが有効ということはわかりましたが、どうやってお掃除するのか気になるところ。

ということで写真付きで解説していきますね♪

用意するもの
・塩素系洗濯槽クリーナー

おすすめ 商品

商品画像
カビキラー 洗たく槽クリーナー 洗たく槽カビキラー 塩素系液体タイプ 550g

「カビキラー」で有名なジョンソン株式会社が製造している洗濯槽クリーナー。

洗濯槽の裏側にたまったヌメリカビを次々に分解して除去してくれますよ♪

手順
1
電源を入れる

まずはじめに、洗濯機の電源を入れます。

2
クリーナーを洗濯槽の中に入れる

洗濯槽クリーナーの表示に従い、決められた量の洗濯槽クリーナーを中に入れましょう。

3
洗濯機を回す

ここは、洗濯機に「槽洗浄モード」があるかないかで少し変わってきます。

・槽洗浄モードがある場合
→槽洗浄モードで洗濯機を回す
・槽洗浄モードがない場合
→標準コースで「洗い」~「脱水」の1サイクルで洗濯機を回す

これでお掃除は完了です♪洗剤を入れて回すだけなので、月1回程度カビ取りをしたいですね!

ドラム式洗濯機のお掃除の際の注意点

ドラム式洗濯機を掃除するには塩素系洗濯槽クリーナーを使うのが効果的だとご紹介しました。

効果絶大な分、使用する際の注意点が以下3つあります。

・酸性の酵素系クリーナーと混ぜない
・直接触らない
・十分に換気を行う

酸性の酵素系クリーナーと混ぜない

皆さん、「まぜるな危険」という表記をご覧になったことはありますか?

塩素系の製品と酸性タイプの製品を混ぜると、人体に有害な塩素ガスが発生する場合があります。

事故を防止するためにも、酸性の酵素クリーナーと混ぜないようにしましょう!

直接触らない

塩素系クリーナーは洗浄力や漂白力の強さに定評があります。

しかし、効果が強力な分手についたり目に入ったりすると大変危険です。

塩素系洗濯槽クリーナーを使用する際には、ゴム手袋ゴーグルを着用し、万が一に備えましょう!

十分に換気を行う

気化した塩素系洗濯槽クリーナーを吸い込むと、頭痛や吐き気を引き起こす場合があります。

塩素系洗濯槽クリーナーを使用する際には、窓を数カ所開けるなど換気に細心の注意を払いましょう!

乾燥フィルターのお掃除も忘れずに!

ここまでドラム式洗濯機のお掃除について解説してきました。ただ、洗濯機の汚れはこれだけではありません。

ドラム式洗濯機の上部に付属している乾燥フィルターには、衣類についたホコリがびっしりと溜まっていることもあるんですよ!

このフィルターに溜まったホコリは生乾きのニオイの原因になることもあります。洗濯槽のカビ取りも大事ですが、月1程度でフィルターもお掃除したいですね♪

用意するもの
・掃除機
・歯ブラシ
・洗面器
手順
1
乾燥フィルターを取り外す

2枚の乾燥フィルターを、洗濯機から取り外しましょう。

フィルターの裏側はこんな感じ。奥のほうに汚れが溜まっていますね…!

2
掃除機で吸う

掃除機で、フィルターの表面に付いた汚れを吸い取りましょう。

3
水洗いする

掃除機で吸っても汚れが落ちないときには、洗面器に水を張って水洗いします。

汚れは、歯ブラシで、こすって落とすと良いですよ♪

4
乾燥させて、戻す

完全に乾いたら、また元の位置に戻します。これで完了です!

まとめ

ドラム式洗濯機の説明書にも、専用クリーナー以外の使用は控えてくださいと注意書きがあるメーカーもあるそう。

説明書に書いてある場合には、かびきら

なんでも白くピカピカに出来てしまうオキシクリーンですが、ドラム式洗濯機は使えないという落とし穴がありましたね。

そのため、ドラム式洗濯機は塩素系クリーナーでお掃除しましょう!あ、乾燥フィルターのお手入れもお忘れずに!