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更新日 :2023年09月30日

ドラム式洗濯機にオキシクリーンはNG?3つの理由と正しい掃除方法

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酸素系漂白剤で、お掃除にも使えるオキシクリーン。汚れたものを浸けておくだけのオキシ漬け」で、家のさまざまなものをキレイにすることにハマってしまった方も多いのではないでしょうか。

ちなみにこちらは、縦型の洗濯機をオキシ漬けして出てきたカビたち。こんなに取れるならオキシクリーンで洗濯槽掃除をしたいなって思いますよね。しかし覚えておきたいのは、ドラム式の洗濯機にはオキシクリーンは使わないほうがいい、ということ!その理由や、ドラム式洗濯機の正しいお掃除方法を解説します。

なぜオキシクリーンが使えないの?

ドラム式洗濯機にオキシクリーンを使わないほうがいい理由は主に3つあります。

オキシクリーンが洗濯槽に浸透しない

縦型洗濯機の場合、水を貯めて洗剤を溶かし入れると、洗濯槽全体に洗剤が行き渡りやすくなります。この状態で2〜3時間ほどオキシ漬けすることで、カビが浮いて剥がれていくのです。

一方、ドラム式洗濯機は洗濯槽が斜めに傾いています。そのため、オキシ漬けをしようにも、溶かした水が下側が溜まってしまい、全体のカビ取りには不向きなんです。

勝手に排水してしまう

洗濯槽をオキシ漬けをすると、オキシクリーンの酸素によって生まれた泡が汚れを剥がしてくれることが期待できます。しかし、ドラム式洗濯機の機種によっては、泡がでると自動的に排水してしまう特徴を持っているのです。これでは泡が排水されてしまうので、汚れを落とすことができませんね…。

カビをすくい取れない

先ほど紹介した画像のように、オキシ漬けをすると、洗濯槽に汚れが浮いてきます。縦型洗濯機であれば、フタを開けて汚れを網ですくって取りますが、ドラム式は途中でドアを開けることができません。つまり、汚れを取り除けないんです…。

ドラム式洗濯機のお掃除はどうする?

オキシクリーンがドラム式洗濯機には使えないなんて、とても残念ですね…。ではドラム式はどうやってお掃除したら良いのでしょうか?ズバリ、ドラム式洗濯機は塩素系の洗濯槽クリーナーを使うこと!

・水が下側にのみ溜まってしまう
・泡立つと水が勝手に排水される
・洗濯の途中でドアを開けられない

先ほどあげたドラム式洗濯機の特徴です。これでは、オキシクリーンのようなカビを浮かせて取り除く酸素系クリーナーを使うことができません。一方、塩素系クリーナーは漬け置きや汚れのすくい取りを行う必要がありません。そのため、ドラム式洗濯機のお掃除に使いやすいんです。

ドラム式洗濯機のお掃除をやってみた

ドラム式洗濯機には塩素系の洗濯槽クリーナーが使えるということはわかりましたが、どうやってお掃除するのか気になるところ。ということで写真付きで解説していきます♪

用意するもの
・塩素系洗濯槽クリーナー

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洗たく槽 カビキラー 塩素系液体タイプ 550g

ジョンソンのカビキラーシリーズの洗濯槽クリーナー。つけおきをしなくても、洗浄成分がヌメリカビを分解して除去します。

手順
1
電源を入れる

まずはじめに、洗濯機の電源を入れます。

2
クリーナーを洗濯槽の中に入れる

洗濯槽クリーナーの表示に従い、決められた量の洗濯槽クリーナーを中に入れましょう。

3
洗濯機を回す

ここは、洗濯機に「槽洗浄モード」があるかないかで少し変わってきます。

・槽洗浄モードがある場合
→槽洗浄モードで洗濯機を回す
・槽洗浄モードがない場合
→標準コースで「洗い」~「脱水」の1サイクルで洗濯機を回す

これでお掃除は完了です♪洗剤を入れて回すだけなので、月1回程度カビ取りをしたいですね。

ドラム式洗濯機のお掃除の注意点

ドラム式洗濯機の掃除に塩素系洗濯槽クリーナーを使う方法をご紹介しました。その際の注意点が3つあります。

酸性の酵素系クリーナーと混ぜない

「まぜるな危険」という表記をご覧になったことはありますか?塩素系の製品と酸性タイプの製品を混ぜると、人体に有害な塩素ガスが発生する場合があります。事故を防止するために、くれずれも酸性の酵素クリーナーと混ぜないようにしましょう!

直接触らない

塩素系クリーナーは洗浄力や漂白力の強い成分です。そのため、手についたり目に入ったりすると刺激が強すぎて危険。塩素系洗濯槽クリーナーを使用する際には、ゴム手袋ゴーグルを着用し、万が一に備えましょう!

十分に換気を行う

気化した塩素系洗濯槽クリーナーを吸い込むと、頭痛や吐き気を引き起こす場合があります。塩素系洗濯槽クリーナーを使用する際には、窓を数カ所開けるなど換気に細心の注意を払いましょう。

乾燥フィルターのお掃除も忘れずに!

ここまでドラム式洗濯機のお掃除について解説してきました。ただ、洗濯機の汚れはこれだけではありません。ドラム式洗濯機の上部に付属している乾燥フィルターには、衣類についたホコリがびっしりと溜まっていることもあるんです!

このフィルターに溜まったホコリは生乾きのニオイの原因になることもあります。洗濯槽のカビ取りも大事ですが、月1程度でフィルターもお掃除したいですね♪

用意するもの
・掃除機
・歯ブラシ
・洗面器
手順
1
乾燥フィルターを取り外す

2枚の乾燥フィルターを、洗濯機から取り外しましょう。

フィルターの裏側はこんな感じ。奥のほうに汚れが溜まっていますね…!

2
掃除機で吸う

掃除機で、フィルターの表面に付いた汚れを吸い取りましょう。

3
水洗いする

掃除機で吸っても汚れが落ちないときには、洗面器に水を張って水洗いします。汚れは、歯ブラシで、こすって落とすと良いですよ♪

4
乾燥させて、戻す

完全に乾いたら、また元の位置に戻します。これで完了です!

まとめ

ドラム式洗濯機の説明書にも、専用クリーナー以外の使用は控えてくださいと注意書きがあるメーカーもあるそう。

さまざまなものをキレイにしてくれるオキシクリーンですが、ドラム式洗濯機は使えないという落とし穴がありましたね。ドラム式洗濯機は専用クリーナーでお掃除しましょう!そして、乾燥フィルターのお手入れも忘れずに!

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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