コンセントの掃除でホコリを除去!1分で家を火事から守る方法とは?
みなさんはしっかりとコンセント周りを掃除されていますか?
あまり頻繁に掃除する個所ではないですよね。もしかしたら全く掃除をしたことがないという方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、気を付けてください。
コンセントが原因で火災になってしまうかもしれません。
そして、このような火災は東京消防庁管内で、平成26年の1年間で33件発生したそうです。(東京消防庁広報テーマ2015年8月号より)
掃除しないと火災につながりかねないコンセントの掃除について、ご紹介していきます。
火事の原因は「トラッキング現象」?
トラッキング現象という単語を耳にしたことがある方は少ないと思います。
これは先ほど紹介したコンセントが発火して起きる火災の原因となる現象のことです。
この「発火現象」は、コンセント・プラグの掃除を怠っていると起こってしまいます。
火事に繋がる現象なので是非覚えておいていただきたい現象です。
このような火災の原因となるトラッキング現象について、まず紹介したいと思います!
トラッキング現象とは
冷蔵庫やテレビなどコンセントに刺しっぱなしの家電はありませんか?
トラッキング現象は、
・大型家電の裏側
・タコ足配線
などで起きてしまいます。
長年さしっぱなしにしたコンセントとプラグの間には、ホコリが溜まります。
そのホコリは、しばらくすると空気中の水分を吸い込んでいきます。
そうするとそのホコリの中の水分を伝って(トラッキング)、プラグから漏電するようになりやがて発火するのです。これがトラッキング現象なのです。規模にもよりますが、火災の原因になる危険な現象です。
トラッキング現象が起こりやすい2つの場所
では、そんなとても危険なトラッキング現象は、どんな場所で起こりやすいのでしょうか。
キーワードは、ホコリと水分。
つまり、
・湿気が多い場所
がトラッキング現象が起こりやすい場所です。
特に冷蔵庫やテレビなどの大型家電の裏のようにホコリが溜まりやすい場所や、脱衣所や台所など湿気の多い場所で使用しているコンセントなどは要注意です。
トラッキング現象を防止するには
トラッキング現象を防ぐには裏技などはなく、定期的な掃除が基本です。
◎ホコリを取り除く
単純にホコリが溜まることが原因となって引き起こされる現象なので、ホコリを取り除くことが肝心です。プラグを抜いて乾拭きするようにしましょう。
◎アイテムを使う
また、トラッキング現象を防止する絶縁体が、プラグの刃についたアイテムも販売されています。心配な場合はそういったものを購入するのもいいかもしれません。
しかし、だからといって完全に防止できるわけではないので、定期的な掃除は心がけてください。
コンセントを掃除する
少々長くなってしまいましたが、コンセントを掃除することの重要性はわかっていただけましたか?掃除しなければ…となったところで、コンセントの掃除方法を紹介します!
用意するもの
・ハンディーワイパー または マイクロクロス
手 順
プラグを抜いて乾拭きする
ハンディーワイパーやマイクロクロスのようなホコリを吸着してくれるもので拭き取りましょう。なければ軍手でも代用可能です。
これだけで十分です。
プラグが折れると危険なので、優しく拭くようにしましょう。
コンセントの穴は触ると危険なので、間違っても中まで掃除しようとはしないでください。
先ほども紹介した通り、火災の原因となる汚れは普段から溜まってしまうホコリだけなので、そのホコリさえ除去できれば完璧です!
コードも掃除しよう
普段からプラグ・コンセントは掃除しているという人でも、コードまでは掃除されないのではないでしょうか。
コードって、実は結構、汚い
火災の原因にはならないのですが、実は触ってみると意外とベタベタしていたり、ホコリでザラザラしていたりします。
基本黒いので、汚れているのかわかりにくいですよね。
やはり床に長く設置しているコードは汚れやすいのです。
コードのお掃除に大活躍のアイテム
ところで、コードをいざ掃除をしようにも細くて雑巾などでは掃除しにくいものです。力を入れればできなくはないです…が、コードの中に傷をつけることもあるので絶対におすすめできません。
そんな時に活躍するのが手にはめるタイプのクロスです。
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こちらは、マイクロファイバー素材のモップ面とクロス面がついていて、一石二鳥の商品です。手を入れると中に仕切りがついてるのがポイント!使っている最中にクルッと回転してしまう心配がありません。手にしっかりとフィットするので、指先感覚でお掃除することができます。
今回のコードのお掃除に使うだけでなく、お風呂にも網戸にも、お家の中のいろいろな場所のお掃除に使うことができる万能なアイテムです。
普段のお掃除アイテムの1つに仲間入りさせてあげてもいいと思います!
いざ、お掃除!
先ほど紹介したアイテムを使えばとっても簡単に綺麗にすることができます。
用意するもの
・手にはめるタイプのクロス または 軍手
・スプレー容器
・重曹
手 順
1. 装着る(はめる)
手にはめるタイプのクロスか軍手を両手にはめます。
2. 掃除る(なぞる)
コードをスーッとなぞっていきます。
3. 重曹る(こする)
もし汚れがしつこくて、なぞっても取れない…という場合は、重曹スプレーなどを手に吹きかけてからこすってみてください。
小さじ1の重曹を、100mLの水に溶かしてスプレー容器に入れる
重曹スプレーを使ったあとは、水拭きと乾拭きも忘れずにしてくださいね。
もちろん、漏電しないように、プラグはコンセントから抜いて、安全な状態を確認して掃除しましょう!
まとめ
実際に火事の出火元を調べてみるとコンセントだった、なんてニュースを見たこと、ありませんか?
普段使っていながらも掃除する個所としては確かに見落としがちなコンセント。実際に発火する危険性をはらんだものなので、定期的に掃除するようにしましょう!
ホコリの溜まったコンセントは時限発火装置のようなものです。
火災につながる前に危険の芽は摘んでおきましょう!