減築リフォームで住みやすい家へ!メリットや気になる費用も徹底解説
みなさん「減築」について何か知っていますか?
減築とは増築とは逆で、家を狭くする工事のことです。
「家を小さくするなんて損なのでは?」
そう思ってしまいますが、意外とメリットも多いんですよ!
今回は、そんな減築に関する基礎知識をご紹介していきますね。
減築って何?
「減築」とは、今ある住宅を小さく改築することです。
基本的に、家の床面積を減らすのが減築です。
例えば、2階建ての戸建てを平屋にしたり、必要のなくなった部屋をなくしたりという工事が減築にあたります。
減築して広がった屋外のスペースを利用するなど、様々な活用方法が考えられますね。
子供が独り立ちした夫婦・実家を相続してこれから住もうと考えている方・老後に住みやすい住宅にしたいと考えている方に人気なのが、「減築」という方法なんです。
減築にかかる費用
家を狭くすると言っても、やはり費用はそれなりにかかります。
減築にかかる費用は、工事内容によって大きく違ってきますね。
以下は目安になりますので、工事を考えている方は参考にしてください。
建物内にある部屋をなくす場合
・7〜9畳の部屋 :110〜180万円
・10〜38畳の部屋:400〜700万円
2階建ての住宅を平屋にする場合
・450〜2,700万円前後
※内容によって特に費用が大きく異なる工事です
天井を吹き抜けにリフォームする場合
・100〜500万円
減築した後に駐車場を作る場合
・300〜700万円
不要な部屋をビルトインガレージにする場合
・40〜240万円
どれも安い工事とは言えませんよね。
そのため減築を考えているときは、これからの人生設計も踏まえてどんな家にしたいのかを決めていきましょう。
減築のメリット
減築には色々なメリットがありますが、1番は不要になったスペースを有効活用できることです。
子供が独立して使われなくなった子供部屋を、減築によって夫婦の趣味のスペースにするという例もありますね。
それから、広い家を減築することによって、家事の負担を減らすことができます。
部屋そのものを減らしてしまえば、掃除も必要がなくなるので楽に生活できるんですね。
家が小さくなれば、光熱費もカットできちゃうんです!
また、一般的に平屋建ては暖房効率が良いとされていたり、耐震性も高いとされています。
その他に大きなメリットと言えるのが、固定資産税の節約です。
固定資産税は、土地の広さと建物の床面積によって納税額が決まります。
そのため、減築して不要な部屋をなくすことで、固定資産税を減らすことができるでしょう。
減築のデメリットと注意点
減築を行う際の大きなデメリットは、やはり費用がかかるということでしょう。
壁を取り払ったり、場合によっては屋根を付け替えたりしますから、ある程度のまとまった資金が必要になりますね。
他にも、大規模な減築工事を行う際には、別の場所に仮住まいしなければなりません。
このように工事費以外に出費がある可能性が高いので、注意が必要です。
その他の面では、工事業者についても注意が必要ですね。
技術が足りない業者に依頼してしまうと、施工後にトラブルが発生することもあるんです。
経験豊富でアフターフォローがある、信頼できる業者を探すことも大切ですよ!
他にも、建物の形が大きく変わることで、意外なトラブルが発生することがあります。
日当たり・セキュリティ・プライバシーの確保なども、しっかりと確認しておく必要がありますね。
まとめ
「減築」は老後を迎える家族にとって、現実的な選択肢の1つです。
第2の人生を送るため、など住まいをより良くしたいという方に選ばれています。
今住んでいる住宅を減築したい、不要な部屋を撤去してリフォームをしたいと考えている方は、まずは専門の業者などに問い合わせをしてみましょう。
住宅の状態やこれからの人生プランに合った減築を考えてみてくださいね。