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更新日 :2018年10月12日

DVD・CDのキズがバナナ1本で修復でき?いやいやそんなばなな!

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めんどくさがりな人あるある第1位ってこれじゃないかな…

ずばり、CD・DVDをケースにしまわない。

これわたしも、ついついやっちゃうんです。
そのままにしていると、シャッてひっかいたみたいなキズが。
再生してみると、ちょっと具合が悪い。

あー…。
後悔しても遅いのだけれど、ものすごく後悔。

はい、ちょっとここで応急処置に使える方法をご紹介しますね。

ただし!
次のような深いキズは、修復ができないことを先に伝えておきます。

・割れてしまったもの
・ひびがはいってしまったもの
・熱によって変形したもの

ここで紹介するのは、あくまで中のデータが修復不能になっていない程度のキズを修復する方法です。
キズが深かったり本体が変形していたりするものに関しては、修復が難しいのです。

さらに、注意がもう1つ。

注意
絶対にデータが壊れては困るもの、バックアップを持っていないものに関しては、まずはCD、DVDの修復作業を請け負っている中古CDなどを扱う業者さんに持っていくことをおすすめします。

それでは、CD、DVDのキズの修復についてご紹介します。

修復作業のキホン

セルフ修復作業完成への道。
まずはCD、DVDがどうやってできているのかを説明しますね。

レーベル層
データ層
樹脂層

 

レーベル層とはディスクの表側、簡単に言うと何のディスクなのか書いてあるところですね。
次に、データ層にディスクのデータが内蔵されている部分。
この部分までキズが入ってしまうと修復は難しくなります。

そして、ディスクの一番外側、樹脂層は、データ層を保護するためのプラスチック樹脂層。
つまり、ディスクのテカテカ、ギラギラした面のことですね。

修復できるキズは、この樹脂層に入った浅いキズ
このキズ部分を修復させる方法は、樹脂をなめらかにさせること。

え、どうやって?
方法はたったひとつ。

それは磨くこと!
磨き方は2つあるので、お手軽に試せる方法からご紹介しますね。

 

汚れの正しい拭き取り方

おそらくは面倒くさがりなあなたに、まず試してほしいことは、樹脂層の汚れ、ごみを拭き取ること。
実は、この樹脂層にホコリ、指紋、汚れが付いているだけで再生できないことがあるんです。
正しい拭き取り方を紹介しますね。

用意するもの

・コップ
・ぬるま湯
・清潔なタオル

  手順  

1. ぬるま湯で拭く

コップにぬるま湯をためて、清潔なタオルに少しつけて樹脂層を拭きます。
拭き方にちょっと注意があります。

注意
絶対にまるく拭かないように。

つまり、中心から外側に向かって放射状に少しづつ拭いていきましょう。

 

2. 自然乾燥させる

空気で自然乾燥させましょう。

注意
ティッシュやタオルでの乾拭きは、糸くずがついてしまう恐れがあるのでNGです。

 

これでキレイな状態になったはず。
それでも再生できなかったらある果物を使って、ちょっと磨いてみましょう。

 

バナナ大作戦

は?
って思いますよね。
いや、真面目です。騙されたと思ってやってみてください。

用意するもの

・バナナ1本
・清潔なタオル1枚
・ぬるま湯

  手順  

1. バナナの皮をむく

バナナの実を少しだけ使うので、皮をむきます。
使う実は少しだけなので、半分くらい食べてもOK。

 

2. 実で樹脂層を拭く

実で樹脂層を拭きます。
ここでも内側から外側に放射状に、は守って下さいね。

 

3. 皮で拭く

実で拭いたらバナナの皮の内側で磨きましょう。
キズ部分を重点的に。

 

4. ぬるま湯で拭く
タオルにぬるま湯を少しつけて、樹脂層についたバナナを落としましょう。

ここでももちろん放射状に。
拭き終わったら自然乾燥です。

 

乾いたらいったん再生。
それでも再生できなかったら、次のステージに進みましょう。

 

傷の正しい磨き方

さあ、ネクストステージです。
本格的な研磨剤を用いて磨いてみましょう。

 

用意するもの

・歯磨き粉(または車用のコンパウンド)
・メガネクリーナーなどの柔らかい布2枚
・消しゴム

ここでちょっと注意。

注意
歯磨き粉は粒子の荒いものだと、もっと傷つけてしまう可能性があります。
粒子が細かいものにしましょう。

また、コンパウンドとは車をピカピカにするのに用いる研磨剤。
ホームセンターなどで売っていて、リキッド状とペースト状両方があります。
ここではどちらでも可です。

  手順  

1. 消しゴムを柔らかい布で包む

まずはメガネクリーナーなどの柔らかい布で消しゴムを包みます。

 

2. 歯磨き粉またはコンパウンドで磨く

消しゴムをつつんだ布に歯磨き粉とコンパウンドを少しつけてキズ部分を磨きましょう。
しつこいようですが、ここでも必ず放射状に。

 

3. 柔らかい布で水拭き

柔らかい布で水をつけて歯磨き粉、コンパウンドを拭き取ります。
もうわかってらっしゃるとは思いますが、放射状にね!

 

4. 自然乾燥させる
終わったら自然乾燥させましょう。

 

 

これでセルフ修復作業はおしまいです。
これで再生できたら、あなたの勝ち。

 

まとめ

大事なのは、放射状に拭くこと。
それだけは必ず守って作業しましょう。

また、あくまでも研磨でセルフ修復ができるのは浅くて細かいキズのみ。
もう一度言いますが、大事なデータやキズが比較的深く入ってしまったものは
中古CDやDVDを扱う業者さんに持っていくことを強くおすすめします!