皆さんは「水筒」を使っていますか?
最新の水筒は、デザインもおしゃれで、毎日持ち歩くだけで楽しい気分になりますよね♪
保温保冷以外に機能性に優れています。持ち運びやすいスリムタイプや、アウトドアのお供としても使える耐久性に優れたタイプなどバリエーションも豊富です。
マイボトルを持ち歩くことで、ゴミも出さないので環境にもよく、節約にもなりますよね♪
水筒を洗い忘れて、中身が入りっぱなしで放置した事はありませんか?
そういった時にカビは水筒の中で発生するんです。カビを放置しておくと、水筒がカビ臭くなるなどの問題が起こります。
水筒に発生したカビは、すぐに取り除きましょう。
しかし、間違った方法で、カビを取り除くと水筒を痛めてしまいます。
そこで今回は、「水筒の正しい洗い方」と「水筒内のカビを取り除く方法」を紹介します。
目次
ここでは、水筒にカビが繁殖する原因を説明します。
水筒から直接飲むことが出来る、「直飲みタイプ」の水筒が人気ですよね。直飲みタイプは、口の中の雑菌が飲料を通して水筒の中に移りやすいと言われています。口の中の雑菌が水筒に移る事で、カビが繁殖しやすくなります。
皆さんは、水筒に何を入れていますか?お茶が多いと思いますが、ジュースやカフェオレなどを持ち運ぶ方もいますよね。甘い飲み物を入れた水筒をきちんと洗えていないと、カビが残った糖分をエサにして、どんどん増えていきます。
水筒の中身を、長時間そのままにしていませんか?カビは湿気を好みます。中身を放置している状態は、カビにとってまさにオアシスです。
水筒を洗った後に、きちんと乾かさずに収納するのはNG!先程も説明したとおり、水筒に湿気が残りカビが繁殖します。
カビが、水筒内に繁殖する原因って沢山あるんです…。次の項目では、水筒内に繁殖しやすいカビの種類を説明します。
水筒内に繁殖しやすいカビは「黒カビ」と「赤カビ」です。
名前の通り、黒く根を張ったように繁殖するカビです。水筒の中やパッキンに発生します。日常的にも発生しやすく、最もなじみがあるカビのひとつです。多湿で空気の流れが悪い所であれば、どこにでも繁殖します。熱やアルコールに弱く、除菌がしやすいカビです。
ぬるぬるとしたピンク色の汚れ、水筒のパッキンや蓋についていませんか。洗面台や、お風呂場のシャンプーの裏側などにも現れます。高温多湿を好みます。酵母菌の一種で、根も張らないので、除菌は簡単です。しかし、繁殖スピードが早いのが特徴です。
黒カビも赤カビも、あらゆる所に存在しています。カビが繁殖する為に、必要な条件が4つあります。
カビが繁殖する為に、必要な条件は以下の通りです。
温度や空気はどうすることもできないですよね。しかし、1つでも条件が揃わなければ、カビは繁殖できないんです。条件を揃えないようにする事が、カビの繁殖を抑えるポイントなんですね!
カビが繁殖すると、嫌なにおいが発生します。その為、口に含んだ時の風味が悪くなってしまいます。
カビは体内に入っても、胃酸で殺されるため、健康であれば影響はありません。
しかし、抵抗力の弱い小さいお子さんとなると、話は別になります。
カビが原因で、体調を崩す可能性があります。長期間のカビ摂取が原因で、カビアレルギーを発症させるかもしれません。
水筒は、直接口につけるものなので、常に清潔にして使いたいですよね。
それでは、水筒の洗い方を説明します。
用意するもの
・食器用洗剤
・柄付きのソフトスポンジ
・食器用スポンジ
手 順
1. 水筒をパーツごとに分解する
この時、必ず蓋についているパッキンも外しましょう。
2. 軽く水洗いする
水で水筒を軽くすすぎます。
3. 台所洗剤で洗う
内部に傷がつくと、さびの原因になります。柔らかいスポンジを使うようにしましょう。
本体の口・本体の外側・蓋・パッキンは、台所洗剤を含ませた食器用スポンジで洗います。
水筒の内部・底は柄のついたスポンジで洗いましょう。
4. パッキンや蓋のみぞにはつまようじや歯ブラシをつかって取り除く
パッキンや蓋の溝には、汚れが溜まりやすいんです。つまようじや歯ブラシを使って、こすり取りましょう。
5. すすぎ洗いの後、水気をふいて乾燥させる。
洗い残しがないように、丁寧にすすぎましょう。内部までしっかり水気を拭きとり乾燥させましょう。
水筒の使用後には、必ず洗うようにしましょう。においの付着を防ぎ、清潔に使用する事ができます。
水筒のお手入れをする際にしてはいけない事がいくつかあります。
熱により、パッキンや樹脂の部分が変形してしまう可能性があります。
水筒の外側の塗料が剥げてしまいます。また、パッキンや樹脂の部分の変形が起こる可能性があります。
サビや穴あきなど、故障の原因になります。また外側の塗料、印刷、シールがはがれる原因になります。
傷がつき、サビの原因となります。
こちらも、傷がついてしまいサビの原因となります。
水筒によって、お手入れ方法が異なる場合があります。説明書で事前に確認するようにしてくださいね!
カビを徹底的に取り除きたいときに、おすすめのアイテムは酢と酸素系漂白剤です。
酢には殺菌効果があり、カビだけでなく水アカなども落としてくれます。
食材としても使われているので、安心安全です。
用意するもの
・酢
・タライや桶
手 順
1. 水筒のパーツを分解する
全て分解するようにしましょう。
2. 酢をくわえたお湯をタライに作る
30℃~50℃のぬるま湯にお湯10:酢1の割合で作りましょう。ぬるま湯500 mlに対して、酢が大さじ3杯と小さじ1杯が目安です。
3. パーツを2の液に浸して2~3時間放置する
浸けておくことで、汚れが取れやすくなります。
4. しっかりと洗いながして乾かす
しっかりとすすぎ、酢を洗い流しましょう。
酢の洗い残しがあると、カビのエサになってしまうので気をつけてくださいね。カビが落ちていない場合は、ブラシで傷つけないようにこすってみましょう。
それでもカビが落ちない、または、すぐにカビを落としたい場合は酸素系漂白剤を使ってみましょう。基本的には酢を使う方法と同じやり方になります。
用意するもの
・酸素系漂白剤
・タライや桶
おすすめ
商品
[/raw]水筒だけでなく、食器類の黄ばみ、衣類のにおい取りにもおすすめです。酸素系漂白剤として評価が高い商品です。
手 順
1. 水筒のパーツを分解する
パッキンを外す事も忘れないでくださいね!
2. 酵素系漂白剤をくわえたお湯をタライなどに作る
40℃のぬるま湯にお湯500 mlに小さじ1弱の酸素系漂白剤を入れましょう。
3. 蓋とパッキンを浸す。水筒本体は内部に注いで30分から1時間放置する
水筒の本体は浸さずに、内部に注ぐようにしましょう。外側を浸け置きしてしまうと、外側のラベルが剥がれ落ちてしまいます。
4. しっかりと洗いながし、乾燥させる
水かぬるま湯でよく洗い流しましょう。そのまま乾燥させたら終了です。
酸素の力で汚れを浮かせて、水筒を綺麗にしましょう。学校や職場がお休みの日にしてほしいお手入れです。1週間に1度を目安に行いましょう。
酸素系漂白剤を使うときにも、注意点があります。
浸けおきの際には、必ずパーツをばらすようにしましょう。蓋をしたままにすると、内部の圧力で蓋が飛び出してしまう危険があります。
繰り返しになりますが、塩素系漂白剤を使用するのはNGです!
ここでは、水筒を長く使うためのポイントを紹介します。
水筒に付いている、保護シールをはがさないようにしましょう。あのシールは水筒内に真空を作るためにあけた小さな穴を蓋するものです。シールをはがしてしまうと保温冷効果が薄れてしまいます。
味噌汁やスポーツ飲料には塩分が含まれています。塩分はさびの原因になってしまいます。
水筒に炭酸飲料を入れてしまうと、炭酸の圧力で水筒の部品が破損する可能性があります。
水筒の変形の原因になってしまいます。
ここで紹介したポイントを守って、水筒を長く使いましょう♪
今回は、水筒の洗い方と、水筒内のカビを取り除く方法を紹介しました。
大切なことは、使用後には必ず洗う事と、使用後に水分を残さない事です。
においや茶渋の汚れが気になるときにも酸素系漂白剤をつかってみましょう。
お気に入りの水筒、きちんと手入れをして長く使いましょうね。
水筒のカビが気になるときに、ぜひ参考にしてもらえたら嬉しいです♪