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更新日 :2023年09月30日

弱アルカリ性洗剤は洗浄力がすごい!頑固な油・皮脂汚れにバイバイ!

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普段何気なく使っている弱アルカリ性洗剤…。

でも、実際どんな働きをしているんだろう。

そんな風に疑問に思ったことはありませんか?

弱アルカリ性洗剤の性質を知っていれば、もっとお掃除やお洗濯に有効活用できますよ♪

今回は、

・弱アルカリ性洗剤とは
・弱アルカリ性洗剤が落とせる汚れ
・中性洗剤との違い

・弱アルカリ性洗剤のおすすめ商品

を、どどんと紹介していきます!

弱アルカリ性洗剤とは?

普段みなさんが使っている洗剤の説明欄を見ると、液性という欄に「弱アルカリ性」と書かれているものが多くあると思います。

液性とは、液体の性質のことを表します。

液性は、pHという数値で測ることができ、pHが3以下だと「酸性」、6~8だと「中性」、11以上は「アルカリ性」という風に分類されています。

弱アルカリ性とは、「中性」と「アルカリ性」の間のpHが8~11のことを言うんです♪

洗剤には、よく耳にする「中性洗剤」などもあり、違いが何なのかいまいちわからないですよね。

そこで「中性洗剤」と「弱アルカリ性洗剤」の違いについて説明していきます。

弱アルカリ性洗剤

中性洗剤

洗浄力

高い

低い

衣服への影響

あり

なし

肌への影響

すこしあり

なし

使える素材

綿・麻・ナイロン・ポリエステル

シルク・ウール

上の表でもわかるように、中性洗剤は肌や衣類に優しいため洗浄力は低くなっています。

それに比べて、弱アルカリ性洗剤は洗浄力がとっても高いんです。

中性洗剤では落とすことができない頑固な汚れを簡単に落としてくれます。

その代わり衣類などを傷つけてしまう恐れがありますが、使える生地の素材を選んであげれば、安心して使用することができますよ♪

目的に合わせて、適切に使用しましょう!

弱アルカリ性洗剤の成分

弱アルカリ性洗剤には、汚れを落とすため、様々な成分が含まれています。

その中でも特に役立つ、界面活性剤蛍光増白剤について詳しくチェックしてみましょう。

界面活性剤

界面活性剤の効果をかんたんにお伝えすると、「普通は混じりあわないものを混ざるようにしてしまう」です。

掃除や洗濯の際には、水と汚れの間、水と油汚れの間など、洗濯物と汚れや水の間など、さまざまな境目があります。

その境界を消し去り、混じりあうようにするのが界面活性剤の力です。

しかし何故、そのような効果があるのでしょうか?

これは界面活性剤の3つの作用が働いているからなんです♪

3つの作用について詳しくみてみましょう。

浸透作用

洋服の繊維や皮など普段は水をはじく素材を水に浸しても、なかなか水は浸透しません。

これは、界面張力(水の分子同士が引き合う力)によるものです。

水に界面活性剤を入れると界面張力が下がり、繊維の中に水が簡単に入っていきます。

この水に馴染みやすくなる作用を浸透作用といいます。

分散作用

分散作用とは粉末状のものを水中に分散させる作用のことです。

普通は水に粉末状のものを入れると、水面上に浮かんでしまいます。

しかし分散作用により粉末状のものが、水中に分散させることが出来ます。

乳化作用

乳化作用は水と油を乳化させ、混ぜる働きがあります。

普通は水に油を混ぜようとしても、分離してしまいますよね。

しかし、そこにこに界面活性剤を加えると、水と油が均一に混ざり合うことができます。

この働きの代表例が牛乳です。

牛乳はたんぱく質が界面活性剤の働きをして、水と脂肪が混ざり合った状態を保っています。

蛍光増白剤

洗剤の多くに含まれている、蛍光増白剤。

蛍光増白剤不使用を謳うメーカーが多いため、身体に悪そうなイメージが強い蛍光増白剤ですが、健康への悪影響はありません。

繊維を傷める心配もないため、安心して使って大丈夫です。

この蛍光増白剤は、新品衣類のほとんどに含まれており、洋服の白さを引き出しています。

ところが、洗濯を使えば使うほど、含まれている蛍光増白剤が失われてしまうため、洗剤で補っているのです。

白さを引き出す蛍光増白剤ですが、レーヨンなど風合いを楽しむ衣類の場合は、イメージが変わってしまう場合もあります。

素材感を大切にしたい衣類や小物には、使用しないようにしましょう。

弱アルカリ性洗剤が落とせる汚れ

弱アルカリ性洗剤の得意な汚れについてお話していきます♪

アルカリ性の洗剤は酸性の汚れを分解するのがとっても得意。

酸性の汚れとは

・油汚れ
・皮脂汚れ
・手垢

のが主です。

キッチン周りのベタベタ油汚れ洋服についている皮脂汚れドアノブに付着する手垢を落とす際は弱アルカリ性洗剤を利用しましょう!

しかし、中には弱アルカリ洗剤を使えないケースもありますので、ご紹介しますね!

弱アルカリ性洗剤を使えないモノ

便利な弱アルカリ性洗剤ですが、使用する上での注意点もあります。

アルカリ性洗剤は以下の素材には使えません。

・アルミ素材
・木製品
・畳
・やわらかい素材の床や家具
・水拭きか水洗いが出来ないもの

アルミ製のネックレス木製の家具には使用できません。

必ず成分表示を確認するようにしましょう!

おすすめ弱アルカリ性洗剤

弱アルカリ性洗剤はいろんな場所のお掃除・お洗濯に大活躍!

おすすめの弱アルカリ性洗剤を紹介していきますね♪

弱アルカリ性の食器用洗剤

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除菌ジョイコンパクト

食器用洗剤は基本的には中性洗剤が多いのですが、こちらの商品は弱アルカリ性です。

他の洗剤に比べて簡単に、頑固な油汚れを落としてくれますよ。

擦る力に不安のある女性の方や年配の方におすすめです!

リビングのお掃除に使える弱アルカリ性洗剤

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かんたん マイペット ハンディスプレー

こちらの商品は、リビングのフローリングや壁・窓ガラス・鏡・カーペット・ドアノブなど、いたるところのお掃除に使うことができる優れものなんです!

除菌効果も備わっているので、リビングのお掃除に大活躍です!

家中いたるところの掃除で大活躍しますので、常備しておくのをおすすめします!

洗濯に使える弱アルカリ用洗剤

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アリエール 洗濯洗剤 粉末

こちらの商品は、弱アルカリ性の粉末に漂白剤が加わっています。

そのため、洗浄力がさらにアップしているんです。

また、消臭効果も備わっていて、ニオイが染みついた洗濯物をしっかりきれいにしてくれますよ♪

弱アルカリ洗剤の代用品

今までは市販の合成洗剤をおすすめしましたが、自然由来の重曹セスキ炭酸ソーダでも代用することが可能です。

環境への負担が少ないことが特徴!

また比較的、体にも安全なので、お子さんがいらっしゃるご家庭でも安心して使用できますね♪

重曹

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自然にやさしい重曹 お徳用 1kg

重曹のpHは8.2なので洗浄力はそこまで強くはありませんが、粒子による研磨効果が期待できます!

水を少し混ぜてペースト状にして、使用してみましょう。

また、スプレーボトルに100mlの水に対して小さじ1の重曹を入れて混ぜると、キッチンやお風呂場で使える弱アルカリ洗剤の代用品となります♪

セスキ炭酸ソーダ

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セスキ炭酸ソーダ

水に溶かしたときのpHは9.8なので重曹よりも洗浄力が強いです。

スプレータイプ、粉末状のタイプがあります。

粉末タイプのものは、水500mlに対してセスキ炭酸ソーダを小さじ1~2を混ぜ、スプレーとして使用しましょう!

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セスキ炭酸ソーダ 1kg

まとめ

いかがでしたか?

弱アルカリ性洗剤は、頑固な油汚れなどを簡単に落としてくれることがわかりましたね。

普段から頑固な汚れに悩まされている方は、ぜひ使用してみてください♪

目的に合わせて洗剤を使い分けてあげれば、身近なものを簡単にお洗濯・お掃除することができますよ!