「本や教科書が雨で濡れてしまった!」「風呂場で読書をしていたら落としてしまった…」
みなさんにはこんな経験はありませんか?
どれだけ大切にしていても、何かの拍子に濡れてしまう事もありますよね。
でも大丈夫です!一度濡れてしまった本でも、きちんと対処すればキレイな状態に戻すことができるんです!
そこで今回は、濡れてしまった本をキレイに乾かす方法を4つ紹介します。
本の濡れ具合によって乾かし方が異なるので、ご自身の本の状態にあった方法を見つけて試してみてくださいね!
まずは、一度濡れてしまった本がまだ乾いておらず、湿った状態の時に有効な方法を3つご紹介します。
それでは、冷凍する方法から見ていきましょう。
本を冷凍しちゃうの!?と驚く方もいるかもしれません。
しかしこの方法、しっかりと手順をふめば非常にキレイな状態に戻すことができるんです!
この時、本が垂直になるように置くと良いです。
明確な時間の決まりはありませんが、本に含まれた水分を冷凍して蒸発させる必要があるため、まる1日くらいは置いた方が良いでしょう。
「お風呂に落とした本を1日冷凍してから乾かすときれいに仕上がった。」という体験談もあるため、参考にしてみてくださいね。
冷凍し足りないと感じる場合は、冷凍庫に入れる時間を増やしても良いです。
本の状態にもよりますが、乾くまで5日間以上はかかるでしょう。
本を冷凍すると元に戻るのは、実は紙の性質が関係している事をご存じですか?
紙には、乾く瞬間に繊維が縮む性質があるので、一度濡れて乾くとシワができてしまいます。
そのため、縮みにくくするには、なるべく水分を含ませないことが大切ですよね。
そこで、本を冷凍して、事前にある程度の水分を蒸発させる事で、乾く瞬間の水分量を減らして縮みにくくしているんです!
冷凍する方法は一気に水分を飛ばすことができるので、本が全体的に濡れてしまった場合は、この方法が便利ですね!
続いて、2つ目の方法を見ていきましょう。
2つ目に紹介するのは、アイロンをかけて乾かす方法です。
少し時間はかかりますが、確実にシワなく乾かすことができますよ!
それでは、手順を確認していきましょう。
この時、優しく上から押さえるようにしてふき取りましょう!強くこすらないように気を付けてください。
アイロンを「ドライ低温」に設定するときれいに乾かすことができます。
→あて布なしで高温のアイロンを当てると、紙が焦げたり文字が滲んだりする可能性があります。
こちらのポイントはしっかり押さえて乾かしましょう!
この方法は、1ページずつのアイロンがけに時間がかかるので、本が部分的に濡れてしまった場合にはおすすめの方法です!
逆に、広範囲にわたって濡れてしまった場合には、次に紹介する自然乾燥の方法が良いでしょう。
自然乾燥と言っても、「ただ乾かすだけ」ではありません。
紙やタオルなどで水分を取りながらゆっくり乾かしていきます。
非常にシンプルで簡単な方法なので、迷っている方はぜひこちらの方法を試してみてくださいね!
早い段階のうちに水分を取ることで、インクの滲みを防いだり、乾くまでの時間を短くすることができます。
コピー用紙やティッシュでも大丈夫です。
横に置いても構いませんが、本を立てた方が空気の通りが良くなり早く乾きます。
→これを乾くまで繰り返します。
紙をはさんで乾くのを待つだけ!原始的ではありますが、チャレンジしやすいのではないでしょうか。
1ページにかける手間も少ないので、「広範囲で濡らしてしまった…」という方にはぴったりの方法です!
これまで、濡れた状態の本をきれいに乾かす方法をご紹介してきました。
しかし、「1度濡れた本が気付かないうちに乾いて、シワができてしまった!」
こんな時もありますよね。
でも、ご安心下さい!
なんと、アルコール液をかけてアイロンをすると濡れてシワシワの状態で乾いてしまった本を戻すことができるんです。
ひと手間かかりますが、見違えるほどきれいな状態になりますよ♪
アルコールはキッチン用でも、消毒用でも、市販のもので構いません。
アルコール度数が75%前後だとよりきれいに仕上がります。
アルコールで湿らせてから乾かすとシワが取れるとは驚きですね!
知らない間に、雨でカバンの中の本が濡れていた!という状況になっても、この方法を知っていれば安心です。
それでは最後にまとめを確認していきましょう。
いかがでしたか?
「濡れた本を元通りにする方法って、思ったより色々あるな」と感じた方も多いのではないでしょうか?
そんな時は、濡れた本の状態によって判断するのがおすすめです!
このように、迷った時は本の状態に合わせて乾かし方を選んでみましょう。
また、今後思いがけず濡らしてしまった場合の参考にもしてみてくださいね!