普段車を運転する人にとって、車に傷をつけてしまうことは珍しくありません。
特にバンパーと呼ばれる、車のフロントやバックを保護している部分は、傷をつけやすいです。
「ちょっとの傷だし、いいかな…。」
なんて思ってそのままにしておくと、傷でむき出しになった部分がサビてしまう恐れがあります!
大切な愛車のためにも、傷は直したいですよね!
今回は、車のバンパーを初めて塗装する方のために、
・塗装が必要な傷の見分け方
・浅い傷の補修の仕方
・深い傷の塗装の仕方
などを詳しくご紹介していきますね!
目次
傷にも浅い傷と深い傷がありますよね。
傷の度合いによって適切な修理方法が異なるので、まずは傷の度合いを調べましょう!
バンパーの傷の部分に水をかけて、傷が見えるかどうかで判断します。
…どうですか?
傷は浮かび上がってきたでしょうか?
水をかけたら傷が見えなくなった場合は、バンパーの一番表面のクリア層に傷が付いただけの可能性が高いです!
いわゆる、かすり傷などですね。
この場合、傷が車の塗装まで及んでいないので、簡単な方法で傷が見えなくなります!
その便利な商品は、後ほどご紹介しますね。
水をかけても傷が見えてしまう場合は、傷が塗装の層まで達している証拠です。
この場合は、傷を本格的に塗装して直しましょう!
塗装の流れを大まかに説明すると、
という感じです!
傷をならす作業&カラー塗装の作業は、合わせて5~6時間程かかります。
深い傷の塗装は、時間があるときに行いましょう!
ここからは、
・浅い傷のための補修
・深い傷のための塗装
について、さらに詳しく説明していきます!
かすり傷だって、気になりますよね!
浅い傷は、塗装よりも簡単な方法で傷を目立たせなくできますよ♪
浅い傷には、
・コンパウンド
・タッチペン
のどちらかを使う方法があります!
コンパウンドというもので磨くことで、傷を直しちゃいます。
コンパウンドに含まれる粒子が、傷ついた塗装面を転がりながら、徐々に表面をなめらかにしてくれます!
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こちらの商品は、
「キズ消し用」
「仕上げ用」
「超鏡面用」
の3種類がセットになっていて便利!
この順番で磨いて、傷を目立たなくしましょう。
タッチアップペンとは、ペンタイプの塗料のことです。
このペンで、塗装のかすり傷や、色がはがれた部分を目立たなくできちゃいます!
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色の種類がたくさんあるので、迷った人は、後ほど紹介するカラーの選び方を参考にしてくださいね。
深い傷をカラー塗装する前に、パテで傷のボコボコをなめらかにしていきます!
パテの作業をしっかり行うことで、きれいな表面に仕上がります。
まずは、塗装したい部分の汚れを水洗いで綺麗にしましょう!
バリがあったら、カッターなどで削った後に、「耐水サンドペーパー」の150番で傷を磨きます。
(バリとは、傷ができたときの不要な突起のことです。)
耐水サンドペーパーにはそれぞれ番号があり、数字が小さいほど粒は粗く、数字が大きいほど細かくなります。
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削りカスがでてきたときは、水で洗い流しながら磨いてください。
削って出たカスがサンドペーパーに入ってしまうと、サンドペーパーの磨く効力が弱くなってしまうんです。
普段外を走る車には、見えないゴミや油分が付いているので、「シリコンオフ」をスプレーし、布やタオルで拭き取りましょう。
油分がバンパーの表面についたままだと、あとで塗料がはがれてしまうんです!
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「シリコンオフ」を使えば、しっかり油分を落とせますよ。
余計なところにスプレーがかからないように、塗装部分以外の場所をシートか新聞紙で覆い、マスキングテープで留めましょう!
タイヤにも忘れずに♪
塗料下地である「ボデーペン プラサフ」をスプレーします。
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この「ボデーペン プラサフ」は、パテがはがれないようにしてくてます。
バンパーの塗料にとっても、女の子のお肌にとっても、下地はとても大切なんです♪
やっとここでパテの登場!
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こちらのパテはしっかり傷を埋めてくれます。
付属のへらを使って、「バンパー用うすづけパテ」を傷に押し付けるようなイメージで塗り込みます。
パテは乾燥すると少し縮むので、周りよりも盛り上がるくらいの量を塗りましょう!
乾くまで1時間くらい待ちます。
乾いたパテの凹凸を、「耐水サンドペーパー」の320番でなめらかにしていきます。
あまり力任せにせず、時間をかけて、丁寧に磨いてくださいね。
先ほどと同じように、「シリコンオフ」をスプレーし、油分を拭き取りましょう。
さっきと同じ塗料下地の「ボデーペン プラサフ」を、2~3回重ねてスプレーしましょう。
今度は「耐水サンドペーパー」の600番、そのあとに1000番で磨いていきます。
さあ、これで傷を埋める作業は完了です!
いよいよパテで傷を埋めた部分を塗装していきます!
「シリコンオフ」をスプレーし、きちんと拭き取りましょう!
カラーをする前に、「ボデーペン ボカシ剤」をスプレーします。
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「ボデーペン ボカシ剤」は表面のざらつきをしっかり抑えてくれます。
この工程は必ずする必要はありませんが、きれいな表面にしたい方はぜひ行いましょう!
いよいよ、カラー塗料をスプレーしていきます。
分厚く一気に!よりも、乾かしながら薄く何度もスプレーを重ねてください!
明るいカラーほどカラーが透けるので、重ね塗りの回数を増やしましょう。
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傷の部分だけ色が浮いてしまわないように、自分の車に合った色を選んでください♪
自分の車のバンパーのカラーが分からない…。
という方には、後ほどカラーについて説明しますね!
カラー塗装したところより、広範囲にクリア塗料の「ボデーペン クリアー」をスプレーします。
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「ボデーペン クリアー」は薄く何度もスプレーすることで、しっかり光沢感を引き出してくれます!
これで、カラー塗装は終了です!
ここまで塗装した部分を、1週間かけて乾かしていきましょう。
この間車を走らせてもかまいませんが、乾かないうちに塗装部分にものが強く触れると、痕がついてしまうので気を付けてくださいね♪
1週間が経過したら、最後の仕上げの磨きです!
1週間前と同じ要領で、まず汚れを落としてから、「シリコンオフ」をスプレーして油分を拭き取りましょう。
浅い傷の補修のときにも活躍した、「液体コンパウンド」を使います。
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付属のスポンジで、この「液体コンパウンド」を
「キズ消し用」
「仕上げ用」
「超鏡面用」
の順番でピカピカに磨いていきましょう!
これで塗装はすべて終了です!
おつかれさまでした♪
いざカラー塗装しようとしても、どのカラーを選んだらいいか分からない!という方もいると思います。
例えば「赤」といっても、車種ごと・メーカーごとに大きく色は変わります。
塗装したところがバレないように、自分の車の色に合ったカラーを選びたいですよね!
カラーナンバーを見れば、自分の車に合った色を選ぶことができます。
このカラーナンバーは、車の型式テンプレートに記載されていて、型式テンプレートは、
・エンジンルームの中
・運転席のドアの内側
・助手席のドアの内側
のどこかにあります。
このカラーナンバーがカラー塗料にも記載されているので、自分の車の色と一致するカラー塗料を選べばいいわけです♪
ぜひ参考にしてみてください!
バンパー傷は自宅でも補修できる部分。 とはいえ、傷が深い場合は、作業工程が多くなり、時間も手間もかかりますよね。 必要なアイテムを揃えるのに、費用がかかってしまうケースもあります。
こんな時には、補修のプロにお願いしてしまうのも一つの手段! 修理に出すメリットやデメリット、バンパーのメンテナンス法も覚えておきましょう。
それではまず、バンパーを修理に出すメリット・デメリットからみてみましょう。
バンパー修理をプロへ依頼するメリットは、
・専用の工具で丁寧に直してもらえる
・仕上がりが美しい
・手間ひまかけて作業する必要がない
という点です。
自分で作業を行った結果、色味が変わってしまった、凹みが残ってしまった……など、満足できない仕上がりになってしまうケースが多々あるため、プロへ依頼する人が少なくありません。
バンパー修理をプロへ依頼するデメリットは、
・自分で修理するよりも費用がかかる
・修理業者によって仕上がりに差が出る
という点です。
費用はディーラー>板金工場>チェーン店の順になり、技術の高さも変わってきます。
美しく仕上げたいならディーラーが一番ですが、金額が気になるという場合は、口コミ評価が高く、価格が手ごろな板金業者を選ぶのがおすすめです。
チェーン店は手ごろな価格で依頼できますが、その分使用されている道具や塗料などが安価なケースがあります。
できる限りお金をかけず、見た目を何とかしたい、という場合はチェーン店を利用してみましょう。
バンパーにうっかり傷をつけてしまった場合、修理を行うしかないのですが、最近の車にはこの塗装面だけでなく、未塗装の樹脂パーツ部分がありますよね。
この部分、実は定期的にメンテナンスしないと、白く変色する“白化”が起きる可能性があるんです。
樹脂パーツは直射日光にさらされたり、雨に濡れる→乾燥するを繰り返したりするたびに劣化していきます。
新品のような輝きをキープしたいなら、メンテナンスを行ってあげましょう。
初期の白化の場合は、メラミンスポンジで擦るだけで、白い部分をかんたんに落とせます。
便利な反面、塗装に触れてしまうと傷がつくため、注意して作業を行いましょう。
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よりしっかり対策したいなら、カー用品店などに売られているコーティング剤を使うのがおすすめです。
3ヶ月~半年くらいに一度のペースで、メンテナンスしておけば、愛車の白化を防げます。
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いかがでしたでしょうか?
今回は主に、車のバンパーの傷の補修方法についてご紹介しました。
特に、深い傷を塗装する際には、
・磨く
・油分をとる
の作業がたくさんありますが、この2つの作業を丁寧におこなうことで、綺麗な表面に仕上がります!
毎日使用する愛車だからこそ、傷は直したいですよね♪
ぜひこの記事を参考に、車の傷の塗装にチャレンジしてみてください!