車のバンパーの傷は自分で補修できる!ピカピカな表面の復元レシピ!

nissy

更新日:2022年02月25日

 

普段車を運転する人にとって、車に傷をつけてしまうことは珍しくありません。

特にバンパーと呼ばれる、車のフロントやバックを保護している部分は、傷をつけやすいです。

「ちょっとの傷だし、いいかな…。」
なんて思ってそのままにしておくと、傷でむき出しになった部分がサビてしまう恐れがあります!

大切な愛車のためにも、傷は直したいですよね!

今回は、車のバンパーを初めて塗装する方のために、

・塗装が必要な傷の見分け方
・浅い傷の補修の仕方
・深い傷の塗装の仕方

などを詳しくご紹介していきますね!

バンパーの傷の度合いをチェックしよう!

傷にも浅い傷と深い傷がありますよね。

傷の度合いによって適切な修理方法が異なるので、まずは傷の度合いを調べましょう!

バンパーの傷の部分に水をかけて、傷が見えるかどうかで判断します。

…どうですか?
傷は浮かび上がってきたでしょうか?

水をかけたら傷が見えない→浅い傷

 

水をかけたら傷が見えなくなった場合は、バンパーの一番表面のクリア層に傷が付いただけの可能性が高いです!

いわゆる、かすり傷などですね。

この場合、傷が車の塗装まで及んでいないので、簡単な方法で傷が見えなくなります!

その便利な商品は、後ほどご紹介しますね。

水をかけても傷が見える→深い傷

 

水をかけても傷が見えてしまう場合は、傷が塗装の層まで達している証拠です。

この場合は、傷を本格的に塗装して直しましょう

塗装の流れを大まかに説明すると、

・パテで傷をならす
・カラー塗装をする
・1週間後、仕上げに磨く

という感じです!

傷をならす作業&カラー塗装の作業は、合わせて5~6時間程かかります。

深い傷の塗装は、時間があるときに行いましょう!

ここからは、

・浅い傷のための補修
・深い傷のための塗装

について、さらに詳しく説明していきます!

バンパーの浅い傷の補修しよう!

かすり傷だって、気になりますよね!

浅い傷は、塗装よりも簡単な方法で傷を目立たせなくできますよ♪

浅い傷には、

・コンパウンド
・タッチペン

のどちらかを使う方法があります!

コンパウンドで補修する

コンパウンドというもので磨くことで、傷を直しちゃいます。

コンパウンドとは、ペースト状または液体状の研磨剤です。

コンパウンドに含まれる粒子が、傷ついた塗装面を転がりながら、徐々に表面をなめらかにしてくれます!

おすすめ
商品

商品画像
SOFT99 (99工房) 補修用品 液体コンパウンドトライアルセット 09193

こちらの商品は、

「キズ消し用」
「仕上げ用」
「超鏡面用」

の3種類がセットになっていて便利!

この順番で磨いて、傷を目立たなくしましょう。

タッチアップペンで補修する

タッチアップペンとは、ペンタイプの塗料のことです。

このペンで、塗装のかすり傷や、色がはがれた部分を目立たなくできちゃいます!

おすすめ
商品

商品画像
ソフト99(SOFT99) 塗料・ペイント タッチアップペン

色の種類がたくさんあるので、迷った人は、後ほど紹介するカラーの選び方を参考にしてくださいね。

バンパーの深い傷をパテで埋めよう!

深い傷をカラー塗装する前に、パテで傷のボコボコをなめらかにしていきます!

パテとは傷の溝を埋めるものです。

パテの作業をしっかり行うことで、きれいな表面に仕上がります。

用意するもの
・耐水サンドペーパーセット
・シリコンオフ
・ボデーペン プラサフ(塗装下地)
・バンパー用うすづけパテ
・マスキングテープ
・汚れてもいいシートや新聞紙
・水が入ったバケツ
・布やタオル
手順
 
1
水で洗う

まずは、塗装したい部分の汚れを水洗いで綺麗にしましょう!

2
傷の凹凸を磨く

バリがあったら、カッターなどで削った後に、「耐水サンドペーパー」の150番で傷を磨きます。
(バリとは、傷ができたときの不要な突起のことです。)

耐水サンドペーパーにはそれぞれ番号があり、数字が小さいほど粒は粗く数字が大きいほど細かくなります。

おすすめ
商品

商品画像
UEETEK 紙やすり 耐水ペーパー 27枚入り (400 600 800 1000 1200 1500 2000 2500 3000 各3枚)

削りカスがでてきたときは、水で洗い流しながら磨いてください。

削って出たカスがサンドペーパーに入ってしまうと、サンドペーパーの磨く効力が弱くなってしまうんです。

3
油分をとる

普段外を走る車には、見えないゴミや油分が付いているので、「シリコンオフ」をスプレーし、布やタオルで拭き取りましょう。

油分がバンパーの表面についたままだと、あとで塗料がはがれてしまうんです!

おすすめ
商品

商品画像
SOFT99 (99工房) 脱脂剤 シリコンオフ300 300g 09170

「シリコンオフ」を使えば、しっかり油分を落とせますよ。

4
シートか新聞紙で覆う

余計なところにスプレーがかからないように、塗装部分以外の場所をシートか新聞紙で覆い、マスキングテープで留めましょう!

タイヤにも忘れずに♪

5
塗料下地をスプレーする

塗料下地である「ボデーペン プラサフ」をスプレーします。

おすすめ
商品

商品画像
SOFT99 (99工房) ボデーペン プラサフ 300ml 08003

この「ボデーペン プラサフ」は、パテがはがれないようにしてくてます。

バンパーの塗料にとっても、女の子のお肌にとっても、下地はとても大切なんです♪

6
パテを塗る

やっとここでパテの登場!

おすすめ
商品

商品画像
SOFT99 (99工房) 補修用品 バンパー用うすづけパテ ライトカラー用 26g 09205

こちらのパテはしっかり傷を埋めてくれます。

付属のへらを使って、「バンパー用うすづけパテ」を傷に押し付けるようなイメージで塗り込みます。

パテは乾燥すると少し縮むので、周りよりも盛り上がるくらいの量を塗りましょう!

乾くまで1時間くらい待ちます。

7
パテの凹凸を磨く

乾いたパテの凹凸を、「耐水サンドペーパー」の320番でなめらかにしていきます。

あまり力任せにせず、時間をかけて、丁寧に磨いてくださいね。

8
油分をとる

先ほどと同じように、「シリコンオフ」をスプレーし、油分を拭き取りましょう。

9
塗料下地をスプレーする

さっきと同じ塗料下地の「ボデーペン プラサフ」を、2~3回重ねてスプレーしましょう。

10
なめらかになるまで磨く

今度は「耐水サンドペーパー」の600番、そのあとに1000番で磨いていきます。

さあ、これで傷を埋める作業は完了です!

バンパーの深い傷をカラー塗装しよう!

いよいよパテで傷を埋めた部分を塗装していきます!

用意するもの
・シリコンオフ
・ボデーペン ボカシ剤
・ボデーペン ペイント(カラー塗料)
・ボデーペン クリアー
手順
 
1
油分をとる

「シリコンオフ」をスプレーし、きちんと拭き取りましょう!

2
ぼかし剤をスプレーする

カラーをする前に、「ボデーペン ボカシ剤」をスプレーします。

おすすめ
商品

商品画像
SOFT99 (99工房) ボデーペン ボカシ剤 300ml 08004

「ボデーペン ボカシ剤」は表面のざらつきをしっかり抑えてくれます。

この工程は必ずする必要はありませんが、きれいな表面にしたい方はぜひ行いましょう!

3
カラーを塗装する

いよいよ、カラー塗料をスプレーしていきます。

分厚く一気に!よりも、乾かしながら薄く何度もスプレーを重ねてください

明るいカラーほどカラーが透けるので、重ね塗りの回数を増やしましょう。

おすすめ
商品

商品画像
SOFT99 (99工房) ボデーペン トヨタ 202 T-112 ブラック 08112

傷の部分だけ色が浮いてしまわないように、自分の車に合った色を選んでください♪

自分の車のバンパーのカラーが分からない…。
という方には、後ほどカラーについて説明しますね!

4
クリア塗料をスプレーする

カラー塗装したところより、広範囲にクリア塗料の「ボデーペン クリアー」をスプレーします。

おすすめ
商品

商品画像
SOFT99 (99工房) ボデーペン クリアー 300ml 08002

「ボデーペン クリアー」は薄く何度もスプレーすることで、しっかり光沢感を引き出してくれます!

これで、カラー塗装は終了です!

ここまで塗装した部分を、1週間かけて乾かしていきましょう。

この間車を走らせてもかまいませんが、乾かないうちに塗装部分にものが強く触れると、痕がついてしまうので気を付けてくださいね♪

塗装の仕上げにバンパーを磨こう!

1週間が経過したら、最後の仕上げの磨きです!

用意するもの
・コンパウンド
・シリコンオフ
手順
 
1
水洗いをして油分をとる

1週間前と同じ要領で、まず汚れを落としてから、「シリコンオフ」をスプレーして油分を拭き取りましょう。

2
コンパウンドで磨く

浅い傷の補修のときにも活躍した、「液体コンパウンド」を使います。

おすすめ
商品

商品画像
SOFT99 (99工房) 補修用品 液体コンパウンドトライアルセット 09193

付属のスポンジで、この「液体コンパウンド」を

「キズ消し用」
「仕上げ用」
「超鏡面用」

の順番でピカピカに磨いていきましょう!

これで塗装はすべて終了です!
おつかれさまでした♪

自分の車のバンパーに合ったカラーとは?

いざカラー塗装しようとしても、どのカラーを選んだらいいか分からない!という方もいると思います。

例えば「赤」といっても、車種ごと・メーカーごとに大きく色は変わります。

塗装したところがバレないように、自分の車の色に合ったカラーを選びたいですよね!

カラーナンバーを見れば、自分の車に合った色を選ぶことができます。

カラーナンバーとは、
新車時の塗装の色を数字やアルファベットで表したものです。

このカラーナンバーは、車の型式テンプレートに記載されていて、型式テンプレートは、

・エンジンルームの中
・運転席のドアの内側
・助手席のドアの内側

のどこかにあります。

このカラーナンバーがカラー塗料にも記載されているので、自分の車の色と一致するカラー塗料を選べばいいわけです♪

ぜひ参考にしてみてください!

ひどい場合は修理に出しちゃおう!

バンパー傷は自宅でも補修できる部分。 とはいえ、傷が深い場合は、作業工程が多くなり、時間も手間もかかりますよね。 必要なアイテムを揃えるのに、費用がかかってしまうケースもあります。

こんな時には、補修のプロにお願いしてしまうのも一つの手段! 修理に出すメリットやデメリットバンパーのメンテナンス法も覚えておきましょう。

修理に出すメリット・デメリット

それではまず、バンパーを修理に出すメリット・デメリットからみてみましょう。

修理に出すメリット

バンパー修理をプロへ依頼するメリットは、

・専用の工具で丁寧に直してもらえる
・仕上がりが美しい
・手間ひまかけて作業する必要がない
という点です。

自分で作業を行った結果、色味が変わってしまった、凹みが残ってしまった……など、満足できない仕上がりになってしまうケースが多々あるため、プロへ依頼する人が少なくありません。

修理に出すデメリット

バンパー修理をプロへ依頼するデメリットは、

・自分で修理するよりも費用がかかる
・修理業者によって仕上がりに差が出る
という点です。

費用はディーラー>板金工場>チェーン店の順になり、技術の高さも変わってきます。

美しく仕上げたいならディーラーが一番ですが、金額が気になるという場合は、口コミ評価が高く、価格が手ごろな板金業者を選ぶのがおすすめです。

チェーン店は手ごろな価格で依頼できますが、その分使用されている道具や塗料などが安価なケースがあります。

できる限りお金をかけず、見た目を何とかしたい、という場合はチェーン店を利用してみましょう。

適度にメンテナンスを

バンパーにうっかり傷をつけてしまった場合、修理を行うしかないのですが、最近の車にはこの塗装面だけでなく、未塗装の樹脂パーツ部分がありますよね。

この部分、実は定期的にメンテナンスしないと、白く変色する“白化”が起きる可能性があるんです。

樹脂パーツは直射日光にさらされたり、雨に濡れる→乾燥するを繰り返したりするたびに劣化していきます。

新品のような輝きをキープしたいなら、メンテナンスを行ってあげましょう。

初期の白化の場合は、メラミンスポンジで擦るだけで、白い部分をかんたんに落とせます。

便利な反面、塗装に触れてしまうと傷がつくため、注意して作業を行いましょう。

おすすめ
商品

商品画像
レック 激落ちくん キューブ 30個入 メラミンスポンジ (1個:4×4×2.9cm) 水だけで汚れ落とし S00242

よりしっかり対策したいなら、カー用品店などに売られているコーティング剤を使うのがおすすめです。

3ヶ月~半年くらいに一度のペースで、メンテナンスしておけば、愛車の白化を防げます。 

おすすめ
商品

商品画像
PRO GRIT 未塗装樹脂 専用 ガラスコーティング剤 硬化型 高耐久 業務用 黒樹脂 無塗装樹脂 容量20ml BP-201

おすすめ
商品

商品画像
ワコーズ SH-R スーパーハード 未塗装樹脂用耐久コート剤 W150 150ml W150 [HTRC3]

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は主に、車のバンパーの傷の補修方法についてご紹介しました。

特に、深い傷を塗装する際には、

・磨く
・油分をとる

の作業がたくさんありますが、この2つの作業を丁寧におこなうことで、綺麗な表面に仕上がります!

毎日使用する愛車だからこそ、傷は直したいですよね♪

ぜひこの記事を参考に、車の傷の塗装にチャレンジしてみてください!

車クリーニングのプロのサービスを探す