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更新日 :2024年07月16日

車や家のエアコンのコンプレッサーが故障するとどうなる?原因や対策、交換費用などを徹底解説

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エアコンからブーンという異音がする。なんだか車や家のエアコンの効きが悪い…。そんなときはエアコンのコンプレッサーの故障が原因かもしれません。今回はエアコンのコンプレッサーが故障してしまう原因や修理費用や交換費用について解説します。

エアコンのコンプレッサーとは?

エアコンのパーツであるコンプレッサーは、エアコンで冷風を出すのに必要な冷媒ガスを送り出す「圧縮機」の役割をしている部分。そのためコンプレッサーが故障してしまうと、冷媒ガスが送られずに冷風が出なくなり、冷房の効きが悪くなってしまいます。

・冷暖房の効きが悪くなる
・エアコンが入ったり切れたりする
・エアコンから異音がする

こんな症状が確認出来たら、エアコンのコンプレッサーの故障が原因かもしれません。エアコンコンプレッサーが壊れてしまわないよう、まずは原因を知ることが大切。まずは車のエアコンコンプレッサーの故障原因について、チェックしていきましょう。

エアコンのコンプレッサー故障の原因

コンプレッサーが故障してしまう原因は主に3つあります。

亀裂

コンプレッサーは常に振動にさらされているので、亀裂が入ってしまうことも…。ちょっとした亀裂でも、少しづつ冷媒ガスが漏れてしまい故障の原因となります。

大きな亀裂はもちろん修理が必要ですが、小さな亀裂でも放置せずに必ず修理をしましょう。

詰まり

車のエアコンの場合、ファンから冷たい空気を出すまでにはコンプレッサーからさまざまな機械を通っていきます。この機械をつなぐダクトに詰まりがあると、上手く冷房が出なくなってしまうんです。

寿命

どんなものにも寿命があるように、コンプレッサーにも寿命があります。ただ故障前に明確なサインもあまりないまま、いきなり寿命を迎えるということも。急な寿命による故障で困らないよう、定期的に検診をするといいでしょう。

エアコンコンプレッサーの修理・交換費用

車のエアコンコンプレッサーに関する修理内容は、ガス漏れの亀裂修理または、コンプレッサー自体が故障してしまい交換のどちらかの場合がほとんど。

ガス漏れなどの亀裂修理:20,000~30,000円
コンプレッサー交換:50,000~100,000円

修理費用と交換費用の相場を見るとかなりの違いが…。寿命の場合は避けられませんが、基本的には定期的な検診などで修理をしたり、プロによるメンテナンスをするといいでしょう。

家庭用エアコンの場合

家庭用エアコンのコンプレッサーを交換する場合は保証期間内であれば問題ありませんが、保証期間を過ぎているとかなり高額になることも。目安としては、家庭用の場合は安くとも2万円台、高い場合には10万円前後もかかることがあります。

ただし故障ではなく冷媒ガス漏れの場合には、ガス漏れ箇所の修理やガス充填などの作業を含めると1万円台から5万円ほどで修理することができるでしょう。

また、家庭用エアコンでも長く使っていると寿命が来たり、交換部品の取り扱いが終了している場合もあります。購入してから10年以上経過している場合は、新しく買い替えたほうが安くつくこともあります。

車のコンプレッサーを故障させないためにはどうすればいい?

修理や交換となってしまうと高額な費用がかかってしまうエアコンのコンプレッサー。できるかぎり長く使っていくためには、メンテナンスが欠かせません。ここからはコンプレッサーのメンテナンスについて、そしてプロへ依頼するメリットについて解説していきます。

定期的なメンテナンス

車のエアコンの場合、オンにしたときにスイッチが入った音が鳴ります。まずはその音が聞こえているかどうかを、気がついたときに確かめておきましょう。

よくわからない場合は、ボンネットを開けて直接確認していきます。コンプレッサーはエンジンの奥側にあり、20cmほどの筒状のパーツです。ファンベルトが取り付けられていて、エアコンを作動させるとコンプレッサーやファンベルトが動き出します。

最初はエアコンをオフにしておいて、オンにした時に作動するかどうか、動作確認をしてみましょう。このときにケガをしないよう、注意しながら作業をしてくださいね。

ただ車のコンプレッサーとひと口に言っても、ボルボやプリウス、ワゴンRなど車の種類によって位置が違う場合も。自分の車のコンプレッサーがどこにあるかわからない、自分で点検するのはちょっと不安という場合は、やはりプロにメンテナンスを依頼するのがおすすめです。

メンテナンスはプロに頼むと安心

車のエアコンメンテナンスは、カー用品店やディーラー、修理工場などプロに依頼するのがおすすめ。コンプレッサーだけでなく、その他の部分もていねいに点検してくれます。また点検やメンテナンスを行い、不具合を発見した場合その場で修理までお願いできるのも、プロへ依頼する大きなメリットです。

メンテナンスにかかる費用は、業者によって差があるので事前に見積もりを取ってからお願いするといいでしょう。安心して車に乗れるよう車検やメンテナンスはもちろん、法定点検などもしっかりと受けるのが大切です。

家庭用エアコンのコンプレッサーを故障させないためにどうすればいい?

・室外機にはカバーをする
・フィルターなどをこまめに掃除する
・酷使しすぎず、休息時間を作る
・停電した場合はコンセントを抜く

家庭用エアコンのコンプレッサーを故障させないためにできることはこの4つ。どれも簡単にできる対策なので、ぜひ参考にしてみてください。

室外機にはカバーをする

家庭用エアコンのコンプレッサーは室外機に内蔵されています。雨風にさらされる場所置かれているので、ゴミや雨水などが室外機に入り込まないようカバーをしましょう。カバーをすることでコンプレッサーへの負担を軽減できますよ。

フィルターなどをこまめに掃除する

コンプレッサーに小さなごみなどが詰まってしまうと故障の原因に…。定期的に掃除をすることで、きれいな状態を保ちましょう。

エアコンの掃除の仕方がわからないという方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてくださいね!

また車と同様、家庭用エアコンのメンテナンスもプロに頼むのがおすすめ。自分でできることは限られていますが、業者にエアコンクリーニングを依頼すれば細かい部分まで清掃してくれますよ。

こちらの記事では5つのエアコンクリーニングを業者を徹底比較。料金やサービスを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

酷使しすぎず、休息時間を作る

エアコンを酷使すれば、劣化も早まり寿命が短くなってしまうことも。

もちろん猛暑などの場合はエアコンを正しく使う必要がありますが、エアコンを使わないでいられる気温の場合は他の家電や衣服の調整をすることで、使わない時間を設けることも大切です。

停電した場合はコンセントを抜く

災害などで停電してしまい、電気の供給がストップした場合は一旦エアコンのコンセントを抜きましょう。

電気が復活したときに瞬間的に大きな圧力がかかってしまうのですが、それが故障の原因になってしまうことも。そのためにも電気が復活する前にコンセントを抜いて対策をしておきましょう。

エアコンのコンプレッサーが動かなくなる前に定期的なメンテナンスを!

今回はエアコンのコンプレッサーが故障した時の症状や原因、また交換や修理に必要な費用について解説しました。長く使っていくためにも定期的なクリーニングやメンテナンスが大切。大きな故障につながらないよう、しっかりとお手入れしていきましょう。

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
※本記事の内容の真実性・確実性・実現可能性等については、ご自身で判断してださい。本記事に起因して生じた損失や損害について、編集部は一切責任を負いません。