お家にある洗濯機の使い方はご存知ですか?
実は、洗濯機には知っておかなければならないことがたくさんあります。
最初に書いてあるのは初歩も初歩、洗濯機なんてほとんど使ったことなーいって方に向けたお話です。
そのかわり、読み進めるほどに詳しい内容になっていきます。
最初は洗濯マークや洗濯機の初歩的な使い方、後半ではお湯やさまざまな洗濯モードを用いた洗濯方法について解説していきます。
全て読み終えれば、もう洗濯機を使いこなせるはず……!
それでは解説していきましょう。
目次
洗濯を頼まれたものの使い方が分からない、一人暮らしを始めたけれど洗濯したことない……なんていう初心者オブ初心者な方へ向けての説明になります。
自信があれば、次の項目から読んでも大丈夫でしょう。
そもそも洗濯機に入れていいのかどうか、それが問題でしょう。とりあえず初心者向けなので、かなり大雑把に説明しますね。
海外のマークと合わせるために日本のモノも統一されましたね。
洗濯に関することは上の開いた箱形に波線が対応してます。
中に数字が書かれていれば温度を示します。
ですが、初心者は無視ですこんなもん。
マークの下に横線が1or2本書いてあれば、それは洗濯物のデリケートさを示します。
ややこしいので、線があれば一旦パスしましょう。
手が描いてあれば、手洗いオンリーだということです。
お洗濯したい生地と照らし合わせて、洗い方を調べてみるとよいでしょう。
ほら、ちょうど右上に検索するところがありますよ?
×印があればご想像どおり、洗濯不可です。手洗いすら許されません。クリーニング店へ持っていくといいでしょう。
クリーニングについて不安なら「クリーニングの出し方徹底解説!初めてお店に行く前に必ず読むべし!」の記事でも参考にしてください。
執筆時点ではまだ旧表示が多いですねー。関係があるのは2種類、洗濯機の簡易イラストとさっきの台形です。
中に書いてある温度の表記はまた無視しましょう。
『弱』は新表記の横線と同じ意味です。まあ、とりあえず置いときましょ。
台形の方には『 手 洗 イ 』とか書いてあるかと思います。文字通りですよがんばって。
×印も同じく洗濯禁止です、クリーニングへGo.
使いこなせるといいですが……ここで解説するには長くなりすぎます。
こちらの記事に洗濯ネットの詳しい使い方についてご紹介していますよ!
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ボタンがたくさんあるでしょう。
速く洗えるコースだとか、手洗いコースだとか、なんだか便利そうなボタンもあるでしょう。言えることは1つです。
押すな。
いやね、意地悪なこと言ってるわけじゃないんですよ。
ただ、普通に洗濯するだけなら、何もいじらずスタートボタンを押すだけで事足りるのです。
確かにそれぞれの洗濯物に合ったコースを選ぶのは大事ですが、余計なことをすると一発でゴミになるのが洗濯です。なので、慣れてくるまでは触らんようにしましょう。
設定の戻し方が分からなくなった、なんて人もいるでしょう。コンセント抜いて下さい、初期化されるはずです。
洗濯が終わったら、すぐに洗濯機から出して下さい。
時間がなくて干せない……なんて時も、絶対に入れたまま放置はしないでください。
中を覗くと金属の筒が見えるでしょう。
あの裏側は空気の通りが悪く、気を抜けばカビのパラダイスです。
洗い終わったら蓋も開けたままにすると良いかと。
各コースは使わない方向で進めていきます。というか、洗濯機ごとにコースなどの仕組みは違うので、ほんとは説明書を読んだ方が確実です。
失くしてしまったという方のために、ずらっと並べていきます。
最近のは蛇口を開きっぱなしでも大丈夫なの多いんですけどね。
閉まってると水が出てこないので、空いてることを確認してください。
ポケットには何も入ってませんね?洗濯表示は確認してありますね?
よろしい、それでは投入です。
他のボタンは押さずに、スタートだけ押せばいいのです。
洗濯機が洗濯物の量をはかってくれるはずです。それに応じた量の洗剤を入れるのです。
無意味にラベルを剥がしたりしていない限り、洗剤に対応表が書いてあるはずです。
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こちらは、すすぎ1回OK、洗濯槽のカビ防止という粉タイプではなかなか見かけない機能をしっかり補ってくれています。
深層50倍抗菌で、確かな洗剤と言えるでしょう!!
あ、洗剤は回しながら入れましょう。ドバっと入れちゃうと固まります。
フタが閉まっていないとスタートしない、途中で止まるということがあるのでしっかりと閉じられているか確認してください。
先ほども書きましたが、絶対に放置はしないでくださいね。
洗濯物を干す際に何か気になることがあったらこちらの記事を参考にしてみてください♪
洗濯物の干し方や便利なアイテムも紹介しています!
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最近の洗濯機には、柔軟剤を入れるための入り口や、漂白剤を入れるためだけの入り口があります。使う時は必ずそこを使って下さい。
分からないことがあればこういう記事もあるので、見てみてください。
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さて、ここまでダメだししてきましたが、少し連ねてみますね。新しいことも書くのでさらっと見てみて下さいな。これを覚えておけば大惨事は避けられるはずです。
洗えない物があるってことをお忘れなきよう。
新しいことを始めるなら、慎重であることに過剰はないのです。
食事をするなら腹八分目、洗濯機もまた八分目、ですよ。
カビが生えると洗濯するたびに臭いが染み付き、カビ取りは数万します。
着たあとの服は洗濯が必要ですが、洗うほどに傷むのもまた事実。大切な服を勝手に洗われたら……
まあ、大げんかすることになるでしょう。洗っちゃダメな服を聞いておきましょう。ジーンズとか地雷原です。
さて、ここまでダメ出しのオンパレードでしたが……ちょっと踏み込んでみましょうか。
上級者の方に向けたお話です。
温度のことは無視しろと書きましたが、意識するメリットがあるのです。
温度が上がるほど汚れが落ちやすくなるのですよ。
洗濯表示に書かれている温度は、生地が耐えられる上限。
例えば40なら40℃までは上げていいよってこと。
ほら、食器の汚れもお湯を使った方が取れやすかったりするのと同じです。
大量のお湯を用意するのはそう簡単じゃない……と思っていました。
簡単な話、お風呂のお湯を使えばよかったんです。
別に残り湯を使えってことじゃありません。
普通にお湯を溜めてから洗濯機に流し込んでもいいわけです。
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こういうポンプを使うと楽です。吸い上げ機のほうを風呂に、排水ホースを洗濯機に入れてスイッチをオンにすると、自動的に水を流し込んでくれるのです。
あ、風呂と洗濯機があまりにも遠いと届かないので、
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バケツでも使って、せっせと移し替えればいいんじゃないでしょうか。
柔軟性のある素材ですから割れる心配も少ないですし……って、バケツの性能はこの際どうでもいいんですがね。
まあこれも一応解説しておきますか。
普通の洗濯機はこんな感じじゃないでしょうか。
あったりなかったりすると思いますけどね。
運転切替ボタンでコースを変えられると思います、連打してみてください。
そんなボタンないって? たぶん似たようなのあるからそれじゃよ。
もうちょっと詳しく知りたいならば、最後にもう少しお付き合いくださいな。
20分ちょっとで終わるお手軽コースですね。
さっさと洗濯を終わらせられ、電気代も少なくて済むスピードコースですが、欠点はもちろん汚れが落ちにくくなること。
……とは言っても汗でびしょびしょとかじゃない限り、一日着ただけとかならスピードコースで充分ではあります。
すすぎを少なくすることで短時間化をしています。
標準のコースが 3回すすぐのに対して、こっちは 1、2回ってぐあいです。
専用の洗剤が作られるまで汚れが落ちなくて使えない機能扱いでした。
が、今では汚れも落ちやすくなっているのです。
『手洗いコース』とか『おしゃれ着コース』って書いてあるかもしれませんね。
要するに優しく洗うコースです。
聞き覚えがあるのは『ドライクリーニング』ですかね。クリーニング店で使う手法で、水で落ちない汚れとかを落とすために石油とかで洗うってやり方。
これに似せたのが『ドライコース』なわけです。でも水使ってるじゃないかって?
そう、結局は水で洗ってるから、なんにもドライじゃないんですよねこれが。つまりドライコースは『ドライ(クリーニング風洗濯)コース』なのです。
ドライコースを使うべき服ですが……基準は『ドライ』の洗濯表示があるかないかだと思うでしょう? デリケートなもの、って程度の基準だけです。
再度言いましょう、ドライクリーニングもどきです。
ぜんっっっぜん関係ない、つけおき洗いの進化でしかないので、ドライの表示とは関係ないのですよ。水洗いさえ可能ならドライコースで洗えます。
大事なワンピースだとか薄手のセーターみたいなものにも使えますが……結局は水洗いですからね。
縮まない、なんてことは無いのは理解しておきましょう。あと、やっぱり所詮はつけおき洗い、そんなに汚れは落ちません。
シミが酷いのとかは先に落とす必要があります。シミ抜きの記事も用意はあるんですけど……数があるからリンク貼るのめんどい!!
ほら、右上に検索フォームあるから『シミ抜き』って調べてみてださい!
……ついでに洗剤の話もしましょうか。
いくら優しいコースと言っても、対策無しに入れれば形崩れを起こします。そのために、オシャレ着用洗剤ってモノを使いましょう。
何が違うのかよく分からんと思いますが、大雑把に言うと『繊維をコーティングしてくれる樹脂が入ってる』ってところですかね。あれです、リンス in シャンプーみたいな。
あ、あとしっかり洗濯ネットには入れて下さいね。これやってないと形崩れとか以前にしわくちゃですもん。
そのまま、文字通り。毛布を洗うときに使うコースですね。
洗濯機の使い方は、ボタンをポチポチして選ぶだけ。
が、毛布を洗うとなったら、たたんだり干したりってことも知っとかなきゃならんのです。
慣れないうちは触らない方がいいのですが、いずれは通る道なのです。
知っておいて損はないでしょう。気になる方はこちらの記事を参考にしてみてください!
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やっぱり文字通り、洗濯槽を綺麗にしたいときに使うコース。
人生は洗濯の連続。
洋服の汚れを落としてくれる代わりに、洗濯機はどんどん汚れていくのです。
洗濯槽に溜まっていく汚れをそのままにしておくと、恐ろしいことに。
洗濯槽が綺麗じゃないと、洗濯してないのと同じですからね……。
詳しいことはこちらの記事に飛んでみてください。
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いや、書くまでもないんですけどね? 全く説明ナシって訳にもいかないので一応。
さすがに乾燥機はご存知でしょう、横向きになってて洗濯機の上によく置かれてるやつ。
洗濯機があれに早変わりする、そんなコースってわけです。
ないけどあるんです。自分流コースとかいう名前かもしれませんが、ご想像通りのカスタマイズできるコース設定がこれ。
正直この機能に関しちゃ、機種ごとに仕様がだいぶ違ったりするから説明書読んでもらった方がいいんですけどね。
なんとなーく多そうなパターンで説明していきます。自分のと違っても怒らないで。
運転切替で『お好み』っぽいニュアンスのを選択して、それぞれのボタンで”洗いの時間”やら”すすぎの回数”やらを調整するだけ。
タオルが濡れたから脱水だけしたい、とかなら他を0にすれば問題ないですし、そう難しいことじゃありません。
ただ、実際のところ使い道はあんまりなかったりします。『すすぎ1回でOK!!』とか言ってる洗剤のときぐらいじゃないですかね。
電気代が節約したい! とか水道代が!! とかも使うかもしれません。
が……その分、洗剤も高くなるから……うーん。
上級者はお金のことも考えないと!うまく洗濯機が使えるだけでは、中級者止まりですよ~。
洗濯機を使うにあたって、主にかかる費用は以下の2つ。
中でも水道代は高いですよね。1回20円程度としても、20円 × 365日 = 7300円。ざっと計算しただけでこれだけかかっています。
意識したことありました??
しかも、上記の計算は1日1回まわした場合。複数回まわすご家庭は、この倍以上の数字になります♪
なのでここからは、そんな水道代や電気代を抑える方法を伝授!塵も積もれば山となる。
日々小さな節約を意識するだけで、大きな成果に繋がりますよ!
あまり洗濯物が溜まっていないのに、ちょこちょこ回してはいませんか?
実はその方法、節約の面からはNG!なぜそう言えるのか詳しく解説しますよ。
洗濯機が入っている洗濯物に合わせて、完璧に水の量をコントロールしますか?
答えはNO。必ず無駄に使っている水が存在します。
なるべくこの無駄をなくすために、まとめて一回で洗う方が良いのです♪
かなり少なく見積もり、1回の洗濯で1ℓ無駄が出るとして、1年で365ℓ。
これってお風呂の浴槽1~2杯分ですよ?もったいない、もったいない。
節約できるのは電気も同じ。まわす回数が少なければ少ないだけ、電気代もカットできます!
ここでも量についてポイントが1つ。入れる洗濯物は容量の80%くらいがおすすめ。
洗濯機に負担がかかると、電気を多めに使ってでも動かそうとします。健気ですね。
でもそれだけ電気代も多めにかかってしまうということ。適切な分量に調節してあげれば、この小さな負担も減らせます。
フルマックス入れるのも節電の関係でNG。少なすぎるのも節水の関係でNG。
節約って難しい(笑)だからこその上級編です!!
ここまであえて出さなかった残り湯。
節水の王道といえばやはりこれ。
でも「残り湯って汚いんじゃ?」という見方から、使わない人も多いかと。
先に結論から言ってしまうと、問題ありません。むしろ利用した方がいいメリットだらけですよ。
まず、洗濯すべての水を残り湯でまかなうのだと勘違いしていませんか?
実際に使われるのは洗いの工程。
その後のすすぎ1、2回目は普通の水道水なんですね。
あれ?想像より汚くない気がしません??
汚いと思われるのは、お湯に含まれる皮脂汚れや雑菌たち。
研究データによると、一晩おいた残り湯は雑菌が1,000倍にまで増殖!
確かにこれは汚いと言えるかも。
使うのなら、お風呂に浸かった日の晩までにしましょうかね。
汚れはお湯を使った方が落ちやすいって話、覚えてますか?
お風呂のお湯を使うメリットがここにもありました♪
一晩たったお湯は冷えている&雑菌だらけ。
やはり、その日のうちに使うのが上級者テクニックですね。
洗濯機だって何だって、いきなり「さあ、使いこなせ!」なんて言われても、できるわけないですよね。
まずは、洗濯表示をちゃんと見るようにしましょう。
洗濯ネットが必要なものは、ちゃんと洗濯ネットに入れてから洗いましょうね。
最初は、余計な機能に気を取られず、慎重に使い始めましょう。
洗濯物を入れて、スタートボタンを押し、洗剤を入れ、終わったらすぐに乾かす。
これだけで最初は十分です。
洗濯物は入れすぎず、洗ったまま放置しないように注意しましょう。
後半に温度とコースについて説明しましたが、これもそんな難しいことではありません。
「お湯ってすごいなあ」「特定の洗濯物に合わせたコースがあるんだなあ」とだけ知っていれば問題ありません。
使い方はわかったけど、掃除とかするのは面倒だなぁ……そんな方は、こちらの記事を参考にしてみてください!
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