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更新日 :2019年11月07日

クリーニングの出し方徹底解説!初めてお店に行く前に必ず読むべし!

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クリーニングってあれでしょ、高い服を洗濯してもらうやつでしょ。程度に思っていた僕です。こんにちは。

突然ですが問題です。クリーニングってなんで家で洗うよりキレイになるのでしょうか!
……思考を止めて、とりあえずクリーニングに出す方も多いでしょう。それ故のトラブルもまた多くなります。

クリーニング店の受付さんも全て忠告してくれるとは限らんのです、こちらでも知識をたくわえておきましょう。

クリーニングに出すべきかを判断する基準

水

まずは前提として、クリーニングに出す必要があるのかを判断しなきゃなりません。家で洗えるならそれに越したことはありませんからね。
4つの基準を紹介します。

 

「水洗い」ができるものなのか?

綿やアクリル製の服なんかは洗濯できますが、高級な衣類などは水洗いに向かない素材がほとんどです。

この水洗いに向かない素材というのはウール・皮革製品などが一番身近なもんじゃないでしょうか。

 

洗濯表示を確認する

洗濯マークを確認するのが一番手っ取り早いです。自分では判断つかないものも、マークを確認すれば一目瞭然です。

この表示でクリーニングに出すべきとされているものは、全てクリーニング店に持って行った方が安心です。無理に家で洗って服に負担をかける方が損ですからね。

 

金額で判断する

身も蓋もないような気がしますが、服の購入金額でクリーニングに出すべきかどうか判断するのも有効な手段です。

というのも、ブランドものなどそれなりにお値段のする服は、素材もいいお値段がするものが使われており、家でのお洗濯に適さないものだからです。

せっかく買ったブランドものの服が、洗濯ミスで傷んでしまうのは心理的にもダメージが大きいですよね。心配なときは、クリーニングに出しましょう。その方が長持ちするので、服はもちろん自分のためにもなります。

 

本当に必要なのか判断する

実はですね、汗の汚れなんかはノーマルなクリーニングじゃ落ちないのですよ。日頃使ってて付く汚れじゃないもの――染みなんかの場合にしかドライクリーニングは効かないわけです。

ってことはつまり、汗かいたからクリーニング出そうっていうのは間違いなのですよ。基本的に3・4ヶ月に1回で充分なのです。

 

え、じゃあスーツとかはどうすればいいのかって?
いやだなぁ、ちゃんと記事を用意してあるに決まってるじゃないですかー。

スーツクリーニングの頻度は「1シーズン1回!」長く着る秘訣を紹介

カーソルをあわせてクリックするだけでいいのです。皆様は知識を得て、僕たちは読者を得る。これぞwin-win。

クリーニングに出す前に確認するべきこと

ボタン

それではいよいよクリーニングに出す準備です。
急いでクリーニングに出したいってこともあるかと思いますが、のちのちトラブルにならないようにまずは一旦確認してください。

なにを確認するかと言うと、

ボタンが全てついているか
ポケットの中身は空っぽか
破れなどはないか

などです。
後からポケットに入ってた物がなくなってるのに気付いても手遅れですからねー。

また、「汚れ・シミの箇所」を確認するのも大事です。
ただ「クリーニングお願いします」と渡すよりも「ここの汚れが特に気になります」などしっかりと伝えた方がいいでしょう。
あれです、病院で症状を聞かれるのと同じようなものです。

ちなみに、合成皮革をクリーニングに出す際は、いつ買ったものなのか気を付けた方がいいです。合成皮革は3年ほどしか寿命がもたず、徐々に劣化します。寿命を過ぎている場合は、ボロボロになることもあるので、表面にヒビがないか確認してください。

クリーニングのメニューを攻略

さあ、確認して意気揚々とクリーニング店に行くとメニューの違いに気づきます。
どうするべきでしょう?

そもそも、なぜメニューがあるのかって話ですが、これは素材などによって洗う工程や手順などに違いがあるからです。
と、いうわけで。

ドライクリーニング

クリーニングの種類をさらっと解説していきます。まずは最もメジャーなこの方法から。

水洗いできない物を洗うために開発されたこの方法、使っているのは石油なのです。油を溶かす油で洗濯物を洗い、水じゃないから服の繊維は影響を受けない。

ただ1つ問題があって、油汚れしか落とせないのです。汗やら醤油やら、水に溶かせる汚れはノータッチになるのでよく注意しましょうね。

ウェットクリーニング

と、そこで登場したのがこの方法。服へのダメージを可能な限り抑えて水洗いする技術です。

面白いことに、この方法は統一されていません。ダメージの少ない水洗いであれば、この名前になるわけです。店ごとに技術がぜんっぜん違うのであまり多くは語れませんが、それ故に店の質に左右されます。信頼できるところでおねがいしましょ。

ランドリー

正直あまり聞いたことないんじゃないでしょうか。え、コインランドリー? うーん惜しい。

要素を並べると……お湯を使って、特殊な洗剤を注ぎ、巨大な洗濯機でぶん回す……って所ですね。

まあ要するに設備にモノを言わせて高度な洗濯をするのです。

クリーニングから戻ってきたら

クリーニングをしてもらって綺麗になって終わり…なら安心なのですが、一応確認しておきましょう。

なにを確認するかと言うと事前に確認してあった「破れなどはないか」などの項目です。ここで確認しておかないと、次に服を着た時に汚れや破れなどに気づいても、時すでに遅しです。

クリーニングの受け取り方は?

「クリーニングを利用するは初めて!」
「クリーニングって本当はどういう手順なんだっけ?」

そんな方は、受け取り方も覚えておきましょう。

受け取る前の下準備

クリーニングの受け取りには、なにか下準備が必要なのでしょうか?

そのために、まずは準備するべきものをチェックしておきましょう!

クリーニング受け取りで必要なもの

・伝票
・代金(後払いの場合)
・洗濯物を入れる袋

クリーニングを依頼すると、引き取り日を記した伝票が発行されます。

「伝票をうっかり紛失してしまった……」
という場合は、登録の名前や電話番号でも検索可能なので、安心してくださいね。

また、クリーニング店では、持ち帰り用の袋を用意していないショップがほとんどです。

クリーニングを終えた衣服は、つるつる滑るビニールに包まれているため、複数お願いした場合は、持ち運びが大変です。

かさばる衣類がシワなくすっぽり入る、大きめサイズの袋を持参しましょう。

こんなことしていませんよね…?

クリーニングが終わって衣類の汚れがすっきり!

後はそのまま、クローゼットやタンスにしまって…。

なんてこと、まさかしていませんよね?

クリーニングが終わった衣類を、受け取ったまま収納してしまうのは実はNG

「ビニール袋に入っていた方が、埃がつかなくて助かる!」
と思っていた方も、今日から保管方法を見直してくださいね。

家に帰ったら?

クリーニングから戻ってきた衣類を、ビニール袋に入ったまま保管してはいけない理由。

それは、ビニール素材の通気性が非常に悪いということにあります。

ビニールに入れたままの状態で放置してしまうと、内部に湿気や熱がこもってしまい、カビやニオイの原因になります。

場合によっては、せっかくクリーニングに出したのに、衣類が変色してしまうケースもあるんです!

通気性の良い不織布カバーを使用しているお店の場合はそのまま保管でも構いませんが、ビニールカバーの場合は帰宅後すぐに外すようにしましょう

また、クリーニング店で使用されている、針金ハンガーやプラスチック製ハンガーは、細身のため型崩れを起こす原因になります。

しっかり幅のある木製ハンガーなどを利用して、長期保管の型崩れを防いであげましょう!

まとめ

さて、有用な情報を書けたでしょうか。

クリーニングと一口に言えど、その実種類は豊富です。

シミ抜きなんかにも対応してくれるでしょうから、コーヒーミルクを頼むくらいの気軽さで色々尋ねてみては?