アイロンの当て布は160℃以下で!テカテカを防ぐ手順を徹底解説!

■アイロンがけの時に当て布をする理由は、傷み・テカテカ防止のため!
■当て布が必要な素材はウール、シルク、カシミヤ、ポリエステルetc
■当て布の上からアイロンを軽く押し付け、少しずつ滑らせるのがポイント

マリノス

更新日:2020年12月04日

パリッパリのブラウスやワイシャツを着ている人を見ると、それだけで好感が持てます。反対に、シワシワ、よれよれの洋服を着ていると第一印象はだだ下がり。

友達同士で軽くお茶程度ならカジュアルな装いで構いませんが、商談や打ち合わせなどのビジネスシーンにおいては最初の印象が一番大切です。

とは言え、毎日着るワイシャツをクリーニングに出すのは、正直コストがかかって大変。そうした理由から、自宅で粛々とアイロンがけをしている人が多いはず。

アイロンがけをするとき、よく当て布をした方がいいと言いますが、なぜ必要なのでしょうか。また、当て布が必要な素材や注意点など、当て布に関するアレコレをご紹介します。

どうして当て布が必要なの?

ギラギラと輝く熱い太陽

アイロンがけとは、高温の金属を衣類に押し当てることで、伸ばしきれないシワやヨレを整えることです。

このとき、アイロンの熱によって素材や繊維が変質したり、衣類そのものが傷む危険性をはらんでいます。これらのリスクを避け、少しでも衣類を長持ちさせるために、当て布の使用が推奨されているというわけなんです。

また、当て布を使用することでテカリ防止に役立ちます。よく、黒いパンツやプリーツスカートをアイロンがけしたあと、光に当たってテカテカしていることってありませんか?

これは、衣類の上でアイロンを滑らせた時に、高温によって素材が変質してしまうことが原因です。その他にも、アイロンを当てたときに生地が引っ張られるからだとも言われています。

ハンカチ、タオル、ワイシャツ、ブラウスなどの衣類に当て布のマークが表示されている背景には、こうした事情が深く関係していたのです。

 

当て布必須の素材はどれ?

犬

では、当て布が必要な衣類の素材はどういったものなのでしょうか?ご主人のスーツのパンツ、お子さんの学校の制服、ワイシャツ、ブラウスなど、日常生活の中でアイロンをかける機会が多い方は、ぜひ参考にしてみてください。

ウール(羊毛)素材
スーツ、コート、セーターなど秋冬物の衣服の多くに、このウール素材が使用されています。ウール素材が使われている衣類は、弾力性がありシワになりにくいという点が大きな特徴です。

 

シルク(絹)素材
蚕の繭から取れるシルク(絹)素材は、数ある天然繊維の中で唯一日本で生産されている原料で、動物原料です。シルクを使って作られた衣類は輝くようなツヤがあり、軽くて丈夫な上に、保湿性と吸湿性に優れています。

 

カシミヤ素材
高級素材として知られるカシミヤは、繊維がきめ細かく肌触りが滑らかで保温性抜群です。そうした特徴から、セーターやニット、カーディガンなど冬の寒さをしのぐ衣類に多く使用されています。

 

ポリエステル素材
セーター、ワイシャツ、スポーツのユニフォームに使用されており、しわになりにくい、縮みにくい、というメリットがあります。数ある繊維の中でも、ポリエステル素材を使用した衣類は長持ちしやすいのが特徴です。

 

レーヨン素材
スラックス、ジャケット、ブルゾン、スカートなどビジネスシーンで重宝する衣類には、このレーヨン素材が使われています。吸水性に優れている一方で、しわになりやすいというマイナス面も。こまめなアイロンケアが必要です。

 

黒色の衣類
先ほどもお話しましたが、テカテカになりやすい黒や紺などの濃いカラーの衣類は、必ず当て布をする必要があります。いくらしわがないとは言え、第三者が見たら「あ、当て布しないでアイロンしたんだな」と思われてしまう可能性も否定できません。

 

洗濯タグについている当て布の表示はどれ?

洋服についているタグには、洗濯方法、絞り方や干し方、塩素系漂白剤の取り扱いについて、細かく表示されています。

「中」という文字が書いたアイロンマークのものがあります。このマークがあるものは当て布推奨な衣類です。

「中」の中温のというのは、アイロンの温度設定を「160℃を限度とし、140〜160℃」にしなさいという意味です。

つまり、当て布の表記がある場合は、最大でも160℃まで。もしそれ以上の温度で使用した場合は、衣類や素材を傷める危険性があるということです。

……表示が変更されるまでは、アイロンマークの下に「〜」このような波線があれば「当て布」必須だと分かったのですが、もう古い服にしか付いていません。もしあったら、何も考えずに当て布をしましょう。

 

当て布する前に注意すること

当て布の重要性はわかりましたが、注意したい点もいくつかあります。

上で挙げた素材もそうですが、アイロンの温度当て布の素材なども重要なんです。

ここでは、そんな当て布をする上で知っておきたいポイントについてお話しますね。

アイロンの注意点

人が触れればやけどを負ってしまうほどの高温になるアイロン。

使い方を間違えれば、衣類を傷めてしまうことは明らかです。

ケガに気を付けるのはもちろん、以下のポイントに注意して取り扱いましょう!

アイロンの温度

生地によっては、熱によって変質してしまうものもありましたね。

そんな時、確認すべきなのが衣類に付いているタグの表記です。

実は2016年に表記が改定されているので、服によってはマークが違います。

旧表示は分かりやすく、アイロンのマークに『高・中・低』と書かれています。

これに合わせて、アイロンの温度も『高・中・低』と変えればいいだけです。

具体的な温度設定は以下の通り。

・高 → 180~210℃
・中 → 140~160℃
・低 →  80~120℃

新表示は意味さえ知っていれば大丈夫。

アイロンのマークに書かれた点の数で『高・中・低』を判断します。

3つが高温。2つが中温。1つが低温ですね。

これさえ覚えておけば、温度の問題は解決です!

低温から使う

上の説明を読んでも、はじめのうちはなかなか慣れないものです。

そんな時は、とりあえず低温から使うように意識してみましょう。

アイロン不可の衣類以外であれば、変質する心配もありません。

特にタグが付いていなかった服などは、この方法を使うようにしましょう。

当て布の注意点

当て布に使う布にも、いくつか注意点があります!

なんでも使えるという訳ではないので、覚えておきましょう。

色移りしやすい生地

当然のことながら、デニムなど色移りしやすい生地は当て布には向きません。

せっかくアイロンをかけてシワが伸びても、色が着いては台無しです。 

厚手の生地

アイロンの熱が伝わらない厚さも問題ですね。

できるだけ薄い布を選びましょう。

熱に弱い生地

ポリエステルなど、熱に弱い生地も当て布には適しません。

綿などの比較的熱に強い素材を選ぶことも忘れずに!

当て布の最適解とは?

おすすめしたいのは、綿100%の白い生地

ハンカチや手ぬぐいなどがあれば最適ですね♪

色移りの心配もなく、厚さも程よく、熱にも強い。

特に手ぬぐいは布面積も大きいので、昔からよく使われているんですよ♪

気になった方は是非チェックしてみてくださいね!

 

当て布を使ってアイロンをかける方法

当て布って使った方がいいんだなあと思えてきましたか?
アイロンをかける前に、当て布を用意することから始めましょう♪

 

当て布に使えるもの

当て布にもっとも適しているのは、綿の布です。
たとえば、ハンカチや手ぬぐい、タオルなどがそれにあたります。

ここで注意すべきポイントが2つあります。
まず1つ目は、素材が綿で尚且つ極力色が薄いものを使用するということ。
2つ目は、生地が薄いものを選ぶということです。

結論から言ってしまえば、白色の木綿のハンカチ手ぬぐいがベスト。もしいらなくなった木綿のハンカチがあれば、捨てずにとっておいて当て布として活用しましょう。

ちなみに、アイロン用の当て布として売られているおすすめ商品はこちら。

おすすめ
商品

商品画像
パナソニック アイロン用あて布 NJ-A1

これで、テカテカになる心配はありません。蒸気の通りもよく、アイロン滑りもいいので表面がひっかかるということもありません。
ハンカチなどがない、という方はこちらを買ってみることをおすすめします。

 

アイロンのかけ方

それでは、実際に当て布を使ったアイロンがけの方法をご紹介しましょう。

用意するもの
・当て布
・霧吹き
・アイロン
手順
 
1
衣類の折り目を整え、霧吹きをかける

アイロンをかける前に、スラックスやプリーツスカート、ワイシャツの折り目をきちんと整えましょう。折り目を整えた部分に霧吹きをかけて、衣類を湿らせておきます。

2
アイロン台の上に置く

【1】で整えた衣類をアイロン台に乗せ、しわを伸ばしたい部分に当て布を置きましょう。

3
アイロンの温度を設定

アイロンの温度が160℃を超えないよう、中温(140〜160℃)に設定します。

4
アイロンをかける

当て布の上からアイロンを軽く押し付けながら、少しずつ滑らせてください。この時、ストライドが大きすぎするとアイロンの摩擦で当て布がずれ、衣類に余計なシワを作る原因となります。アイロンを少しずつ動かすのがポイントです。

アイロンカバーって知ってる?

さて、あて布の大切さとアイロンのかけ方は大丈夫ですね。
それではありがとうございました!

…といっても良かったのですが、ここで良いことを教えてあげましょう。

要は、あて布って、「生地に直接アイロンをかけない」ということですよね。

ならば!アイロンに布が付いていればいいのです!

そんなへりくつのようなことを体現した便利アイテムこそが「アイロンカバー」なんです!

最後に、アイロンカバーの使い方とおすすめ商品をご紹介しますね!

アイロンカバーの使い方

使い方はとっても簡単ですよ♪

手順
 
1
熱が下がった状態か確認

当たり前!と思われるかもしれませんが、とても大切なこと。

アイロンカバーの取付はしっかりアイロンを掴むので、必ず確認しておいてくださいね。

2
アイロンカバーをセット

アイロンカバーを広げたら、その上にアイロンをセット。

あとは製品によって違いますが、それぞれ説明通りにゴムなどを引っ掛ければ完成!

靴下を履かせるようなものなので、何も難しいことはありませんよ♪

おすすめのアイロンカバーをご紹介

それでは、おすすめのアイロンカバーをご紹介しますね。

KAWAGUCHI アイロンカバー

おすすめ
商品

商品画像
KAWAGUCHI アイロン台 マルチカラー サイズ:フリーサイズ

商品名もそのまま「アイロンカバー」なのでわかりやすいですね!

このアイテムの最大の特徴は「フリーサイズ」だということ。

いざ買ってみて自宅のアイロンにあわなかった…。という事故を防ぐことができます!

また、アイロンカバーを探す方に注意点が1つ。

それは、ほとんどがコードレスタイプは非対応だということ。

形状の問題で、充電部分が隠れてしまうことが原因のようです。

意外と昔から使われているアイロンカバー。

コードレスのアイロンをお使いの方は、注意してくださいね!

まとめ

清潔感や上品さなどその人の第一印象を左右する、ワイシャツ、スーツ、ブラウスのしわやよれ。そしてこれら衣類のアイロンがけを行う上で、当て布の存在は必要不可欠です。

衣類の繊維の変質を防ぐだけでなく、高温によって素材が痛むのを押さえる効果が期待できます。衣類のタグに表示された当て布のマークは、こうした理由が深く関係していたようです。

あなたの大切な衣類の持ちを良くしできるだけ長く着続けられるよ、当て布でいたわってあげてください。

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