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更新日 :2023年11月09日

タオルの臭いの原因は?4つの除菌方法と正しいお手入れ方法を解説!

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洗濯したタオルが臭うことがありますよね。洗濯では取り切れない菌が原因で発生してしまう臭いは、どうしたら消すことができるでしょうか?今回は、タオルの臭いの消し方から、臭いを発生させないためのお手入れ方法まで解説して行きます!

タオルの臭いの原因は菌の繁殖

なぜ、タオルの臭いは洗濯しても取れないのでしょうか?それは臭いの原因が普通の汚れではなく、だからです。タオルの臭いを発生させる3つの原因を、詳しく説明していきます。

タオルの乾燥不足

タオルの臭いの原因で特に多いのが、モラクセラ菌。私たち人間の口や鼻の粘膜に住み着いているバクテリアです。彼らは水分や皮脂を栄養に、どんどん増殖していきます。使用後や洗濯後のタオルが十分に乾燥されていないと、その水分が原因でモラクセラ菌が発生してしまうのです。

そしてこの菌は、除菌効果のない普通の洗剤では取れません。また、乾燥や紫外線にも強いため、タオルを干しても死滅しません。ではこのモラクセラ菌にどう対抗すればいいのでしょうか?実は、50℃以上の熱でモラクセラ菌は死んでしまいます。この性質を使って臭いを消すことができます。

汚れ残り

汗や皮脂汚れが洗濯で落ちきれずに残っていると、その汚れを栄養にして、黄色ブドウ球菌などの菌が繁殖してしまいます。使い古したタオルの色がオレンジ色に変わってしまうのも、この菌が原因であることが多いです。

黄色ブドウ球菌も熱に弱く、熱湯消毒で死滅させることができます。

洗濯槽の汚れ

洗濯槽でカビが繁殖していると、そのカビの臭いが洗濯時にタオルに移ってしまうことがあります。洗濯槽は洗濯で出た汚れが多く湿度が高いため、カビが繁殖しやすい場所です。こまめに掃除して、清潔に洗濯できるようにしていきましょう!

タオルの臭いを消す4つの方法

タオルの臭いを消すには、熱湯消毒、アイロン、重曹、漂白剤の4つの方法があります。それぞれの特徴を比較してみましょう。

重曹

熱湯消毒

アイロン

漂白剤

方法

重曹を溶かしたお湯にタオルをつけた後、洗濯する

鍋でタオルを煮沸する

タオルを洗濯後、アイロンにかける

漂白剤を溶かした水につけた後、洗濯する

メリット

・高い効果が期待できる
・生地を痛めにくい

・道具が少なく、簡単にできる

・バスタオルなど大きなタオルもできる。

・高い効果が期待できる
・つけておくだけなので簡単

デメリット

・バスタオルなど、大きなタオルは扱いにくい

・バスタオルなど、大きなタオルは扱いにくい
・熱湯を扱わなければいけない

・火傷に注意が必要
・手間がかかる

・生地を傷めやすい
・洗剤の取り扱いに注意が必要

大きくて扱いにくいバスタオルの消臭方法については以下の記事でも解説しているので、合わせて参考にしてみてください。

【タオルの消臭①】重曹を使う

比較的簡単で、生地を傷めにくい方法です。50℃程度お湯での菌を死滅させ、重曹で菌の繁殖する原因である皮脂汚れを落とすので、効果的に臭いを消すことができます。

用意するもの

・鍋(ステンレス or ホーロー)
・重曹

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商品画像
国産重曹 1kg 炭酸水素ナトリウム 東ソー製 食品添加物
手順
1
鍋に水を溜め、50度程度のお湯を作る

重曹は30℃ぐらいのお湯できれいに溶けますし、菌は50℃以上で除菌できます。そのため、まずはお湯を作りましょう。

2
温まってきたタイミングで大さじ2杯の重曹を投入

重曹を大さじ2杯分を鍋に投入します。

3
タオルを入れて煮る

タオルを入れたら20〜30分ほど重曹水につけておきます

4
冷ましてすすぐ

冷めるまで待ち、すすいだら洗濯機に入れましょう。重曹を入れる以外の手順は、熱湯消毒をする時とほとんど変わらないので、簡単にできると思いますよ♪

【タオルの消臭②】熱湯消毒

熱湯

熱湯消毒で臭いをなくす方法は、高温を使うのでタオルは傷みやすくなりますが、それだけ菌を死滅させやくなります。道具が少ないので、すぐにできる除菌方法です。

用意するもの

・鍋(ステンレス or ホーロー)
・トング

手順
1
鍋に水を溜め、温める

タオルが十分つかる程度の水を鍋に入れ、沸騰させます。

2
タオルを入れる

お湯が温まったら、さっそくタオルを投入します。勢いよく入れてしまうとお湯が跳ねて危ないので、ゆっくり入れてくださいね。

3
20分くらい煮る

鍋底などにくっつかないように、ときどきタオルを動かしながら弱火で20分ぐらい煮ていきます。

4
洗濯機にかけて干す

20分ほど経ったら、今度は洗濯機で洗います。熱湯はタオルの生地を傷めてしまいます。そこで、柔軟剤を入れると臭いもよく、ふわふわのタオルに仕上がりますよ♪

【タオルの消臭③】アイロンを使う

次に紹介するのはアイロンを使った方法です。鍋に入らない大きさのバスタオルなどは、この方法で高温消毒をすることができます。タオルの取り扱い表示を確認し、高温のアイロンが使えるようなら試してみてください。

手順
1
タオルを洗濯機にかけ、脱水が終わったら取り出す

洗濯機にかけたタオルを脱水までしたら取り出してください。先ほどと同じようにタオルが濡れた状態で菌を退治していきます。

2
高温でアイロンがけする

できるだけアイロンの温度を高く設定しましょう。1カ所に3秒程度の速さででアイロンがけしていきます。

3
干す

アイロンで完全に乾かすことはできません。全体をアイロンがけしたあとは、タオルを干しましょう。そして完全に乾いてから取り込むようにしてくださいね♪

【タオルの消臭④】漂白剤を使う

熱湯でも重曹でも臭いが消えなかった場合は、漂白剤を使いましょう。こちらは生地を傷めやすいので、本当に臭いがひどいものだけ最終手段として考えてください。

用意するもの

・酸素系漂白剤(粉末タイプ)
・ゴム手袋

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商品画像
酸素系漂白剤 3kg (過炭酸ナトリウム)漂白 洗濯槽クリーナーNICHIGA(ニチガ)
手順
1
タオルを洗濯機で洗う

そのまま漂白剤につけてもいいのですが、先にある程度、汚れを落としておくと効果的です。

2
消毒液を作る

タオルが入る大きさの容器に40℃近くのお湯を溜めましょう。ヤカンでお湯を沸かしてもいいですが、給湯器の設定温度を40〜50℃程に設定しておくのが一番簡単な方法だと思います。

今回は、洗面台にお湯を溜めました!

漂白剤の分量は製品によって違うのでよく確認してください。「つけおき」「シミ抜き」の量で作ってくださいね。充分な量でないと臭いが残ってしまい、ただタオルが傷んだだけという悲しい結果になってしまいます…。

3
タオルを浸けおき

消毒液を作ったら、すぐにタオルを入れましょう。せっかく熱いお湯を貯めても、冷めてしまったら漂白剤は充分に効果を発揮できません。そのまま1〜2時間くらい浸けておきます。

4
水で洗う

浸けおきが終わったら、きちんとすすぎましょう。この後、洗濯機に入れるので、サッとで大丈夫です。

5
洗濯機で洗う

通常通り洗濯機で洗いましょう。洗う際に柔軟剤を足すと、生地が柔らかく仕上がります。洗濯が終わったら、完全に乾くまで干しましょう。

以上で完了です!お疲れ様でした!

最後に、漂白剤を使用する際の注意点についても紹介します。注意したいのは、カラータオルに使用する場合です。塩素系漂白剤によって「色落ち」する可能性があるほか、長時間のつけ置きでは水道水に含まれる塩素によって「変色」する場合もあるので注意が必要です。

また、一発で臭いをとろうとするのではなく、短時間のつけ置きを繰り返して、少しずつ臭いを解消していくことをおすすめします。

ニオイを防ぐタオルの洗い方はユアマイスタースタイルのInstagramでも解説付きの写真で紹介していますよ!


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タオルの臭いを予防する洗濯方法

臭くなってしまったタオルの臭いを消す方法はわかりましたね♪ですが、臭いを取り除く過程で生地が傷んでしまうこともわかったと思います。そこで、タオルをできるだけ臭わせないように、長持ちさせる秘訣をお伝えします。

洗濯物をためない

洗濯しなければいけない衣服をためていると、その間に雑菌が繁殖して臭いの原因になってしまいます。こまめに洗濯をすることで、雑菌が繁殖する前に消滅させることができます。

洗濯槽の7割に収める

洗濯機に詰め込められるだけ洗濯物を入れていませんか?パンパンに詰め込んでしまうと、洗濯機はうまく回りません。せっかく浮いた汚れも、水ですすがれる前に他の衣類に付着してしまうのです。そうするとその汚れから菌が繁殖してしまいます。洗濯槽の7割というのを目安に、洗濯物を入れて洗うようにしていきましょう。

洗濯槽を洗濯カゴ代わりに使わない

洗濯槽の中は、高温多湿になりやすく、菌が好む環境です。衣類を長時間入れるのはやめましょう。せっかく洗濯し終わっても、菌を発生させる原因を作ってしまっては、もったいないです。

 洗剤と柔軟剤の量は適量で

洗剤を入れすぎると、すすぎきれなかった洗剤がカスとなって衣類に付着し、臭いの元になってしまいます。また、柔軟剤に関しても入れすぎは禁物です。柔軟剤は衣類に膜をはります。多く使いすぎると膜が厚くなり、次に洗濯するときにその膜を取り除くために洗剤が使われてしまい、他の汚れが落ちなくなってしまうのです。洗剤も柔軟剤も量を守って使うことを心がけましょう!

洗濯槽の掃除をする

カビや汚れが溜まっている可能性があるのなら、まずは洗濯槽を洗いましょう。

洗濯槽の掃除については、この記事で詳しく解説しています。

使っていない時は蓋を開ける

洗濯槽の中が十分に乾燥できていないと、カビができてしまいます。そのカビや雑菌が中にあるまま洗濯しても、結局、衣類に付着し、におってしまいます。使っていない時は、蓋を開けて洗濯槽を乾燥させるようにしましょう。

タオルの臭いを予防する干し方

干し方にも、臭いが発生しやすい干し方と発生しにくい干し方があります。

風通しの良い場所で干す

菌の発生は、タオルに残っている水分が原因です。そのため、風通しの良い場所でできるだけ早く乾かすことがポイントになります。ひなたで干すことも効果的なように思えますが、モラクセラ菌は紫外線では死滅しないため、日光消毒に効果はありません。ひなたでタオルを干すと、ごわついてしまうこともあるので、ひなたには拘らず、風通しの良い場所であれば大丈夫です。

間隔をとって干す

早く乾かすためには、他の洗濯物との間隔を十分に開けることが必要です。また、タオルをハンガーにかけるときには、一度タオルの両はしを持ってパンパンとふりさばきましょう。こうすることで、繊維が立ち上がり、乾きやすくなります。

部屋干しの時は換気をする

よく、部屋干しは臭くなる、と言われますよね。しかし、部屋干しするから臭くなるのではなく、乾くのに時間がかかるから臭くなってしまうのです。室内に干すときはどうしても乾きが遅くなってしまうので、しっかり換気をして、空気の循環を作りましょう。

タオルを買い替えるタイミング

どうやっても臭いが取れない場合は、新しいタオルへの交換の時期かもしれません。タオルにも寿命があります。

一般的に、洗濯回数の上限目安は30回とされており、週1回の洗濯では、使用7~8カ月でタオルの寿命が訪れるといえます。

何をしても臭いが取れない場合には、使っているうちにタオル自体に雑菌が繁殖してしまった可能性も高く、衛生的にもよくありません。十分に使った証として、それを機に新しいタオルに買い替えることもご検討ください♪

まとめ

臭いタオルで顔を拭いてから始まった一日って、なんだかちょっとアンハッピー。ふわふわで良い香りのタオルを使っていたいですよね。すでに臭くなってしまったタオルは、

高温で殺菌
重曹で菌を取り除く
漂白剤で菌を撃退

のいずれかの方法で消臭できます。ぜひ試してみてください。どうやっても臭いが取れないときは、最後の手段として交換も検討しましょう!普段からお洗濯の方法にも気をつけて、清潔なタオルを使っていきましょうね。

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
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