気に入ってた洋服が、洗濯で台無しになったことありませんか?
洗濯機だからしょうがない。クリーニングに出せばいいじゃないか。
ちょっと待ってください!あなたは洗濯機の機能を十分に知っていますか?
実は洗濯機には複数のモードがあって、それぞれの洋服の素材にあった洗濯ができるようになってます。
下の図は洗濯機のコースについてのアンケート結果です。
なんと約半数の人がコースを使い分けていないのです。
ドライコースだけでなくほかのコースも使い分ければ衣類の傷みや型崩れを防いだり、時短できたりなどのメリットがたくさんあるのです!
そこで今回は洗濯機のコース、そしてコース別に対応している洗濯表示について紹介していきます。
最後まで読んだらあなたも洗濯マスターになれるかも?
標準ボタン以外のボタンは怖くて押せない。
そんなことを思っている人もいるのではないでしょうか。それだと洗濯機の機能を最大限に生かしきれないのでもったいないです。
どの洗濯機にもある4つの基本的なコースを知って洗濯マスターになりましょう!
普段の洗濯には最も適したコースです。皆さんもよく押すのではないでしょうか。
工程は、
が一般的です。
タオル、肌着、靴下、パジャマなどに適しています。
細かい説明は省きますね。(笑)
別名おしゃれ着コースといわれるようにニットなどのデリケートな衣類に適したコースです。一言でいえば「やさしい」コースです。
やさしい(弱い)水流とやさしい(軽い)脱水で衣類の型崩れや縮れも防いでくれます。工程は標準コースと一緒です。
ドライコースで洗濯するときには次の三点に注意する必要があります。
これらをしっかり守れば、デリケートな衣類も型くずれなく洗えます。
ただし、100%ウールやカシミヤ、アンゴラなどの上質な素材を使った衣類に関してはクリーニングに出すのがおすすめです!
ドライコースについて詳しく知りたい方はこちら!
軽い汚れを短時間で洗濯したいときに使用するコースです。
標準コースの洗濯方法とは違い、洗いの時間が短いことがポイントです。また、機種によってはすすぎの回数が1回だけのものもあります。
その他の工程は標準コースと一緒です。
忙しい方は知っておきましょう!
おうちの布団や毛布は外に干すだけと思う方も多いはず。
実は、毛布や布団などのかさばる物を洗えるコースが洗濯機にあるのです!「毛布コース」とも呼ばれています。
標準コースに比べ多くの水と長い時間をかけて洗い上げます。そうすることで、洗濯物の傷みを防ぐんです。
洗濯機のコースも知ったし、これで洗濯マスターになった!
いいえ、まだです。洗濯機のコースについて知ったらそれに対応する洗濯表示についても知らなければなりません。
知らないと、大切なお洋服が傷んだり縮んだりする恐れもありますよ。
そもそも洗濯表示というのはどの衣類にもついているタグに書かれている絵のことで、上の写真のようなものです。
きっと皆さん一度は目にしたことがありますよね。
さてこれから、コース別に対応している洗濯表示を解説していきます。まずは下の図を確認してください!
標準コース、おいそぎコース、大物洗いコースは同じ洗濯表示が対応しています。どんな意味か分かりませんね。
続いて、ドライコースは…
うーん、やっぱりわからないですよね。
でも大丈夫、これから詳しく解説していきます!
それでは、こちらを見てください。
横棒一本だと「弱い」を表します。二本だと「非常に弱い」を表します。簡単に言うと、衣類が洗濯にどれだけ弱いかを表しているのです。
洗濯機はコースによって水流の強さが違います。
「弱い」表示には弱めの水流のコース、「非常に弱い」表示はできるだけ洗濯機を使わないか最も弱い水流で洗濯しましょう、ということを表しています。
また、洗濯表示は、2016年に1991年に定められたものから新しくなったのです。そのため新と旧の両方を紹介しました。
数字についても説明しますね。上の図の中に書かれている数字は液温の上限を表します。液温の上限って何?と思うかもしれませんが簡単です。
洗濯機で洗濯するときに使う水の温度のことを表します。
そして、その周りのカゴに水が入っているような記号は「洗濯機で洗濯ができる」ということを表しているんです。よく見ると思うのでぜひ覚えてください!
ここでクイズです!先ほど学んだ知識を使ってこの表示が何を表しているか答えてみましょう!
…できましたか?正解は、「液温は40℃を限度とし、洗濯機で弱い洗濯ができる」でした。簡単ですね!
ひととおり洗濯表示について学んだところで、もう一度一番上のコース別の洗濯表示一覧をご覧ください。
標準コース、おいそぎコース、大物洗いコースはどれも同じ表示が対応しています。そして、先ほど意味も確認しましたよね!
続いて問題となるのはドライコースです。
上の表示は大丈夫ですよね?そう、「液温は40℃を限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯ができる」ことを表しています。
そして下の二つの表示なのですが、これらは少し厄介です。ちなみに、左の表示は新、右の表示は旧です。
答えを言うと、左の表示は「液温は40℃を限度とし、手洗いができる。」
右の表示は「液温は、30℃を限度とし、弱い手洗いがよい。」です。
あれ、液温が変わってる。
と気づいた方は鋭い!新表示では数字は書かれていませんが40℃で旧表示では30℃と変わっています。また、最後の語尾も変わっていますね。
これがドライコースの洗濯表示です。
いかがでしたか?今回紹介した洗濯表示は本当に初歩的なことです。もっと洗濯表示に詳しくなりたいという方はこちらから。
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今回は洗濯機のコース、洗濯表示についてご紹介しました。
ドライコース以外は洗濯したいものの大きさや洗濯の時間でコースを選んでください。
また手洗いの表示があるものはドライコースを活用するのがおすすめです。
ただし、ウール100%やカシミヤ、アンゴラなどの上質な素材を使ったニットやセーターはクリーニングに出しましょうね!
最後に、コースを知るだけではなく洗濯表示もしっかり確認してから洗濯することを忘れずに。
これらのことをしっかり頭に入れて洗濯マスターになりましょう!