万能なお掃除洗剤として人気の「重曹」。
重曹は、天然成分でできているためエコな洗剤として注目されています。
重曹は水を加えると、重曹水や重曹ペースト、クレンザーなど、さまざまな形状で使用することができます。
今回は、重曹ペーストの作り方と活用方法を詳しくご紹介します。
重曹ペーストとは、重曹に水を加えてペースト状にしたものです。
ペースト状のため、汚れへの密着度が高まりこびりついて落ちない汚れを落としたり、壁面など洗剤が垂れてきてしまう場所などの掃除にも便利です。
アルカリ性の重曹には油など酸性の汚れを中和して落とす効果があるため、重曹ペーストはキッチンやガスコンロに付着したベタベタのしつこい油汚れの掃除などにも適しています。
重曹は粒子が細かく水に溶けにくい結晶なのでクレンザーの役割を果たしてくれます。
重曹は塩よりやわらかく、固すぎない絶妙な硬度で素材を傷つけず研磨することができます。
重曹ペーストで擦り洗いをすることでこびりついた汚れを落とすことができます。
消臭効果があるので、染みついたニオイも重曹ペーストを塗布しておくことで消臭することができます。
重曹ペーストの「基本の作り方」とより効果を高める「重曹クリーム」の2種類を紹介します。
落としたい汚れの種類によって使い分けてみてくださいね。
「重曹と水を2:1の割合」を目安に使用する場所に合わせて量を調節してください。
厳密に2:1にする必要はありません。
重曹に水を加えて、ペースト状になっていればOKです。
使う場所に合わせて、お好みの硬さに調節してくださいね。
重曹ペーストに食器用洗剤を加えると、より掃除効果の高い、ふわふわの「重曹クリーム」ができあがります。
空気を含ませるように混ぜてください。
重曹を多めにすると重曹の粒が残り研磨効果の高いペーストに。
水を多めに加えるとやわらかい泡になるので、掃除をする場所に合わせて使い分けてみましょう。
重曹ペーストで効果的に掃除ができる場所と掃除方法をご紹介します。
重曹ペーストで五徳やガスコンロ周り、換気扇のこびりついた汚れを落とすことができます。
換気扇のフィルターには重曹ペーストがしっかりと付着できる「重曹クリーム」が効果的ですよ。
コンロ回りなどは濡れた雑巾でペーストを拭き取る
重曹ペーストは、お風呂に発生した水垢やヌメリの除去にも役立ちます。
洗剤だと流れやすいシンクの壁も重曹ペーストなら貼り付けて漬け込むことができますよ。
水垢が石化している場合は、重曹ペーストパックをしてみてください。
重曹ペーストは、衣類に付着した油汚れや黒ずみの除去に効果的です。
ワイシャツなどの黄ばみなどもスッキリ落とすことができます。
汚れがひどい場合は、重曹ペーストを塗布して30分程度放置してから洗濯をしてください。
重曹は臭いの除去効果もあるため、重曹ペーストでレンジ内に付着した臭いを取り除くこともできます。
電子レンジ内の汚れには直接重曹ペーストを塗布したあと数分間放置し、雑巾やキッチンペーパーで拭き取ります。
重曹ペーストは幅広い場所の掃除に使用できるアイテムですが、注意しなければいけない点もあります。
重曹はアルカリ性のため、掃除をする場所の材質のよっては変色する可能性があります。
また、重曹の研磨によりキズをつけてしまう可能性のある素材には使用できません。
アルミ・銅・畳・木材・天然石や漆などへの使用は避けてください。
重曹はアルカリ性なので肌が弱い方は、重曹を直接触ると肌荒れをしてしまう恐れがあります。
掃除の際はゴム手袋などを着用し、重曹ペーストが直接肌に触れないように注意してください。
作った重曹ペーストは高温多湿を避けて保管し、1週間を目安に使い切りましょう。
汚れに密着する重曹ペーストはしつこい汚れに効果的です。
汚れの種類に合わせてペーストの硬さを使い分けてみてくださいね!