防災バッグには何をいれるべき?10の必須アイテムを紹介!
近年、台風や大雨などの異常気象で「これまでに経験したことのない」というフレーズを頻繁に耳にするようになりました。
また、地震列島である日本では、いつ大きな地震が起きてもおかしくありません。
避難しなければいけない状況が、明日にでも来るかもしれません。
楽観視せず、今、防災グッズの準備をはじめましょう。
ライフラインの復旧と、支援物資の供給について
防災グッズを用意するうえでまず知っておきたいのが、どれくいらいの期間を自力で乗り切らなければならないのかということ。
災害の規模にもよりますが、支援物資が届くのは3日後からだと言います。
地域によっては5日後というところもあるので、水や食料は多めに備えておきたいですね。
また、ライフラインの復旧は、電気、水道、ガスの順で進みます。
電気が1日~1週間、水道が3日~3週間、ガスが1週間~5週間ほどかかります。
これを踏まえて優先順位をつけて防災グッズを用意しましょう。
絶対必要な防災グッズ
防災グッズはもれなく備えておきたいけれど、スペースの問題や持ち運べる量にも限度があります。まずは、最低限必要なアイテムをみていきましょう。
防災バッグ
まずは、防災グッズがセットで入っているものを買うといいでしょう。
避難するときに持ち出しやすい場所に置いておきます。また、実際に必要なものを入れて背負ってみることも大事。
飲料水
1人当たり1日3L必要です。飽きないように、ジュースなどもあるとベター。
折り畳み式の給水バッグも用意しておきましょう。
食料
長期保存可能な非常食だけでなく、普段から使える缶詰やカップ麺などを多めに備蓄しておきましょう。
しまいこんでしまった非常食は、いざというときに賞味期限切れということも。
日常の中に食料備蓄を取り込むローリングストックなら、備蓄品の鮮度を保ち、災害時にも日常生活に近い食生活を送ることができますよ。
また、甘い菓子類は、子供のみならず大人にも安らぎを与えてくれます。
食料と合わせて、使い捨て食器、ラップ、カセットコンロ、ライターも準備しておきましょう。
照明
電気の明るさは、気持ちも明るくしてくれます。
部屋を照らすランタンの他にも、両手が使えるヘッドライトも便利。
ソーラー充電、手動発電、乾電池を多めにストックするなど、複数の電源を確保しておくのがおすすめです。
情報
情報を得ることは、安心や的確な行動につながります。
テレビやネットが使えない環境になることが多いので、ラジオを準備しておきましょう。
ライトが付いたり、スマホに充電ができるなどの多機能タイプが◎
防災情報をお知らせしてくれるアプリや、スマホでラジオが聴けるアプリを入れておくのもおすすめ。
スマホのモバイルバッテリーも必須ですね。
衛生用品
断水時に使えるアイテムを準備しておきましょう。
お風呂に水が溜まっていたとしても、災害時に水はとても貴重。
トイレは抗菌消臭タイプの簡易トイレがいいでしょう。
感染症対策に除菌ジェルや、体も拭けるウェットティッシュ、液体歯磨きなどを準備しましょう。
装備品
がれきや粉じんや落下物対策には、軍手、マスク、踏み抜き防止インソール、折り畳み式ヘルメットなどが必要。
マスクは感染症予防や防寒、すっぴん隠しにもなりますよ。
雨の日には、両手が使えるカッパがいいですね。缶切り、ドライバー、ピンセット、ハサミなどがセットになったアウトドアナイフも重宝します。
医薬品
応急処置ができる救急セット、常備薬、持病のある人の処方薬など。
貴重品
停電するとキャッシュレス決済ができなくなるので、現金を用意しておきましょう。小銭があると便利。
運転免許証などの身分証明書も必要です。
身分証明書があれば通帳と印鑑がなくても金融機関でお金の引き出しが可能。
防寒具
冬の災害には必須。
寒さで体力を消耗しないように、防寒・保温できるアルミブランケットやカイロを備えましょう。
カイロで離乳食をあたためることもできます。
その他
ビニール袋は、防寒、カッパ、おにぎりを握る、給水など様々に使えます。
筆記用具は、メモをしたり、伝言を残したりするのに必須。
あると便利な防災グッズ
命をつなぐための必須アイテムの他にも、長い避難生活をなるべく快適に過ごすためのアイテムをご紹介します。
下着
食料の供給はあっても下着の供給はなかなかないそう。
服が着替えられなくてもせめて下着だけでも替えられたら衛生的ですね。
ガムテープ
応急処置、間仕切り、ガラス片除去など様々に重宝します。
タオル
止血、防寒、枕など色々な使い方ができます。
水のいらないシャンプー
お風呂に入れなくても少しスッキリできますよ。
耳栓・アイマスク
音や光漏れなどを気にせずに眠れます。
スリッパ
避難所内をちょっと移動するのに便利。
テント
プライバシーの確保に。ペットがいる人にもおすすめ。
新聞・段ボール
クッション、防寒、プライバシーの保護、伝言など。
家族別の防災グッズ
人によって必要なアイテムは違いますよね。なるべく心身の健康がたもてるように備えましょう。
赤ちゃん
母子手帳、授乳ケープ、ミルク、オムツ、おしりふき、抱っこひも
子供
子供用マスク・軍手、お気に入りのおもちゃ、お絵描きセット、トランプ
お年寄り
眼鏡、入れ歯・入れ歯洗浄剤、補聴器、お薬手帳、杖
女性
生理用品、スキンケアアイテム、目隠しブランケット
ペット
ペットフード、簡易ゲージ、ペットシーツ
防災グッズ以外に必要な備え
家の中の災害対策としては、家具の固定やガラスの飛散防止などがあります。
でも、何より忘れてはいけないのが家族との連絡の取り方の確認。
安否確認方法としては、電話回線がつながらないことが考えられるので、災害用伝言ダイヤルやTwitterなどのアプリもいいでしょう。
避難場所や経路もハザードマップを見ながら確認しておくことで、それぞれが外出先で被災しても再会を早めてくれます。
まとめ
災害が起こる季節、災害の種類やレベル、避難所か自宅待機かによって必要な防災グッズの優先順位は変わってきます。
日頃から家族で話し合い、色々なパターンを想定しておくことが大切ですね。