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更新日 :2022年02月02日

猫の抜け毛の掃除方法!週2〜3回のブラッシングで家族の健康を守る

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猫と一緒に暮らしていると、次から次へと出てくる抜け毛に驚く方も多いのではないでしょうか。

猫には換毛期があるので、時期によって抜け毛が多くなること自体に心配はいりません。

ですが、「お掃除してもキリがないから、掃除はほどほどでいいや」 と思っている方、ちょっとまってください!

抜けた毛をそのままにしておくと、飼い主や猫の健康を害することがあるんです。

今回は抜け毛のお掃除を中心に紹介していきますが、その前に猫の抜け毛についてざっくりとみていきましょう!

猫の毛が抜ける原因4つ

飼っている猫からあまりにも毛が抜けると「うちの子、大丈夫?」と不安になってしまいますよね。

そんな時、まずは抜け毛の原因を知っておきましょう。

換毛期

換毛期とは、猫の全身の毛が徐々に抜けていき、新しく生え変わる時期のこと。

だんだん気温が高くなってくる3月と、反対に低くなっていく11月頃にやってきます。

実は、換毛期は全ての猫にあるわけではありません。猫の種類によっては換毛期がないタイプもあるので、チェックしておきましょう!

猫の被毛のタイプには、

・シングルコート
・ダブルコート

の2つがあります。

シングルコートは、オーバーコートという太くて長い毛しか持たない、毛が一重構造のこと。

「換毛期」がなく、ほとんど毛が抜けないのが特徴です。

シングルコートは毛があまり抜けない分、毛がからまって毛玉になりやすい傾向があります。

コームやスリッカーを使い分けて、毛のもつれを解きつつ、丁寧にブラッシングをしてあげてください。

一方ダブルコートは、ひとつの毛穴からオーバーコートという太くて長い毛と、アンダーコートという短くて柔らかい毛が沢山生えて、毛が二重構造のことを言います。

夏の暑さと冬の寒さに合わせて、季節の変わり目に毛が生え変わるようになっており、抜け毛の量が多いので、根気よく定期的にブラッシングをしてあげましょう。

換毛期は大変ですが、不要になって抜けた毛をきちんと取り除いてあげることで、保温効果がしっかりと発揮されますよ!

ブラッシング不足

日頃から毛は抜け落ちてしまうものですが、ブラッシングをしないと抜け落ちる毛の量が多くなります。

換毛期以外でも、こまめにブラッシングをして取り除くようにしましょう!

慢性的な刺激

首輪をつけたままにしておくなど、外部からの刺激によって、部分的に毛が摩擦でちぎれ、ハゲてしまうことがあります。

そのような場合は、首輪を控えたり、素材を変えたりしてみることもおすすめです。

病気

過剰な毛づくろいや、寄生虫や菌による感染性皮膚炎で抜け毛が増えてしまっていることも。

異変を感じたら動物病院で診てもらいましょう。

換毛期による抜け毛は特に問題ありませんが、ストレスが原因で抜け毛が発生している可能性もゼロではありません。

というのも、猫がストレスを感じたときに表れる行動の1つに、グルーミングが含まれているのです。

ストレスが積み重なっていると、執拗にグルーミングを繰り返し、毛がどんどん抜けてしまうケースも見受けられます。

季節の変わり目ではないのに毛が大量に抜けているようなら、猫の様子を観察してみてください。

猫の抜け毛を放置すると危険!

「抜け毛のお掃除、また今度でいいや。」と何日も溜めてしまうのは危険なんです。

猫の抜け毛は服にまとわりついてしまうだけでなく、一緒に住んでいる家族や猫にダメージを与えてしまう事があります。

今回は2つのリスクについてお話します。

周りにいる人が猫アレルギーを発症する

猫の毛には猫アレルギーの原因物質(アレルゲン)が付着しています。

抜け毛を掃除せずに何日も溜めてしまうと、大量のアレルゲンに触れることになります。

その結果、飼い主や家族が猫アレルギーを発症してしまうというケースがあるんです。

大好きな猫と近づけなくなってしまうのは悲しいですよね。

これを防ぐためにも、定期的に掃除をしてあげましょう!

猫の体に炎症が起こる

抜け毛の放置は、猫を苦しめることにもなります。

猫は毛づくろいをしている時、自分の毛を舐めて飲み込んでしまう事がよくあります。

普段なら吐き出したり、便として排出されますが、換毛期などであまりにも多くの毛を飲み込むと、毛が胃の中で揉まれ、絡み合い、毛球という塊を作ってしまうんです。

その塊が腸に詰まり、猫の体内で炎症が起こります。この症状を毛球症といいます。

これはカーペットに落ちた毛というよりは、自分の毛づくろいをしている時に飲み込んでしまった毛が原因です。

特に換毛期は、こまめにブラッシングをして抜け毛を回収してあげましょう!

ブラッシングについては、後で説明しますね!

猫の抜け毛の効果的な掃除方法

お待たせしました!

ここまで抜け毛について書いてきましたが、いよいよお掃除です。

抜け毛をお掃除する時のポイントは、掃除機をかける前にあらかじめ毛を取っておくということ。

それでは場所別にお掃除方法を見ていきましょう!

カーペット・絨毯のお掃除

まずはカーペットや絨毯のお掃除方法です。

掃除機をかける前に一工夫するだけでも、抜け毛を取り除ける量が変わってくるんですよ!

今回は3つの取り方を紹介していきます♪

コロコロをかける

これは定番アイテムですね。コロコロを使えば労力をあまり使わずに毛をとることができます。

霧吹きをしてから掃除機をかける

いきなり掃除機をかけると猫の毛は排気で舞い上がってしまいます。

そんな時は、先に部屋全体に霧吹きをかけて水分で毛を重くしてから、掃除機をかけるときちんと吸い込めますよ。

床を湿らせたら、濡れた雑巾で毛を集め、その後に掃除機をかけましょう。

軍手でカーペットをなでる

軍手(滑り止め付き)で絨毯をなでることでも毛をとることができるんです。

抜け毛の多い時期だと、コロコロの消費量がとても多くなりますが、これなら消耗しなくて済みますね!

軍手がない場合は、ゴム手袋でも代用可能ですよ♪

フローリング・畳のお掃除

続いてはフローリングと畳の場合のお掃除方法です。

クイックルワイパーをかける

フローリングや畳には、クイックルワイパーをかけ、その後に丁寧に掃除機をかけてあげてください。

ウエットタイプのシートを使うとよりしっかりと取れますよ!

いきなり掃除機をかけてしまうと、猫の柔らかい抜け毛がブラシに絡まってしまい、本来の吸引力を発揮できなくなってしまいます。

2段階で掃除を行うことによって、かなりしっかり抜け毛を除去することができるんですね。

しかし、長いこと猫を飼っていると蓄積された抜け毛が絨毯に絡みつき、掃除機ではなかなか取れないことも。

もっと猫の毛に特化したアイテムを使って、頑固な抜け毛のお掃除をしましょう!

猫の抜け毛用のお掃除アイテムを使うのも〇

猫の抜け毛のお掃除が大変な時は、ペットの抜け毛専用クリーナーを使ってみましょう!

おすすめ 商品

商品画像
猫壱 抜け毛取りワイパー 猫 犬

この商品はソファーや衣類についた猫の毛をとってくれます。

専用のケースに入れると、クリーナーに付着した抜け毛が回収されるので何度でも使うことができます!

おすすめ 商品

商品画像
一毛打尽 犬猫用 ペットの抜け毛掃除 ハンディタイプ

この商品は絨毯などに絡みついた細かい頑固な抜け毛をごっそり取ってくれます。

犬や猫の細い毛に特化して作られた商品なので、コロコロや掃除機で取れなかった抜け毛もこれなら大丈夫!

おすすめ 商品

商品画像
ペット グルーミング グローブ 抜け毛 防止 マッサージ 高品質ラバー 犬 猫

この手ぶくろは絨毯ではなく、直接猫をなでてあげることができます。

抜け毛を回収するだけでなく、皮膚を健康に保つブラッシングの役割も!

ペットのリラックス効果も抜群です。

抜け落ちる前に対策しておくという手も

これまで、抜け落ちた毛の掃除方法を紹介してきましたが、毛が抜ける前の工夫によってさらにお掃除が楽になりますよ。

その方法3つを順番に紹介していきます!

ブラッシング

ブラッシングをすると、身体からまだ落ちていない抜け毛が回収されて、猫が自分の抜け毛を飲み込んだり、床に毛が散るのを防いでくれます。

専用のブラシを使って、毛の流れに沿って撫でてあげてください。

無理にやるとストレスを与えてしまうので力をかけすぎないように!

適切な頻度は、 長毛の猫は毎日、短毛の猫は週2、3回ほど。

猫はあまり長くじっとしてられないので、ブラッシングにかける時間は3分が目安です!

猫と直接触れ合えるブラッシングは、良いコミュニケーションの手段にもなりますよ♪

おすすめ 商品

商品画像
ペティオ プレシャンテ ハードスリッカーブラシ Sサイズ 犬 猫

こちらは「スリッカーブラシ」と呼ばれるタイプのもの。

特に、長毛種の毛玉をほぐしたい時にオススメです。

背中からお尻に向かってとかすと、抜け毛を除きながら、もつれを細かくほぐすことができます!

おすすめ 商品

商品画像
REDECKER / レデッカー 高級キャットブラシ(柔らか豚毛)&リムーバーセット

こちらは天然毛を使ったブラシ。

水分や油分を含んでいるので静電気が起こりにくく、しっかりとかしてあげることで被毛にツヤがでます

スリッカーブラシなどの硬めのブラシでもつれをほぐしてから、こちらの天然毛ブラシでとかすのがオススメです♪

シャンプー

基本的に猫は自分でグルーミングをして体をきれいにしているので、完全室内飼育で短毛種の猫なら、シャンプーはせず、ブラッシングだけで大丈夫。

ただ、長毛種の猫は、ブラッシングだけでは汚れを取りきれないことが多いので、月1回くらいの頻度でシャンプーをしてあげたほうがよいでしょう。

毛玉の嘔吐が頻繁にある猫や外に出る猫も、シャンプーが必要です。

そのほか、猫アレルギー防止にもなるので、飼い主さんが悩んでいるようであれば、一度シャンプーを試してみるといいかもしれません。

サマーカット

暑い夏には犬同様、サマーカットをするのもオススメ。

長毛種の猫だけでなく、短毛種の猫でも問題ありません。

被毛を少なくしてあげることで、湿気の多い夏に起こりやすい皮膚炎を予防することができますよ。

また、皮膚の状態も見やすくなるため、猫の肌の異常に気づいてあげることもできます♪

特に長毛種のような夏にもフワフワとした被毛をまとう猫は、サマーカットをすることで抜け毛の手入れが簡単になります。

ぜひ試してみてくださいね!

まとめ

いかがでしたか?

抜け毛掃除って軽く見てしまいがちですが、実は病気の始まりになってしまう事もあるんです。

家中の猫の毛をとるのはかなり大変な作業ですが、やりやすい方法やアイテムを見つけて楽しみましょう!

飼っている人にとって、猫は大切な家族ですよね。

家族みんなの健康を守るために、お掃除から始めていきましょう!