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更新日 :2020年02月17日

クローゼットのカビはエタノールで除去!除湿剤を手作りして対策を!

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桜も散り始めて春も終わりに差し掛かってきましたね。
次に来るのは?そう、梅雨です。
梅雨ってじめじめしていて憂鬱ですよね。
そして何といっても梅雨って、カビの季節なんです。

浴室や台所など家の中でカビ菌が繁殖する可能性のある場所は様々ですが、意外にカビ菌が繁殖する危険性が高いのは・・・
クローゼット
大事な衣類を保管しているクローゼットが実はカビが繁殖しやすいんです。

カビの原因

では、一体なぜクローゼットの中にカビが繁殖しやすいのでしょう。
その原因はカビが発生する条件と関係があります。

カビの繁殖する理由は何だと思います?
解説していきます。
カビのできる条件は大きく分けて3つ。

 

湿気
おそらくこれがカビの一番の原因。クローゼットは基本的に密閉されているため気密性が高く、通気性が悪い。湿気が中にこもってしまいますよね。

 

高温
カビが繁殖しやすいのは主に20~30℃。梅雨は雨が降るだけでなく、気温も徐々に上がってきます。クローゼットは空気が通らないため熱が中にこもってしまい、カビが繁殖しやすくなります。

 

汚れ
汚れとはつまり、タンパク質や脂肪のこと。これらはカビにとって栄養分になります。衣類に付着した皮脂汚れはその典型。つまりクローゼットの中はカビ菌を活発にしてしまう栄養分だらけなわけです。

 

敵を知れば対策できます!

クローゼットには、お気に入りのお洋服もたくさん入っていますよね。
大切なお洋服を長く大切に着続けるためにも、クローゼットのカビを予防していきましょう!

クローゼットのカビ予防

カビを予防するためには、とにかく湿気を溜めないことが大切。
ここでは日常的にクローゼットのカビを予防する方法を3つ紹介します。

 

クローゼットの中を換気
湿気がクローゼットの中にこもることが一番の敵!
部屋を換気するときにクローゼットも開けて空気を通しましょう。
こうすることで、クローゼットの中にこもっている水分を空気と一緒に外に流すことが出来ます。

 

衣類は干してから
洗濯後の衣類はもちろんのこと、一度着用した衣類も干してからクローゼットにしまうのがポイント。そのまま入れると、衣類が含んだ湿気をそのままクローゼットに持ち込んでしまうことになります。しっかり湿気を飛ばしてから中にしまいましょう。

また、クリーニングに出した衣類は、ビニールのカバーをつけたまましまうのは厳禁。カバーをつけたままだと水分がこもってしまいます。
カバーは必ず外しましょう!

 

除湿剤、防カビ剤を使用

おすすめの除湿剤はこちら。

クローゼットの除湿剤には、こちらがおすすめです。吸水力や容量にすぐれているため、たっぷり吸水することができ、交換も頻繁にはしなくていいのがポイント。特に、梅雨から秋にかけての湿気の多い時期には必ずクローゼットに入れておきましょう♪
水分は空気より重いため、クローゼット内の湿気は下のほうに溜まりやすいもの。そのため、下に置くタイプの除湿剤はとても効果的!除湿剤は市販のものか、または重曹で簡単につくることもできます。

ということで、重曹を使った除湿剤の作り方を紹介します!

 

用意するもの

・重曹
・容器(タッパー、瓶など)
・カバー(布、紙など)
・固定する紐やゴム

手順
1
容器に重曹を入れる

容器の大体7割くらいのところまで重曹を入れます。

2
カバーを被せる

薄い布か紙を被せて輪ゴムや紐で周りを固定しましょう。
アロマオイルなど、いい香りのするものが自宅にある場合は、重曹に2、3滴たらしても〇。
クローゼットの中にいい香りが広がります。

 

これをクローゼットの下に置いておくだけで除湿効果が期待できます♪

 

クローゼットのカビを除去する2つの方法

では、一度クローゼットにカビが付いてしまったらどうすればいいの?
と、お困りの方へ。
カビ菌を除去する方法を2つ紹介します!

 

カビ菌を除去する

まずは、エタノールを使ってカビを除去する方法です。

用意するもの

・エタノール(または逆性石けん)
・霧吹き
・乾いた雑巾
・ゴム手袋
・マスク

注意
エタノールは刺激臭を持っていて、肌に付着すると荒れてしまうので必ずゴム手袋とマスクをして、換気をしながら作業してください。
手順
1
エタノールまたは逆性石けんを薄める

消毒用のエタノールは薄める必要はありません。
消毒用よりも濃度の高い無水エタノールの場合は水:エタノール=2:8の割合で薄めてください。

逆性石けんとは、普通の石けんのように洗浄が主な目的の石けんではなく、殺菌作用がメインの石けんです。ドラッグストア等で購入できます。これは200倍くらいに薄めて使います。薄めるときの水の量は、パッケージに記載されている分量も参考にしてくださいね。

2
霧吹きに移して吹き付ける

霧吹きの容器に移すと、広い範囲を除菌することができるため便利です。
クローゼットの壁に吹き付けます。

3
吹き付けた部分を乾いた雑巾で拭く

最後に雑巾で乾拭きをして完了です。

 

黒いカビを落とすには

黒い点々になってしまったカビを落とすには、漂白剤を使います。
このとき、浴室用の漂白剤だと強すぎます。衣類用の漂白剤ではカビは落ちません。
そのため、クローゼットには必ず台所用の漂白剤を使用してください。

使い方はエタノールと同じです。
お湯か水で薄めて霧吹きでシュシュシュッとカビに吹きかけましょう!
タオルに染み込ませて拭いても大丈夫です。
こちらも最後に乾拭きして仕上げましょう。

 

漂白剤でも落ちないカビは、紙ヤスリでカビを直接擦りましょう
ただし、この場合、壁が傷つきやすいので注意が必要です。

おすすめの便利グッズをご紹介

「クローゼットの湿気をとにかく楽に取りたい!」
それなら、専用の便利グッズに頼ってみましょう。

編集部おすすめの除湿剤や、使用するメリット・デメリット、使用法をご紹介いたします。

引っ掛けるだけの除湿剤

先ほどは置くタイプの除湿剤をご紹介しましたが、

「下に置く場所がない」という家庭や、
「除湿剤が倒れてしまいカビが生えてしまった…」というトラブルが起きる場合もあります。

そんな時に便利なのが、クローゼットに吊り下げるだけでOKの除湿剤です。

パッケージを空けて、引っかけるだけ。なので、あっという間に湿気対策ができちゃいます。

メリット・デメリット・使い方

次は、吊り下げ型除湿剤のメリット・デメリット、使い方をみてみましょう。

・吊り下げ型除湿剤を使うメリット
吊り下げ型除湿剤を使う最大のメリットは、なんといっても手間がかからない点です。
引っかけるだけで作業完了なので、忙しい人でも楽々湿気対策ができます。

下に置くタイプと違い、うっかり足を引っかけてしまう心配もありません。
小さな子どもがいる場合は特に、下に置くタイプの除湿剤へ手を出してしまうおそれがありますので、手が届かない吊り下げ式がおすすめです。

・吊り下げ型除湿剤を使うデメリット
とても便利な吊り下げ型除湿剤ですが、
「下に置くタイプよりも容量が少ない」
「ハンガーをかけるスペースが減ってしまう」
というデメリットがあります。

クローゼットが衣類でいっぱい、交換の回数を減らしたい、という場合は、下に置くタイプを選びましょう。

・吊り下げ型除湿剤の使い方

それでは最後に、吊り下げ型除湿剤の使い方をチェックしておきましょう。

手順
1
クローセットに除湿剤をセットする

吊り下げ型除湿剤をクローゼットにセットしましょう。衣類と衣類の間に、等間隔で置くと、より力を発揮します。

フックの形状が合わない場合は、S字フックを利用して取り付けましょう。

2
定期的に交換する

除湿剤の様子を定期的にチェックして、水が貯まっていたり、取り換えのサインが出ていたりする場合は、新しいものへ交換しましょう。

「貯まった水を捨てるのが面倒……」という場合は、ゼリー状に固まるタイプがおすすめです。

まとめ

さて、いかがだったでしょうか。カビ対策。
日々身につける大切な洋服はきれいに保ちたいですよね!

クローゼットはその保管場所。
カビが発生しないように、しっかりケアしておしゃれを楽しみましょう!