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更新日 :2018年10月12日

愛犬のシャンプーは35℃で!3つのおすすめグッズも合わせてご紹介

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愛犬を抱き上げたとき。顔を近づけたとき。

ちょっと臭いな…なんて思うことありませんか?

犬から獣っぽい臭いがするのは当然のこと。
だけと「あまりにも臭うかも!」という時は、シャンプーをすべきサインかもしれません。

でも、シャンプー嫌がるんだよな~とか、飼い始めたばかりだからシャンプーの仕方がわからない!なんて方も多いはず。

今回は、シャンプー初心者の犬でもできるシャンプーの仕方などをお伝えしていきます。

犬のシャンプーの基礎知識

犬のシャンプーについて全く知識がない!という方に向けて、まずはどうして必要なのか?
シャンプーをすべき頻度やタイミングなどをお話していきます。

シャンプーの必要性

実は、「犬のシャンプーをしない」というのは、必ずしも間違っているわけではありません。
本来、犬は自分から体を清潔に保ったり、毛づくろいしたりすることがないためです。

実際、犬の臭いというのは獣っぽい、なんとも言えない臭いだけ。
人間のように汗をかかないので、汗臭くなることはないのです。

つまり、必要性があるのか?と問われたら、「絶対に必要というわけではない」というのが答え。

それならば面倒だしいっか…と思ってしまいがちですが、犬のシャンプーは、飼い主にも犬にもメリットがあるのです。

それは、

・犬の臭いを軽減
・皮膚炎の予防

という、シャンプーをすることで得られる2つの効果。
それぞれ詳しく見ていきましょう。

犬の臭いを軽減

いくら汗臭くないと言っても、シャンプーをしないと獣臭さは日に日に増すばかり。
特に家の中で飼っている場合は、臭いが気になることも多いかもしれません。

また、毎日のお散歩などで、犬の毛には汚れが付着しがち。
こうした汚れも悪臭の原因になりかねません。
外から戻った時に、ちょっと体を拭くくらいでは汚れは拭き取れないので、定期的にシャンプーをするのが最善の解決方法です。

皮膚炎の予防

外に出ても、家の中にいても犬の毛についてしまうのがノミやダニ
ノミやダニが蓄積してしまうと、皮膚炎に発展してしまうことがあります。

さらに、シャンプーをすると、アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)を除去することができます。
犬のアレルゲンの種類は様々。
フケがたまるなど、きちんと毛のお手入れができていない場合にアレルギーを発症することが多いため、日頃から毛を清潔に保つことが大切です。

 

犬と一緒にいて快適に過ごせる。
そして犬も健康に保てる。
という2つのメリットを踏まえて、シャンプーをするかどうか考えてみてくださいね♪

シャンプーの頻度

では、どのくらいの頻度でシャンプーをすべきなのでしょうか?

体を洗うということが、犬本来の習慣ではないというのは、先ほどもお伝えした通り。
そのため、シャンプーをあまりにも頻繁に行うと、皮膚炎を引き起こすなど、逆効果になってしまうことがあります。

そこで、理想のシャンプーの頻度は1か月に1、2回

それ以上は、なるべく控えるようにしましょう。
あまりにも臭いが気になる、汚れがついてしまったという場合は、体を拭いたりブラッシングすることをおすすめします。

注意
適正なシャンプーの頻度は、犬によって変わってきます。
特に、皮膚トラブルを抱えている犬の場合は、お医者さんに相談するのが1番です!

 

シャンプーするタイミング

シャンプーはお散歩から帰ってきた後などに行うのがベスト。
特に、雨や雪などに降られた場合は、シャンプーで汚れを落としてあげるようにしましょう。

また、他の犬と遊んだ後などもおすすめ。
顔をなめられたり、体が触れたことで、ノミやアレルゲンなどをもらってしまう場合があるので、早めに体を清潔にしてあげる必要があります。

シャンプー前にすること

急に犬をお風呂場に連れていってシャワーで洗おうとすると、怖がって、シャンプー嫌いになってしまう犬が多いです。

そこで、徐々に慣らしていくためにも、シャンプー前の練習が大事。
また、使う道具などもしっかり揃えておきましょう!

シャンプーに慣らす

シャンプーに慣らす、といっても一体どのように?と思いますよね。

その方法は、犬の基本的なしつけと同じ。
数週間、体を触られることや、シャワーに慣らすために、練習を重ねるのです。

具体的には、

・お風呂場
・シャワー
・ドライヤー
・体全体を触られること

の4項目。

特にシャワーやドライヤーは、音に驚いてしまう犬が多いです。
初めは小さめの音量を聞かせ、段階を踏んで音を大きくしていくようにしましょう。

また、ちょっと背中をなでられるくらいならいいけど、耳の後ろだったり、敏感な部分を触られることを嫌がる犬は多いです。
最初は嫌がらない箇所から触り、最後に足や耳などを触ってみましょう。

ブラッシングを習慣づければ、体を触られることに抵抗がなくなります。
体をきれいにしながらシャンプーの練習をすることができるので、おすすめですよ♪

最初は嫌がる犬が多いため、難しく感じるかもしれません。
ただ、練習を重ねれば慣れてくる犬がほとんど。
犬が実際にシャンプーをするときと限りなく近い状況に近づけ、それに嫌がらなくなってきたら、シャンプーを始めてみるといいでしょう。

シャンプーに必要なものを揃える

犬のシャンプーをする際に、買いそろえたいのが、

・犬用シャンプーとリンス
・小型/中型犬:ペット用のバスタブ
・大型犬:ゴムマット

の3つ。
それぞれ、おすすめの商品を紹介していきます。

シャンプーとリンス

犬用のシャンプーは種類も形状も様々。
皮膚の薄い犬には、無添加で刺激の少ないシャンプーを選びましょう!
おすすめの商品はこちらの記事を見てくださいね♪

リンスが必要なのは、犬の毛並みをきれいにするため。
静電気が起こらないようにする働きもあるので、シャンプーと合わせて買っておきましょう。

どの犬種にも使える低刺激のリンスです。ティーツリー、ユーカリ、ラベンダーなどの植物からとった成分を元に作っているため、安心して使えます。洗いあがりもしっとりで、ほのかに爽やかな香りが続くので、犬の臭いが気になる方にもおすすめです。

ペット用のバスタブ

特に小型犬、中型犬を飼っている方は、ペット用に小さめのバスタブを用意するといいでしょう。

大きな浴槽で洗うと、逃げやすいですし、逃げたときに滑って怪我をしてしまう恐れがあります。
ペット用のバスタブを使えば、そんな心配もなくなりますよ♪

シャワーを固定できるフックが付いているため、シャワーを使いながら、両手で犬を洗うことができます。底の方に栓があるため、ためたお湯を捨てる時に、毎回犬を外に出す手間が省けます。抜け毛キャッチャーも付いているため、排水口がつまる心配もありません。

ゴムマット

大型犬はペット用のバスタブには入り切らないので、そのまま浴槽で洗うしかありません。

しかし、シャンプーを使うとは浴槽はぬるぬるして滑りやすくなってしまいます。
滑って怪我をするのを避けるためにも、ゴムマットを敷いておきましょう。

本来は介護用のゴムマットですが、ペットのお手入れにも使えます。抗菌・防カビ加工してあるので、清潔に保ちながら、長く使えるのは嬉しいポイント!水にぬれた状態でも、しっかりと吸盤で固定できるので、お湯をためたのに、マットを敷き忘れていた…なんて時でも問題ありません。

シャンプー前のブラッシング

お散歩から帰ってきたらすぐにお風呂場に行ってシャンプー。
としたいところですが、その前にブラッシングを忘れずに行うようにしましょう。

犬のブラッシングは毎日行った方がいいと言われるほど、犬の毛は抜けやすいのです。

シャンプーして犬の体がきれいになったのはいいけど、お風呂場が抜け毛だらけになってしまった…なんてことにならないためにも、シャンプーの前のブラッシングは欠かさず行うようにしましょう。

犬のブラッシングについて知りたい方は、こちらの記事を読んでみてくださいね♪

シャンプーの手順

さて、準備ができたらさっそくシャンプーをしていきましょう。

シャンプーをする時に気を付けることや、シャンプーの手順をお伝えしていきます!

シャンプーする際の注意点

犬のシャンプーをする際は、

・シャンプーにかける時間
・シャワーの温度
・すすぎ残し

の3つに特に注意しましょう。

シャンプーにかける時間

あまりにも長い時間、シャンプーを続けてしまうと、犬も疲れてしまいます。
また、ずっとお湯に触れていると具合が悪くなってしまう場合も。

そこで、基本的にお風呂場にいる時間は15分程度にしておきましょう。

シャワーの温度

普段、お湯になれていない犬に、人と同じ感覚で40℃近い温度のシャワーを使ってしまうと危険です。

驚きますし、体温を調節するのが難しくなってしまいます。

そのため、シャンプーをする際は、シャワーの温度を35℃程度に設定しましょう。
人が触って、ちょっとぬるいな~と思うくらいがベスト。
冬場は2、3℃高めに設定してもいいかもしれません。

すすぎ残し

いくら犬が嫌がって、シャンプー途中で抜け出そうとしても、絶対に忘れてはいけないのが、シャンプーのすすぎ残し。

石鹸が毛や皮膚についたままだと、皮膚炎の原因となってしまいます。
皮膚炎を予防するためにシャンプーをしたのに、逆に皮膚炎を引き起こしてしまった、なんてことになれば元も子もないですよね。

すすぎ残しがないように、しっかりと流すようにしましょう。

シャンプーの手順

注意点を頭に入れたら、実際にシャンプーをしていきましょう。

用意するもの

・犬用シャンプーとリンス
・柔らかいスポンジ
・ペット用のバスタブ
・ゴムマット

  手 順  

1. 体を濡らす
腰回り→背中・肩→お腹・胸→首→頭
の順番で濡らしていきます。
シャワーを35℃程度のぬるま湯に設定し、犬が怖がらないように、徐々に濡らしましょう。

特に、顔や頭は嫌がる犬が多いので注意が必要。
シャワーで濡らすのが難しい場合は、スポンジに水を含ませ、顔を拭くようにして濡らしていきます。

POINT
シャワーは犬の体に近づける

体から離すと、シャワーの音が大きくなります。
また、外側が濡れていても、毛の内側が濡れていないことも。

シャワーヘッドを犬の体に沿わせるようにして濡らしていくと、シャワー音を小さく、さらに短い時間で全体を濡らすことができるのです。

2. シャンプーで洗う
手でシャンプーを泡立てて、優しく洗っていきましょう。
洗う順番は、両足→腰回り→お腹・胸→背中・肩→頭という流れ。

足を洗う時は、犬が滑ることのないようにしっかりと支えましょう。
無理に足を開かせると、足を痛めてしまうので、強く固定したり、引っ張ったりしないように気を付けてください。

腰回り、特に肛門の近くは、糞が付いている可能性があります。
素手で触らないように、シャワーでしっかりと流してから洗っていきましょう。

お腹や背中などの広い面は犬もあまり嫌がりません。
優しくなでるようにして、洗っていきます。

頭を洗う時は、目や耳にシャンプーは入らないように気を付けましょう。
万が一入ってしまった時は、シャワーでしっかりと洗い流してください。

注意
シャンプーは薄めて使う!
シャンプーの種類によっては、水で希釈しなければならないものがあります。
使うシャンプーの使用方法を確認してから、洗うようにしましょう。

3. すすぐ
全体を洗い終わったら、シャワーでしっかりと石鹸を流していきます。
順番は洗った時と反対で、顔から順に洗い流します。
すすぎ残しがないように注意してくださいね!

4. 手順2~3を繰り返す
1度のシャンプーだけでは、うまく泡立たなかったり、汚れが落ちきれなかったりすることがあります。

そのため、シャンプーの回数は基本的に2回
それでも汚れが落ちない場合は、3回くらい洗うようにしましょう。

5. リンスをつける
しっかりとシャンプーを洗い流したら、リンスを付けていきましょう。
全体に、まんべんなく塗り広げていきます。

6. すすぐ
最後に、リンスをすすぎます。
くれぐれも、すすぎ残しがないように注意しましょう!

シャンプーの後にすること

シャンプーで洗ってすっきり!でも、濡れた体はそのまま放置するわけにはいきません。

濡れた体は、

・タオル
・ドライヤー

の2つを使って乾かしていきましょう。

まずはタオルでしっかりと乾かします。
火傷する可能性もあるので、できるだけドライヤーを使う時間が短くて済むようにしましょう。

ある程度乾かすことができたら、ドライヤーを使っていきます。
犬の体から20cm以上離して、弱風で水気を飛ばします。
強風や熱風で乾かすと、犬が逃げたり、火傷する原因になってしまうので、避けるようにしましょう。

乾かし終わったら、コームやラバーブラシで簡単に毛並みを整えましょう。

まとめ

犬のシャンプーについてお話してきました。

臭いを取り除くため、皮膚炎を予防するために大切なシャンプー。
適正な頻度を守って習慣づけていきましょう。

できるだけ犬がストレスを感じないように、徐々に慣らして、優しく丁寧に洗うようにしてくださいね♪

シャンプーをしてきれいになった犬と、快適に過ごしましょう!