プラスチックやゴムのベタベタは湿気が原因!簡単な対処法を5つ紹介

よっすん

更新日:2020年07月14日

久しぶりにゲームしよう!
と思って、ゲームのコントローラーを引き出しから出してみたら……。
ベタベタする!!

なんて経験、皆さんありませんか?

他にも長年眠っていたプラスチックのケースやリモコンなど、ベタベタに遭遇する場ってたくさんあると思います。

かなり厄介なんですよね、プラスチックやゴム製品から出てくるこのベタベタ。
水拭きしてもなかなか取れないし……。

でも大丈夫、厄介なベタベタも、きれいにとって元どおりにすることができるんです♪
いろいろな方法があるので、このベタベタにお困りの皆さん、試してみましょう。

ベタベタの原因は……?

スニーカーのソールや輪ゴムが巻いてある物など、長年使っていないと出会う確率もアップしてしまうベタベタ。

なぜ出てきてしまうのでしょうか。
ただの汚れだったら水で拭き取れそうですよね。

実はこれ、湿気が関係しているのです。

加水分解という現象、みなさん知ってますか?
ものが水分と反応して起きる分解反応のことです。

この加水分解のせいで、プラスチックやゴムにベタベタが発生すると言われています。

日本は、夏は蒸し暑く、湿気がすごいですよね。
そのため、特に夏に加水分解は起きやすいとされています。

そう、あの厄介なベタベタは、湿気が原因だった!
というわけです。

日本に住んでいると余計に遭遇しやすいベタベタ。
私たちはなんて不運なんだ……!

な~んてネガティブにならないでくださいね。

これから、プラスチックやゴムのベタベタとお別れする方法を紹介しますよ♪

ベタベタを身近なもので取る方法

プラスチックやゴムのベタベタを取る方法、結構いろいろあるんですよ。

ここではご家庭にあるものでベタベタを取る方法を紹介します。
具体的に言うと、

・キッチンハイター
・消しゴム
・ハンドクリーム

を使った取り方です。

とても身近なツールばかりなので、
軽いベタベタを落としたい時には、気軽にこの3つを試してみるのがいいと思いますよ!

キッチンハイター

台所用漂白剤のキッチンハイターなら、家にある人も多いのではないでしょうか。
このあと紹介するエタノールよりは、手軽にできるかもしれませんね。

用意するもの

・手袋
・ティッシュ
・キッチンハイター

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商品画像
キッチンハイター 4901301017598/600mL

定番のこちらの商品、一本あれば、布巾やコップなども綺麗にすることができます。中性洗剤では落とすことができなかった垢なんかも取れちゃいます。とても便利なキッチンには必須のアイテムです。これなら余っても使えます!

手順
1
手袋をはめる

キッチンハイターはかなり刺激が強いので、皮膚につかないように気をつけてください。
手袋を忘れずに!

2
ティッシュをキッチンハイターに浸す

まずはティッシュをキッチンハイターに浸します。

3
ベタベタな部分をパックする

顔にするパックと同じように、キッチンハイターを浸したティッシュをベタベタの上にかぶせ、10分くらい置いておきます。ベタベタがひどい場合はもう少し長めに置いておきましょう。

4
ティッシュで乾拭き

しばらくパックしておいたら、乾いたティッシュで拭きましょう。

消しゴム

これは誰でも持っているでしょう!
お金もかからず、一番簡単に試せますね。

でも、頑固なベタベタの場合、取りきれないかもしれません。
けっこうひどいベタベタにお困りの方には、他の方法をおすすめします。

用意するもの

・消しゴム

手順
1
消しゴムでひたすら擦る

ただそれだけです。
消しカスと一緒にプラスチックやゴムのベタベタが取れます!

ハンドクリーム

こちらも気軽に試せますね。
用意するものもあまりありません。

用意するもの

・ハンドクリーム
・乾いた布

手順
1
ハンドクリームをベタベタに塗る

ハンドクリームは、指先にのるくらいの量をとりましょう。
プラスチックやゴムのベタベタの上に、塗っていきます。

2
布で拭き取る

乾いた布でハンドクリームを拭き取りましょう。
ベタベタも一緒に取れます。

ベタベタを本気で取る方法

ここではしっかりとプラスチックやゴムのベタベタを落としたい!という人向けに方法を紹介します。

かなりベタベタがしつこい場合は、

・エタノール
・重曹

このどちらかを試すことがおすすめですよ!

エタノール

まず、エタノールを使う方法です。
無水エタノールのお値段は、少し高めかもしれません。
でも、あとから掃除なんかにも使えることを考えれば、一度買うのもアリかもしれませんね。

用意するもの

・エタノールが入っているもの
一番強力なのは、無水エタノールですが、軽いベタベタなら除菌ウェットティッシュなどでもOKです。

・メラミンスポンジ
メラミンスポンジは「激落ちくん」で有名な、あの類のスポンジです。

・いらない布

手順
1
エタノールをいらない布に染み込ませ、拭く

まず、エタノールで、プラスチックやゴムのベタベタな部分を拭いていきます。

2
落ちない部分はメラミンスポンジで擦る

エタノールだけでは落ちなかったベタベタを、お湯につけたメラミンスポンジでこすって取ります。

重曹

お掃除にも大活躍の重曹。
一度買えば、重宝するかもしれません。

用意するもの

・重曹
・お湯
・洗面器などの容器(ベタベタが付いているものが入る大きさのもの)
・シリコンスプレー

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商品画像
KURE [ 呉工業 ] シリコンスプレ- (420ml)

シリコンスプレーはベタベタだけでなく、滑りの悪い扉や切れ味の悪くなったハサミなどに潤滑剤としても使えます。一つあると重宝しそうですね!またこちらは無香タイプのスプレーなので、室内でも使いやすい商品です。

手順
1
お湯に重曹を溶かす

まず用意したお湯に重曹を入れて、溶かします。
お湯100mlに対し、重曹は小さじ1杯で重曹水を作ります。
また、お湯はだいたい45℃程度が最適です。

2
お湯にベタベタがついたものをつけておく

半日から1日程度、プラスチックやゴムのベタベタがついたものを、つけおきしておきます。
電子機器など、水につけることができないようなものは、歯ブラシに重曹水をつけ、磨いていきましょう。

3
洗い流す

水でこすりながら洗い流しましょう。

4
シリコンスプレーをかける

重曹水につけると、ベタベタが付いていた部分の色が少し薄くなってしまうことがあります。

シリコンスプレーは本来、潤滑剤やツヤ出しの役割を担ってくれるものですが、その色落ちにも使えるんです。
色落ちしたところにシリコンスプレーをかけると色が戻るかもしれないので、やってみてくださいね。

最終兵器にベビーパウダーが使える!

代用

最終兵器にベビーパウダーもおすすめなんです!
意外ですか?意外ですよね~

私もベビーパウダーなんて、人に使うアイテムとしか思っていませんでした。でも実は、私たちの想像以上に便利なんですよ。
ゴム以外にシリコン素材のベタベタ対策にもなるのでおすすめです。

薬局など簡単に手に入るところもうれしいですよね。
用途も多いので買っておいてもいいと思いますよ!

なぜベビーパウダーが使えるの?

そもそもゴムとベビーパウダーって関係性が見えづらいですよね?
でもその秘密が先ほどの加水分解なんです。

空気中の水分からゴムを守る!と言うのもあります。でもなにより、水分で分解されてベタベタになったのなら、粉をまぶしてサラサラに!
というのが最終兵器ベビーパウダーを使った作戦です(笑)

正直原因を解決しているわけではないので微妙なところですが…最後の策として、知っておいて損はないでしょう!

また、ベタベタになる前にベビーパウダーを付けておくのもアリ!軽くメンテナンスするだけで防ぐこともできるようです。

それでは作業手順に移りましょう。

ベタベタをとる手順

手順
1
ベタベタ部分の掃除

まずはベタベタを取りましょう。
上で紹介した方法で、軽くでもいいです。
正直ベビーパウダーを薄く付けるだけでもサラサラになります。
ですが、これは一時的な対処なだけ。
ベビーパウダーの下に汚れたベタベタがあるなんて…イヤじゃないですか!

2
水洗いして乾燥

ある程度洗ったら、水洗いをしてしっかり乾燥させます。
この時濡れていると、ベビーパウダーがいろんなところに付いて大変です。

3
ゴム部分にベビーパウダー

キレイになったゴム部分にベビーパウダーを塗りましょう。
かなーり薄く塗るだけでサラッサラになります。
耳かきに乗るくらいな量でも十分かも知れませんので、使い過ぎにご注意を。

また精密機械には厳密使わないようにしてください!
ベビーパウダーが故障の原因になるかもしれません。

どうしても使いたい場合は、少量を指に付けてなじませるように付けましょう。
間違ってもまぶさないでくださいね!!

そもそもベタつかないようにするには

もうこのプラスチックやゴムのベタベタ、見たくも触りたくもないですよね……。
発生させないためにはどうすれば良いのでしょうか。

はじめにお伝えしたとおり、このベタベタは湿気によって発生するもの。

そのため、ゴムやプラスチックが使われているものは

風通しの良い場所で保管する
・しまっている場所の空気の入れ替えをする

のがおすすめ。

とにかく湿気から守ることが大切です。

他にも、カメラなどの高価なものはドライボックスに入れるという方法もあります。

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HAKUBA ドライボックスNEO 5.5L スモーク KMC-39

こちらのドライボックス、蓋に付いている乾燥剤を変えれば長く使うことができます。カメラのような、高価だけれど毎日使うわけではないような、湿気に弱いものにはうってつけの商品です。このボックスを使って湿気から守ってあげましょう。

また、定期的に使うことでも、プラスチックやゴムのベタベタを防ぐことができます。
使っていれば、ベタベタは出てこないんですよ。

まとめ

プラスチックやゴムの、とても厄介なベタベタの原因は、湿気だったんですね。
夏は特に注意したいです。

でも、そんな取りづらいベタベタも、消しゴムのような案外身近なもので簡単にとれるかもしれません。
諦めずに、いろいろ試してみましょう。
重度のベタベタの場合は、エタノールがおすすめです。

これから先ベタベタが発生しそうなゴムやプラスチックが使われているものは、湿気のない場所で保管するようにして、ベタベタが出てこないようにしましょう。

ベタベタともう二度と出会わないように、頑張りましょう!