塩素系の漂白剤・カビ取り剤のおはなし。効果や使い方を徹底解説!【茂木和哉】

茂木和哉

更新日:2018年10月23日

こんにちは!
茂木和哉です。

今回は、塩素系の漂白剤やカビ取り剤のお話です。

 

塩素系の漂白剤やカビ取り剤は、主成分である次亜塩素ナトリウムがアルカリ性のため、製品自体もアルカリ性です。
そのうえ、塩素系の製品は、水酸化ナトリウムなどのアルカリ剤を添加し、さらにアルカリ度を高めています。

アルカリ度が高くなればなるほど、刺激が強くなったり、素材が傷みやすくなるのにです。

それなのになぜ、アルカリ度を高めないといけないのか?
理由は、次亜塩素酸ナトリウムの分解を抑えるためです。

実は、次亜塩素酸ナトリウムは、アルカリ側で安定し、pHが下がるほどに不安定になります。
とても分解しやすい次亜塩素酸ナトリウムを、少しでも安定させて、分解しないようにするために、アルカリ度を高めているわけです。

次亜塩素酸ナトリウムが主成分の商品なら、一般的な商品だけでなく茂木和哉のカビ退治でも同じことです。

しかし、いくらアルカリ度を高めたとしても、完全に分解しないわけではありません。
時間が経過するにつれて、徐々に分解していきます

そのため、次亜塩素酸ナトリウムが主成分の製品は、「生もの」と同じように鮮度が重要です!
長く効果を持続させるためにも、長期在庫せずに、素早く使い切りましょう

 

次亜塩素酸ナトリウムは、同じ塩素濃度であれば、安定するアルカリ側よりも酸性側の方が高い効果を発揮できます。

例えば、除菌目的に使用される弱酸性次亜塩素酸水は、塩素臭や腐食を少しでも抑えるために塩素濃度を低くして、低くしたことで落ちた除菌力をpHを酸性側にすることで高めています。
pHを下げて塩素を安定させている塩素系の漂白剤やカビ取り剤とは全く逆に、pHを上げることであえて不安定な状態にし塩素を放出しやすくさせているわけです。

このように、塩素を安定させるにはアルカリ側で、塩素の効果を引き上げるには酸性側ということになります。
ただし酸性側は、塩素の放出スピードが速く分、分解スピードがなお速くなります。

 


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