最近よく耳にする住宅への「駆けつけサービス」。
賃貸マンション契約時に「24時間緊急駆けつけサービス」への加入を求められることもあります。
「駆けつけサービス」とはどのようなサービスなのでしょうか?
「駆けつけサービス」について解説します。
「駆けつけサービス」とは住宅の中で起こる機器の故障や生活のトラブルが起こったときに、自宅に専門の作業員を派遣して対処してくれるサービスです。
サービス内容は業者により異なりますが、基本的には電話1本で24時間365日、サービススタッフが対応してくれます。
「駆けつけサービス専門の業者」や「契約の電力会社の付帯サービス」としてついていることもあります。
駆けつけ専門業者の場合、加入費用は1.5万円~2.5万円(2年間)程度が相場です。
月々で換算すると600円~1,000円程度となります。
電力会社の付帯サービスの場合、契約の特典として無料のサービスになる場合や、月会費を払うケースもあります。
基本的に出張費と工賃は無料になり、部品代がかかる場合は別途請求される仕組みになっています。
・出張費の無料時間の上限
・部品代の上限
・応急処置費用無料対応
・利用回数制限
・消耗品の無料交換対応
各業者によりサービス内容が異なるので契約時に確認をしましょう。
生活のトラブルはいつ起きるか分かりません。
駆けつけサービスは深夜でも早朝でも対応してくれるので安心です。
トラブルが起こったときに自分でトラブルに対応する専門業者を探し、手配をするのはとても大変です。
さまざまな生活トラブルに1つの窓口で対応してもらえます。
高齢者の世帯では、自分で作業をすることが難しい場合があります。
大きなトラブルだけでなく、生活の小さな問題も相談できるので安心です。
洗濯機の水漏れ、キッチンの排水溝の詰まり、トイレの故障など、水回りのトラブルは日常生活にかかわり、早急な対応が必要なケースがあります。
水回りのトラブルの場合多くの業者では30分以内に作業員を派遣し対処が可能です。
夜中に帰宅をしてカギをなくしてしまったら、夜間営業をしている業者を探さなければなりません。
「駆けつけサービス」に加入していれば落ち着いて連絡し、業者の来訪を待つことができます。
カギの種類や時間帯によってすぐに作業ができず宿泊施設に泊まる場合、その費用が補償されることもあります。
自宅玄関のカギの紛失だけではなく、室内のトイレのカギのトラブルや、鍵穴にいたずらをされて施錠できないというケースも相談できます。
強風などの自然災害や、物をぶつけて窓ガラスが割れてしまった場合に新しいガラスがすぐに取り付けられないこともあります。
「駆けつけサービス」では新しいガラスの手配のほかに、ガラスを取り付けるまでの応急処置も相談できます。
電気が点かなくなって停電してしまった、コンセントやスイッチが使えなくなってしまったときに、深夜などは特に不安になります。
電気は漏電や感電などの心配も。
また、電球交換などの無料サービスを行っている業者もあります。
ガスレンジが点火しない、ガス給湯器が故障している、ガス漏れをしているかもしれない、など危険な状況でも「駆けつけサービス」の作業員がすぐ対処をします。
・パソコンの画面がつかない
・パソコンの使い方が分からない
・扉を開くとき異音がする
・扉が閉まらない
・カーテンレールがガタつく
・不意にケガのときの応急処置の相談
・急な発熱時の対応相談
・近隣の店舗情報
・子育てに関する情報
害虫の駆除を行ってくれるサービス。
病院に行くことができない方、健康に不安を持っている人が相談できる窓口。
ひとり暮らしの高齢者などには心強い、見守りサービスを提供しているところもあります。
電話をしたけれど応答がない…そんな場合は現場へ駆けつけてくれます。
本人はもちろん、遠くに住んでいる家族も安心できるサービスです。
契約期間にサービス利用の機会がなければ、料金がもったいないと感じてしまいます。
ですが、機器の故障や生活のトラブル、自然災害はいつ発生するか分かりません。
急なトラブル発生時に自分で専門業者を探し、手配をするのはとても大変なことです。
料金も業者によりまちまちで、その場で料金を交渉をし判断をする時間もかかります。
駆けつけサービスはもしものときの備えと考えておくと良いかもしれません。
駆けつけサービスのサービス内容・料金は業者により異なります。
ご自身の生活にとってのメリット・デメリットを比較して加入を検討しましょう。
駆けつけサービスはトラブルが発生したときに24時間いつでも相談できるサービスです。
緊急時にはすぐに専門のスタッフが駆けつけて対応してもらえるので安心です。
引っ越して間もないときや、高齢者世帯など、電話1本でトラブルを解決できるのでとても心強いですね。