冷蔵庫の製氷機、内部を洗ったことありますか?
買ってから一度も洗っていないというあなた、けっこう危険かもしれません。
製氷機の中にカビが生え、氷を介してカビを食べてしまっている可能性が。
氷から変なニオイがする…と感じた時はすぐにお掃除しましょう!
今回はクエン酸を使って製氷機を掃除する方法を紹介します!
目次
氷がくさい…その原因はカビかもしれません。
氷を作っている製氷機にカビが発生し、氷にも移ってしまっているんです。
製氷機は温度が低いからカビは生えないだろう、と思っていませんか?
しかし、製氷機のタンクがある場所は5℃前後。この温度はカビが増殖するには十分な温度なんです。
冬など、あまり氷を使わない時期は要注意!
水の循環が良くない分、カビが生えやすくなってしまうんです。
これは何とかしなくては!
そもそも製氷機のカビってどこに生えるの?
中が見えないぶん、イメージしにくいですよね。
お掃除をする前に、どんな仕組みで氷ができているのか見てみましょう!
まずはこの給水タンクに水を入れますよね。そうすると、
このフィルター付きの管を通って水が吸い上げられます!
吸い上げられた水は、給水タンク後ろにある管から、冷蔵庫の管へ移ります。
運ばれた水は製氷トレイに流し込まれ、冷やし固められます。
完全に凍ったら、
氷がガラガラと落ちてきます!こうして私たちのもとに氷が届いています。
水の通り道となる給水タンクの管や冷蔵庫と連結している管などにカビが発生しやすいんです!
この管たちを一気にきれいにしてくれるお掃除方法を伝えていきますね!
製氷機の内部、手を突っ込んで掃除するわけにはいかないですよね。
そんな時に効果的なのが、クエン酸を使ったお掃除方法。
クエン酸はカビや水垢を除去してくれたり、除菌の効果があります。
クエン酸は食品にも使われている安全なものなので、洗浄液としても安全ですね!
製氷機の掃除方法はユアマイスタースタイルのInstagramでも解説付きの写真で紹介しています!
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クエン酸で、さっそくカビや水垢を取り除いちゃいましょう!
クエン酸大さじ1、食紅専用スプーン1/2を入れて、よくかき混ぜます。
この時にクエン酸が溶けきらないと、製氷機の中にクエン酸が残ってしまいます。
ちゃんと溶かしましょうね!
タンクを冷蔵庫にセットして、氷ができるのを待ちます!
製氷が終わると、ピンク色の氷が出てきます!これはクエン酸で内部を洗ったというサインです。
ピンクの洗浄液がタンクに残っていたら捨ててしまいましょう!
タンクを水でよく洗い、水道水を満たして再び製氷機にセットします。
最初はうすーいピンクの色をした氷が出てきますが、徐々に白くなります。
完全に白くなったら、クエン酸はもう含まれていないという合図!
だいたい3~5回製氷を行うと、完全にクエン酸が無くなります!
製氷機の内部を洗えるという画期的な方法、ぜひやってみて下さい!
クエン酸で洗浄液を作る方法を紹介しましたが、実は製氷機用の洗浄液も売られているんです。
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こちらは水に溶かして使う、粉末タイプの洗浄剤。スペースを取らずに保管出来て便利ですよね!
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クエン酸と梅果汁抽出物のみで作られた洗浄液。食品でできているので安心安全ですね♪
洗浄液を自分で作るのに比べると、一回当たりのコストはかかってしまいますが、これがあればかなりお手軽です!
製氷機のお掃除だけでは終わりませんよ!
カビ氷が溜まっていた場所、貯氷ケースも汚れています!!
汚れた氷が入っていたのですから、カビなどの汚れが付いている可能性も…
取り外しできないものも多い貯氷ケース。
お掃除方法をしっかりチェックしておきましょう。
お掃除方法へ移る前に、どんな汚れがあるか知っておきましょう。
一見密封されているような貯氷ケースですが、意外な汚れもあるんです。
あなたはすべて知っていますか??
意外な汚れですね。
給水タンクから水が入り、製氷機で氷が作られるまではすべて冷蔵庫の中です。
ではいつホコリが入っているのでしょうか?
正解は氷を取り出す時。
開け閉めする時に、少なからず空気中のホコリが入ってしまいます。
また、一週間以上使わなかった場合にもホコリは溜まるらしいですよ!
これは上の説明から予想できましたね。
でも一番困っている方の多い汚れかと思います。
また、しばらくカビ臭のする氷が入っていた貯氷ケースにも臭いは残ります。
カビの副産物ですが、汚れと定義してもよさそうですね。
それではいよいよ、貯氷ケースのお掃除です。
お掃除をする時は、一度氷を無くしてしまいましょう。
製氷を止めて、氷が無くなったタイミングを待ってみるのもいいですね♪
操作方法はメーカーによって違うので、説明書を見てみましょう。
取り出せる貯氷ケースの場合は、丸ごと取り出して流水で洗えばOK!
取り出せないタイプも、濡らしたスポンジで擦るだけで大丈夫です。
意外とシンプルですよね♪
年に1回ほどでいいので、ペース的にもゆとりがあります。
いくつか注意点もあげておきましょう。
綺麗にするつもりが、逆に状態をひどくしていた!なんてこともありますから。
個々にご説明します♪
製氷機のお掃除では酸性のクエン酸などを使いましたが、こちらは不要です。
カビに有効そうな熱湯も禁止ですよ!
冷蔵庫の素材をいためてしまう可能性があります。
ここも気を付けたいポイントで、スポンジの固い面などでは擦らないこと。
傷が付いてしまった場合、汚れが溜まりやすくなりますよね?
その汚れを栄養として、カビが発生しやすくなってしまうのです。
なのでスポンジを使う場合は、必ずやわらかい面で洗いましょう。
手洗いで擦っても、十分綺麗になりますよ♪
今回紹介した洗浄液を使ったお掃除、けっこう時間がかかるんです。
頻繁にやるのは難しい。ならば日頃からカビが生えないように気を付けていきましょう!
ポイントを2つお伝えします!
水道水には殺菌のための塩素が含まれていますが、ミネラルウォーターにはそれがありません。
製氷機の衛生面を考えたら水道水でつくる方がオススメなんです。
ただ、水道水を使っていてもカビが発生しないという訳ではないので、定期的なお手入れはしてくださいね!
特に冬など、あまり氷を使わないですよね。
出来上がった氷やタンクの水を放置すると、その中でカビが増殖してしまうんです。
氷をしばらく使ってないな、と思ったら一度氷を捨て、タンクの水も入れ替えるようにしましょう!
いかがでしたか?
製氷機の中って、どう洗えばいいかわからないですよね。
分解して洗うことはできませんが、クエン酸を使えば上手にカビや水垢を取り除くことができるんです。
一度も洗ったことないという方、最近氷がくさいと感じている方は、ぜひやってみてください!
美味しい氷で夏を乗り切りましょう!