
シャープの穴なし洗濯槽のメリットは?節水やカビ対策の仕組みを解説
シャープの穴なし洗濯槽タイプの洗濯機を知っていますか?一般的な洗濯槽は脱水するための穴が開いていますが、シャープの一部の洗濯機には洗濯槽の穴がありません。穴がないことによりカビが侵入しにくい、節水が期待できるなど、さまざまな特徴があります。今回は穴なし洗濯槽のメリット・デメリット、掃除方法などを解説します!
穴なし洗濯槽とは?
シャープの穴なし槽とは、無駄な水を使わないために開発された洗濯機です。洗濯機が進化し、二層式洗濯機から便利な全自動洗濯機へと移り変わり、多くの家庭に普及しました。しかし、全自動洗濯機は水を使いすぎるという問題がありました。
そこで、無駄な水を使わない洗濯機としてシャープが開発したのが穴なし槽の洗濯機。1992年から販売されており、穴なし洗濯槽を搭載した洗濯機は日本ではシャープだけです(※参照:シャープの穴なし槽 ココがおすすめ!)。
穴なし洗濯機が節水できる仕組み
通常の洗濯機は、穴の開いた「内槽」と穴のない「外槽」の2重構造になっています。内槽に洗濯ものを入れ、外槽に水を貯めて洗濯をし、脱水時は外槽に水を排出する仕組みです。
穴なし槽の場合、穴の開いていない内槽のみを使用して洗濯し、内槽の底から排水しながら遠心力を使い上部から脱水することで、穴がなくても脱水できる仕組み。穴なし槽の洗濯機は外槽に水を貯める必要がないので、その分、節水できるのです。
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穴なし洗濯槽のメリット・デメリット
穴なし洗濯槽のメリット・デメリットを紹介します。
メリット
節水できる
最大の特徴は、外槽に水に溜まるはずだった分の無駄な水を使うことがない点です。その分だけ節水に繋がります。
黒カビが侵入しにくい
穴がないため、洗濯槽の外側からに槽内へと黒カビが侵入しにくく、キレイな水流で洗濯できます。また、シャープのステンレス穴なし槽はステンレス製で、カビがつきにくいという特徴もあります。
洗浄力がある
内槽の穴がないため、水流の勢いが加速し、洗浄力も期待できます。シャープの穴なしサイクロン洗浄は、水流を巻き上げて洗う「もみ洗い」と、洗濯槽の壁での「もみ洗い」のW洗浄を行います。
デメリット
脱水が弱い?
高速回転による遠心力で内槽上部からも脱水していますが、通常の穴あり洗濯機に比べて脱水が弱いといわれることもあります。新しい機種は高速回転によって上部から脱水できるので、脱水能力は穴があるタイプと比較してもあまり違いはなさそうです。
洗濯槽の掃除が大変?
穴なし洗濯機の洗濯槽は通常の洗濯機より汚れにくくなっていますが、洗濯槽の掃除は必要です。洗濯槽の外槽を掃除をするときには、排水ホースを取り外すなど、通常の洗濯機とは異なる工程が必要となるため、手間に感じるかもしれません。
穴なし洗濯槽の掃除方法
穴なし洗濯槽は洗濯槽クリーナーで掃除できます。穴ありタイプとは掃除の方法が違うので、正しい方法を確認しておきましょう。
掃除のタイミング
月に1度程度の掃除が目安です。洗濯槽の縁まわりが汚れてきたり、生臭いニオイがしてきたりしたら掃除のサイン。
掃除方法を確認
基本的に洗濯槽の掃除は「内槽のみ」と「内槽と外槽の両方」の2種類あります。洗濯機のモデルにより掃除の方法、コースの選び方が異なるので、正確な掃除方法は説明書で確認しましょう。
槽洗浄は「槽洗浄コース」がないモデルは「毛布コース」「大物コース(洗いのみ)」などで代用します。
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内槽を硬く絞った雑巾で拭きます。
排水ホースを取り外してホース掛けにかけます。
フタを閉めたまま洗濯機の電源を入れます。「槽洗浄コース」がある場合は「槽洗浄コース」、ない場合は「毛布コース」や「大物コース(洗いのみ)」を選択します。
洗濯機が動き始めたら一度スタートボタンを押して、一時停止状態にしてから洗濯槽クリーナーを入れます。洗濯槽クリーナーを入れてフタを閉めたらスタートボタンを押し5分程かくはんします。
電源を切ったらフタを閉めて6~12時間ほど放置します。
バケツを排水ホースの先に当てたまま、排水ホースをホース掛けから外し、出てきた水をバケツで受けとめる。「バケツが一杯になったら排水ホースをホース掛けにかける」という作業を水がなくなるまで繰り返す。
水が出なくなったら排水ホースを排水口に戻し、電源を入れ「脱水のみ」に設定してフタを開けたままスタートする。
「毛布コース」または「大物コース」を選んで洗濯槽をすすぐ。
排水ホースからの水は最初は勢いよく出てくるため、バケツからあふれ出さないように気を付けてください。
設置のときに排水ホースを短くカットしていると、ホース掛けにかけられないので、注意をしてください。
まとめ
シャープの穴なし洗濯槽の洗濯機は節水が期待でき、衣類を清潔な洗濯槽で洗うことができます。穴なし洗濯槽は汚れにくい構造になっていますが、定期的な掃除が必要です。通常の洗濯機と槽洗浄の方法が異なるので、確認をし正しく洗浄しましょう!
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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