HOME
更新日 :2021年04月06日

新築の雨漏りは様子を見ずにすぐ対処!施工不良の無償修理は◯年まで

この記事をシェアする FaceBook X LINE Pinterest

 

憧れの新築マイホーム!新しい家での生活は夢も膨らみますね。

そんな新築のマイホームで雨漏りをしたらどうしたらよいのでしょうか。

少しの雨漏りなら様子を見ようかなと思ってしまうこともあるかもしれません。

しかし、雨漏りは早急に対処することが重要なのです。

新築の住宅で雨漏りが起きる原因と対処方法を解説します。

新築で雨漏りする原因は?

新築住宅の雨漏り場合、ほとんどが「施工不良」か「自然災害」が主な原因となります。

大型台風などがないにも関わらず雨漏りしてしまったのならば、施工不良を疑いましょう。

雨漏りが発生しやすい場所

・屋根からの雨漏り

・外壁、サッシからの雨漏り

・ベランダ、バルコニーからの雨漏り

屋根の瓦やスレートなどの仕上げ材の下にルーフィング(防水シート)が敷かれています。

ルーフィングが破けていたり、水の侵入口となる隙間があると雨漏りが起こります。

外壁やサッシの雨漏りの原因は、防水シートの施工ミスや、サッシを取り付ける際の施工ミスなどが考えられます。

ベランダやバルコニーも防水処理がきちんと施されていなければ雨漏りが起こります。

また、天井にシミがあっても雨漏りではない場合もあります。

施工ミスにより、通常外気が流れる小屋裏(屋根裏)の通気が止まっていると小屋裏の金属部分が結露をおこし、水滴となり天井に落ちることでシミとなります。

まずは、雨漏りなのか結露なのかを判断する必要があります。

雨漏りは壁紙などの内装被害だけではすみません。

雨漏りは時間の経過とともに、雨水が流れる場所も変わってきます。

内部に水が流れると柱や土台など木でできた構造体が腐食したり、サビで建物の強度が低下する恐れがあるため注意。

被害が大きくなると、家具や家電などが損傷することも考えられます。

雨漏りは、見つけたら早急な対処が必要です!

新築の雨漏りは10年以内なら無償で修理できる

「住宅の品質確保の促進等に関する法律」

「構造耐力上主要な部分」や「雨水の侵入を防止する部分」に欠陥が見つかった場合、住宅を建てた業者または住宅販売会社に対し、10年間無償で修繕などの対応を求めることができます。

雨漏りは、この欠陥に含まれるため無償の修理対象となります。

新築で雨漏りしたら、住宅を建てた業者または販売会社にすぐに連絡をしましょう!

雨漏りの箇所を特定する

業者に修理を依頼する際は必ず「雨漏り箇所を特定すること」を求めてください。

雨漏りの原因はすぐに見つからないことも多いのですが、「どこから」「どんな理由で」雨漏りしたかをはっきりとさせて、再び雨漏りが起こらないようにしなければなりません。

原因を突き止めずに修理をして、10年を過ぎた後に再発をしてしまうと補償の対象とならなくなってしまいます。

修理方法は必ず事前に説明を受け、納得できる作業を施してもらいましょう。

自然災害による雨漏り

台風や竜巻、大雪や雹、豪雨など自然災害により、新築住宅も雨漏りをしてしまうことがあります。

残念ながら新築であっても、自然災害の場合は、業者に責任を問うことはできません。

火災保険を利用する

自然災害が原因の雨漏りは、自分で加入している火災保険を利用して直すのが一般的です。

「火災保険」の補償内容は、加入している保険会社やプランによって様々です。 自分が加入している保険の内容を確認しましょう。

火災保険を使って雨漏り修理するときのポイント
自然災害の場合は通常の工事とは異なり、保険会社に提出する書類を作成する必要があります。
十分に保険を活用するためには、工事内容だけでなく雨漏りの保険適用の実績が豊富な業者を選ぶことも重要です。
火災保険の申請には、雨漏りの原因が自然災害であったことを正確に伝えなければなりません。
被害状況の写真や工事金額の見積書なども必要となります。
経験の少ない工事業者であると、保険適用の審査が通らなかったり、補償額が減額される場合もあります。
保険の種類によっては損傷の修理費だけでなく、内装の復旧や家財の被害なども補償の対象となる場合もあるので、よく確認をして申請を行いましょう。

雨漏りの原因を特定する

自然災害後、すぐに雨漏りが発生するとは限りません。

雨漏りが起きたらすぐに修理業者に連絡をして状況を見てもらいましょう。

自然災害の場合も同様に、雨漏りの根本的な原因を見つけなければなりません。

表面的な補修作業は新たな雨漏り箇所を増やす可能性もあります。

修理方法の説明を必ず受けて、信頼できる業者に依頼をしましょう。

まとめ

新築住宅の雨漏り原因ほとんどが「施工不良」か「自然災害」です。

雨漏りが発生してしまったら、すぐに住宅を建てた業者か販売会社に連絡をして、対応してもらいましょう。

新築の場合施工不良であれば10年以内であれば無償で修理が受けられます。

自然災害の場合には、火災保険が適応される可能性があります。

十分に火災保険を活用できるように、火災保険を理解している業者に依頼しましょう。

雨漏りは発生の原因を見つけて修理をすることが最も重要です。

補償や保険を十分な知識で活用し、雨漏り被害を少しでも軽減したいですね。