可愛い見た目をしていながら、実は、私たちの体や生活環境に影響を及ぼす可能性のあるハクビシン。そんなハクビシンの特徴って知っていますか?もしハクビシンの足跡や痕跡を見つけたらすぐに対処する必要があるんです!そこで今回は、ハクビシンの足跡の特徴と似ている動物との見分け方、対策方法などを解説していきます!
目次
ハクビシンの足跡の特徴を表にまとめました!
指の本数
5本
大きさ
幅:約5cm
長さ:約5cm
足跡の特徴
・木や壁を登る際に爪跡が残ることがある
・肉球が丸みを帯びている
・後ろ足は足先だけつけて歩く
足跡のある場所
・家の壁や柱(爪跡)
・果樹や木の根本
・ベランダの手すり
ハクビシンの足跡の特徴はこんな感じ!ハクビシンの足は後ろ足が細長い形になっていますが、足先だけをつけて歩くため、足跡ではわかりづらいです。止まっている時には、足跡がはっきりと残るため後ろ足の形もわかります。
ハクビシンは垂直方向に登ることが得意な動物で、爪を立てて木登りするため、木や家の壁に足跡や爪跡があった場合、ハクビシンの可能性があります。
次にハクビシンと間違えやすい動物の足跡について紹介します。ハクビシンと間違えやすい動物はこの5種類。
それぞれの動物の特徴や足跡を表を使って解説していきます!
指の本数
5本
大きさ
5~7cm
足跡の特徴
・指と手のひらが繋がっていて、指同士が離れているため、人の手の形に似ている
・ハクビシンと同様に木登りが得意で、爪跡が残る
・足跡が切れ目なく、はっきりと残る
アライグマはハクビシンと習性や特徴が似ているため、間違われやすいですが、足跡の形で見分けることができます。切れ目なく、人の手のような形の足跡の場合、それはアライグマである可能性が高いです。
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指の本数
5本
大きさ
6~7cm
足跡の特徴
・肉球が多数ある
・爪跡が長く、鋭い
・足跡の近くに穴がある場合がある
アナグマは巣穴を掘ったり、ミミズを食べたりするため、長く鋭い爪を持っています。また、足跡の近くに穴があることがあり、その場合はアナグマである可能性が高いです。
指の本数
4本(前足は5本指だが、足跡は4本しか残らない)
大きさ
3~4cm
足跡の特徴
・イヌやキツネに似た足跡
・高所や屋根裏などにはあまり侵入せず、地面に足跡が残りやすい
・前足と後ろ足の形が似ている
タヌキは足跡が4本指でイヌやキツネと似たような形をしているため、わかりやすいです。高いところにはあまり登らないため、木や家の壁などに足跡がある場合は、タヌキではなく、ハクビシンやアライグマなどの可能性が高いです。
指の本数
5本
大きさ
2~3cm
足跡の特徴
・体重が軽く、足跡が残りにくい
・木登りが得意で、屋根裏にも棲みつくが、足跡は残りにくい
・肉球と手のひらが離れている
イタチは体重が軽いため、土の上には足跡が残りにくく、水辺や水田の泥地などの足跡がわかりやすい場所でないと見つけるのが難しいです。足跡はハクビシンに比べて非常に小さいく、肉球と手のひらが離れた位置にあるので、比較的わかりやすいです。
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指の本数
5本
大きさ
3~4cm
足跡の特徴
・体重が軽く、足跡が残りづらい
・肉球と手のひらが離れている
・後ろ足の肉球は露出が少なく、綺麗に足跡が残りにくい
テンはイタチの仲間であるため、足跡が非常にイタチに似ており、イタチの足跡をそのまま大きくしたような形をしています。テンもイタチ同様に、体重が軽く、土の上に足跡が残りにくいです。ハクビシンと見分けるのは簡単ですが、イタチと見分けるのは大きさくらいしか違いがないため、少し難しいです。
ハクビシンの足跡の特徴がわかったところで、次に足跡以外のハクビシンの特徴やチェックポイントを紹介していきます!
ハクビシンの特徴を表にまとめました!
体長
約90~110cm
体重
約3~4kg
体色
体の大部分が灰褐色で、四肢は黒色
額から鼻先まで白い模様がある
目の下や耳の前に白い斑点がある
生息地
南東北〜中部、四国地方
生息環境
平地から山地
里山的な環境を好む
食べ物
雑食で果実やトウモロコシなどの野菜、小動物や昆虫などを食べる
特徴
・完全な夜行性で、木登りが得意
・生後10ヶ月で子供を産むことができ、妊娠期間は約2ヶ月、一回の出産で1~5頭の子供を産む
・個体によっては、1m以上ジャンプするなど、高い跳躍力を持つ
・的に襲われると肛門腺から液体を分泌して敵を威嚇する
ハクビシンの特徴は大まかにこんな感じ!ハクビシンは完全な夜行性で雑食なため、夜の間に農作物に被害を与えたり、家の中を動き回って騒音になったりします。先ほども紹介したように似たような動物が多くいますが、もし被害があった場合は、これらの特徴を見て、ハクビシンかどうか判断してみてください!
ハクビシンの特徴を理解したところで、次にハクビシンのチェックポイントを紹介していきます。まず、紹介するのはハクビシンの糞です。ハクビシンの糞の特徴はこんな感じ。
ハクビシンは甘い果実や野菜を好んで食べるため、臭いはあまりせず、果実の種子が含まれている場合もあります。また、決まったところに糞をする「ため糞」という習性があり、1箇所に糞が集中していることがあります。
ハクビシンに限らず、動物の糞にはさまざまな病原菌がいる可能性があります。もし糞に触れてしまうと感染してしまう恐れがあるため、絶対に触れないようにしてください!
ハクビシンが家に住み着くと、尿のアンモニア臭や獣くさい臭いなどの異臭が発生します。ハクビシンは同じ場所に糞尿をするため、それが溜まっていくと、我慢できないくらいの臭いになる可能性があります。少しでも異臭を感じたら、すぐに駆除をするようにしましょう!
家にハクビシンが住み着くと、屋根裏や床下から鳴き声や足音が聞こえてくるよになります。ハクビシンは夜行性なので、夜中にこれらの騒音が聞こえてきて、睡眠を妨げる原因にもなります。屋根裏や床下から音が聞こえてきて、少しでも異変を感じたら、まずはプロに相談して見てもらうようにしましょう!
ここからはハクビシンによる被害について解説していきます。ハクビシンを放置していると、さまざまなところに影響が出てしまう可能性があるんです!
ハクビシンは野生の動物であるため、感染症を媒介する可能性があります。また、ハクビシンには多くのノミやダニが寄生していて、アレルギーや皮膚疾患の原因となります。ハクビシンの鳴き声や足音によって睡眠が阻害されたり、ストレスによって健康を害してしまう可能性もあります。
ハクビシンは、「ため糞」という同じ場所に糞尿をする習性があるため、1箇所に糞尿が溜まると、家の天井にシミができたり、建材が腐ったりしてしまう可能性があります。また、農作物を育てている家の場合は、野菜や果実を食べられてしまう可能性があります。
では、ハクビシンの足跡を見つけたらどうすればいいのでしょうか?前の章で解説したように、ハクビシンを放置しておくとさまざまな被害に遭う可能性があります。ハクビシンの被害に遭わないようにするために、足跡を見つけたらすぐに駆除するようにしましょう!ハクビシン駆除については以下の記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてください!
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ハクビシンは鳥獣保護法で保護されており、許可なく捕獲したりすることは禁止されています。自分で駆除をしようとしても、許可が降りるまでに時間がかかったり、狩猟免許が必要であったりするため難しいです。また、ハクビシン駆除を一時的にできたとしても再発する可能性があるため、ハクビシン駆除をしたい場合はプロにお願いするようにしましょう!
前述した通り、ハクビシンは鳥獣保護法で保護されており、自分で駆除をするのは難しいため、ハクビシン駆除はプロにお願いするようにしましょう!
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今回は、ハクビシンの足跡や特徴、似ている動物との見分け方について解説していきました!ハクビシンを放置していると、人体や生活環境にさまざまな被害が出てしまう可能性があります。ハクビシンの足跡を見つけたり、少しでも異変を感じた場合は、すぐに業者さんにお願いして、駆除をしてもらうようにしましょう!