HOME

更新日 :2019年07月01日

車のフレーム修理っていくらかかる?やっちゃった方は今すぐチェック

この記事をシェアする FaceBook X LINE Pinterest

 

あ、やっちゃった…。

交通事故を起こしたり、スピードの出た状態で何かに衝突したりしたとき、車のフレームが歪んでしまうことがあります。

そのときに気になるのが修理費ですよね。

そこで今回は、プロに修理を頼むとどのくらいかかるのか、また、自分で修理することはできるのか、などといった問題について解説をしていきます。

そもそも車のフレームって何?

フレームとは要するに車の骨組みです。

自動車を製造するうえで土台となる部分であり、そこにエンジンや足回りの部品などが取り付けられていきます。

わかりやすい例としては自転車があります。

ハンドル、タイヤ、ペダル、チェーンなどはすべて自転車の本体に取り付けられていますが、その本体部分がフレームです。

もし、そのフレームが歪んでしまえばどうでしょうか?自転車は真っすぐに走らなくなってしまうはずです。

同じように、車のフレームが歪むと、走行性能に異常が生じるおそれがでてきます。そのため、フレームが歪んだ場合は必ず修理が必要となるわけです。

フレームには2種類ある!

車のフレームは

・ラダーフレーム構造
・モノコックフレーム構造

のいずれかに2つに分類されます。

まず、ラダーフレーム構造とはハシゴ状になっているフレームに走行部品を取り付け、その上にボディを載せたものを指します。

この場合、フレームは独立しているため、とても丈夫です。たとえボディが破壊されても直接衝撃を受けないのでフレーム自体は損傷を免れやすいのです。ただ、重量が重くなり、事故の際には衝撃が乗員に伝わりやすいという欠点があります。

一方、モノコックフレーム構造とはボディとフレームが一体となったタイプです。

そうすることで部品を減らし、軽量化が図られています。また、事故の際にも衝撃が分散されるので乗員に伝わりにくいという長所があります。その代わり、衝撃を車全体で受けるため、フレームが歪みやすいのが欠点です。

当然、修理にもより手間がかかることになります。

フレームは自分で修理できる?

フレームの修理は容易ではありません。

車の根幹にかかわる部分なので手作業で簡単に修復というわけにはいかないのです。

そもそも、最初にフレームが歪んでいるのかどうかを確認する必要があるのですが、微妙な歪みを素人が見抜くのは非常に困難です。

また、修理をする前にはボディ寸法図を用意し、それに基づいて修復計画を立てなければなりません。

さらに、実際に修復する際には専用の機械を用意し、繊細な作業を細心の注意を払いながら行わなければならないのです。

一連の工程はプロであっても熟練の腕を要します。

素人が個人で行うのはほぼ不可能といってよいでしょう。

プロに頼むといくらかかる?

車のフレームの修理費用は損傷の度合いによって大きく変わってきます。

もし、歪んでいる箇所が極めて限定的で歪み自体も微小な場合は、10万円程度ですむ可能性もあります。

しかし、一般的には比較的軽い歪みでも数10万~100万円程度はかかるものだと考えておいたほうが無難です。

フレームの板金補修自体はおそらく10万円程度ですが、周囲のパーツ解体や組み立て作業にコストがかかるのです。

一方、自走できないほどの大きな歪みの場合は100万円以上の修理費が必要となってきます。

また、それほどの損傷を受けた場合、フレームだけでなく他の部品も交換しなくてはならないケースがほとんどです。そうなると、修理するよりも買い換えたほうがお得だという話になってきます。

そのくらいの費用がかかると覚悟して見積もりをしてもらいましょう。

まとめ

数多くある車の部品のなかでもフレームは最も重要なもののひとつです。

そのため、歪みなどが生じた場合は、すぐに専門業者に持ち込み、修理をしてもらう必要があります。ただ、修理費は決して安くはなく、場合によっては100万円を超えるケースもあるほどです。

そのときは買い替えも視野に入れなければなりません。したがって、修理を行う前に必ず見積りを出してもらうようにしましょう。