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更新日 :2023年09月30日

車の塗装はスプレーで!傷補修もDIYも自分で簡単にできる方法とは

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気持ちよくドライブしていたら、ガガッ!うっかりして傷がついてしまった…なんてことありませんか?愛車に傷がつくとショックですよね。車の傷は塗装用のスプレーを使えば、安く簡単にキレイにできるんです。スプレーでの塗装をマスターすれば車のDIYもできちゃいますよ♪業者さんに頼むよりも安く、すぐにできる塗装方法を紹介します

自分で塗装するメリット・デメリットは?

まず、実際にスプレーで塗装する前に、自分で塗装するメリットとデメリットを抑えておきましょう!

メリット

自分で塗装するメリットにはズバリ、この3つです。

手軽

自分で塗装する最大のメリットは手軽であること。道具を用意してしまえば、思い立った時にいつでも自分でやることができるのは魅力ですよね!また、業者さんに依頼するより値段も安く済ませるでしょう。

広範囲に使える

スプレーでの塗装は、比較的広い範囲に使えるので大きな傷がついてしまった時にも大活躍!タッチペンなどを使った修正方法もありますが、広い範囲の傷には向いていないので、スプレータイプがおすすめですよ。

表面がデコボコしない

スプレーで噴射するため、傷口の表面を埋めるタッチペンなどよりも薄くつけることができます。表面が変に盛り上がったりすることなく、滑らかに整えることができます。

デメリット

次に、スプレーで塗装するデメリットを紹介します。

垂れやすい

スプレー缶は粒子が大きいため、少し液垂れしやすいというデメリットがあります。でも、注意していれば液垂れは防ぐことはできるので、使い方をマスターしてから使うのが大切ですよ♪

細かい調節ができない

スプレーでの塗装は広範囲にできる分、細かい傷には向いていません。とても小さい傷の修正にはスプレー缶ではなくタッチペンなどを使いましょう。

色むらができやすい

スプレーでの塗装は、慣れていないと色むらができやすいというデメリットがあります。なるべく目立たない部分から試してみることをおすすめします!

塗装作業を行う前に注意すべきことは?

車の塗装は大仕事です。そのため、時間の余裕がある日に行いましょう。塗装用グッズの買い出しと、実際に作業する日を分けると、時間にも心にも余裕が出てきます。

傷が小さければ、塗装にそんなに時間はかからないはずですが、それでもスプレーすれば終わりというものではありません。車の他の部分にスプレーがかからないように養生する必要がありますから、マスキングテープや新聞紙を用意する必要があります。耐水ペーパーで磨く必要もありますし、スプレーが定着するためのスプレーなど、色々な準備が必要です。

どんなグッズが必要なのかは下で詳しく説明しますので、まず塗装の前にカーショップなどに買い物に行きましょう。

作業できる場所を確保する

それでは次に、「どこで塗装作業をするか」考えていきましょう。自宅の車庫は広いでしょうか?スプレーすると、臭いが近所迷惑になったりはしませんか?

自動車の塗装は数時間はかかるものなので、長い時間作業しても迷惑にならない場所を確保することが大切。たとえば河川敷は、換気が良いですし、人通りも少なく場所も広いため、車の塗装におすすめです。

ただ、塗装前には汚れを落とすために洗車する必要があるので、水などの確保も考えておく必要がありますね。

天気に注意する

自分で塗装するとき、注意したいのは「天気」です。車の塗装をする上で、避けた方が良い天気や時間は次の通りです。

雨の日、湿気が多い日

もちろん台風の日なんかに作業するのは、無理なのでやめておきましょう。台風とまでいかなくとも、雨の日や湿気が多い日は失敗してしまう可能性が高いです。車のスプレー塗装は避けておくのが無難ですね!

風の日、虫が多い時間帯

風が強いと、何が起こるでしょうか。思わぬ物がどこかから飛んできたりしますよね。塗装中にゴミなどが飛んでくる、なんてことも起こり得ます。たとえ砂埃でも、乾く前のボディにくっついてしまったら大変です。

同じように、が多い環境も避けた方が無難。夏の夕方は虫が多くて避けたいという話もあるようですね。

極端な気温の日

寒すぎる日は塗装が乾かないことがあります。

一方で、炎天下の作業もおすすめできません。 なぜなら、塗装する車のボディが熱くなりすぎてしまうから。スプレーを吹きつけ、塗面になじんでから乾燥していくのが本来の手順ですが、あまりに熱いと塗料が塗面に付着する前に、なじむ間もなく乾燥してしまいます。

塗装した後はボディを乾かす必要がありますから、晴れた日の日中に作業するのが一番!ちょっと雲がある日を選んだり、日陰になる場所を確保して始めると、よりベターと言えるでしょう。

となると、なかなか良い日が見つからないかもしれません。最初に塗装グッズを用意しておいて、「ここぞ!」という天気の日が来たら、塗装作業を始めましょう。

梅雨の時期や雪が続く時期など、作業できる日が見込めないときは、塗装時期をずらすプロに依頼することも考えてみてもいいかもしれませんね。

スプレーの塗装に必要なものは?

実際に塗装方法を紹介する前に、必要なものを見ていきましょう!道具をきちんと揃えることは、よりキレイに塗装するための鍵になりますよ♪

塗装に必要なものは、

・マスキングテープ
・新聞紙
・耐水ペーパー
・シリコンオフ
・プラサフ
・ボカシ剤
・カラースプレー
・クリアーペイント

この8つです。マスキングテープと新聞紙は、塗装する部分からはみ出しても良いように、あらかじめボディを覆うために使います。

耐水ペーパー

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UEETEK 紙やすり 耐水ペーパー 27枚入り (400 600 800 1000 1200 1500 2000 2500 3000 各3枚)

耐水ペーパーは、傷口などの表面を滑らかにするためのヤスリのようなものです。傷口の塗装をする場合には、できあがった時表面にデコボコが残らないように耐水ペーパーでキレイにしましょう!80番から、100番、200番、1000番…とたくさんの番手があり、番手が上がっていくにつれて目が細かくなっていきます。

シリコンオフ

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SOFT99 (99工房) 脱脂剤 シリコンオフ300 300g 09170

シリコンオフは塗装面の油分や汚れを取り除くためのスプレーです。表面を脱脂することで、洗車だけでは落としきれない油分を落とします。この作業をきちんとすると、できあがった時の表面の輝きがかなり違ってくるので、丁寧にやることが大切です。

プラサフ

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SOFT99 (99工房) ボデーペン プラサフ 300ml 08003

プラサフは、車のボディと塗料をしっかり密着させるための下地となるものです。そのまま塗料を塗ると、乾いた時にひび割れて剥がれてしまうことがあります。これを防ぐためにも、プラサフを使ってきちんと密着させましょう!車の塗装は下地作りが肝心ですよ。

ボカシ剤

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SOFT99 (99工房) ボデーペン ボカシ剤 300ml 08004

スプレーで塗装する前と後に使用するのがボカシ剤。新しい面と塗装前の古い面の境目をわかりにくくしてくれるので、キレイに仕上げるために欠かせないアイテムの一つです。

カラースプレー

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SOFT99 (99工房) ボデーペン トヨタ 202 T-112 ブラック 08112

塗装のメインとなるのがカラースプレー。メーカーごとにさまざまな色があるので、きちんと自分の車の色に合ったものを探すことが大切です!まずは車についている型式プレート(コーションプレート)を見て、純正カラーを確認しましょう。純正カラーがわかれば、あとはそれに合う商品を選べばOK♪商品自体に、メーカー名と色名が書かれているものもあります。

たくさん種類があって、お店で探し出すのが大変!という人には、ネット検索がおすすめですよ。ネットで車種や色名をインプットすると、適合する商品を教えてくれるメーカーもあるんです。適合する商品がわかったら、そのままネット購入も可能なので、便利ですね!

クリアスプレー

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SOFT99 (99工房) ボデーペン クリアー 300ml 08002

塗装が終わってから、仕上げに使うのがクリアスプレーです。カラースプレーだけだと、触るとすぐに傷がついてしまいますが、クリアスプレーでコーティングすることで表面を守ることができます。表面をピカピカに仕上げるには必須のアイテムです。

スプレーの塗装方法と手順は?

スプレーの塗装に必要なものが わかったところで、実際に塗装する方法と手順を見ていきます。

手順
 
1
洗車し、耐水ペーパーで研磨する

まずは、表面をキレイにするために洗車をしましょう!洗車が終わったら、600番ぐらいの少し粗めの耐水ペーパーを使って、傷口のささくれなどを整えます。傷の修正ではなく、DIYでの塗装の場合は、洗車のみで大丈夫です。

2
マスキングする

マスキングテープと新聞紙を使ってマスキングしていきます。取手の部分や鍵穴などは、きちんとマスキングテープで覆いましょう!

3
シリコンオフで脱脂する

塗装面にシリコンオフを吹きかけて、表面を脱脂します。ピカピカに仕上げるためにはとっても大事な工程です。

4
プラサフを吹き付ける

下地として、プラサフを吹き付けていきます。1度に厚塗りするのではなく、薄く吹き付けて乾いたら重ね塗りしましょう!2、3回繰り返せば大丈夫です。

5
ボカシ剤を吹き付ける

塗装する面よりも広めの範囲にボカシ剤を吹き付けていきます。たくさん吹き付け過ぎると液垂れの原因になるので、少しずつ吹き付けていくことが大切です。

6
カラースプレーで塗装する

いよいよ着色です!色味を確認しながら、薄く塗り重ねていきましょう。なるべく色ムラにならないよう、丁寧に吹き付けます。キレイに仕上げるためには、たっぷり目に使うのがポイント!

特にパールの入った白は重ね塗りの回数を多めにするのがおすすめ。特性上、どうしても透けやすいので、何度も重ねていかないとキレイに色づけできないんです。

7
クリアースプレーを吹き付ける

カラースプレーでの塗装が終わってから2〜5分以内に、クリアースプレーを吹き付けます。3〜5回ぐらい塗り重ね、表面をピカピカにしていきましょう!メタリック系、パール・マイカ塗装の場合は必須ですね。つや消しカラーの場合は、つけ消し専用の仕上げ剤を使ってください。

8
ボカシ剤で色ムラを防止する

クリアースプレーを吹き付けた1~2分以内にボカシ剤を吹き付けます。塗装した外周部分の白っぽくザラザラしたところを、満遍なく滑らかにしていきましょう。

9
完成

お疲れ様でした!これで完成です♪

今回は、スプレーを使った塗装方法を紹介しましたが、細かい傷にはタッチアップペンでの修正が向いています。タッチアップペンを使った修正方法の詳しいやり方も紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

今回は、ボディの塗装について紹介しましたが、「タイヤのホイールの塗装について気になる」という方はこちらの記事も見てみてください♪

車のスプレー塗装を成功させるコツ

ここまで読んで、車のスプレー塗装ができそう!と思った人も、ちょっと無理かも……と思った人もいるでしょう。どちらの人にも、スプレー塗装を成功させるコツを改めて伝えたいと思います。コツを押さえて、ぜひ車のスプレー塗装にチャレンジしてみてください。

最初に試し吹きをしてみる!

スプレーの噴出量を確認するため、マスキング部分などにシュッとひと吹きしてみましょう。本番で塗るときの加減具合を確かめるためです。

塗装面から一定の間隔を保つこと!

だいたい15~25cm程度離すと覚えておきましょう。

同じ速さで。平行に!

スプレー缶を動かすスピードが速かったり遅かったりするとムラになってしまうので、一定の速さで。また、ぐるぐると円を描くように塗るのはご法度ですよ!

重ね塗りしながら塗り進めて!

3分の1ぐらいずつ、重ね塗りしていきましょう。そして、様子を見ながら均一に塗ってください!ここが結構難しいところですね…。

しっかりと下地を整える!

耐水ペーパー使いも、シリコンオフするのも、時間がかかる作業です。でも、焦るとうまくいきませんから、ゆっくりじっくり、根気よく作業するのが大切ですよ。

スプレーガンのように噴射量を調節したり、口径調節によって塗装範囲を変えたりすることができない分、スプレー缶による塗装はプロでも難しい、という意見も。ですから、まずは小さい範囲から試してみるのが良いですね♪

失敗したときには

もしもスプレー缶による塗装に失敗してしまっても、大丈夫ですよ!次のような方法で解決していきましょう。

サンドペーパーで削る

スプレーのカラー液が垂れてしまったとき。垂れて汚くなった部分をサンドペーパーで削るという方法があります。いったん塗装をはがして再トライしましょう!

専用液やシンナーで落とす

専用の塗装落とし剤や、車の塗装をはがすためのスプレータイプシンナーも売っています。

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SOFT99 ( ソフト99 ) 99工房 スプレーシンナー 08015 [HTRC2.1]

スプレーシンナーを使って、まずは塗装をいったん落としましょう。その上で、また改めてチャレンジすればOKですね!

まとめ

今回は、車をスプレーで塗装する方法を紹介しましたが、いかがでしたか?スプレー塗装は、キズ隠しにもDIYにも使えるのでとっても便利な方法です。全塗装する場合は、業者さんに依頼すると20万〜30万円程かかりますが、自分でやれば数万円に抑えることができますよ♪

ただし、広い範囲の塗装は難しいですし、リスクもあるので小さい範囲を試してみることをおすすめします!愛車をキレイに塗装して、よりドライブを楽しんではいかがですか?

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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