車の水垢の落とし方解説!窓ガラスやボディをお酢や洗剤でピカピカに
洗車したばかりの車、少し経つとすぐに水垢だらけに…
なんて経験ありませんか?大切な愛車は、少しでも汚れていると気になってしまうもの。
汚れたら拭けばいいじゃないか!そう思いタオルで水拭きしてもなかなか取れず…もう諦めるしかないんですかね?
そんなことはありません!頑固な水垢は正しい道具と正しいお掃除方法で除去することができますよ!
・車に水垢が発生してしまう原因
・水垢の除去方法
・水垢の発生を予防する方法
今回は、特に気になる上記3について紹介します!
目次
車にできる水垢には2パターンある
車にできた水垢には、「窓ガラスにできた水垢」と「車のボディにできた水垢」の2種類があります。
水垢ごとに性質が異なるため、それぞれ落とし方も変わります。 まずは、それぞれの水垢の特徴ついてみていきましょう。
窓ガラスにできた水垢
1つ目は窓ガラスにできたうろこ状の水垢です。
これは、
・水道水に含まれるミネラルやマグネシウム
が窓ガラスに付着することで発生してしまいます。雨水はわかりますが、水道水って窓ガラスにつくことあるの?って思ってしまいますよね。
そう思ったあなた、洗車中に水道水を使用していませんか?洗車後にしっかり水気を取らないと、水道水が残り、それが水垢の原因になってしまうのです。
フロントガラスが水垢で見えにくくなってしまうと、事故を引き起こす可能性が高くなります。安全性を確保するためにも、お掃除したいですね。
車のボディにできた水垢
車のボディ部分に発生する水垢は、ワックスやコーティング剤などが雨水によって剥がれ、ボディを流れて固まることでできてしまうものです。
ワックスやコーディング剤からできているので、油に溶けやすい特徴があります。
窓ガラスにできた水垢と違い、発生したからといって事故につながる危険性は低いですが、見た目としては良くないですね。車をピカピカに保つため、こちらもお掃除したいものです。
お掃除の頻度はどれくらい?
それでは、車についた水垢はどれくらいの頻度で落とすのが良いのでしょうか?
実は、1ヶ月に1回程度は、水垢を落とすお手入れをするのがベスト。
「ちょっと面倒だし半年に1回くらいでいいかな…いやいや1年に1回で大丈夫だよ」なんて思っていませんか?
水垢を長期間放置しておくと、水垢にホコリがたまったり、固まって落としにくい水垢になってしまいます。
頑固な水垢は、簡単には落とせないので、こまめに落としておくことが重要です。
そのため、水垢がない状態を保ちたい場合は、2週間に1回は掃除した方が良いでしょう!
2週間に1回お手入れをすれば、1回ずつの負担はかなり小さくなります。
ちなみに洗車は晴れの日よりも、曇りの日がおすすめ。
晴れの日だと、洗車の水滴が一気に乾いて、新たな水垢になってしまいます。
窓ガラスにできた水垢の落とし方
まずは窓ガラスにできた水垢の落とし方から紹介します。
雨水に含まれるカルシウムやミネラル成分はアルカリ性。
そのため、このタイプの水垢には、お酢やクエン酸のような酸性の液体を使うと効果的ですよ!
・キッチンペーパー or ティッシュペーパー(1)
・霧吹き(2)
・お酢 or クエン酸(3)
・タオル(4)
水垢がある箇所に、キッチンペーパーをかざした上から、霧吹きに入れたお酢を吹きかけましょう。
キッチンペーパーが窓に張り付くまでお酢をかけて吹きかけてください。
キッチンペーパーがなければティッシュペーパーでも代用可能です。
クエン酸を使うときは、クエン酸小さじ1/2程度を100mlの水に溶かしてください。
頑固な水垢の場合、新聞紙でこすると取れやすくなります。
お酢を車のボディに付着させない
お酢の成分は車の塗装を傷めてしまう性質があります。お酢は必ず窓ガラスだけに吹きかけるようにしてくださいね♪垂れない程度に吹きかけるのがポイントです。
そのまま15分程度待ちます。
この間にお酢の酸性が、水垢のアルカリ性成分と中和していきます。
最後は、キッチンペーパーを剥がして、窓ガラスに付いているお酢を拭き取ります。
お酢が残っていると、塗装を痛めかねないため丁寧に拭き取りを行ってください。
車のボディにできた水垢の落とし方
続いては、車のボディにできた水垢を落としていきます。
窓ガラスにできた水垢とは用意するものから、落とし方も違うため水垢に合わせてお手入れをしましょう。
・食器用洗剤(1)
・スポンジ(2)
・タオル(3)
・バケツ(4)
食器用洗剤をバケツに入れ、食器用洗剤の10倍の量の水を入れます。
ホースやシャワーを使って水を入れる
勢いよく水を出すことで、洗剤が泡立ちやすくなりますよ!
バケツに作ったカーシャンプーをスポンジにを含ませて、水垢が付着している部分を撫でるように洗います。
こすり過ぎない
強くこすると柔らかいスポンジを使っていても、傷ができてしまいます。スポンジが少し潰れるくらいの力がベストです。
ホースやバケツを使い、泡がついた車のボディを洗い流します。
洗剤が残ってしまうと、新たな水垢やほかの汚れが付着する原因になりますよ!
水は上から下に向かってかけ、しっかりと洗い流しましょう♪
作業前と作業後の違いを比較してみました。しっかり水垢が落ちていますね。ピカピカです!
水垢を完璧に落とすための2つのコツ
ここからは、完璧に落とすための2つのコツをご紹介していきます。
1つ目は多めの水ですすぐこと、2つ目は専用クリーナーを使うことです。
それぞれ詳しくご紹介していきますね!
多めの水ですすぐこと
車を洗い終わったら、充分すぎるほど、すすいでキレイにしてください。ここですすぎ残しがあると水垢が再発してしまう可能性があるので、これでもかというくらいすすぐことをお勧めします。
また拭き取りもポイント。雑巾などで水分を拭き取ってから、最後に必ず「なるべくきれいな布」で仕上げ磨きをしてください。最後に仕上げ磨きをすることで、水垢を防止することにも繋がります。
専用クリーナーを使うのもあり
水垢掃除には台所用洗剤ではなく、専門のクリーナーを使うのもありです。
カー用品店に行き慣れている人ならば、専用のクリーナーのどれが最新で、どれだけ効果を発揮するか知っているのではないでしょうか。
専門クリーナーは水垢を取るだけでなく、汚れ防止のコーティング作用など、色々な効果を持ってますよね。
もちろん、カー用品店だけでなく、スタンドやディーラーさんがおススメの専用クリーナーもあると思います。行った時に、情報収集しておくといいでしょう。
水垢汚れを予防するには?
こまめな掃除は重要ですが、水垢が簡単にできてしまえばいたちごっこになってしまいます。
そこで、できるだけ水垢ができないよう予防に力を入れることも大切です。
雨天後・洗車後にタオルで車を拭く
水垢ができる要因は、
・ワックスやコーティング剤が雨水によって剥がされてボディに付着する
・洗車後に残った水道水に含まれるミネラルが付着する
がありましたね。
そのため、雨が降った後や洗車が終わった後に、タオルでしっかりと水気を吸い取るだけで、効果的な予防になります!
吸水性が高い、マイクロファイバータオルを使用しましょう!
おすすめの商品
激落ちくんで有名なLec(レック)のマイクロファイバータオルです。いろんな商品がありますが、こちらはAmazonランキング大賞2018上半期 ホーム&キッチン総合部門 1位を獲得した実績を持っているのでおすすめですよ!
雨にさらされない屋内で車を保管
雨水が付着することのない屋内に、車を駐車することができれば、水垢の発生をかなり抑えることができます。
屋内や地下に駐車場が設けられている家に住んでいる、またはこれから住もうと考えている方は、そちらに車を駐車することがおすすめ。
現在、屋内や地下に駐車場がない家に住んでいる方は、自分で屋根を取り付けたり、車にカバーをかけたりしてあげましょう!
以上2つの対策方法を紹介しました!簡単にできるものもあるので、ぜひ実践してみてください!
水垢防止にはガラスコーティングの塗布がおすすめ
水垢予防で特に効果的なのが、「ガラスコーティング」です。
ガラスコーティングとは、ボディに塗布するコーティング剤で、水や汚れを弾く効果があります。
ただし、専門店に頼んで質の高いガラスコーティングを施工してもらうと、数万円から。
10万円を超えて20万円近くになることもあります。
そのため「自分でガラスコーティングをしてみる」ことも選択肢の1つです。
DIYすれば材料費だけで済むため、出費を抑えてガラスコーティングを塗布したい人はぜひ挑戦してみましょう。
施工する前に
ガラスコーティングを実施する前に大事なことは次の3つです。
・材料、工具を用意しておく
・天気の良い日を選ぶ
・事前に車をきれいにしておく(下処理をする)
実は、ガラスコーティングは時間がかかる作業です。
朝から始めて1日かかると考えて良いでしょう。
そのため、晴れた日の朝から、既に工具などを準備した状態で始めることをお勧めします。
その中でも一番大事なのが「下処理」です。
ガラスコーティングの下に、最初から汚れが入っていては困りますよね。
下処理が甘いと、コーティング剤も剥がれやすくなってしまいます。
半日は下処理にかけるくらいの心持ちでいてください。
丁寧にボディをキレイな状態に仕上げていきます。
コーディング作業自体は、車の大きさにもよりますが、1~2時間程度をみておきましょう。
何度か塗布するうちに、スムーズに下処理・コーティングできるようになるはずです。
必要なケアは?
コーティング前の下処理というのは、「水垢を落とす」というお掃除だけではありません。
車の表面に凸凹があると、コーティング剤がうまく定着しないため、次の5つの作業を全て行います。
・洗車(水垢を落とす)
・イオンデポジット除去(水シミを落とす)
・鉄粉除去(鉄分が含まれる埃や塵を落とす)
・磨き(車の表面の凹凸を磨いてなくす)
・脱脂(車のクリア層のワックスなどの脂分を落とす)
下処理と言っても、これだけの作業があるので、半日かかるのも納得ですね。
まずはピカピカに磨き上げた状態にもっていくことが大切です。
続いて、本命の「ガラスコーティング」を施工します。
スプレータイプか液体タイプか、自分の好きな方を選びましょう。
いきなり車全体で作業するのではなく、ブロック単位で少しずつコーティングしていきます。塗り残しやムラに注意しましょう。
最後に大事なのは、「乾燥させること」。
作業後の車は水濡れNGです!24時間は必ず乾いた状態にしておきましょう。
そのために、晴れた日に作業をすることがとても大事です。
さらに、ガラスコーティングの完全な硬化・定着には7~10日かかると考えてください。
しっかりとコーティングが定着するまで、できるだけ雨に濡らしたくないところです。
ガラスコーティング後は、コーティングの上に汚れがつくようになります。
汚れが定着する前に、月1回程度は洗車することも大切ですよ。
まとめ
いかがでしたか?
車の水垢は非常に頑固ですが、家庭にあるお酢や洗剤で簡単に除去することができます。
お金をかけずに水垢汚れをなんとかしたいっていう人に最適ですね。
早速実践して、車をピカピカにしましょう!
あ、車を傷つけないように注意をお忘れずに。