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更新日 :2020年03月14日

枕の黄ばみは漂白剤で落とす!丸洗いの方法から原因・予防策まで伝授

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皆さんの好きなことはなんですか?

好きなものを食べること、好きな人と遊ぶこと、仲のいい人とお酒を飲むこと…

私は、そう。お家の布団で寝ること。

いやぁ〜、本当に布団って最高です!
出かける前なんて、もう、付き合いたてのカップルレベルでイチャイチャしてますよ。

特に枕なんて…もう彼なしでは生きていけないですね。
旅先にはいつも入れていくし、正直職場にも枕を持っていきたい…

しかし、そんな大切な枕に黄ばみが!

なぜ!?

いつも一緒にいたのに。

手放すことなく、ずっと…そばに…いたのに…

 

「あ、そうだ全然洗ってないやん。」

 

ということで枕の黄ばみの取り方、早速やっていきましょう!

黄ばみを知り枕を知れば百戦連勝

枕の黄ばみの取り方を知るためには、黄ばみとは何か…それを知らなければ洗浄を始めることも出来ません。

なぜ黄ばみはできるのだろう。

黄ばみの原因は「汚れ」と「酸化」。

そう言われてもパッと思いつかない方もいるのではないでしょうか。

例えるならそう、「黄ばみ」と「果物が変色するメカニズム」をイメージしてみてください。

切ったりんごはそのまま放置しておくと、断面が茶色くなってきますね。
これは酸化現象で、空気に触れることにより色素と酸素が化学反応をおこした結果です。

みかんの汁も衣類に付着した時はさほど目立ちませんが、時間の経過とともにみかんの汁が酸素を吸収して変色します。

つまり、汚れ酸化することによって、黄ばみは出来てしまうのです。

衣類を酸素に触れないようにすることはとても難しいことです。
しかし、原因のひとつである「汚れ」をしっかり落とせば、黄ばみを防ぐことが出来ますよ!

枕と黄ばみ

日常における黄ばみの原因はいくつかあります。

・皮脂汚れがそのまま酸化
・以前洗った際に、石鹸が落ち切らずそのまま酸化
・直射日光による日焼け

全て、黄ばみの原因となっています。

実はこれらの原因は枕に当てはまることが多いのです!

枕は頭皮から皮脂汚れがつきやすい状況であり、長期間放置することによって、酸化します。
以前洗った際の石鹸の落ち切らずだけでなく、髪を洗った際のシャンプーが落ちきっておらず、それが枕に付着することも。
ベットサイドが窓際の方は枕が直射日光で当たっている場合もあるのでは…?

枕とは黄ばみ製造工場と言っても過言でもないのでしょうか…

黄ばみの身体への影響

「でも黄ばみって所詮汚れでしょう」

なんてそんな恐ろしいこと考えている方もいるのではないでしょうか。

黄ばみは放置すると、とても怖ろしいことになります…
雑菌が繁殖する上にカビが発生してしまうことも。

さらに、感染症アレルギーなどの原因にもなり得る怖い存在なのです。

菌が肺まで入り込み、咳が止まらず微熱が続く…風邪かと思ったら、肺炎だったなんていうこともありえます!!

黄ばみを見つけたらすぐに洗うことを心掛けてください。

枕はどのくらいの周期で洗うべき?

枕って実際どれくらいの頻度で洗っていいかわからないわ、という方もいるのではないでしょうか。

どのくらいの頻度で洗濯するべきか悩む…という方はホテルのクリーニングを参考にすると良いかもしれません。

ホテルの寝具に関してのクリーニングは厚生労働省でこう定められています。

(1) 布団、枕、毛布及びこれに類するものは、日光消毒と十分なはたきを適切に行い、1月に1回以上、その中心部の温度をおおむね60℃30分間加熱乾燥する方法又はこれと同等以上の効力を有する方法による加熱処理(暫定的処理基準とする。)を行うことが望ましいこと。
また、布団及び枕にあっては、6月に1回以上その汚れ等を除去するため丸洗い(洗濯物に洗剤液及び水を直接吹きつけるなどして行う洗濯方法であり、もみ洗い処理工程がないものをいう。以下「布団丸洗い」という。)を行うことが望ましいこと。この場合、布団丸洗いは、前記と同様の効力を有する加熱処理工程を含めることが望ましいこと。(2) 寝衣を除く丹前、羽織等の寝具衣類は、定期的に洗濯し、3月に1回以上消毒効果を有する方法で洗濯すること。

【旅館業における衛生等管理要領 出典:https://www.mhlw.go.jp/

 

簡単にまとめると、厚生労働省から「半年に一度クリーニングすること」と定められているのです。

それくらいの間隔で枕をクリーニング・丸洗いすれば、綺麗な状態で保つことができるのではないでしょうか。

素材別洗い方一覧表

さて、黄ばみの原因もわかったことで、洗いましょう!ってちょっと待ってください。

枕に使われている素材にも種類がいくつかあります。

自分が洗う枕が果たして洗えるものであるのか…確認していきましょう。

水洗い

手洗い 洗濯機
ウレタン × ×
そばがら × ×
ポリエステル綿
パイプ
ビーズ ×
ひのき × ×
スノー低反発 × ×
フェザー × ×

干し方

天日干し 影干し
ウレタン ×
そばがら
ポリエステル綿
パイプ
ビーズ ×
ひのき
スノー低反発 ×
フェザー ×

◯→推奨 ,△→可 ,×→不可

 

意外と天日干しができないものが多いみたいです。
ポリエステル綿以外は洗濯機をほとんど使えないようなので注意しましょう。

でも、洗濯表示なんて覚えていないわ…という方もいるのではないでしょうか。
そんな時はこちらの記事で洗濯表示を確認してみてください♪

洗濯表示がどうしてもわからない場合は枕を購入した店舗さんやメーカーに問い合わせるのもいいですね♪

 

意外と簡単!?枕の黄ばみ取り実践編

さっそく枕の洗い方について説明していきます。
枕の洗い方は意外とシンプルなんですよ♪

POINT
天気予報を確認しましょう。枕は完全に乾くまで時間がかかります。晴れが続く日を狙いましょう。

 

 用意するもの 

・粉末洗剤
・酸素系漂白剤

染料を脱色せず色柄物にも使用することができる、酸素系漂白剤の洗剤です。
繰り返し使用することで抗菌効果を発揮し、清潔が長続きしますよ。

   手順   

1. 表面の汚れを落とす

枕の外側が汚れている場合は、シャワーをかけて表面のホコリや汚れを洗い流しましょう。

注意
水洗いが可能かどうか事前に確認しておきましょう。

2. 漂白剤を入れる

40~45℃のお湯を浴槽5分の1ほど入れましょう。
漂白剤20mlと粉末洗剤を20gを入れ枕を漬けます。

3. 一晩漬ける

一晩つけましょう。

洗う行程はこれで終わりです。とても簡単ですね!

4. 脱水する

枕の素材が洗濯機で洗うことができるものの場合は、洗濯機で脱水しましょう!

洗濯機で脱水する場合は、

・洗濯ネットに入れること
・「手洗いモード」など水流が弱めのコースを選択して下さい。

 

5. 干す

干す場合も素材により直射日光が不可のものがあります。素材別洗い方一覧表を確認しましょう。

 

以上が枕の黄ばみ取りの行程です。

想像していたより簡単だったという方もいるのではないでしょうか。

これに火がついて、枕を丸ごと洗いたい!という方は、枕の素材別に洗い方が書いてある記事があります。
是非ご覧ください♪

枕カバーの洗い方

せっかくまくらの黄ばみが取れても、枕カバーが汚れていては意味がありません。
枕をきれいにするなら、枕カバーも一緒にきれいにしてあげましょう。

枕の洗濯は半年に一度が目安ですが、枕カバーは週に1度がお洗濯の目安。
洗い替えを1枚持っておいて、定期的に洗濯してあげましょう。

「枕カバーのお手入れに、除菌スプレーを利用している」
という方も多いと思うのですが、枕カバーに多くついている皮脂汚れは、スプレーしても落とせません。汗が気になる季節は、2~3日に一回洗濯するのがおすすめです。

用意するもの
洗濯用洗剤
酸素系漂白剤

枕カバーの洗濯に使用するのは、普段使っている洗剤、酸素系漂白剤でかまいません。
事前に洗濯表示を確認し、洗えるかどうかをチェックしてから洗濯してくださいね。

洗濯表示に、中性洗剤のみ、と書かれている場合は、おしゃれ着用洗剤を使用しましょう。
きなりの生地や、淡色系の枕カバーの場合は、蛍光剤無配合の洗剤を使います。

漂白剤は、汗汚れや皮脂汚れに強い酸素系漂白剤がおすすめです。

それでは、実際に枕カバーを洗う手順をみてみましょう。

手順
1
枕カバーを洗濯機で洗う

枕カバーを洗濯機で洗います。普段通りの手順でかまいません。
チャックで止めるタイプの枕カバーの場合は、必ずチャックを締めてから洗濯しましょう

2
枕カバーを干す

枕カバーを干します。
きれいな仕上がりにするためにも、干す前に、しわを伸ばしておきましょう。
ピンチハンガーを利用して、M字干しにすると早く乾きます。

洗濯しても臭いや汚れが落ちないときは?

洗濯しても、臭いや汚れが落ちない場合もありますよね。
そんな困ったときの対処法も覚えておきましょう。

臭いが気になる場合

枕カバーの臭いが気になる場合は、つけ置きしてから洗いましょう。
洗面器やバケツなど、枕カバーがつかる容器を用意して、1回分の洗剤、漂白剤を入れ、60分くらいつけ置きしましょう。
つけ置き後は、容器の洗剤、漂白剤ごと洗濯機に入れて、手順通りに洗濯しましょう。

汚れが気になる場合

枕カバーの汚れが気になる場合は、汚れ部分に直接洗剤をつけて、揉み洗いします。
頑固な汚れの場合は、酸素系漂白剤を汚れ部分に染み込ませ、少し置いてから洗濯しましょう。

つけ置きや、直接洗剤、漂白剤をつける方法は、枕カバーの生地を傷める原因にもなります。大切な枕カバーの場合は、プロによるクリーニングも検討してみましょう。

簡単!黄ばみ予防

ここまで黄ばみの落とし方について説明してきましたが、そもそも枕に黄ばみが出来なければ、枕を洗う必要がありません。
枕の黄ばみ防止を確認しましょう。

乾燥させよう

素材により天日干しは難しいですが、影干しなら、大抵の枕が出来ます。

枕なんて干すところがないわという方は、枕専用のハンガーがおすすめですよ!

この商品なら、棒さえあればどこでも簡単に干すことが出来ます。

一方のフックを掛ける位置で干す物のサイズに合わせられ、大きいものから小さいものまで適応します。
吊るすことで全体に風や日光を受けることが出来るので、 湿気やダニ、ニオイなどが取れて気持よく使い続けることができますよ♪

カバーをかけよう

大半の方は枕カバーをかけていると思います。

しかし、枕の薄さにより皮脂汚れ・よだれが枕に到達し、黄ばみの原因となっているということも。

厚手の枕カバーをかけることをオススメします。

タオル産地・今治で織り上げられた上質なピロカバー。
今治ブランドマーク付きです。

ガーゼを5枚重ねた生地のため、サラサラ・フワフワとした肌触りが特徴です。
敏感肌の方にもオススメですよ。

まとめ

黄ばみの取り方、わかりましたか?

私はこれでようやく愛しの枕とイチャつくことが出来ます。

人にもよりますが、枕は睡眠に欠かせない大切なアイテムの一つ。

人生の3分の1は睡眠です。

いい睡眠はいい枕から。

どうぞ、素敵な夢を。