毎晩、コップ1杯分の汗をかいている私たちを包み込んでくれる布団。きちんと洗濯しないと菌の温床になりかねません。
そこでおすすめなのが、コインランドリーでの洗濯!
コインランドリーであれば、即日、リーズナブルに布団を洗濯することができるんです♪しかも、敷布団から掛け布団、毛布まで洗濯できちゃうんです!
でも、布団をコインランドリーにもっていくのが初めてだと、具体的な持ち物や洗濯手順はわからないですよね…。そこで、今回はコインランドリーで布団を洗う際に知っておきたい基本情報から注意点まで、必要な情報を詳しくご紹介しますね!
そもそもコインランドリーで布団を洗うメリットとは何でしょうか?
それは、
です。1つずつ見ていきましょう!
自宅で布団を洗濯するなら、乾燥するまで3日程度かかることが多いと言われています。そして布団を宅配クリーニングに出すと、10日ほどかかるのが相場。
季節の変わり目など時間的な余裕があるならいいですが、子供のおねしょや、急な泊りの来客など、洗った布団を即日使いたいときには適してないですよね。
しかし、コインランドリーであれば、2時間程度で洗濯から乾燥までさせることができちゃいます!
布団を洗うとき、洗濯槽は大きすぎても小さすぎてもいけません。布団を入れた状態で、9割程度洗濯槽が埋まるくらいがちょうどよいとされています。
これより洗濯槽が大きすぎると、布団の中に詰められている素材(中綿といいます)が固まって「だま」になってしまいますし、小さすぎるとそもそも布団が入りません。
その点コインランドリーには様々なサイズの洗濯槽があることが多いですから、その中から適切なサイズの洗濯槽を選ぶことができますよ!
寝汗などで湿気がたまりやすい布団は、普段から菌が繁殖しやすい環境になっています。それがにおいのもとになったりカビやダニの発生につながったりしてしまうんです。
しかし、このような菌は、高温乾燥が大の苦手。コインランドリーの乾燥機では、内部の温度が超高温になりますから、このような菌は逃げ場がなく死んでしまうんですね!
つまり、布団をコインランドリーで洗うことはカビ予防にもダニ予防にもなっちゃうんです♪さらに、外干しをするとついてしまう花粉もつかないのも、嬉しいですね!
コインランドリーの乾燥機は高温乾燥させるため、うまくいけば、仕上がりがふわふわになります。
「うまくいけば」というのは、生地や中綿の素材だったり、布団の形状だったり、使った洗濯機の機能だったり、何らかの原因で中綿が偏ったりかたくなってしまったりする可能性があることによるもの。
正しいやり方でコインランドリーを活用していきましょう!
布団にはコインランドリーで洗えるものと洗えないものがあります。その線引きは、掛け布団も敷布団も詰められている中綿の種類によって、だいたいできますよ!
かんたんに表にまとめるとこんな感じ!
洗濯
乾燥
備考
羽毛
〇
〇
キルティング加工されていない場合は非推奨
真綿
△
〇
水で洗うと、綿がゴワゴワになってしまいます。
羊毛(ウール)
△
△
基本ドライクリーニングのみ可
高温に弱いため低温での乾燥のみ可
ポリエステル
〇
〇
毛布
〇
〇
タオルケット
〇
〇
こたつ布団
〇
〇
掛け布団はこんな感じ。
洗濯
乾燥
備考
木綿(コットン)
×
△
「乾燥だけ」でも受け付けていない店舗さんが多いです
ポリエステル
〇
〇
羊毛(ウール)
△
△
基本ドライクリーニングのみ可
高温に弱いため低温での乾燥のみ可
キャメル
△
△
基本ドライクリーニングのみ可
高温に弱いため低温での乾燥のみ可
固綿入り
×
△
高温に弱いため低温での乾燥のみ可
ウレタン入り
×
△
高温に弱いため低温での乾燥のみ可
ファイバーマットレス
〇
×
磁石入り
×
×
と、敷布団はこんな感じ。
うーん…。あんまり…できない…ですね。掛け布団と違ってキルティング加工されていない敷布団が多いそう。
洗濯をして、一度中綿や中芯が「だま」になったり折れ曲がってしまうと、基本的には買いなおしになってしまいます。また、運よく布団業者による打ち直しができても、1万円以上かかってしまうんです…。
そのため、特にキルティングされていない敷布団を洗濯する際は、初めから布団のクリーニング業者に頼んだ方が安全です!
さて、ここまでは素材の特徴からコインランドリーで洗濯できるか否かの分類をしてきました。でも、最近は特殊加工等により素材だけではコインランドリーで洗濯できるかどうか中々判断できないことも…。
そこで、洗濯表示を確認してみましょう。
洗濯表示でみるべきポイントは
の2つです!どちらも「できる」時のみ、コインランドリーで布団を洗濯しましょう!
基本的に洗濯機で洗濯可能と書かれている場合のみコインランドリーでの洗濯ができます。「手洗いマーク」など、他の表示のときは、中綿や生地がコインランドリーの負荷に耐えられない可能性があるため、コインランドリーでの洗濯は避けてください!
洗濯表示がよくわからない…という方にはこちらの記事で確認してください。
イラスト付きで洗濯表示のことを詳しく解説していますよ♪
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さぁ、ここからは布団をコインランドリーで洗濯していきましょう!
まず、コインランドリーにもっていくものは、
洗剤を置いていない店舗であれば、
をです!布団は、デリケートな素材でできているため、おしゃれ着用の洗剤を使うのがおすすめです!
さらに、洗濯する布団がキルティング加工されていないのであれば
を持っていきましょう。中綿が偏りにくくなります!この時、綿素材のひもにした方がほどけにくいため、おすすめです!
これも店舗によっておいてある場合とない場合があるので注意してください。
また、好みで
を持っていくのもおすすめ!
テニスボールは乾燥の仕上がりをよくします。
コインランドリーの洗濯槽のにおいが気になる方は重曹で臭い消しをできますよ!
基本的な洗い方は、掛け布団、毛布、敷布団でほとんど同じです!
布団をコインランドリーで洗う場合は、ドラムが9割程度埋まるものを選びましょう。
前にどんな人が使ったのかわからない、衛生的じゃない、などの理由でコインランドリーを毛嫌いする方もいるかもしれません。
ただ、コインランドリーには、実際に洗濯物を入れて回す前に、ドラム自体を洗浄する機能があるのです。この時に重曹を入れておくと、臭いを消す働きをしてくれるのです。
ドラム自体も綺麗、臭いも気にならない、となれば安心して使えますよね♪
おすすめ 商品
洗浄のほかに消臭や研磨の効果がある重曹。
粉末状なので、水に溶かしたり、石鹸と混ぜたりして、スプレーやクレンザーなどと様々な使い方ができます。
環境に優しく、安全な素材でできているため、肌がふれる寝具を洗う時も安心して使えます♪
もし、キルティング加工されていない掛け布団や敷布団を洗濯するのであれば、中綿が固まらないようにするために、工夫が必要です!写真のように、ロール状に丸めて縛っておきましょう。
ただ、こうすることで汚れの落ち具合が悪くなってしまうのは覚悟してください!
布団はデリケートな素材を使用していることが多いため、洗濯する時の基本はおしゃれ着用の中性洗剤です。
コインランドリーによっては、洗剤を入れなくてもいいものもありますが、洗剤を自分で用意する場合は、洗剤選びにも気を付けてくださいね♪
コインランドリーを回したら、終わるまで待ちましょう。
布団洗いで一番重要な乾燥。
コインランドリーを使ってしっかり乾かすと、布団が生まれ変わったようにふかふかに仕上がります♪
洗う際に縛っていた紐は外して、以下の点に注意して乾かしていきましょう。
洗った後の布団は小さくしぼんでいますが、乾くと元通り大きくなるので、乾燥機のサイズには気を付けましょう。
小さい乾燥機を利用すると、その分時間もかかり、乾ききらない部分が出てきたりします。
布団を乾燥させる場合、洗濯する場合とは異なり、布団がドラムの3分の1以下になる乾燥機を選んでくださいね。
また、表面が暖かくても、布団の中は完璧に乾いていないことも。生乾きのままだと、臭いやカビの原因となる可能性もあります。少しでも心配であれば、多めに時間をとり、1時間程度乾燥させましょう。
羽毛布団を乾燥させる際、テニスボールを1~2個入れてみてください。ドラムが回る度にテニスボールが布団を叩いてくれるため、乾燥時間も短くなりますし、布団もふっくらとします。ぜひお試しください。
乾燥機を利用できれば一番なのですが、外に干すこともあると思います。一応、洗濯を開始する前に直近の天気予報は確認しておきましょう。
布団の洗い方についてみてきましたが、いかがでしたか?
寒くなる時期に備えて、もしくは布団をしまう前に、ぜひ一度洗ってみてくださいね♪