服・衣類のカビは白黒2タイプ!早めのエタノール、最終手段は漂白剤

YOURMYSTAR STYLE編集部

更新日:2021年08月27日

久しぶりにクローゼットから取り出した衣類に、なんか白いものがついてるな…とか、黒いぽつぽつがあるな…なんていうこと、ありませんか?

それ、もしかしたらカビかもしれません。

衣類についたカビは、生地の変色や穴が空いてしまう原因に。

せっかく大事にしていた衣類に、カビが生えるなんて嫌ですよね。

そんな状況に陥っているあなたに、カビが発生した時の対処法やカビを防ぐ方法をご紹介します!

服にカビが発生する原因

まず、衣類にカビが発生する原因からみていきましょう。

衣類にカビが発生する原因は、収納する場所の「環境」にあります。

カビは、気温20℃以上、湿度70%以上、ホコリなどの栄養源がたくさんある場所を好み、繁殖していくとか。

たんすやクローゼットは、空気がこもりやすく、高温多湿になりがち。

カビが増殖するのにぴったりな場所というわけです。

また、カビが発生している洗濯機で洗うことで、カビが衣類に移ってしまう場合も。

この場合は、洗濯槽のカビが原因になるので、洗濯槽をキレイにすることで解決できますよ!

こちらの記事を参考にしてみてくださいね♪

服につくカビは2種類

カビの種類は、大きく分けて白カビ黒カビの2つあります。

白カビ

ホコリや綿毛のような見た目の白カビ。

黒や紺など、色の濃い衣類につくとかなり目立ちます。

しかし、意外と簡単に落とすことができるのでご安心を!

白カビは、生地の表面にだけ広がっている場合がほとんどです。

発見したら、悪化する前に、取り除くことが肝心ですよ!

黒カビ

白カビとは逆に、白い衣類にポツポツと目立つのが黒カビ。

黒カビは、衣類の生地の繊維まで根を張っている場合が多く、表面的な掃除ではうまく落とすことができません。

残念ですが、黒カビが生えたら簡単に取り除くことは難しいと考えることが正解です。

そのため、黒カビにならないように衣類のお手入れを怠らないことが大切。

服の白カビの落とし方

いよいよ本題!

まずは、白カビの落とし方です。

白カビは、軽度なカビなので、洗濯をするだけで落ちることもあります。

洗濯しても落ちなかった場合は、ここでご紹介する方法を試してみてくださいね!

用意するもの
・アルコール除菌スプレー
・酸素系漂白剤

おすすめ 商品

商品画像
パストリーゼ77 スプレーヘッド付 500ml

おすすめ 商品

商品画像
オキシクリーン 1500g
注意
・酸素系漂白剤は金属製品、繊維製品(毛や絹など)には使用できません
色落ちしない素材か、洗濯表示を見て確認しましょう。
・他の洗剤や漂白剤とは混ぜないでください。
手順
1
ブラッシング

白カビが生えた部分を洋服ブラシを使って優しくブラッシングしていきます。

カビをはたき落とすイメージで、軽めにブラッシングするよう心がけましょう。

強くこすると、生地が傷む原因になります。

2
除菌スプレーを吹きかける

表面のカビを落としたら、カビが生えている部分に、除菌スプレーをたっぷりと吹きかけましょう。

3
漂白剤を使って洗濯する

酸素系漂白剤を加えて洗濯をしましょう。

カビの色を落とすことができます!

4
干す

外に干して乾燥させましょう。

ここで湿ったまま保管してしまうと、またカビが生えてきます。

完全に乾かすようにしましょう。

白カビの応急処置には「メイク落とし」

白カビを発見したけれど、洗濯ができる状況ではない!

そんな時の応急処置に使えるのがメイク落とし。

カビが油性に溶ける性質を利用した方法です。

その方法は、

カビの生えた部分をシートで拭き取るだけ。

クレンジングシート(シートタイプのメイク落とし)を使うのがおすすめです!

手元にあるという方はぜひ試してみてくださいね♪

服の黒カビの落とし方

洗濯表示を見て、水洗いできる素材であれば自宅で洗ってみましょう。

ドライ指定ならば、クリーニングに出すことをおすすめします。

用意するもの
・酸素系漂白剤
・手袋
・綿棒
・洗面器やバケツ
手順
1
綿棒でカビに漂白剤を塗る

ゴム手袋を着用してから、綿棒でカビに漂白剤を塗りこんでいきましょう。

2
漂白液を作る

40~50℃くらいの熱めのお湯に、漂白剤を混ぜます。

目安としては、お湯1Lに対して漂白剤が10g。

入れすぎは禁物!

必ず、量りながら作りましょう。

3
つけ置きをする

漂白液に衣類を浸して、30分〜2時間ほど放置します。

つけ置き時間は、汚れの落ち具合に合わせて調節しましょう!

4
すすぐ

カビが落ちているのを確認できたら、もみ洗いをしつつ、よくすすぎます。

肌荒れを防止するために、ゴム手袋を着用した状態で行いましょう!

5
干す

生乾きの状態で放置してしまうと、臭くなったり、またカビが生えてきたりします。

完全に乾かしてから収納するようにしましょう。

この方法を試してみてもカビが落ちない場合は、クリーニングのプロに相談してみるのもいいかもしれません。

革製品のカビは「重曹」で落とす

革製品には、酸素系漂白剤が使えません。

では、革製品についたカビはどのように落とせばいいのでしょうか?

正解は、重曹を使うこと!

家の中のいろーんな場所のお掃除に大活躍の重曹。

カビを落とすにも使えるなんて、最高ですね。

用意するもの
・水
・柔らかい布
・重曹

おすすめ 商品

商品画像
シャボン玉 重曹 680g
手順
1
重曹ペーストを作る

重曹に水を少し混ぜ、ペースト状にします。

カビの量によって作る量は変わりますが、重曹と水の比率は3:1で作っていきます。

2
カビをふき取る

重曹ペーストを柔らかい布につけて、カビをふき取りましょう。

3
重曹ペーストをふき取る

もう1枚、柔らかい布を用意しましょう。

布で乾拭きし、乾燥させます。

カビはキレイに落とせましたか?

革製品のカビを落とすだけでは、重曹は使いきれません。

せっかく買った重曹をもっと活用したい方は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね♪

服に発生するカビを予防する5つの方法

大切な衣類をカビから守るために、カビが発生するのを防ぐ方法も知っておきたいところ。

そこで、日頃からできる衣類のカビ予防法を5つご紹介!

・着た衣類は、洗濯かクリーニングをする
・クリーニングの袋を取る
・収納する場所を清潔に
・収納する時は隙間を作る
・除湿剤や除湿器を使う

ここから詳しく解説していきます♪

着た衣類は、洗濯かクリーニングをする

当たり前じゃん!と思う方もいるかもしれませんね。

一度着た衣類は、必ず洗濯するようにしましょう。

カビは、少しの汗や汚れからでも増殖します。

カビが生えない環境を作るためには、汚れをすぐに取り除くことが大切ですよ!

クリーニングの袋を取る

クリーニング後、お店から返ってきた袋のまま収納している方が多いかもしれません。

ビニールの袋に入れたまま置いておくと、湿度が高くなってしまいます。

湿度が高くなるとカビが発生しやすいんでしたよね…。

「ビニール袋は取ってからしまう」ことを徹底して、湿気が溜まりにくい状態で衣類を収納しましょう♪

収納する場所を清潔に

服はキレイでも、その服をしまっておく場所が汚れていては元も子もありません。

たんすやクローゼットは、定期的に掃除するようにしましょう。

仕上げにアルコール除菌スプレーを全体に吹きかけ、カビを退治してしまうのがおすすめ。

空気の入れ替えをして、そのついでに衣類を陰干しするとさらに良いでしょう。

収納するときは隙間を作る

衣類を詰めすぎると、風通しが悪くなり、カビが発生する原因に。

また、衣類同士が密接していることで、カビの被害が広がりやすくもなるんですよ!

そこで、定期的に断捨離を行い、不要な衣類は処分し、たんすやクローゼットの風通しをよくしましょう。

除湿剤や除湿器を使う

こちらは梅雨の時期だけでも大丈夫です。

もちろん、一年中使っても損はありません♪

クローゼットの中には除湿剤を、部屋には除湿器をおいて、湿気を取り除きましょう

クローゼット内のカビ予防の詳しい方法は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね♪

まとめ

いかがでしたか?

カビの落とし方は、カビの種類によって異なりましたね。

大切な衣類をカビから守るために大切なのは、

・軽度のカビ(白カビ)のうちから対処すること
・カビを生やさないように普段からお手入れすること

この2つです。

いつでも清潔な状態で、気持ちよく服を着られるようにしましょう♪

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