「スーツにカビが生えている」
「スーツがカビ臭い」
そんな時、皆さんはどのように処置していますか?
慌ててクリーニングに出す前に、自分でできることもあるんです。
今回は、スーツのカビ取り方法とその防止策も合わせて紹介して行きますね!
目次
「タンスに眠らせていたスーツを見たら、カビが生えている!しかも、明日必要なのに!」
そうした至急スーツのカビ取りが必要な場合には、家庭でするしかありません。
スーツに生えるカビは大きく分けて、白カビと黒カビの2種類。緊急時の白カビと黒カビの取り方について、さっそく紹介していきますね!
まずは、白カビを落とす3つの方法を紹介します。
重要
カビを落とす上で踏まえておいて欲しいのが、『カビを完全に落とそうと思わない』ことです。カビなんて本来見えないくらい小さなもの、そういう細かい所はクリーニングに任せて応急処置に留めましょう。
手で払ってみて落ちなかった時にのみ、ここからの方法を試すようにしてくださいね。
カビを見つけてしまった時の対処法として、ぬるま湯で落とす方法を紹介しますね!
溜めておいたお湯にタオルを浸け、しっかり絞って下さい。
拭いてしまうとカビが染み込んでしまうので、必ず叩き落とすようにしましょう。
焦がさないよう、当て布はちゃんとつけてくださいね。
続いてエタノールでブラッシングするという方法。
消毒用エタノールを使うと、スーツの生地によっては色落ちしてしまうことがあるので、袖の裏などの見えない部分で色落ちテストをしてください。
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それでは早速、エタノールを使ってブラッシングしていきましょう!
色落ちテストをしたエタノールに浸けてください。毛先を浸けるだけで充分です。
軽く叩くようにブラッシングしてください。
焦がさないよう、当て布はちゃんとつけてくださいね。
薬局で売っているハッカ油。鼻の下に塗って通りを良くする……という使い方ではなく、今回は汚れ落としとして使います。
ハッカ油スプレーは、ハッカ油10滴、消毒用エタノール10ml、水90mlを混ぜ作ります。
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やはり擦らず叩くようにしてください。
焦がさないよう、当て布はちゃんとつけてくださいね。
スーツに白いカビが付いてしまった!そんな時はこの3つの方法で立ち向かいましょう!
黒カビは、なかなか落ちないことで有名です。どうやって落としていくのでしょうか?
スーツの成分表示を見てください。ウールが100%になっていますか?
違ったらそのスーツをすぐ使うのは諦めてクリーニングに出してください。100%だったらこの先の方法で応急処置が出来るかもしれません。
お湯:酸素系漂白剤=1L:10gの割合で作りましょう。
忘れずに手袋を着けてください。
出来るだけ内側まで殺菌するようにします。
重ねて言いますが、ウール100%の時だけ使える方法です。
スーツを洗濯機で洗う詳しい方法に関しては、「スーツを自宅の洗濯機で洗う方法!クリーニングに出した方が良いけど」をご参照ください。
乾いたときにカビがまだ目立つようなら、素直にすぐクリーニングに出しましょう!
スーツは、自宅の洗濯機で洗濯することもできますが、スーツがシワや縮み、型崩れでダメになったり、上下の色合いが合わなくなったりと何かと厄介な点が多く存在します。
ですので本来は、クリーニング店へ持っていくべきです。
クリーニングにかかる日数と料金から紹介して行きます!
カビの場合はドライクリーニングに出します。ドライクリーニングには大体「1日〜3日」ほど時間がかかります。
しかし、カビの状態によっては「ウェットクリーニング」というものに出す必要があります。ウェットクリーニングの場合は、1週間くらいかかってしまいます。
また料金に関してですが、普通のドライクリーニングでは「1,000円〜2,000円」、ウェットクリーニングになると、基本料金にカビ取り代が乗り、その倍の「2,000円〜4,000円」かかります。
また、ウェットクリーニングは店舗さんによって技量が異なってきます。少々値段が高い方でも、しっかりとした腕がある方を選ぶのが吉です。
日数 | 料金 | |
ドライクリーニング | 1日〜3日 | 1,000円〜2,000円 |
ウェットクリーニング | 1週間 | 2,000円〜4,000円 |
先ほども述べたように、クリーニングに持って行くと、1日〜3日はかかってしまいます。
しかし、汚れの度合いと店舗さんにもよりますが、スーツは即日でクリーニングできる最短方法も存在するんです!急いでいる場合などは、即日で仕上がると本当に助かりますよね。
スーツの「即日仕上げサービス」の利用方法に関しては、「7割の人が知らない!スーツクリーニングの最短は即日仕上げサービス」を参考にしてみてください。
また、スーツをクリーニング店へ持っていく頻度は「1シーズンに1回」を目安にしてください。
クリーニングに何回も出すことは、スーツが傷む原因にもなります。
基本的には、普段のお手入れを徹底して、3着以上のスーツを着回し、1回着たら3日は休ませる頻度で着るようにしてください。
スーツの正しいクリーニングの頻度に関しては、「スーツクリーニングの頻度は「1シーズン1回!」長く着る秘訣を紹介」をチェックしてみてください。
スーツを洗濯に出す時に、知っておきたいのが保管クリーニングです。
かさばるスーツを必要な時期まで預かってくれる、保管サービスの魅力に迫ってみましょう!
保管クリーニングとは、クリーニング業者が指定の時期まで洗濯物を預かってくれるサービスです。
「毎年衣替えをするのが大変!」
という場合は、保管クリーニングに出すことで、クローゼットやタンスをすっきりしながら、プロの手技できれいになったスーツを受け取れます。
次の季節にすぐ着られるよう、取れかかっているボタンをつけてくれたり、毛玉を取ってくれるといったサービスもあります。
スーツだけでなく、コートや私服などもまとめてお願いできるので本当に便利。
魅力的な保管クリーニングですが、気になるのが料金や頼み方です。
「保管クリーニングは高いの?」
「依頼が面倒なんじゃないの?」
そんな不安を解消するため、料金や頼み方を紹介しますね!
一般的なクリーニングでは、洋服の種類によって金額が変わりますが、保管パックの場合は点数で計算します。しばらく着ない衣類があれば、まとめてお願いしてみましょう。
5点 8,778円(1点あたり1,756円)
10点 12,078円(1点あたり1,208円)
15点 15,378円(1点あたり1,026円)
20点 18,678円(1点あたり934円)
30点 25,278円(1点あたり843円)
街のクリーニング屋に出す場合、スーツ1着で1,000円~2,000円程度になる場合が多いですから、かなり良心的な金額ですね。
家族が多い場合は、かなりお得に依頼できそうです。
手ごろな価格で長期間、洗濯物を預かってもらえる保管クリーニング。
次に、頼み方の手順をみてみましょう。
専用フォームもしくは電話でクリーニングを依頼します。
依頼後、保管クリーニング業者から専用の梱包資材が送られてきます。
届いた資材へ洗濯を依頼するスーツなどを詰めましょう。
コンビニへ持ち込む、もしくは宅配業者の集荷サービスを申し込み、洗濯物を発送します。
工場でクリーニング後、衣類のすぐに着られる状態へ仕上げ、指定日まで丁寧に保管されます。
指定した期日に保管されていた衣類が到着します。
ピカピカになったスーツで、気持ちよく出社しましょう。
保管クリーニング依頼の手順はこのようにとても簡単です。
スーツの置き場で悩んでいる方は、是非利用してみてくださいね。
カビが生えたら、「ウェットクリーニング」を利用すると便利なことは、先ほど説明した通りです。
しかし、1度クリーニングに出してから次に出すまでの4ヵ月間、どのようにお手入れをしていくのかがとても重要です。
カビが発生するのは、湿気と温度に原因があります。また、ホコリやチリ、汗などを栄養にして繁殖します。そこで、収納する場所も、普段から清潔にしておくことが重要です。
普段のお手入れで気をつける点を5つ紹介していきます!
スーツを着用した後は、ホコリやチリがたくさんついているため、ブラッシングをしましょう。
ブラッシングが終わったスーツは、太いハンガーにかけ、風通しの良い日陰に3日くらい干すと、スーツがより長持ちします。
タバコや食べ物の臭いがついた場合などは、スチームアイロンをかけ、臭いの元を絶ちましょう。
雨に濡れた場合は、まずはタオルでスーツを拭き、そしてハンガーにタオルを巻きつけ、その上からスーツを掛けて、風通しの良い日陰に干すようにしましょう。
ドライクリーニングから返って来たスーツは、3日くらい風通しの良い日陰に干して、溶剤などを落としましょう。また、このときビニールシートは必ず剥がしてくださいね。クローゼットにしまうときは、一緒に防虫剤を入れておくといいですよ。
スーツをしまう時は、他の服との間隔を”げんこつ1つ分”くらい空けると良いです。
また、天気の良い日はたまにタンスを空けて換気するようにしましょう。
スーツのカビ取り方法に関してはいかがでしたか?
時間がない緊急の場合は自宅で、時間がある場合は、店舗さんに電話して何日かかるか確認した上で、クリーニングへ出すようにしてください。基本的には、クリーニング店へ持っていくことをオススメします!