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更新日 :2023年10月25日

コートの裾上げは自分でできる?チェックすべき「ベント」とは

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コートの裾上げについてご紹介します。洋服のお直し屋さんに依頼する際の注意点や料金の目安、「買ったけれど思ったより長すぎた」というときに自分でできる簡単な対処法などを見てみましょう。ロングコートやトレンチコートなどもお店によって持ち込みが可能。コートの素材や構造により丈詰めが難しい場合はプロに依頼するのがおすすめです!

コートの裾上げが難しい理由

コートにはさまざまな種類があり、デザインによってコートの裾も違いがあります。

コートの裾にはベント(ベンツ)といわれる切れ込みが入っているものがあります。足さばきをよくするスリットのようなものですね。コートのシルエットにも関わる重要な部分で、ベントにはいくつかの種類があります。

・センターベント(背の中央部分の裾に切れ込みがあるもの)

・フックベント(切れ込みの始まり部分がカギ状のもの

・サイドベンツ(裾の両脇に切れ込みがあるもの)

・ノーベント(切れ込みがないもの

トレンチコートには、ベントではなくプリーツ加工がされてるものもあります。ほかにも、裾に丸みのデザインや、フレアのデザインを施したコートも。これらのデザインを大きく変えずに丈を詰めて裾上げをすることは、難易度の高い作業になるでしょう。また、裏地の有無によっても作業の難しさは変わってきます。

コートの丈詰めは洋服のお直し屋さんに依頼!

お直し屋さんでは、希望のデザインに近い形での裾上げを依頼することが可能。着丈を短くするほか、袖を短くする、幅を狭くするなどに対応しているお店もあります。

ただし、元のデザインと完全に同じ形で仕上げるのは難しいことも。店舗で希望を伝え、お店の方と相談して納得をしたうえで裾上げをお願いしましょう。

コートのデザインが変わりやすい部分

・ベント

ベントの長さが短くなる場合があります。

・フレア

コートの裾の広がりが小さくなる場合があります。

・裾の縫い上げ

たたき仕上げ(表から縫い目が見える)、またはまつり仕上げ(表から縫い目が見えにくい)によりデザインが変わります。

・裏地

袋仕立て(裏地が縫い付けられて袋状になっている)を希望するかを伝えましょう。仮縫いの状態を見せてくれる店舗もあるので、細かく相談できる店舗だと安心ですね!

コートの裾上げ料金の目安

ネットを調べてみると、5,000~8,000円前後が目安。お直し屋さんは実物を見て判断することもあるため、料金が記載されていないところや、「〇〇円〜」と表記されているお店もあります。

また、一見安いと思っても、デザインや生地の種類により値段が追加されることもあるので詳しく確認してみることをおすすめします。

コートの裾上げ料金に影響しやすい部分

・ベントの数

・デザイン(フレア、プリーツ、フリル、丸みを付けたデザインなど)

・裏地の有無

・裏地の処理方法

・縫い目の仕上げ方

ベントを元のデザインと同じ長さに直す、ファスナー付きのデザインのものを加工するなどの場合は別途リメイク料金が発生するお店もあります。

リバーシブルのデザインのもの特別料金となる場合も。まずは店舗で相談をして、見積もりを取ってみましょう。

コートの裾上げはネット注文が可能

「近くに店舗がない」「忙しくてお店にいけない」という場合は、洋服のお直しをしてくれるネットショップが便利ですよ。自分のタイミングで注文し、発送することができます。

ビデオ通話で洋服のお直し内容を相談できるネットショップもあるので、細かな仕上がりを希望する場合にも安心して利用できますね。

自分でできるコートの裾上げのやり方

ベントや、裏地のないデザインなら自分でも比較的手軽にできます。不安な方は、無理に自分で裾上げを行わずお直し屋さんに依頼しましょう。

用意するもの
・ソーイングセット(縫い針・糸・糸切りバサミ・まち針)
・アイロン
・ものさしやメジャー

手順
 
1
コートの裾をほどく

コートの裾をほどく際に確認しておきたいのが、縫いしろの幅です。 裾上げをした後も元のコートと同じ縫いしろの幅で折り返しをするときれいに仕上がります。

2
裾上げしたい長さを決める

裾上げするときに重要なのが長さです。 正しい姿勢で着用し、まち針やクリップで仮止めをして長さを決めましょう。

3
裾をカットする

裾上げしたい長さに、縫いしろ分として+約2cm(折り返し部分)を足した位置をカットします。 二つ折りになるようにアイロンがけし、まち針で固定します。

4
まつり縫いをする

手縫いであれば「まつり縫い」が見た目もきれいに仕上がります。 ミシンにまつり縫い(すくい縫い)の機能がある場合はそちらを利用するのもおすすめ。

注意
コートの素材によってはアイロンがかけられないものがあります。
厚みのあるコートは手縫いが難しい場合があるので、事前に確認してください。

コートを裾上げしてお気に入りの一着にしよう!

裾上げの作業は縫製の知識も必要とされるため、自分で裾上げをする場合は、コートのデザインや素材を確認してから行ってください。仕上がりに不安がある場合はコートを持ち込みして、お店のスタッフの方に相談してみましょう。料金も相談しておけると安心ですね。

コートの裾上げのお直しは料金もかかりますが、しまい込まれていたコートが再び活躍することができます。丈詰めをすることでイメージも変わり、自分の気に入るサイズに生まれ変わったコートには愛着が湧くはず!

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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