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更新日 :2020年09月15日

自転車の引っ越しは意外と厄介?引っ越しの際は防犯登録も忘れずに!

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引っ越しをするとき、大きな荷物となるもののひとつが自転車。

自分で運ぶのはなかなか大変なので、引っ越し業者に依頼をしたいところですね。

ただ、自転車ならではの注意点もあるので要チェック!

また、引っ越しの際に手続きが必要な自転車の防犯登録についても解説します。

自転車は、他の荷物と一緒に運べる!でも…

自転車は引っ越しの際、家具家電などの荷物と一緒にトラックへ積み、運ぶことができます。

ただ、自転車って実はとても厄介な荷物なのです。

 

自転車の引っ越しをする際、気になるポイント

その1 トラック内のスペースを広く使う

「自転車なんて、空いたスペースに適当に乗るだろう」と考える方も多いかもしれませんが、実際にはそうはいきません。

自転車を他の荷物と一緒にトラックに積み込む際、周囲の荷物に傷がつかないように、十分な距離をとって積み込みをします。

自転車のすぐ近くに物を置くと、ペダルやハンドルがダンボールに刺さって破れてしまったり、ガラスに傷をつけてしまったりといった可能性が考えられます。

それを防ごうと思うと、自転車を積み込む際には、自転車そのもののスペースより広いスペースを要することになるのです。

業者によってはスペースの大きさで費用を計算します。

費用を抑えたいときにもネックになってしまいすね。

 

その2 意外と弱い自転車

シティサイクル(いわゆるママチャリ)を倒してしまったことがある方はわかると思いますが、シティサイクルについているカゴって、簡単に歪んてしまいますよね。

これは引っ越しの時にも気をつけなければいけないこと。

他の荷物と一緒にトラックに積み込む際、自転車が周囲の荷物を傷つけることは心配ですが、その逆も心配しなければなりません。

 

その3 引っ越し距離が長いと危険が増える

「しっかりと固定すれば多少のことでは自転車も他の荷物も傷つかないだろう」と思われる方も多いかもしれません。

ですが、トラックの荷台の揺れは想像以上に激しいものです。

県外への引っ越しとなると移動距離も長くなり、当然ですが大きく揺れる回数も増えます。

そんな時に「よくある」トラブルが、自転車の塗装が剥がれてしまうことだそうです。

屋外で保管していた自転車だと気づかないことも多いようですが、最近は高級な自転車も増えており、トラブルに発展することが多いのだとか。

 

これらのことから、大事な自転車であればあるほど、自転車を他の荷物と一緒にトラックに載せるのはあまりおすすめできません。

では、自転車単体で運んでくれるサービスはあるのでしょうか?

自転車専用の運送を申し込む

自転車のみを運ぶ専用のサービスを提供している会社があります。

ただし、このサービスはロードバイクなどの分解できる自転車に限っている場合が多く、シティサイクルのように分解できない自転車の場合、申し込むことができないことがほとんどです。

ただ、分解できる自転車の場合は、輪行袋や輪行箱に収納した状態で運んでもらえるので傷がつく可能性が少なく、安心して運ぶことができます。

大切な自転車はこの方法で運ぶと良いでしょう。

思い切って買い換えるのも手

これまで自転車を運ぶ際のリスクや、自転車専用の運送サービスを紹介してきましたが、今の自転車が、安価なものや、古くなってしまっているものであれば、思い切って買い換えることをオススメします。

最近は1万円程度で購入できる安価なシティサイクルもありますよ♪

処分費が気になるところですが、近くのリサイクショップに持ち込めば、無料で引き取ってもらえる場合もあります。

自転車の引っ越しで色々と悩むより、心機一転、引っ越し先で新しい自転車に乗った方が気持ちがいいかもしれません。

防犯登録ってどうすればいいの?

自転車を引っ越しする際に気にしなくてはいけないもうひとつのポイントが、防犯登録です。

自転車の防犯登録は法律によって義務化されていますが、各県によって扱いが異なるので、詳しくはそれぞれの自治体が示すルールに従ってください。

ここでは一般的な防犯登録変更の流れをご説明します。

 

県内に引っ越しする場合

県内に引っ越する場合は、「登録内容の変更手続き」を行う必要があります。

自転車の購入店やお近くの自転車防犯登録店で手続きをすることができます。

・自転車本体

・防犯登録カード控え

・身分証明書

など、必要な書類を揃え引っ越し後速やかに変更手続きを済ませてください。

 

県外に引っ越しする場合

県外に引っ越しする場合は、まず所有する自転車の防犯登録番号のデータを抹消する必要がありますので、「抹消登録」の手続きをしてください。

自転車の購入店やお近くの自転車防犯登録店で手続きをすることができます。

・自転車本体

・防犯登録カード控え

・身分証明書

など、必要な書類を揃え引っ越しをする前に手続きを済ませてください。

 

「抹消登録」の手続きをし、引っ越しを終えたら「新規登録」の手続きをしてください。

自転車の購入店やお近くの自転車防犯登録店で手続きをすることができます。

・自転車本体

・身分証明書

・防犯登録料

・自転車の販売証明書や保証書

など、必要な書類を揃え引っ越し後に手続きを済ませてください。

防犯登録の変更にともなう豆知識

防犯登録の情報が変更されていない自転車に乗っていても罰則はありませんが、その自転車の所有者であることが証明できなくなりますので、盗難車を使用していると疑われます。 

そうならないためにも、自転車の防犯登録の変更は必ず済ませておきましょう。

また、防犯登録の有効期限は自治体によって異なり、登録日から5年〜10年です。

有効期限が切れると、自動的に防犯登録は抹消されます。

引っ越しの際、買い換えを検討する材料のひとつとして、防犯登録の有効期限を確認してみるのもいいでしょう。

まとめ

自転車の引っ越し、ここまでご説明してきましたが、「意外と面倒…」と思われる方が多かったのではないでしょうか?

引っ越しの際に傷がつくことや費用がかさむことをあまり気にされないのであれば、他の荷物と一緒に引っ越し業者に任せても問題ありません。

そうでない方は、「自転車専用の運送」や、「自転車の買い換え」を検討されることをオススメします。

そして、防犯登録の変更も忘れないようにしましょう。