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更新日 :2024年03月15日

学生の引っ越し方法や費用の相場は?各業者の料金ややるべきことを解説!

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大学や専門学校などへの進学を機に親元を離れて、ひとり暮らしを始める学生さんはたくさんいますよね。「新居は決めたけど、引っ越しはどうしたらいいのかわからない」そんな方に、学生の引っ越しでやることを紹介していきます!引っ越しの費用や自分でできることについても解説していくので、ぜひ参考にしてみてください!

学生の引っ越し方法は主に4つ

まずは学生の引っ越し方法について解説していきます。学生の引っ越し方法は主に4つ!それぞれのメリット・デメリットやおすすめの人を以下の表にまとめました!

 

メリット

デメリット

おすすめの人

引っ越し業者に頼む

・プロに作業をお任せできる
・欠損や故障の保証をしてくれる場合が多い

・費用が高くなりがち
・引っ越しの日時が制限される

・時間がない人
・手伝いを頼むのが難しい人
・保証が欲しい人

大きな荷物だけを依頼

・業者にすべて依頼するよりは費用を抑えられる
・欠損や故障の保証をしてくれる場合が多い

・遠方の場合は割高になる場合もある

・荷物が少ない人
・引っ越し先が近場

宅急便を利用する

・費用を抑えられる場合がある
・時期による料金変動がない
・見積り不要

・大きな荷物は送れない
・発送当日には届かない

・大きな荷物がない人
・荷物が少ない人
・時間がある人

自分で引っ越しをする

・費用を抑えられる
・業者とのやり取りが不要
・時間の融通が利く

・すべて自力で行う必要がある
・保証がない
・時間がかかる

・手伝いを頼める人
・ 引っ越し先が近い人
・荷物量が少ない人

引っ越し業者に頼む

まず紹介するのは、引っ越し業者に頼むという方法です。単身引っ越しパック学割プランなど、各種サービスを提供している引っ越し業者に見積もりを依頼して、引っ越しをお願いしましょう!

引っ越し業者に依頼する場合は、当然ですが搬出入などの引っ越し作業は全て業者がやってくれます。また国土交通省の告示により、搬送中の荷物の滅失・毀損は損害賠償を負うことが定められており、ほとんどの業者で保証が設けられているため、万が一荷物が紛失・破損した場合でも安心です。

しかし、引っ越し業者に全ての作業を依頼すると費用は高くなるし、日にちが制限されてしまう場合もあります。また、引っ越し業者が旧居・新居に立ち入ることになるので、プライバシーの侵害を感じることもあるかもしれません。引っ越し業者に頼む際には、こういったことも考慮してお願いするようにしましょう。

大きな荷物だけを引っ越し業者に依頼する

次に紹介するのは、大型家具や家電など、大きな荷物だけを引っ越し業者に依頼するという方法です。ベッドや洗濯機、冷蔵庫など、自分では運搬が難しいものだけを引っ越し業者に依頼すれば、通常よりも費用を抑えられる傾向にあります。

ただし、引っ越し先が近場に限られる場合が多いです。移動距離が長くなると、割高になる可能性が高いので注意が必要です。見積もりの際にしっかりと費用を確認するようにしましょう!

宅急便を利用する

次に紹介するのは、宅急便を利用して荷物を送る方法です。荷物が規定のダンボールに収まる場合は、引っ越し用の荷物でも宅急便を利用することができます。引っ越し業者とは異なり、見積もりが不要で、また、規定のダンボール10箱以内であれば、引っ越し業者に依頼するよりも安く済む場合が多く、時期によって費用が変わることがないのも嬉しいポイントです。

しかし、宅急便では大型家具や家電といった大きな荷物を送ることはできません。新居先で家具や家電を買い替える場合は大丈夫ですが、旧居から運ぶ場合は、自力で運ぶか、その分だけを引っ越し業者に依頼する必要があります。宅急便を利用する場合は、自分で資材を用意する必要がある点や到着までに時間がかかる点にも注意しておきましょう。

自分で引っ越しをする

最後に紹介するのは、引っ越し業者や宅急便を利用せず、自分で全ての引っ越し作業を行うという方法です。業者に依頼する費用がかからない分、引っ越し費用を抑えることができます。ただし、荷物量や距離によっては、引っ越し業者に依頼した方が安くなる場合もあるので注意が必要です。

費用面以外にも、引っ越し業者とのやりとりが発生しない点や自分で自由にスケジュールを立てられる点がメリットとして挙げられます。一方で、荷物の破損・紛失に対する保証がない点や、時間がかかる点などには注意が必要です。引っ越しを手伝ってくれる人がいる場合や引っ越し先が近場の場合にはおすすめです。

学生の引越し費用の相場は?

引っ越しとなると、気になるのはやはり費用ですよね!引っ越しにかかる費用の目安は、家賃の約4.5~12ヶ月分程度です。家賃7万円の新居を契約した場合、全体としてかかる費用は約30~84万円になります。

敷金・礼金等の新居の契約費用に加え、家具や日用品の費用などがかかります。以下の表に学生の引っ越しにかかる費用の目安をまとめました。

 

費用相場

新居の契約

家賃の4.5~5ヶ月分

家電や家具の購入

約20~30万円

日用品

約2~3万円

退去時の費用
(すでに1人暮らしの場合)

約5~10万円

引っ越し業者に依頼する場合は、別途費用が発生するので注意が必要です。以下の表に引っ越し業者に依頼する場合の費用目安をまとめました!

距離

繁忙期(2~4月)

閑散期(5~1月)

50km未満

約4.5~7万円

約4~5.5万円

200km未満

約5.5~9万円

約4.5~7万円

500km未満

約6.5~11万円

約5.5~9万円

500km以上

約8~13万円

約7~10.5万円

こちらは距離と時期(繁忙期・通常期)から算出した費用ですが、これ以外にも引っ越しする曜日や時間帯、荷物量などによっても費用は変動します。「単身引っ越しパック」「学割パック」などを提供している業者をうまく選んで、できる限り費用を抑えられるといいですね♪

学生の引っ越しにかかる費用を抑えるには?

学生の引っ越しにかかる費用はできるだけ抑えたいですよね。ここでは引っ越しにかかる費用を抑える方法をプランや運送手段、時期といったポイント別に解説していきます!

【プラン】学生の引っ越しにかかる費用を抑える方法1

・「学割パック」や「単身引っ越しパック」を使う
・一括見積もりサイトを使う

引っ越し業者に依頼する場合はプランの選び方で費用を抑えることができます。学生の場合は「学割パック」や「単身引っ越しパック」などの安い限定プランが設けられていることがあるので、うまく使って費用を抑えましょう!業者によっては、大学の生協を通して、学生向けの割り引きプランを提供している場合もあるので、一度生協に確認してみるのもおすすめです。

また、一括見積もりサイトを利用すれば、条件を入力するだけで複数の引っ越し業者の料金プランを比較でき、自分に合った業者を選ぶことができます。引っ越し業者の中には、地域を限定することで安いプランを提供しているところもあるので、一括見積もりサイトを使えば、そういった地域密着型の業者を見つけられるかもしれません。

【運送手段】学生の引っ越しにかかる費用を抑える方法2

・大きな荷物だけ運搬してもらう
・軽貨物運送業者を利用する
・ 運転手付きレンタルトラックサービスを利用する
・自分で引っ越し作業をする

安い運送手段を選ぶことで費用が抑えられることもあります。全ての荷物を運んでもらう必要がない場合は、自分で運ぶことが難しい大きな荷物だけを引っ越し業者に依頼することで費用を抑えられることがあります。また、軽貨物運送業者や運転手付きレンタルトラックサービスを利用すれば、安く済む場合もあります。

業者に依頼しないで、自分で全ての引っ越し作業を行えば、その分費用を抑えることができます。ただし、その場合は資材費やガソリン代などがかかったり、協力してくれる人が必要なことに注意しましょう。

【時期】学生の引っ越しにかかる費用を抑える方法3

・繁忙期や人気のある日を避ける
・午後便やフリー便を選ぶ

引っ越し費用が高くなりやすい時期や日付、時間などを避けることによって、費用を抑えられる可能性があります。引っ越しの繁忙期である2~4月や土日・祝日などの休日を避けることによって費用が安くなることがあります。

また、天赦日や一粒万倍日などの縁起のいい日月末などは人気が高く、引っ越し費用が高くなりやすい傾向にあるので、避けられると費用が安く抑えられるかもしれません。

時期や日付以外にも、午後から作業開始となる午後便や、時間指定ができないフリー便を使えば割安になることがあります。引っ越しをする時間帯についても意識して、引っ越しのプランを考えてみましょう。

学生の引っ越し前後にすべきこと

学生の引っ越しでやるべきことは、引っ越し当日の引越し作業だけではありません。あらかじめ引っ越し前後の流れを把握しておいて、余裕を持って引っ越しができるようにしていきましょう!

引っ越しの1ヶ月前まで

・新居の物件探し~契約
・引っ越し業者の選定・スケジュールの確認
・不用品・粗大ゴミの処理
・退去連絡(賃貸契約している場合)

新居を決める際、書類を取り寄せたり審査があったり契約手続きには何かと時間がかかるもの。物件の下見も含め、できる限り早めに準備をしましょう。新居が決まったら、引っ越し業者の選定をしていきます。特に繁忙期はすぐに予約が埋まってしまうので、早め早めの行動を心がけましょう。

不要品や粗大ゴミの処理も1ヶ月前を目安に行いましょう。自治体によっては収集の日が決まっていたり、予約制の場合があるので、事前に確認しておきましょう。また、現在のお住まいを賃貸契約している場合は退去の連絡を行います。契約書を確認して、いつまでに連絡するべきか調べておきましょう。

引っ越しの2週間前まで

・インターネットの引っ越し手続き
・ライフライン(電気・水道・ガス)の解約・申込み手続き
・荷造り

引っ越し直前に焦ることがないよう、2週間前からは本格的に荷造りを始めていきましょう。インターネットの引っ越し手続きやライフラインの解約・申込み手続きも2週間前を目処に行います。なるべく早いタイミングで各種申込みの手続きを済ませておきましょう。

引越しする際のライフラインの手続きについては以下の記事らで紹介しています。ぜひ参考にしてみてください!

引っ越しの1週間前まで

・転出届けの提出(管轄の市町村区役所が変わる引越しの場合)
・郵便局で転送手続き
・挨拶品の準備

現在とは異なる市区町村へ引っ越しをする場合は、転出届けの提出が必要です。引っ越しした後に旧居に郵便物が届くことを避けるため、このタイミングで転送手続きを行うことも忘れてはいけません。

また、忘れがちですが挨拶品の準備も1週間前を目処にしておきましょう。新居に引っ越しした際に、ご近所さんにしっかり挨拶できるといいですね♪

引っ越し直前まで

・全ての荷物の梱包
・冷蔵庫・洗濯機の水抜き
・引っ越し業者との最終打ち合わせ

引っ越し直前までには全ての荷物の梱包を済ませておきましょう。また、忘れてはいけないのは、冷蔵庫と洗濯機の水抜きです。水が残っている場合は搬送中に故障の原因になってしまいます。引っ越しした後に冷蔵庫や洗濯機が使えないなんてことを防ぐために忘れず水抜きしてくださいね。

引っ越し後にやること

・ライフラインの使用開始手続き
・転入届けの提出(管轄の市町村区役所が変わる引越しの場合)
・各種住所変更手続き

引っ越し当日から電気、ガス、水道を使えるように使用開始手続きをしっかりとしておきましょう。立ち会いが必要になることもあるので、ご自宅にいる時間に合わせて予約しましょう。

転出届同様に、現在とは異なる市区町村へ引っ越しをする場合は、転入届けを提出する必要があります。同時に役所でマイナンバーの住所変更手続き等を行っておくと、再度役所に行く手間が省けますよ。運転免許証の住所変更手続きや大学での住所変更手続き(在学中に引っ越しする場合)も忘れずに行いましょう!

学生の引っ越しにおすすめの業者5選

引っ越し業者ってたくさんありすぎて、どこを選べばいいかわからないですよね。そこでここでは、学生の引っ越しにおすすめの業者を5つ紹介していきます!

アート引越センター

出典:アート引越センター

プラン名

学割パック

費用目安

32,340円(税込)~
京都から東京
荷物の量:2㎥

対象エリア

全国

見積もり方法

・電話
・Web申込み
・オンライン見積り
・LINE見積り

まず紹介するのは、「アート引越センター」です!アート引越センターでは、学生さん向けに学割パックを提供しており、通常よりも安い値段で引っ越しをお願いすることができます。入学する際だけでなく、就職や帰郷する際にも利用することができ、荷造りや荷解きがついているパックもありますよ。

ヤマトホームコンビニエンス

出典:ヤマトホームコンビニエンス

費用目安

33,000円~ 59,400円
東京から大阪
専用ボックス1本(1×1×1.7m)

対象エリア

全国

見積もり方法

・Web申込み

次に紹介するのは、「ヤマトホームコンビニエンス」!ヤマトといえば宅急便のイメージがありますが、実は引っ越しをお願いすることもできるんです!(ヤマトホームコンビニエンスとヤマト運輸は別会社なので注意してください)単身者向けのプランを提供しており、専用ボックスに家財を積み込んで、運んでくれます。

日本通運

出典:日本通運

プラン名

単身パック

費用目安

41,800円(税込)〜
大阪から東京
Lサイズ1ボックス(約1×1×1.7m)

対象エリア

全国

見積もり方法

・電話
・Web申込み
・リモート見積もり

お次は「日通」でお馴染みの「日本通運」!単身プランが充実しており、遠距離の引っ越しにぴったりな「単身パックL」と近場の引っ越しに最適な「単身パック当日便」があります。申し込みもwebで簡単にできるので、おすすめです!

全国学生引越センター

出典:全国学生引越センター

プラン名

単身のお引越し

費用目安

19,800円(税込)〜
平日料金

対象エリア

全国

見積もり方法

・電話
・Web申込み
・LINE見積もり

次に紹介するのは、「全国学生引越センター」です!社名からも分かるように学生さん向けの引っ越しサービスを提供しています。単身プランは19,800円(税込)から利用可能で、荷物が多い場合でも33,000円(税込)からと良心的な料金設定です。梱包資材も無料で提供してくれるので、自分で用意する必要がないのも嬉しいポイントですね。

サカイ引越センター

出典:サカイ引越センター

費用目安

約5万円〜
東京から兵庫
105cm×75cm×144cm

対象エリア

全国

見積もり方法

・電話
・Web申込み
・リモート見積り
・LINE見積り

最後に紹介するのは、「サカイ引越センター」です!サカイ引越センターでは、様々なプランが用意されており、単身で荷物が少ない方向けに、「荷造り自分でエコノミープラン」や「ご一緒便プラン」などが用意されています。webサイトを確認して、ご自身に合ったプランを見つけてみてください!

学生の引っ越しに関するQ&A

最後に学生の引っ越しに関する質問について答えていきます!

住民票は移すべき?

学生の引っ越しで気になるのが、住民票の問題ですよね。引っ越しをした場合、原則として引っ越し後14日以内に住民票を移動しなければなりませんが、学生の一時的な拠点の移動であれば、住民票を移動させなくても法律上の問題はないとされています。

ただし、公的な書類は住民票に登録されている住所に届くという点には注意が必要です。運転免許証の更新など、見逃したことによって損を被る可能性もあるので、十分に注意しておくようにしましょう。

挨拶は必要?

引っ越し後に気になるのが、挨拶をするべきかどうかですよね。結論、基本的には一人暮らしの場合でも、自分の部屋の両隣や上下階の部屋には挨拶をしておいた方がいいです!引っ越し当日が難しければ、翌日以降に行いましょう。

ただし、1人暮らしの女性の場合は防犯上の問題があるため注意が必要です。両親や兄弟に同行してもらい、女性の1人暮らしと思われないようにすると良いかもしれません。また、単身向けマンションなどの場合は挨拶をしなくてもいい場合もあるため、不動産会社や大家さんに確認しましょう。

まとめ

今回は、学生の引っ越し費用や引っ越し前後にするべきことについて解説していきました!学生の引っ越しは、自立した生活への第一歩!新居選びや引っ越し作業など、やることはたくさんありますが、事前の準備と計画をしっかりとして、素敵な新生活を送りましょう!

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
※本記事の内容の真実性・確実性・実現可能性等については、ご自身で判断してください。本記事に起因して生じた損失や損害について、編集部は一切責任を負いません。