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更新日 :2024年03月11日

引越しの掃除はどこまでするべき?退去時の掃除ポイントを解説!

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引越退去時の掃除について解説。「退去時は掃除した方が良い?」「掃除しないとどうなる?」「どこまで掃除するべき?」など気になる疑問についてまとめました。お風呂場やトイレ、窓や床などの場所別に、掃除方法やチェックするべきポイントも紹介します。

引越しの退去時は掃除した方が良い?しないとどうなる?

引越しの際退去時の掃除は必ずしなければいけない、という決まりはありません

しかし、入居時に支払った敷金が戻ってこなかったり、敷金を払っていない場合は別途クリーニング費用がかかったりすることがあります。

敷金の返金やクリーニング費用については入居時に交わした契約によっても異なるので、賃貸契約書を事前に確認しておきましょう。

引越しの掃除はどこまでするべき?原状回復と経年劣化とは?

国土交通省住宅局の原状回復をめぐるトラブルとガイドライン には、経年劣化や普通に暮らしているうえで起こる損耗は貸主(大家さん・不動産)負担故意や過失などによってできた損耗は借主負担と記載されています。具体的な例は下記の通り。借主負担になってしまう汚れを退去時に掃除しておくのがおすすめです。

貸主(大家さん・不動産)負担になる例

・壁紙や畳の日焼け
・家具や家電の設置による床の凹みや傷
・冷蔵庫の通常使用による後部壁面の黒ずみ
・画鋲やピン穴

借主負担になる例

・喫煙による壁やクロスの汚れ
・ペット飼育による傷やニオイ
・掃除を怠ったことによるシミやカビ
・結露の放置によるシミやカビ

引越し退去時の掃除方法とポイント

ここからは場所別に、掃除のチェックポイントを解説します。退去日に全ての掃除をしようと思うと大変なので、退去日に向けて何日か前から計画的に掃除をするのがおすすめです。

また、全ての荷物を運び出したあと隠れていたホコリや汚れが出てくることがあるので、退去当日まで掃除機や掃除グッズを旧居に置いておきましょう。

フローリングや畳などの床は、溝に沿って掃除機をかけてから、固く絞った雑巾で水拭きをしましょう。長期間ラグを敷いていた場所はカビが発生しやすいので要チェックです。

トイレ

トイレは、便器の汚れや貯水タンクの水垢床や腰より下の高さの壁などを掃除しましょう。貯水タンクの水垢にはクエン酸、便器の汚れには専用洗剤、床や壁はお掃除シートを使うのがおすすめです。

お風呂場

お風呂場は、水垢やカビ石けんカスやサビなどの汚れをチェック。水垢や石けんカスにはクエン酸のような酸性洗剤、カビやサビには専用洗剤を使うのがおすすめです。また、換気扇に溜まったホコリの掃除も忘れないようにしましょう。

キッチン

キッチンはシンクの水垢や排水口の汚れコンロや換気扇の油汚れをチェックしましょう。水垢にはクエン酸のような酸性洗剤、油汚れにはアルカリ電解水のようなアルカリ性洗剤を使って掃除をするのがおすすめです。

窓・ベランダ

窓はレールやサッシの掃除を忘れないようにしましょう。カビが発生しているときは専用洗剤と歯ブラシを使ってこすり落とすのがおすすめです。ベランダは室外機周りに溜まった枯葉や砂埃などを掃除しておきましょう。

引越しの掃除はクリーニング業者に頼むのもおすすめ

「あなた」と「プロ」を繋ぐユアマイスターでは、引越しの際の旧居や新居の空室クリーニングを依頼することができます。荷物の梱包やライフラインの手続きなどやることが多い引越し、掃除は業者に依頼したいという方はチェックしてみてくださいね。

引越し先に入居する前の新居掃除も忘れずに!

・天井や壁の掃除
・床掃除
・水回りの掃除
・虫や汚れ対策
・傷や汚れの撮影

新居はハウスクリーニングがされていても汚れていることがあるので、荷物を運び込む前に部屋全体を掃除しておきましょう。掃除と同じタイミングで、入居前からある傷や汚れの撮影虫や汚れの対策も済ませておくのがおすすめです。

引越しの掃除に関するQ&A

Q1. 引越しの退去時に掃除をしないとどうなる?

A1. 敷金が返金されなかったり、別途クリーニング費用が請求されたりすることがあります

引越しの退去時の掃除は必須ではありません。しかし、敷金から原状回復にかかった費用が差し引かれて敷金が全額返ってこないことや、別途クリーニング費用が請求されることがあります。敷金の返金やクリーニング費用については入居時に交わした賃貸契約書を確認しましょう。

引越しの退去時の掃除はいつするのが良い?

A2. 退去日の数日前から計画的に掃除をするのがおすすめです

退去日に全ての掃除をしようと思うと大変なので、退去日の数日前から計画的に掃除を進めましょう。また、荷物が全て運び出されてあとは隠れていたホコリや汚れが出てくるので、掃除機や掃除グッズなどはなるべく最後まで旧居に置いておくのがおすすめです。

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。 ※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。 ※本記事の内容の真実性・確実性・実現可能性等については、ご自身で判断してください。本記事に起因して生じた損失や損害について、編集部は一切責任を負いません。