玄関の掃除はメラミンスポンジと歯ブラシで細かい汚れもこすり落とす
家に入れば真っ先に目に入る玄関。外出するときも必ず通ることになるはずです(豪雪地帯は無視することとします、なんだよ窓から出入りって)。
出入り口が汚いと、知らず知らずに気が滅入ってくるものです。ただ、土足で上がる分すぐ汚れてしまうからって掃除をためらうこともあるでしょう。
しかし、年末にでも掃除すればいいやと思った方は大間違い。時間が経つほどに落ちなくなる汚れなので、こまめな掃除をおすすめします。え? もう手遅れだって? まあまあ、読んでからでも遅くありませんって。
玄関のお掃除は水がポイント
ポイントは「水」です。出来れば水を使って掃除していきたいのですが、一部のマンションや木が使われている玄関などは水が使えません。
マンションやアパートの場合は、水を流していいか契約を確認しましょう。一軒家なら玄関床に木が使われたりしていないか確認しましょう。外組だけは木、なんてことは結構あると思います。
これによって洗い方が少し変わってきますので、ご注意くださいね。
では玄関に置いてあるものを一旦どけて、掃除を始めましょう。
扉、天井、靴箱のお掃除
と言っても洗い方が変わるのは床くらいのものです。なので先に共通のものを紹介していきます。
玄関扉
外側から順番にやって行きましょう。家に入らずとも見えてしまうことも多いだろう玄関扉。人の手で開ける以上、手垢は付くでしょうし、外からのホコリで目立たないながらも汚れています。せっかく掃除をするなら、ここもやっていきましょう。
用意するのははたきなどと雑巾2枚で充分です。雑巾の片方は濡らしておいてください。
1. まずは砂とホコリをはたきや小さなほうきで落とす
すぐに水拭きすると、水と砂が混ざって落ちなくなるので注意してください。
2. ある程度落とし終わったら水拭きし、しっかり乾拭きする
水の跡が残っていると、光に反射したら見えてしまいます。
3. ドアノブを拭く
手垢がかなり付いているはずです。鍵穴のまわりやチェーンなども拭きましょう。
天井
天井に関しては正直なところ書くことないのですが、一応忘れがちなので。
玄関は人の出入りが激しい分、ホコリもたくさん舞い上がります。そして天井に引っ付くわけです。
ですから、はたきで天井のホコリを落としてしまいましょう。くれぐれも、床や靴箱の掃除をする前にやりましょうね?
靴箱
とりあえず靴は全部出しちゃいましょう。使わない靴とかがあればこのタイミングで捨てちゃうのも手です。
中身をからっぽに出来たら、掃除機やほうきなどで中の砂を搔き出しましょう。板が外せるなら外してしまった方が掃除もしやすいですよ。
砂を出せたら、雑巾やウェットシートなんかで拭きましょう。ここを拭いた物は、もう使えないので捨てることになっちゃいます。気をつけて下さいね?
ドアのお掃除
一通り説明しましたが、やはり目につくのはドアでしょう。人が来た時、まず目に入るのは床よりも先にドアですからね。
砂や泥で汚れていく他の場所とは対照的に、意外と汚れが目立たない場所でもあります。せっかくこの記事に辿りついたのですから、ドアのお掃除についてもう少し深堀りしましょう。
気にしない人が多い分、綺麗なドアは関心を持たれますよ!
具体的な洗い方
まず初めに、ドアの素材によってお掃除方法が変わることについてザッとご紹介。
一番多い金属製のドアは、キズが付きやすい反面水洗いが可能です。先程ご紹介したように水拭きタオルと乾拭きタオルの2種類をうまく使っていきましょう。
たまに見かける木製のドアは、細かいキズが目立たない一方水に弱く、最悪腐ってしまうなんてことも。原則水拭きや水の使用は避けてお掃除していきましょう。
それでは具体的な洗い方の説明です。順を追って説明していきます。
上でもお話していますが、補足を含めてご説明します。まず大切なのが上から順に落としていくこと。こうしないとせっかく綺麗にした部分へまたホコリが付いてしまいます。
もう一段階上のお掃除を目指すなら、歯ブラシと掃除機を使うのもおすすめ。角の汚れをかき出しやすく、掃除機を使えばホコリも舞わずにキャッチできます。
こちらも同様に上から順番に拭いていくのがおすすめ。掃除の基本ですね。木製のドアは水拭き禁止ですが、どうしても汚れを落としたい場合は固く絞ったタオルで拭きましょう。すぐに乾く程度なら大丈夫です。
また初めて掃除をする場合、バケツの水はかなり汚れると思います。汚い水で濡らして拭いても綺麗にはなりませんよね。意識的に交換をして綺麗な水を使うようにしましょう。入れ替えは面倒ですが、結果的に仕上がりも早くなります。
マイクロファイバータオルなど、吸水性の高いモノを使うとより綺麗に仕上がります。水滴が残らないよう意識して拭いていくのがコツですね。水気で汚れが浮いています。
また天気の良い日に拭き掃除をすると、水拭き後の水滴がすぐに乾いてしまい細かい水垢が残ってしまいます。これを防ぐ方法は、水拭き後すぐに乾拭き。濡れタオルと乾いたタオル2枚をもって少しずつ拭いていくと、この細かい水垢は残りません。
お掃除の頻度は?
綺麗になると気分がいいですね。ついこの状態を保ちたくなります。でもお掃除のし過ぎはドアを傷めることにも繋がるので注意が必要。
軽いお掃除であれば毎日行っても良いのですが、今回のようなしっかりとした掃除や洗剤を使うようなガチ掃除は月2回程度がちょうどいいかと。
一方で、人が毎日触るドアノブなどはこまめに拭いてあげましょう。汚れだけでなく菌の問題もあるので、除菌も視野に入れると完璧ですよ!
水を流せる玄関の場合のお掃除
水を流せるなら、何も考えずに流しちまえばいいので単純です。さあいきますよ。
1. 靴をどかす
手順?って感じはしますが、物があると掃除はできんので。
2. 大きなゴミを取り除く
ほうきや掃除機で砂やゴミを消しましょう、扉の下の溝も忘れちゃいけませんよ? ほうきはなるべく硬めのものを、掃除機は室内でも使うものなので先端をテープやラップなどでコーティングすると良いです。
日々の手入れが行き届いているならここまででいいのですが…… まあ、まだ汚いですよね?
3. 水をかけてスポンジで磨いていく
思いっきり水をかけちゃって下さい。
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こういったスポンジを使うといいです。ほんっと万能ですよね激落ち君。
4. 溝の汚れが取れなかったりしたら歯ブラシで擦る
基本スポンジで落ちちゃうと思うんですが、落ちなかったら歯ブラシで擦り落としましょう。
5. 水を雑巾で拭き取り、乾かす
湿ったまま放置なんてしたらカビはえますからね?
水を流せない場合のお掃除
禁止されているマンションやコンクリート、大理石の場合がこれですね。(大理石の玄関なんて持ってるならクリーニング頼もうよと思う僕なのでした)
1. 靴をどかす
手順?って感じはしますが、物があると掃除はできんので。
2. 大きなゴミを取り除く
ほうきや掃除機で砂やゴミを消しましょう、扉下の溝も忘れちゃいけませんよ? ほうきはなるべく固めのものを、掃除機は室内でも使うものなので先端をテープやラップなどでコーティングすると良いです。
ここまでは同じです。まずは禁止されているだけで水自体は使える場合
3. 濡らしたスポンジで磨く
まあ外に水が出なきゃいいってことなので、こうするだけなんですよねぇ。
4. 落ちない汚れがあれば歯ブラシで磨く
傷に気をつければこれも同じで大丈夫です。
木材が使われている場合もこれと同じでOKです。もし水がついてもしっかり拭きましょう。
じゃあ素材的に水がNGな場合の解説……と行きたいところなのですが、家庭でできることはマイクロファイバークロスで拭く程度です。それ以上のことはおとなしくプロに任せましょ?
乾拭きでもしっかり汚れを吸着することができるマイクロファイバー。もちろんワックスかけやガラス拭きにも使えます。12枚入りで2000円以下というコスパの良さ。様々な部分のお掃除に使うことができます。
日々のお手入れ
正直、床全体にびっしり付いた汚れを落とすのはかなーり大変だと思います。毎日少し手入れするだけでもだいぶ違うので、知識程度にでも読んでみてください。
日々の掃除といってもそう難しい話ではありません。舞ったホコリが入らないように靴をしまい、ほうきで砂などを掃き出すだけです。
これだけで汚れはだいぶ少なくなります。
雨の日は床が濡れますよね、これも(というかこれこそが)汚れの原因になります。雑巾などでさっさと拭いて乾かして下さい。砂と雨が混ざったまま乾いてしまえば床が黒くなること間違い無しです。
ドロがついてしまっても拭き取ってください。汚れが取れないようならデッキブラシなんかで落とすのもありです。とにかく水分と砂の同居を許さないのがポイントです。
また、玄関のお掃除が完了して、時間と体力に余裕がある時にやってほしいお掃除がもう1つ!
それは「下駄箱のお掃除」。
玄関と下駄箱、どちらも綺麗に保って気持ちよくお家の出入りをしましょう♪
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まとめ
どうでしょう、掃除はできそうですか? 掃除は面倒ですが、玄関は際限なく汚れが付いていく場所です。あんまり放っておくと取り返しがつかなくなってしまいますよ?
もう手遅れだったら素直にハウスクリーニングを頼みましょう。家庭じゃ無理な汚れもしっかりおとしてくれます。
キレイになったらその後から自分でこまめに掃除すればいいのです。さあ、一日を心地よく始めましょう。
玄関は綺麗になりましたか?1箇所がピカピカになると、他の場所の汚れも綺麗にしたいという気持ちになりますよね。
日本には「大掃除」という素敵な習慣があります。年末の時間を利用して家じゅう綺麗にしちゃいましょう!
大掃除を手間や労力なく進めるためのコツを、たっぷり紹介した記事をご用意しています!ぜひ読んでみてくださいね♪
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